中古車の買い方にはどのような方法がある?手順やポイント、注意点など徹底解説

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中古車の買い方にはどのような方法がある?手順やポイント、注意点など徹底解説

中古車の買い方にはどのような方法がある?手順やポイント、注意点など徹底解説

中古車購入には、業者や個人売買、オークションなどいろいろな選択肢が存在します。車の品質はもちろん、費用面や手続きなど、初めて中古車を購入するという方は、多くの不安もあるでしょう。

 

そこでこの記事では、中古車の買い方を基本から応用まで網羅的に解説します。購入方法ごとの特徴や失敗例、具体的な購入手順、準備のポイントなど、後悔しない中古車選びに必要な知識が学べる内容なので、中古車の買い方にお悩みの際は、ぜひ参考にしてください。

 

※目次※

1. 中古車の買い方は?

2. 中古車は買い方が重要!失敗するケース

3. 中古車の買い方は?納品までの流れ

4. 中古車の買い方は?軽自動車を購入する場合

5. 中古車の買い方のポイント【購入準備編】

6. 中古車の買い方のポイント【車両選び編】

7. 中古車の買い方のポイント【ローン編】

8. 中古車の買い方のポイント【必要書類編】

9. 中古車の買い方に関する注意点

10. まとめ

 

■POINT

・中古車購入の際は、業者・個人売買・オークション代行など、自分に合った買い方を選ぶことが成功の第一歩。

・価格だけでなく実車確認と保証内容の確認が中古車選びの失敗を防ぐ重要ポイントです。

・モデルチェンジ時期を狙った購入やローンの年利・返済期間の確認などで賢く中古車を手に入れよう。

 

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中古車の買い方は?

笑顔のディーラーの営業マン

中古車販売に興味はあっても、実際に中古車を購入したことがなく購入方法も分からないという方は少なくないでしょう。中古車の購入方法は、「業者で購入する」「個人売買で購入する」「オークション代行サービスで購入する」という3つの方法があります。

 

それぞれの購入方法の特徴を紹介するので、中古車購入の参考にしてみてください。

 

業者で購入する

中古車の購入方法にディーラーや中古車販売店を利用して購入する方法があります。ディーラーや中古車販売店のスタッフは、車の販売にたけているので希望に沿った車の選定、ローンの組み方や代車の手配など納車までの手続きを一貫して行ってくれる安心感があります。

 

ディーラーは、メーカーと特約店契約を結んでいるため品質の高さやサポートの充実さが特徴ですが、同一メーカーの車の購入に限られる、中古車販売店よりは販売価格が高額になる傾向があります。

 

中古車販売店は、中古車の販売を専門にしているため、相場を理解していてディーラーよりも安く販売されているケースが多いでしょう。また、実車確認や試乗を行っていることも多く、実際に見て質を確かめられる点もポイントです。

 

個人売買で購入する

最近は、フリマサイトや地域のネットワークを利用した個人売買で中古車を購入する方法も増えています。個人売買で購入するメリットとしては、業者を通さないので中間マージンや販売手数料が発生しないことが挙げられます。

 

一方で、実車確認ができない、プロに査定してもらっていないので販売価格が最適か判断しにくい、車両が遠方にある場合は送料が高くなるなどのデメリットもあります。トラブルになるケースも多いため、安易に決断しないことが大切です。

 

オークション代行サービスで購入する

中古車の買い方として、オークション代行サービスを利用する方法があります。これは、一般の消費者が直接参加できない業者専門の中古車オークションで、消費者の代わりに中古車を落札してもらうサービスです。

 

通常、中古車販売店はオークションで車を仕入れ、利益を上乗せして販売します。オークション代行を利用すると、この中間費用を抑えられ、比較的安く中古車を購入できる可能性があります。業者によりますが、最終的な購入価格は、落札価格に代行手数料や陸送費などを加えた金額です。

 

全国のオークション会場から探すため、希望の車種が見つかりやすいでしょう。しかし、現車を直接確認することは難しく、保証やアフターサービスが少ないかもしれません。落札後の取り消しは原則できず、手数料もかかる点にも注意が必要です。

 

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中古車は買い方が重要!失敗するケース

CASEと書かれた紙とマーカーペン

中古車は新車に比べて価格が手ごろな点は魅力ですが、買い方を間違えると後悔につながることも少なくありません。

 

車の状態を十分に確認しなかったために購入後に修理が必要になったり、予想外の費用が発生して予算を大幅に超えてしまったりするケースがあります。ここで紹介する、よくある失敗事例を確認し、賢い中古車選びの参考にしましょう。

 

【ケース1】車の状態をよく見ずに購入した

中古車選びでよくある失敗のひとつが、車の状態をしっかりと確認せずに購入してしまうことです。外観がきれいに整えられていても、エンジンやブレーキなどの重要な部分に問題を抱えているかもしれません。

 

例えば、試乗をせずに購入し、納車後に異音やハンドルのぶれに気づくケースがあります。また、修復歴の有無を確認せず、購入後にまっすぐ走らなかったり、雨漏りがしたりするなどの不具合が発覚することもあるでしょう。

 

また、細かいキズやへこみ、内装の汚れや臭いなども、実際に見て確認することで自分の許容できる範囲内であるかを確認できます。

 

【ケース2】費用が思っていたよりも高額になった

車両本体の価格が予算内であっても、購入にかかる諸費用や購入後の維持費を計算に入れていなかったために、総支払額が思ったよりも高額になってしまう失敗ケースがあります。

 

中古車を購入する際には、車両本体価格以外にも、自動車税や環境性能割、登録費用、車庫証明費用、納車費用などが必要です。これらの費用を見落としていると、最終的な支払いの段階で予算を大きく超えてしまうかもしれません。

 

また、購入後には毎年の自動車税や自動車保険料、駐車場代、ガソリン代、定期的な点検整備費用や車検費用などがかかります。

 

【ケース3】オークションサイトで追加費用がかかった

個人が出品していることも多いインターネットのオークションサイトで中古車を探す際には、予期せぬ追加費用が発生したり、トラブルになったりするケースがあるので注意が必要です。車両価格が安く設定されていても、遠方からの陸送費用が予想以上に高額になることがあります。

 

また、出品者の説明にはなかった車の不具合が購入後に見つかることや、名義変更などの手続きで追加の費用を請求されるかもしれません。個人間の取引では保証が付いていないことも多く、購入後に故障が見つかっても修理費用は自分で負担することが多いようです。

 

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中古車の買い方は?納品までの流れ

電卓を持った手

中古車を購入するときにどのようなステップで進めていけばよいか分からない人のために、ここでは中古車購入を進めていく流れを紹介します。

 

車は大掛かりな買い物ですから、その場ですぐに買って使えるものではありません。中古車を初めて購入する人は、検討段階から納品までの流れを知っておきましょう。

 

1.予算を決める

中古車選びを始める前に、まずは予算を明確にすることが大切です。無理のない資金計画を立てましょう。

 

一般的に、予算の目安は年収の5割程度までとされています。ローンを利用する場合は、年間の返済額が年収の3割から4割程度に収まるように計画すると、家計への負担を抑えやすいでしょう。

 

車両本体価格だけでなく、税金や登録諸費用、購入後の自動車保険料や駐車場代といった維持費も考慮に入れる必要があります。これらを総合的に考えて、支払いが可能な上限額を把握しておきましょう。

 

2.駐車場の確保

車の購入と普通の買い物との間で異なるポイントのひとつとして、「保管する土地が必要」ということが挙げられます。駐車場に停車することは当然だと思うかもしれませんが、中には公道などに停車してしまう人もいます。

 

このような行為を抑止するために、車を購入する際には「車庫証明書」という書類の提出が義務付けられています。駐車スペースを事前に押さえた上で、そのことを証明する必要があることを覚えておきましょう。

 

3.希望の車種を決める

予算と駐車スペースが決まったら、次は車の車種を見てみましょう。各自動車メーカーからさまざまなタイプの車が販売されています。車を使用する目的に合ったタイプを選び、事前に決めておいた予算と照らし合わせながら候補を絞っていきましょう。

 

予算だけでなく、家族の人数など使用する規模に合わせた乗車定員やスペックなど、使用する上で自分にとって必須になるポイントを押さえながら決定していくことが重要です。

 

4.店舗に連絡、訪問する

購入したい中古車の候補がある程度固まったら、次は実際に中古車販売店へ連絡を取り、訪問する日時を決定します。信頼できる販売店を選ぶためには、いくつかのポイントに注目しましょう。

 

まず、展示されている車の種類や台数が豊富であるかを確認します。次に、店舗内や展示車が清潔に保たれているか、スタッフが親切で車の状態や保証について丁寧に説明してくれるかも重要な判断材料です。

 

購入後のアフターサービスや保証制度が整っているかも確認しておきたいポイントでしょう。可能であれば複数の店舗を訪れて、見積もり内容やサービスを比較し、総合的に納得できるお店を選ぶことが大切です。

 

5.見積書を作成してもらう

気になる中古車が見つかったら、販売店に見積書の作成を依頼します。見積書を受け取ったら、記載されている内容をしっかりと確認しましょう。車両本体価格の他に、どのような費用が含まれているのか、それぞれの項目の金額は適正かを見極めることが重要です。

 

特に、税金やリサイクル料金、登録に関する手数料、納車のための準備費用といった諸費用の内訳は細かくチェックする必要があります。内容に不明な点があったり、不要と思われるオプションが含まれていたりする場合は、遠慮せずに販売店の担当者に質問しましょう。複数の店舗から見積もりを取り、比較検討することも後悔しないためには大切です。

 

6.契約に必要な書類を用意する

中古車を購入する契約手続きには、幾つかの書類が必要になります。事前に準備を整えておくことで、手続きをスムーズに進められるでしょう。普通自動車を購入する場合、主に以下のような書類を用意します。

書類の種類

主な入手場所

印鑑登録証明書(発行から3か月以内)

市区町村役場

実印

自動車保管場所証明書(車庫証明書)

管轄の警察署

車検証(自動車検査証)

販売店

自賠責保険の保険証

販売店

譲渡証明書

販売店

委任状

販売店

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契約が完了すると、販売店が名義変更などの必要な手続きを行い、後日、新しい車検証や自賠責保険証明書が購入者に渡されます。これらの書類は車検証入れなどにまとめて、大切に保管しましょう。

 

7.支払い方法を選ぶ

支払い方法についても、準備段階からしっかり考えておく必要があります。現金一括払いで買えるのなら特に考える必要はありませんが、多くの場合なかなかそうもいかないものです。

 

銀行でローンを組むのであれば金利は低く抑えられますが、前もってローンの申し込みに足を運んでおかなければなりません。また、審査も他のローンと比べて「厳しめ」というデメリットがあります。

 

中古車販売店提携のローン会社なら、車を買うタイミングで同時にローンの申し込みができます。金利は銀行系ローンに比べやや高くはなってしまいますが、その分提携ローンならではのキャンペーンがあり、オプションがサービスされたり、値引きがあったりと充実しています。また審査も銀行系のローンより易しい傾向にあります。

 

クレジットカードの分割払いができる店舗も中にはありますが、カードローンは金利が高いのであまりおすすめはできません。使ったとしても現金で足りなかった分を補うぐらいに留めておきましょう。

 

8.契約書にサインする

見積もりの内容や中古車の状態を見て購入を決意したら、いよいよ契約書にサインをしましょう。

 

車の購入は大きなお金が動く契約ですので、契約の内容をきちんと理解しないままサインをしないように注意が必要です。初めて聞く内容を目にした場合や違和感がある場合は、質問をして解消するようにしてください。

 

9.保険の契約

自動車を購入する際には、万が一の事故やトラブルに備えて、自動車保険(任意保険)への加入を検討しましょう。

 

法律で加入が義務付けられている自賠責保険だけでは、対人賠償以外の損害や、補償額が不足するケースをカバーしきれない場合があります。任意保険は、そのような自賠責保険では足りない部分を補う大切な役割を果たします

 

中古車であっても新車であっても、任意保険の基本的な内容は大きく変わりません。任意保険は主に、事故の相手方への損害賠償(対人・対物)を補償する「賠償責任保険」、運転者や同乗者のケガの治療費などを補償する「傷害保険」、そして自身の車の修理費用などを補償する「車両保険」の3つに分類できます。

 

これらの組み合わせで、さまざまなリスクに備えられます。

 

10.中古車の購入

契約が完了したら、お金の支払いをしましょう。車の購入では現金による一括払いかローンを組んでの支払いが主流です。

 

11.納車

契約手続きが無事に完了すると、いよいよ待ちに待った納車です。中古車の場合、契約から納車までにかかる期間は、整備状況や手続きの進み具合によって異なりますが、一般的には1週間から2週間程度が目安となることが多いでしょう。

 

現在乗っている車を買い替える際、特に下取りではなく専門の買取業者へ売却する場合は、新しい車の納車までの期間を考慮して売却のタイミングを決めることが重要です。購入より早く売却してしまうと、新しい車が手元に来るまでの数週間、車のない不便な期間が生じてしまうかもしれません。

 

契約を交わす前後で、納車がいつごろになるのかを販売店の担当者としっかりと確認しておきましょう。

 

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中古車の買い方のポイント【購入準備編】

ミニカーと虫眼鏡を持った人

気に入った車を見つけるとすぐにでも欲しいと思うあまり、深く考えずに購入を決めてしまう方もいるでしょう。しかし、納得できる状態や価格の中古車を手に入れるためには、入念なリサーチが重要です。

 

ここでは、お目当ての中古車を買うときにチェックすべきポイントについて解説します。中古車選びの参考にしましょう。

 

地域の需要をチェックする

中古車の価格は、同じ車種でも全国一律とは限りません。地域ごとに車のニーズには差があるためです。例えば、都会のほうが高級車を購入する人が多かったり、雪国では雪道でも走れる四輪駆動車が売れやすかったりします。

 

できるだけ安く中古車を入手するには、比較的安い地域で購入することがポイントです。ただし、遠方から中古車を取り寄せる場合には輸送費がかかります。輸送費も考慮に入れて、トータルで幾らかかるか計算するのを忘れないようにしましょう。

 

全国の市場をチェックする

お目当ての中古車がどの程度市場に出回っているのか把握することも大切です。在庫数が多い車種ならより状態のよいものを吟味でき、少ない車種なら現在どの店舗で買えるのか知っておくと購入するときに役立ちます。

 

また、普段から全国の市場の在庫状況をチェックしていれば、相場価格が分かるようになります。中古車販売店のサイトで希望の車種の情報を入力して検索すると、在庫や価格が把握できます。中古車の在庫や価格は日々変動するので、小まめにチェックするとよいでしょう。

 

モデルチェンジの時期を狙うこと

中古車はモデルチェンジ後に価格が下がる傾向があります。新しいモデルを買った人が今まで乗っていた車を売却し、旧モデルが市場にあふれるためです。つまり、モデルチェンジの時期を狙えば、よりお得に購入できるということです。

 

特に、人気車種を安く買いたい方はモデルチェンジの時期に購入するのがおすすめです。人気車種は乗っている方が多いため、中古車市場でもたくさんの在庫の中から選べます。モデルチェンジしてもデザインや性能があまり変わらない場合や旧モデルでも気にならない方は、お目当ての車を安く買える可能性があります。

 

資金を確保する

現在所有している車があれば、できるだけ高く売って購入資金を確保することも重要です。高く売るにはいくつかのポイントがあります。

 

例えば、純正オプションはプラス査定につながるので積極的にアピールしたり、洗車や清掃は査定項目にはないものの、きれいな車は査定士に好印象を与えるため査定時には車をきれいにしたりなどが有効です。

 

また、売却する時期によって査定額が変わる可能性があります。中古車のニーズが高まる1月~3月、9~10月はやや高く売れるといわれているので、できるならこの記事を狙えるとよいでしょう。

 

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中古車の買い方のポイント【車両選び編】

車のおもちゃを持ったビジネスパーソン

中古車選びで最も重要なのは、自分のライフスタイルや用途に合った車を見つけることです。日常の利用シーンを想像して必要な機能を明確にすることで、満足度の高い車選びができます。

 

また、将来の売却も考えてリセールバリューが高い車を選んだり、車の実質的な使用状況を示す走行距離をチェックしたりすることも重要ポイントです。これらの視点から、理想の一台を見つける方法について解説します。

 

用途に合った車を選ぶ

中古車を選ぶ際は、まず自分がどのようなシーンで車を利用するのかを考えることが大切です。利用目的を明確にすることで、必要な機能や性能が導き出され、自分に最適な車を見つけやすくなります。

 

具体的には、以下のような点を検討してみましょう。

・求める性能や必要な装備

・運転しやすく駐車場に収まるサイズ

・一緒に乗る人数や運ぶ荷物の量

 

これらの条件が決まると、候補となるボディタイプが絞られてきます。例えば、2人~3人で旅行に行くことが多い場合は、荷物が多く収納できるステーションワゴンが便利です。通勤で毎日高速道路を利用する方なら、走行安定性の高いセダンが疲労軽減に役立つでしょう。

 

趣味が釣りで、海や川に頻繁に出かける方には、四輪駆動のSUVが適しているかもしれません。このように、自分の生活スタイルに合った車を選ぶことで、満足できる車選びがかないます。

 

リセールバリューの高い車を選ぶ

「リセールバリュー」とは日本語で「再販価格」のことで、その中古車を売り払う際につく値段を指します。

 

購入時の価格が100万円で、リセールバリューが70万円の車と、購入時50万円でリセールバリューが10万円の車を比較すると、結果的に前者のほうがお得に車に乗れるということになります。

 

長い目で見て、リセールバリューの高い車を狙ってみるのもよいでしょう。

 

走行距離で選ぶ

車も機械なので寿命がありますが、寿命には経過年数だけでなく、走行距離が大きく関わってきます。例えば1年しか乗っていなくても3万km走った車と、3年乗って5000kmしか走っていない車であれば、前者のほうが「多く使われている」ことになります。

 

走行距離が多ければ多いほど、寿命に近づいている車と考えるのが一般的です。経過年数はもちろん、これまでの走行距離にも目を向けて見ましょう。

 

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中古車の買い方のポイント【ローン編】

中古車の買い方にはどのような方法がある?手順やポイント、注意点など徹底解説

新車だけでなく中古車もカーローンを組んで購入できます。ただし、一般的には新車より安価な中古車とはいえ、審査に通らない場合があります。

 

また、借入先や返済期間によって年利や返済額に大きな差が出ることもカーローンを利用する上での注意点です。ここでは、カーローンを利用する際に気をつけたいポイントを解説します。

 

完済までに何年かかるかを把握する

返済期間を長く設定すれば毎月の返済額は少なくなりますが、利息の支払総額は多くなります。返済する総額を考えると、返済期間はあまり長くしないほうがよいでしょう。

 

日本自動車工業会の調査によれば、中古車の保有期間で最も多い年数は3年~5年です。保有期間に合わせて、3年~5年で完済できるような返済計画を立てるとよいでしょう。現在乗っている車があれば、下取りや買取で受け取ったお金を頭金にあてることで毎月の負担をさらに軽くできます。

 

ローン審査に通りやすい環境を作る

複数の銀行や信販会社へ同時期にカーローンの本審査を申し込むと、申し込み履歴が各社で共有され、それぞれの審査に悪影響を及ぼす恐れがあります。どの銀行や信販会社なら借入が可能なのか知りたい方は、各社の「仮審査」に申し込むとよいでしょう。仮審査なら履歴を残さずに借入が可能かどうかの目安が分かります。

 

また、カーローンの審査を申し込む時点で他の借り入れやローンが多くある場合、審査に通りにくい傾向があります。

 

金利をチェックする

ほとんどのカーローンには金利幅が設定されています。下限だけでなく、上限がどのくらいかチェックすることも重要です。

 

例えば、ディーラーローンは「年1.0%~年7.5%」といったように金利幅の大きいことが多く、下限である年利1.0%で借りられるとは限りません。審査は通ったものの、上限に近い想定以上の年利を支払わなければならない場合もあります。

 

一方、銀行のカーローンは「年2.0%~年4.0%」のように金利幅が小さい傾向にあるようです。ディーラーローンより上限が低いため、金利総額をより抑えやすいことが特徴といえるでしょう。

 

どのようなカーローンを利用する場合でも、年利を計算に入れた返済計画をしっかりと立てることが重要です。あまりに高い年利だと返済が難しくなるかもしれません。

 

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中古車の買い方のポイント【必要書類編】

書類を持って悩んでいる様子の人

中古車の購入手続きには複数の書類提出が必要です。車に常備している書類以外にもさまざまなものがあるため、準備の段階でしっかりピックアップしておきましょう。

 

また、場合によっては不要とされる書類もあります。一般的に必要な書類を明確にした上で、手続き前には業者にも確認しておくと安心です。

 

車庫証明書

一部の地域を除いては、普通自動車・軽自動車いずれの場合にも「保管する場所」を証明するための車庫証明書が必要となります。自宅ガレージや貸駐車場など、保管を予定している場所を決めてから申請しましょう。

 

書類が発行されるのは管轄の警察署です。これまで所有していた車と同じ場所に保管する場合は、販売業者が手続きを代行してくれるケースもあります。契約内容などによっては依頼できない可能性があるため、あらかじめ確認しておくとスムーズに進められるでしょう。

 

実印

購入の契約書には、購入者の名前が記された印鑑を押す必要があります。この過程で求められるのは、シヤチハタのように簡易的な印鑑ではなく役所へ登録済みの「実印」です。登録が済んでいない方は、契約を交わす前の段階で申請しましょう。

 

印鑑登録は市町村役所での手続きとなるため、申請可能な曜日にも注意が必要です。頻繁に使用するものではないため、「登録済みであるかどうか」も含めて確認しておきましょう。

 

印鑑証明書

実印を用いる際には、「登録されたものと同じである」という事実を証明しなければなりません。そのためには印鑑証明書(印鑑登録証明書)が必要です。登録が済んでいる実印であれば、市町村役所などの機関ですぐに発行できます。

 

実印単体では販売店舗が確認できないため、セットで提出するものと考えておきましょう。手続き時に発行から3か月以上経過していると無効となるので注意が必要です。

 

自動車検査証

購入手続きが問題なく完了すると、販売店から「自動車検査証(車検証)」が手渡されます。運転中に携帯を義務付けられている書類であり、車を所有する上でも特に重要なもののひとつです。

 

買い手から事前に提出するものではありませんが、購入と同時に記載内容をしっかりチェックしておきましょう。所有者名の他、車検の有効期限など大切な情報が記されています。さまざまな手続きで必要となるため、誤りがある場合は早急に訂正してもらいましょう。

 

自賠責保険証明書

車を所有しているユーザーは、国で義務付けられている自賠責保険に加入する必要があります。「強制保険」の名前でも知られる通り、メーカーや車種を問わず契約しなければいけない保険です。

 

車検が残っている中古車を購入する場合、前のユーザーから名義を変更する形で手続きを進めていきます。自動車関係の保険は、ユーザー自身ではなく車本体を対象としているためです。車検証と同様に携帯が義務付けられている重要な書類なので、内容の正確性も併せて確認しておきましょう。

 

委任状

販売業者を介して購入する場合、事務的な手続きは代行を依頼するケースがほとんどです。代行を依頼する場合は委任状が必要となります。

 

インターネットで検索すると委任状の印刷は可能です。ただし、契約時すでに担当者が用意しているケースもあります。必要な事項を記入した委任状に自分の名前を記入し、実印を押印する流れです。

 

住民票

契約内容や購入する中古車の種類によっては、住民票の提出を求められるケースもあります。一般的には不要ですが、以下の3ついずれかに該当する場合は用意しておきましょう。

 

・車庫証明申請時、所有者・使用者の名前が異なる場合

・名義変更の際、所有者・使用者が異なる場合

・軽自動車を購入する

 

住民票は市区町村役所で発行が可能です。印鑑証明書など、他の書類と一緒に手続きをすると手間が省けるでしょう。発行した日付を確認し、3か月が経過していないものを用意することも大切です。

 

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中古車の買い方に関する注意点

中古車の買い方にはどのような方法がある?手順やポイント、注意点など徹底解説

中古車購入の際は、さまざまなステップを踏むこととなりますが、注意点も存在します。中古車は新車とは違い、車の状態を自分の目でチェックしていくことが重要であることを、しっかり覚えておきましょう。

 

実際に車を確認する

忙しくて販売店やディーラーへいく時間がなく、情報誌やインターネットの情報だけで車選びをしたり、取り寄せた車を確認していなかったりという方もいるでしょう。

 

しかし、中古車はどこに傷や故障などがあるか分かりません。契約・購入後に手元に届いてから初めて自分の目で見て後悔しては遅いので、事前に自分の目で車の状態を確認するようにしましょう。

 

価格だけで選ばない

中古車を選ぶ理由の第一が「予算を抑えたい」ということケースが多いとは思いますが、あまりに安すぎるものには注意が必要です。

 

きちんとメンテナンスがされておらず納車後すぐに修理が必要になるなど、販売店によってはコンディションの悪い車の可能性もあります。車種や経過年数から見て、その金額が妥当なのかをしっかり確認しましょう。

 

保証が付いているか確認する

相場よりかなり安い価格で販売している中古車には、保証がついていない可能性も考えられます。「こんなに安く売っているのだから、壊れても仕方ない」という考え方をする業者も中にはいるのです。

 

保証のついていない車を購入することは基本的に避け、保証がついているのか、内容はどうなっているのかというポイントを、購入する前に確認しましょう。また、別途有償で長期の保証オプションを用意している販売店もありますので、購入の際はしっかりチェックするようにしましょう。

 

新車購入と中古車購入の違いを理解しておこう

これまで新車しか所有したことがなく、中古車を初めて購入するという人は、新車との違いも理解しておきましょう。

 

新車の場合、購入後の3年間は車検を受ける必要がありませんが、中古車の場合は遅くとも2年後には車検を受けることになります。購入時に残りの車検期間もチェックしておくと、購入後の資金計画も立てやすくなるでしょう

 

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まとめ

人さし指を立てたビジネスパーソン

中古車購入は、方法選びから準備、契約手続き、納車までの一連の流れを理解しておくことが大切です。業者・個人売買・オークション代行などの買い方がありますが、それぞれの特性を把握し、車の状態確認や予算計画を丁寧に行うことで失敗を防げます。

 

また、地域需要や市場動向、モデルチェンジ時期などの情報を収集し、ローン条件や必要書類についても事前に確認しておきましょう。実車確認や保証内容の確認など基本的な注意点を押さえて、満足のいく中古車選びを実現してください。

 

▼ライタープロフィール

中古車の買い方にはどのような方法がある?手順やポイント、注意点など徹底解説

小波津健吾
高山自動車短期大学を卒業とともに国家2級整備士資格を取得。その後、整備士として実務経験を積み重ね自動車検査員資格を取り、民間工場で検査員として従事した経歴を持つ。現在はメカニックや検査員の知識と経験を活かし、主に車系のメディアで執筆している。

 

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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。

 

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よくある質問

 

Q. Q. 中古車を買うときに考えることは?

A. 車の購入計画を立てるときには、予算の上限を決めておくことが大切です。生活に影響が出ない範囲で車を選べば、スムーズに新しいカーライフを始められます。車選びをする際には、使用目的を明確にしておきましょう。
買い物がメインの場合には、経済性に優れたコンパクトカーや軽自動車がおすすめです。一方で週末や休日のアウトドアとして使用するなら、居住性に優れたモデルが使いやすいでしょう。また、車を管理する場所の確保も必要です。

 

Q. 中古車の購入時、現金はいつ払いますか?

A. 現金に限らず、車の購入代金は納車前や納車時に支払うのが一般的です。中古車販売店によって対応は異なりますが、登録手続きが完了する前に全額を支払います。
手付金を用意している場合には、契約成立した際に手付金を支払い、納車時に残金の支払いとなります。ローンを利用する場合、審査が通ると金融機関から中古車販売店に支払われます。 ¬

 

Q.50万円で買える中古車では何年落ちの車ですか?

A. 経過年数によって価値は下がりますが、一律で決まっているものではなく車の状態や需要で変化します。個体差はありますが、目安として新車登録から1年で30%ほどまで落ちるといわれています。3年後(初回車検)の買取相場は70%~60%ほど、5年後(2回目車検)は60%~40%を目安と考えるとイメージがしやすいかもしれません。

 

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