レクサスRXのフルモデルチェンジ内容は?5代目の魅力を徹底解説!
北米市場向けに販売を開始したレクサスRXは、2022年にフルモデルチェンジが行われました。国内外から人気の高いRXは、フルモデルチェンジ後、どのように変わったのでしょうか。
この記事では、レクサスのラグジュアリーSUV「RX」のフルモデルチェンジ内容、歴代モデルの進化について解説します。最後まで読んでいただければ、RXの魅力がより理解できるでしょう。
※目次※
1.レクサスRXはフルモデルチェンジで国内3代目に生まれ変わった!
・レクサスRXは2022年にフルモデルチェンジが行われて5代目が販売されている。
・新型RXはデザインなどが変わっているが、ボディサイズは維持されている。
・RXの購入はフルモデルチェンジ前の中古車も検討してみよう。
レクサスRXはフルモデルチェンジで国内3代目に生まれ変わった!
レクサスRXはラグジュアリーSUVとして人気の高い車です。初代モデルは、日本向けのトヨタ「ハリアー」を北米市場向けに「RX」という車名にして販売されました。
現行モデルとなる5代目まで、どのような歴史をたどってきたのか理解を深める意味も込めて、まずはRXの基本情報を把握しましょう。
レクサスのラグジュアリーSUV
RXはレクサスが販売するSUVです。SUVでありながらも、上質な乗り心地と室内空間となっており、高級セダンに乗っているかのような気分を味わえます。多様な車種をラインアップするレクサスの中でも、歴史が長くファンの多い車です。
車名は、Radiant(光を放つ)の「R」とCrossover(交差)を「X」と表現したものに由来します。現在ではメジャーとなったクロスオーバーSUVというジャンルのパイオニア的存在です。
2022年にフルモデルチェンジ
2022年11月、レクサスは5代目RXを販売しました。日本では3代目のRXです。初代モデルが誕生してから24年が経過します。
次世代レクサスが目指すデザインおよび走りを追求し、さまざまな改良が行われました。レクサスのコアモデルとしてだけでなく、ラグジュアリーSUVとして国内外さまざまな地域のユーザーから愛され続ける車として、より魅力がアップしています。
フルモデルチェンジしたレクサスRXはどう変わった?
レクサスRXは7年ぶりのフルモデルチェンジということもあり、デザインなど旧モデルから大幅に変更が加わっています。一方でボディサイズに大きな変更はありません。そのため、旧モデルから乗り換える方でも、取り回しやすさに違いは感じにくいといえます。
デザイン性が進化している
5代目のレクサスRXは、デザイン性が進化しているのが大きな特徴です。例えば低重心のボディは、走行安定性を高めるために貢献します。コックピットを含めた室内空間も、上質かつ機能的に進化しました。
またレクサスの新しいエクステリアスタイルとして「スピンドルボディ」が採用されているのも大きな特徴です。フロントグリルの造形も変わっており、多くのドライバーが満足できる内容になっています。
ボディサイズは大きく変わっていない
フルモデルチェンジ後のRXは、ボディサイズに大きな変更はありません。5代目RXのボディサイズは以下の通りです。
全長 |
4,890mm |
全幅 |
1,920mm |
全高 |
1,700mm~1,705mm |
ホイールベース |
2,850mm |
旧モデルと比較すると全幅が25mm、ホイールベースが60mm拡大しました。全長は変わっておらず、全高は5mm~10mm低く設計されています。
新型レクサスRXのフルモデルチェンジ内容
この記事を読んでいる人の中には「レクサスRXは従来のモデルと比べてどのように変わったの?」と疑問に思っている方も多いでしょう。
7年ぶりのフルモデルチェンジということもあり、乗り心地やパワートレイン、予防安全機能などさまざまな面で進化しました。ここでは、レクサスRXのフルモデルチェンジ内容について、4つのトピックに分けて解説します。
進化したレクサスならではの乗り心地
新型レクサスRXは、ユーザーにとって使いやすい乗り心地となっています。特徴的なのは、運動性能に大きな影響を与えるGA-Kプラットフォームの採用、そしてマルチリンク式サスペンションの搭載です。
上記プラットフォームの採用によって、高い剛性のボディを手に入れています。そして高剛性だけでなく、同時に軽量化も図られており、それぞれの両立を実現しました。上質な乗り心地を追求してきた、レクサスならではのクオリティーです。
パフォーマンスモデル「RX500h F SPORT Performance」の導入
新型レクサスRXは、パフォーマンスモデル「RX500h F SPORT Performance」を導入しているのも大きな特徴です。四輪駆動力システム「DIRECT4」が採用されており、ドライバーとの一体感がよりいっそう高まりました。
また、新しく開発されたハイブリッドシステム「2.4L-T HEV」が採用されているのも大きな魅力です。走行性能だけにフォーカスするのではなく、昨今特に重要視されている環境性能も追求しています。
4つのパワートレイン設定
パワートレインが豊富なのも、新型レクサスRXの大きな特徴でしょう。パワートレインの一覧は以下の通りです。
パワートレイン |
グレード |
2.4L-T AWD/FF |
RX350 |
2.5L HEV E-Four/FF |
RX350h |
2.5L PHEV E-Four |
RX450h+ |
2.4L-T HEV DIRECT4 |
RX500h |
特に「2.4L-T HEV DIRECT4」は注目で、電動化技術を用いた次世代的な走りが楽しめます。
最新の予防安全機能
レクサスが誇るさまざまな予防安全機能が搭載されているのも、注目すべき特徴です。新型レクサスRXには、先進の予防安全技術であるLexus Safety System +が採用されており、ドライバーを守るための仕組みが充実しています。
また予防安全機能だけでなく、移動をサポートする高度支援技術Lexus Teammateにも注目です。運転中に起こり得るさまざまなシチュエーションをAIが予測してくれるため、快適かつ安全な移動が可能になっています。
歴代レクサスRXのフルモデルチェンジでの変化
レクサスRXは、これまで4度のフルモデルチェンジを行ってきました。フルモデルチェンジ前の4モデルはどういったコンセプト、デザインで開発されたのでしょうか。ここからは、初代モデルから4代目までのRXの特徴を紹介します。
初代RX
初代RXはレクサスの哲学である「先鋭・精妙の美」に基づき、力強く品格のある外観に仕上げられています。運転席には視認性や操作性を高めるため、以下の機能が搭載されています。
リモートタッチ |
センターコンソール(運転席と助手席の間のスペース)に手を置いたままナビ画面を操作できる |
マルチインフォメーションディスプレイ |
速度や燃費、オーディオなどの情報を表示 |
ヘッドアップディスプレイ |
運転中に情報をドライバーの目線に入りやすい位置に映し出す装置 |
電動アクティブスタイビライザー |
コーナーでの旋回時に不安定になりがちな車の挙動を抑える |
販売当時の最新技術が多数搭載されており、安全性と走行性能の高い車です。
2代目
2代目のRXは、スペックやデザインなど車の要素全てが初代より強化されました。海外メーカーに負けないブランド力を持たせることを目的としており、一目でレクサスと分かる特徴的なデザインとなっています。
さらにインテリアには、視認性の高い12.3インチのワイドディスプレイ、大型フルカラーヘッドアップディスプレイを搭載し、運転しやすい車内環境を実現しました。車線に沿った走行をアシストする「レーンキーピングアシスト」といった安全性能も搭載されており、運転による事故を防ぎます。
3代目
3代目RXは2009年1月に発売された車で、兄弟車であるハリアーとの差別化が図られています。ハリアーのエンジンは直列4気筒なのに対し、レクサスはV型6気筒です。レクサスのほうが強力なエンジンが搭載されており、走行性能が高められています。
インテリアではウッド素材を使ったハリアーと異なり、レクサスはリモートタッチといった便利な機能を搭載し、運転しやすい空間を作り上げました。2012年のマイナーチェンジで、レクサス独自のフロントフェイスである「スピンドルグリル」が搭載されています。
(参考:『RX(レクサス)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
4代目
4代目のレクサスRXは、2015年から2022年にかけて販売されているモデルです。3代目と比べて、エクステリアデザインがシャープになり「新しいレクサス像」を確立しました。個性的な光り方をするLEDランプの採用も大きな特徴です。
また4代目は、パワートレインにも変化が見られています。新しく設定された「RX200t」には、直列4気筒2.0Lターボエンジンが搭載されました。予防安全パッケージ「Lexus Safety System +(プリクラッシュセーフティシステムプラス)」が全車標準装備になったのも4代目からです。
(参考:『RX(レクサス)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
レクサスRXはフルモデルチェンジ前の中古車が狙い目
レクサスRXの購入を検討している方には、フルモデルチェンジ前の旧モデルがおすすめです。旧モデルであれば、新車のように長い納期を待つ必要もありません。旧モデルといっても、先進の安全技術や高い走行性能、レクサスならではの魅力があります。
RX300の中古車の場合
ダイナミクスコントロールAWDが採用されており、走行状況に合わせてトルク配分できます。前後100:0といったFF車のような走りから、50:50の4WD車のような走りまでドライバーが自在にコントロールが可能です。
中古車だと故障が発生し、修理が必要になる場合もあります。レクサスRXは比較的新しいモデルを取り扱っているため、故障の修理で出費が発生する可能性は高くありません。そのため新車と同じような感覚で運転できます。
ネクステージでは、RX300の中古車を409万9,000円で取りそろえています(2023年9月時点)。
(参考:『RX300(レクサス)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
RX450hの中古車の場合
従来モデルにも採用していたV型6気筒エンジンに、前後にはモーターを搭載しています。モーターの強みを生かし、走り出しから強いパワーを感じられるのが魅力です。
古いモデルだと運転に不安を感じるかもしれません。しかし、衝突被害軽減システムといった機能が搭載されており、安全性は十分です。新車にこだわらず費用を抑えたいなら、中古車での購入をおすすめします。
ネクステージでは、RX450hの中古車を459万9,000円で購入が可能です(2023年9月時点)。
(参考:『RX450h(レクサス)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
RX450hLの中古車の場合
X450hLは、3列目シートが追加されたモデルです。最大7人が乗車できます。1列目よりも3列目シートのほうが視点が高くなるシアタースタイルを採用する他、3列目シート専用エアコンも設置したことで居住性と快適性を両立させているのが特徴です。
3つの中で最も上級のグレードでもあり、中古車での取り扱いも少なくなっています。比較的新しいモデルを新車より安く購入できるため、中古車市場での取り扱いにも目を配っておくのがおすすめです。
ネクステージでは、RX450hLの中古車を349万9,000円~529万7,000円で取りそろえています(2023年9月時点)。
(参考:『RX450hL(レクサス)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
PRRXの最新在庫情報
まとめ
2022年11月、レクサスのRXは現行モデルとなる5代目へとフルモデルチェンジされました。5代目となってもレクサスらしさを感じさせる上質な乗り心地、ボディサイズに大きな変更はありません。
パフォーマンスモデルの追加、グレード別のパワートレインの違いが特徴です。フルモデルチェンジ前のRXは中古車市場に多く流通していますので、気になる中古車が見つかったら問い合わせてみましょう。
▼ライタープロフィール
畠山達也
自動車Webライター
自動車免許のほか、一級自動車整備士、フォークリフト運転免許などを保有するライター。自動車メーカーや部品業界に携わった際の知識や経験を活かし、Webメディアを通して「車の楽しさ」を発信している。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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