ハスラーの内装とは?特徴や収納力と選べるカラーを見てみよう
スズキの軽自動車であるハスラーは、アクティブなデザインと実用性の高い装備が採用されているため人気の高いクロスオーバーSUVです。街乗りからアウトドアなどさまざまな目的にも対応できる車です。
ここではハスラーの内装に焦点を当てて、居住性と収納力、カラーラインアップを紹介します。ハスラーの内装が気になっている方や使い勝手の良いコンパクトなSUVを探している方は、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・ハスラーは車内が広くシートアレンジも多彩で、防汚仕様のラゲッジルームはアウトドアに便利
・ハスラーは燃費だけでなく内装や収納力にも魅力があり悪路走破性も高い
・ハスラーの内装カラーは3種類だけれど純正アクセサリーでカスタマイズ可能
ハスラーの内装はコンパクトなのに広々使える!
軽自動車のハスラーは使い勝手の良いコンパクトなサイズですが、広々とした室内空間を実現しており、直近のフルモデルチェンジではさらに居住性が向上しています。
まずは、新型ハスラーの改良点と外寸、内寸を確認しましょう。
ハスラーは進化を遂げている
スズキ・ハスラーは2014年1月に販売が開始された軽クロスオーバーSUVです。軽トールワゴン型の使いやすさとSUVのアウトドア性能を両立した人気の高い車で、2020年1月に初のフルモデルチェンジを果たしました。
新型ハスラーは軽量・高剛性の新世代プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用し、ホイールベースは初代ハスラーより35mm長い2,460mmまで延長されました。これにより前席は左右の乗員間距離が30mm広くなったほか、後席のレッグスペースが広くなり居住性が向上しました。
また、丸みを帯びた初代ハスラーからスクエアなフォルムに変更されたことも、全体的に車内空間が広くなった理由でもあります。
コックピットデザインは初代ハスラーよりポップで遊び心のあるものに変更され、カラーリングも鮮やかになりました。さらに、コックピット周りや後席側に収納スペースを増やすなど、積載性や使いやすさも改善されています。
ハスラーはコンパクトボディでも広々
新型ハスラーは軽自動車規格に収まるコンパクトなボディですが、新設計のプラットフォームやスクエアなフォルムを採用したことで、広い室内空間を確保しています。
外寸は全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,680mmで、内寸は長さ2,215mm、幅1,330mm、高さ1,270mmです。シートの調整が自在で収納スペースも多いため、さまざまなシーンで快適なドライブが楽しめるでしょう。
ハスラーの内装カラーはバリエーションが豊富
ハスラーの内装は、エクステリアの色によって組み合わせられるカラーが異なるため、外装と内装のどちらを重視して選ぶのか迷うかもしれません。
ここではハスラーの外装と内装のカラーの組み合わせと受注生産、特別仕様車の「J STYLEⅡ」の特徴や特別カラーを紹介します。
基本の内装カラーは3色展開
新型ハスラーの内装は「グレーイッシュホワイト」「バーミリオンオレンジ」「デニムブルー」の3種類と受注生産カラーがあり、外装は2トーンが8種類、モノトーンが5種類用意されています。それぞれ組み合わせパターンが決まっているため、2トーンカラーとモノトーンカラーで分けて表にしました。
外装(2トーンカラー) |
内装 |
内装(受注生産) |
ガンメタリック×バーミリオンオレンジ |
バーミリオンオレンジ |
グレーイッシュホワイト |
ガンメタリック×デニムブルーメタリック |
デニムブルー |
|
ガンメタリック×フェニックスレッドパール |
グレーイッシュホワイト |
なし |
ガンメタリック×ピュアホワイトパール |
バーミリオンオレンジ |
|
ソフトベージュ×アクティブイエロー |
なし |
|
ソフトベージュ×オフブルーメタリック |
デニムブルー |
|
ソフトベージュ×クールカーキパールメタリック |
なし |
|
ソフトベージュ×コーラルオレンジメタリック |
バーミリオンオレンジ |
外装(モノトーンカラー) |
内装 |
内装(受注生産) |
シフォンアイボリーメタリック |
グレーイッシュホワイト |
なし |
クールカーキパールメタリック |
||
オフブルーメタリック |
デニムブルー |
|
ブルーイッシュブラックパール3 |
||
ピュアホワイトパール |
バーミリオンオレンジ |
特別仕様車だけの内装カラーもある
ハスラーにはHYBRID XやHYBRID Xターボをベースにした、専用の内外装の装備で力強さと上質さを兼ね備えた特別仕様車の「J STYLE」が2020年11月に発売しました。また、2022年5月には一部仕様変更された現行モデルの「J STYLEⅡ」が登場しています。
内装はブラウン&ダークブルーとチタニウムグレーで、外装はすべて2トーンのみとなっています。特別仕様車専用としてウッディブラウン2トーンを2種類、ソフトベージュ2トーンを3種類、ガンメタリック2トーンを3種類用意しています。
ハスラーの内装の特徴【居住性】
ハスラーの内装は個性的なデザインが特徴で、特にインパネ周りは目を惹くほど斬新で、クロスオーバーSUVだけに機能的な装備や居住性の高さも魅力です。ここではハスラーの内装でもインパネ周りとシートアレンジの豊富さについて紹介します。
個性的なインパネ周り
新型ハスラーのインパネは、運転席側・助手席側を含めて3連の同形フレームが並んだ個性的なデザインを採用しています。また、インパネのフレームはシートのパイピングやドア内張りのフレームなどと同じカラーで統一しています。
インテリアカラーは、「バーミリオンオレンジ」「デニムブルー」「グレーイッシュホワイト」の3色あり、上記の表のように選んだ外装カラーに応じて、特定のインテリアカラーが組み合わせられています。初代ハスラーよりも遊び心のあるポップなデザインです。
多彩なアレンジができる内装を採用
新型ハスラーの前席はヒップポイントが高めに設定してあり、アイポイントも高いためクリアな視界が得られます。また、シートリフターは上下方向60mm、前後方向50mm、シートスライドは240mm(24段×10mm)、チルトステアリングは35mmの範囲内で調整可能です。運転席・助手席にはシートヒーターが標準装備されているため冬場のドライブも快適でしょう。
後席は5:5の分割可倒式になっており、前席も倒せばフルフラットにでき車中泊にも対応可能です。後席をフラットにすればラゲッジスペースを拡張でき、助手席を倒せばサーフボードやスノーボードなどの長い荷物も収納できます。
ハスラーの内装の特徴【収納力】
クロスオーバーSUVの使い勝手を判断する際には収納力は重要な項目です。「遊べる軽」がコンセプトのハスラーは、アウトドアの際に便利な収納スペースをたくさん確保しています。ここでは、ハスラーのラゲッジルームやシート周りの収納について紹介します。
防水仕様のラゲッジルーム
ハスラーはクロスオーバーSUVらしく、ラゲッジフロアと後席背面は防汚仕様になっているため、キャンプやマリンスポーツなどで汚れた荷物も気兼ねなく収納できます。ラゲッジアンダーボックスも防汚仕様で簡単に取り外しできるため、泥や砂で汚れても水洗いができます。
さらに、後席はラゲッジルーム側からスライドしたり倒したりできるため、ラゲッジスペースの広さは荷物の量や形に応じて調整できる点も利便性に優れたポイントでしょう。
シート周辺の収納も充実
グレードや駆動方式によっても装備の違いはあるものの、新型ハスラーは特にコックピット周りの収納が豊富です。運転席にはサングラスも置けるインパネアンダートレーを装備しています。
助手席にはテーブル機能が付いたインパネアッパーボックス、グローブボックス、スマホを置くにも便利なインパネトレー、シートの下に衣類も収納できるシートアンダーボックスを装備しています。
シートの間にドリンクや小物を収納できるフロアコンソールトレーやインパネセンターポケット、ショッピングフックもあり利便性が向上しています。
後席でも収納スペースが多く、後席左側には折りたたみ格納式のパーソナルテーブルやドリンクホルダー2個、ショッピングフック3個あり、リアドア両側にはペットボトルホルダーを利用できます。また、前席後方(運転席は2段)にはバックポケットがあり書類やファイルなどの収納が可能です。
ハスラーは内装以外にも魅力が詰まっている
新型ハスラーは内装だけでなく、燃費性能や悪路走行でも魅力的です。
全車に採用されたマイルドハイブリッドシステムにより、低燃費と鋭い加速を実現し、特にターボモデルや4WDは走行性能や機能が充実しているため、走るステージを選ぶことなく長距離の運転も快適でしょう。
燃費の良さ
新型ハスラーは全車にマイルドハイブリッドシステムを搭載しており、減速時のエネルギーを利用して効率的に発電・充電します。そのため、どのグレードでも低燃費であることも新型ハスラーの魅力のひとつです。
また、変速機は5MTが廃止されCVTのみとなり、ターボ車にはスズキの軽自動車としては初となる、全車速において追従機能を備えたアダプティブクルーズコントロールを搭載しています。これにより高速道路での長距離運転において、アクセルやプレーキ操作を自動化してドライバーの疲労軽減や安全性が向上しています。各グレードによる燃費の違いを表にまとめました。
機種名 |
エンジン |
駆動 |
燃費WLTCモード走行 |
HYBRID G |
DOHC 吸排気VVT |
2WD |
25.0 km/L |
HYBRID X |
4WD |
23.4 km/L |
|
HYBRID Gターボ |
DOHC VVTターボ |
2WD |
22.6 km/L |
HYBRID Xターボ |
4WD |
20.8 km/L |
悪路走行への対応
4WD仕様車では、雪道やアイスバーンでのタイヤの空転を抑える「スノーモード」や、滑りやすいぬかるんだ路面で片輪が空転したときにブレーキを制御することによりスリップを防止する「グリップコントロール」、さらに急な下り坂ではブレーキペダルを踏まなくても車速を約7km/時にコントロールする「ヒルディセントコントロール」といった機能を採用しています。
ターボ車の「パワーモード」では、エンジンとCVTの制御を変更させて、さらにISGによるモーターアシストをトルクアップさせることにより、坂道や高速道路での合流時において力強く加速します。
新型ハスラーは最低地上高180mm、アプローチアングル29°、デパーチャーアングル50°を確保し、さらに165/60R15の大径タイヤを採用することにより、高い悪路走行を実現しています。
ハスラーの内装をおしゃれにカスタムしよう
新型ハスラーは社外品を使ってカスタムも楽しめるのですが、遊びココロのあるハスラーには充実した純正アクセサリーが用意されています。その中でも内装の純正アクセサリーとしては定番の「フロアイルミネーション」「シートカバー」「ガーニッシュ」があり、ここではおすすめの内装の純正アクセサリーを紹介します。
フロアイルミネーション
「フロアイルミネーション」は、ドアを開けるとスモールランプに連動して約30%の明るさでフロント・リアフロアの足下を照らし、ドアを閉めた後も数秒間点灯する4灯式の青色LEDによるイルミネーションです。
同じく青色LEDを使ったフロントの左右セットである「ドアポケットランプ」はイグニッションをオンにすると常時点灯します。「ドアハンドルイルミネーション」は、常時点灯に加え、イグニッションをオフにしても数秒間点灯します。
シートカバーはバリエーション豊富
純正アクセサリーのシートカバーは4種類用意されています。「革調シートカバー」はブラックのPVC製で「HUSTLER」ロゴが印象的で、「シートカバー」はポリエステル製で撥水加工が施されベージュ/ブラウンの2トーンかブラックのモノトーンがあります。どちらも前席・後席セットで張り替え可能です。
また、前席用のみですがアクティブに行動したい方にぴったりな「防水シートカバー」はウェットスーツ生地で色はブラックのみ用意されています。
カラフルなガーニッシュ
新型ハスラーの内装は通常3色展開ですが、純正アクセサリーならば高級感のあるピアノブラックやシャンパンゴールドの「インパネガーニッシュ」も取り付け可能です。「フロアコンソールガーニッシュ」や「ドアトリムガーニッシュ」も同じくピアノブラックやシャンパンゴールドに変更できます。
また、「ドアトリムパネル」や「シフトゲートパネル」は、タフ、ポップ、ナチュラル、スタイリッシュのいずれかのデザインに変更可能です。カラフルな純正ガーニッシュを選択すれば、新型ハスラーの内装をより個性的に仕上げられるでしょう。
PRMR02系ハスラー
※価格は支払総額
まとめ
ハスラーは軽自動車規格のコンパクトな車体の中にも、広々とした室内空間を実現しています。燃費も良く長距離運転や荒れた路面を突き進む最新の機能や装備を持ち合わせていて、ターボも選択できるためパワフルな走りもできます。
内装の選択肢は3種類ですが、純正アクセサリーでカスタマイズすることもできるため自分だけのハスラーに作ることも可能です。街乗りだけなく、山や海にアクティブに活動するのであれば使い勝手に優れたハスラーは選択肢の一つになるでしょう。
▼ライタープロフィール
鈴木博之
エディター/ライター
出版社でさまざまなジャンルの雑誌編集を経験したのちフリーランスとして活動。現在は自動車だけでなく、EVバイク、電動アシスト自転車など、面白い乗り物を見つけては取材しているフリーランス編集ライター。
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