ダイハツのコンパクトSUVは3兄弟!ライバル車との比較や中古車相場も解説
SUVは街乗りからアウトドアまで多目的に使用できる車です。その中でもダイハツのコンパクトSUV「ロッキー」は小回りのよさや広い車内・ラゲッジスペースなど、実用性の高さに定評があります。そのようなダイハツ ロッキーに兄弟車があることをご存じでしょうか。
この記事では、ダイハツのコンパクトSUVの特徴を、兄弟車やライバル車と比較しながら解説します。ダイハツならではの特徴を理解すれば、自分に合ったコンパクトSUVを明確にできるでしょう。
※目次※
5.ダイハツのコンパクトSUVは中古車購入で更に安く買える!
・ダイハツのコンパクトSUV「ロッキー」は街乗りからアウトドアまで幅広く活躍。
・ロッキーは他社のSUVよりもコンパクトでラゲッジスペースも広い。価格もリーズナブル。
・ロッキーは中古車でさらにお得に購入できる。価格を大きく抑えたい方はLグレードがおすすめ。
ダイハツのコンパクトSUVへのこだわり
ダイハツはコンパクト設計に強く、使い勝手がよいことが特徴です。コンパクトなのに室内やラゲッジスペースが広く、実用性にも優れています。
街中や郊外、アウトドアまで幅広いフィールドで能力を発揮するのがダイハツのコンパクトSUVロッキーです。ロッキーは、DNGA(Daihatsu New Global Architecture)小型車第一号として登場しました。コンパクト設計に強いダイハツについて、詳しく解説します。
コンパクトSUVの定義
SUVには5種類あります。「クロスカントリー車」「クロスオーバーSUV」「ミドルサイズSUV」「コンパクトSUV」「軽SUV」です。SUVは「スポーツ用でありながら実用的な車」を意味しており、タイヤが大きくて車高も高いことからアウトドアに適しています。その中でもボディサイズが小さな種類がコンパクトSUVです。
SUVの種類 |
特徴 |
クロスカントリー車 |
悪路でも対応できる高い走破性が特徴のオフロード車 |
クロスオーバーSUV |
クロスカントリー車の走破性と乗用車の快適性を融合させた車種 |
ミドルサイズSUV |
クロスオーバーSUVをミドルクラスセダンのようなボディサイズにした車種 |
コンパクトSUV |
クロスオーバーSUVをミドルサイズSUVよりもボディサイズを小さくした車種 |
軽SUV |
軽自動車をベースにしたクロスオーバーSUVのジャンルに含まれる車種 |
ダイハツのコンパクトSUVへの挑戦
ダイハツのコンパクトSUVのロッキーは、「大径タイヤでも小回りがきく」「コンパクトなのに、車内やラゲッジスペースが広い」ことが特徴です。アウトドアから街乗りまで幅広く活躍するでしょう。
全長は3,995mmで4,000mm以下に抑えられています。全高は1,620mmと少し高くなっているのは、大径タイヤを使っているためです。都市部の立体駐車場は全高1,550mmまでのところがあるため、立体駐車場の使用は注意しましょう。ただし全幅は1,695mmとコンパクトなサイズなので、混雑した道でも運転できます。
エンジンは直列3気筒1Lガソリンターボを搭載しており、燃費のよさと静粛性にも優れています。
ダイハツのコンパクトSUV「ロッキー」は3兄弟
ダイハツのコンパクトSUV「ロッキー」には「ダイハツ ロッキー」「トヨタ ライズ」という2種類の兄弟車があります。以下からこの3つの車種の特徴を紹介しますので、それぞれを比較しつつ購入の参考にしてください。
ダイハツ・ロッキー
ダイハツ ロッキーはハイブリットタイプが「Premium G HEV」「X HEV」の2種類、ガソリンタイプは「Premium G」「X」「L」の3種類のグレードが用意されています。前述のとおりサイズは全長3,995×全長1,695×全高1,620mmです。
ハイブリッドタイプとガソリンタイプの2WDには1.2Lの水冷直列3気筒12バルブDOHCエンジン、ガソリンタイプの4WDには1.0Lの直列3気筒インタークーラー付ターボエンジンが搭載されました。
1.2Lモデルが燃費に優れる一方で、走りのパワーは1.0Lターボエンジンが優れています。中古車相場は約170万~250万円です。
(2021年12月時点の情報です)
(参考: 『ロッキー(ダイハツ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ・ライズ
トヨタ・ライズは、ロッキーの兄弟車にあたる車です。正確に言えば、ダイハツが開発・生産しているロッキーをトヨタにOEM供給している形になります。そんなトヨタ・ライズは、「X 2WD」「Z 2WD」「Z 4WD」など、さまざまなグレードが用意されています。ダイハツ・ロッキーと兄弟車になるので、サイズは全長3,995mm×全幅1,695mm×全高1,620mmとほぼ同様です。
5人乗りにしてはコンパクトなので、街中でも乗りやすく家族共用で乗れる車を探している方に向いています。エンジンは直列3気筒インタークーラー付ターボで、パワーや軽快性は申し分ありません。
「基本的には街乗りで、アウトドアでも使える」という対応力の高さもダイハツ・ロッキーと同様です。メンテナンスやサービスなどの面で、トヨタのほうがよいという方におすすめします。中古車相場は約150万~260万円となっています。
(2021年12月時点の情報です)
(参考: 『ライズ(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
プロドュア・アティバ
ロッキーのもうひとつの兄弟車としたプロドュア・アティバがあります。プロドュアはマレーシア政府とダイハツの共同出資で成り立つ自動車メーカーです。マレーシアでは2006年~2020年まで15年連続トップの販売シェアを達成しました。
DNGA(ダイハツ ニュー グローバル アーキテクチャー)というコンセプトで、ダイハツの設計思想を共通しています。その中でアティバは、ロッキーをベースにプロドゥアとダイハツが共同で開発したモデルです。マレーシア市場に最適な形に作り上げられています。
エンジンは直3 DOHCターボエンジンで、ロッキーのガソリンタイプ(4WD)と共通です。サイズは全長4,965×全長1,710×全高1,635mmと少し大きくなっています。日本では現状、販売されていません。ロッキーとプラットフォームがほぼ同じのため、今後導入される可能性も低いと考えられます。
ダイハツのコンパクトSUV「ロッキー」のライバル車は?
前述のライズはダイハツ ロッキーのライバル車でもあります。一方でアティバは日本未発売のため、競合対象とはなりません。
ここでダイハツ ロッキーと同じような特徴を持つ、ほかのライバル車をチェックしましょう。「フォルクスワーゲン・T-Cross」「トヨタ・ライズ」「トヨタ・CH-R」「ホンダ・ヴェゼル」といった4車の特徴を紹介するので、ロッキーとの違いを比較しながらご覧ください。
フォルクスワーゲン・T-Cross
フォルクスワーゲン・T-Crossには「TSI Active」「TSI Style」「TSI R-LINE」という3グレード構成です。ボディサイズは「TSI Active」「TSI Style」が全長4,115mm×全幅1,760mm×全高1,580mmで、「TSI R-LINE」は全長4,125mm×全幅1,785mm×全高1,580mmと、全長および全幅が少し大きくなっています。
フォルクスワーゲンのSUVシリーズでは最もコンパクトなモデルですが、ダイハツ・ロッキーに比べると一回り大きいサイズです。ただし、全高が抑えられているので、スポーティな印象がより強くなっています。中古車相場は約279万円です。
(2021年12月時点の情報です)
(参考: 『T-クロス(フォルクスワーゲン)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ・CH-R
トヨタC-HRは、TNGA(Toyota New Global Architecture)の第2号として誕生した車です。1.8L 直列4気筒DOHCハイブリッドシステムを搭載した「G」「S」、1.2L 直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボの「G-T」「S-T」などの種類があります。
サイズは、全長4,350mm×全幅1,795mm×全高1,555mm~1565mmで迫力があり、ひと目見てトヨタ・C-HRだとわかる強い個性を持っていることも特徴です。
走行性能も優れており、気持ちよい乗り心地と低燃費で快適なドライブができるでしょう。また全高が低く抑えられているので、立体駐車場を利用する方にとってもおすすめです。中古車相場は約160万~300万円で流通しています。
(2021年12月時点の情報です)
(参考: 『CH-R(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ・ヴェゼル
ホンダで2013年から販売されているコンパクトSUVです。初代モデルは、発売翌年から3年連続で、SUV新車販売台数1位を獲得しています。乗り心地にこだわっており、燃費性能は17.6km/h~27.0km/hと高水準です。
また、2021年4月に新型ヴェゼルが登場し、2代目にフルモデルチェンジを果たしました。新型ヴェゼルは、よりSUVらしいスタイリングに進化し、悪路走破性も大幅に向上しています。
パワートレインは、ホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」が中心になり、Gグレードのみ1.5Lガソリンエンジンです。新型ヴェゼルの燃費については、e:HEV搭載モデルで22.0~25.0km/L(WLTCモード)、ガソリン車で15.6~17.0 km/L(WLTCモード)となっています。中古車相場は約110万~450万円です。
(2021年12月時点の情報です)
(参考: 『ヴェゼル(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ダイハツ・ロッキーとライバルコンパクトSUVを比較
ライバル4車とダイハツ・ロッキーを項目ごとに比較して表にまとめました。比較する項目は、燃費やエンジン・サイズ・重量・ラゲッジルームの容量・乗車定員・新車価格・中古価格などです。「パフォーマンスのよさ」「実用性のよさ」「価格」の違いをチェックしましょう。
燃費とパフォーマンス
まずは以下の表で燃費とエンジンタイプの比較をチェックしましょう。ロッキーの燃費はハイブリッドモデルと比較すると劣りますが、ガソリンタイプの中では高い水準にあります。
車種 |
エンジンタイプ |
燃費 (WLTCモード) |
ダイハツ・ロッキー |
1.0L 水冷直列3気筒12バルブ DOHC インタークーラーターボ |
17.2km/L |
1.2L 水冷直列3気筒12バルブ DOHC |
20.7km/L |
|
1.2L 水冷直列3気筒12バルブ DOHC+モーター |
28.0km/L |
|
フォルクスワーゲン・T-Cross |
1.0L 直列3気筒 DOHCインタークーラー付ターボ |
16.9km/L |
トヨタ・ライズ |
1.0L 水冷直列3気筒 インタークーラー付ターボ |
17.4km/L |
1.2L 水冷直列3気筒 |
20.7km/L |
|
1.2L 水冷直列3気筒+モーター |
28.0km/L |
|
トヨタ・CH-R |
1.2L 直列4気筒 インタークーラー付ターボ |
14.3~15.4km/L |
1.8L 直列4気筒+モーター |
25.0~28.0km/L |
|
ホンダ・ヴェゼル |
1.5L 水平直列4気筒 |
15.6~17.0km/L |
1.5L 水平直列4気筒+モーター |
22.0~22.5km/L |
サイズと実用性
以下は、ダイハツ・ロッキーとライバル4車と車体サイズ・重量・ラゲッジルームの容量・乗車定員を比較した表です。ロッキーが最もコンパクトで軽量なモデルであるとわかります。
車種 |
車体サイズ:全長×全幅×全高(mm) |
重量(kg) |
ラゲッジルームの容量(L) |
乗車定員 |
ダイハツ・ロッキー |
3,995×1,695×1,620 |
970~1,070 |
369~449 |
5名 |
フォルクスワーゲン・T-Cross |
4,115~4,125×1,760~1,785×1,580 |
1,270 |
385~455 |
5名 |
トヨタ・ライズ |
3,995×1,695×1,620 |
970~1,070 |
369 |
5名 |
トヨタ・CH-R |
4,385~4,390×1,795×1,550~1,565 |
1,390~1,470 |
318 |
5名 |
ホンダ・ヴェゼル |
4,330×1,790×1,580~1,590 |
1,250~1,480 |
非公開 |
5名 |
新車価格と中古価格
以下は、ダイハツ・ロッキーとライバル4車の新車価格とネクステージの中古価格を比較した表です。
グレードによりますが、ダイハツ・ロッキーは200万円以下で新車販売されているものもあります。トヨタ・ライズ以外は200万円以上で販売されている車ばかりなので、ダイハツ・ロッキーは比較的手を出しやすい価格といえるでしょう。
車種 |
新車価格 |
ネクステージ中古価格 |
ダイハツ・ロッキー |
166万7,000~236万7,900円 |
約170万~250万円 |
フォルクスワーゲン・T-Cross |
286万7,000~374万5,000円 |
約279万円 |
トヨタ・ライズ |
170万7,000~232万8,000円 |
約150万~260万円 |
トヨタ・CH-R |
238万2,000~314万5,000円 |
約160万~300万円 |
ホンダ・ヴェゼル |
227万9,200~329万8,900円 |
約110万~450万円 |
(2021年12月時点の情報です)
ダイハツのコンパクトSUVは中古車購入で更に安く買える!
前項で、ダイハツ・ロッキーとライバル4車の新車価格を比較しておわかりいただけたと思いますが、ダイハツのコンパクトSUVは低価格なのでおすすめです。特に中古車はより低価格なので、お値打ちによい車を手に入れたい方はぜひご検討ください。ここからは、中古車を選ぶポイントをご紹介していきます。
中古車を選ぶ場合は走行距離で選ぶ
同じ車でも中古車価格に差がある理由の1つが「走行距離」です。低価格の中古車を探している方は、走行距離が5万kmを超えている車を探してみてください。
SUVは走ることにこだわってつくられているので、走行距離が5万kmを超えていても問題ないとされています。さらに低価格の車がよい場合は、走行距離が10万kmを超えている車をチェックするのもおすすめです。状態がよい車であれば、10万kmを超えていても問題なく走れます。
中古車は整備状態で選ぶ
SUVは乗る方によっては乗り方が荒いことがあるので、SUVの中古車は特に整備状態が重要なチェック項目です。メンテナンスを怠っている中古車の場合、走行距離が短くても状態が悪いことがあるので注意しましょう。
逆にメンテナンスがしっかりされている車は、たとえ走行距離が多くても状態がよいことがあります。走行距離がすべてではないことも念頭に置いて、中古車をチェックしましょう。
ダイハツのコンパクトSUVは初心者にピッタリ
車高が高いなどの見た目から初心者には乗りにくいと思われがちなSUVですが、そんなことはありません。車高が高いことで視点が高くなり、道幅や交通状況を把握しやすくなります。ダイハツのコンパクトSUVの場合は全長や全幅がコンパクトなので、細い道や駐車なども安心です。
また、座り心地などもこだわって設計されているため、疲れにくくなっています。視点が高いことから圧迫感もありません。総合的に見て、ダイハツのコンパクトSUVは免許取りたての方にピッタリです。
街乗りが想定のコンパクトSUVは安価で購入しやすい
ダイハツのロッキーは街乗りが想定されているクロスオーバーSUVです。本格的なオフロード車であるクロスカントリーよりも比較的リーズナブルな価格で販売されています。
クロスカントリーに劣るとはいえ走破性も十分備えているため、街乗り以外の走行シーンも十分対応可能です。中古車であればさらに低価格になるため、実用的な車をお得に購入したい方におすすめします。
とにかく安く買いたいなら「L」グレードがおすすめ
ダイハツのロッキーはさまざまなグレードがありますが、最も安価なものはエントリーモデルの「L」グレードです。ほかのグレードよりも装備の充実度は劣ります。
肝心のエンジン性能や燃費に違いはなく、必要な機能は十分です。そのため、装備に大きなこだわりがなく価格を抑えて購入したいなら、Lグレードをおすすめします。
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PRダイハツSUVの中古車
※価格は支払総額
まとめ
ダイハツのコンパクトSUVはパフォーマンスも実用性も優れています。もし購入を検討しているなら、在庫が豊富で信頼できる業者を選びましょう。ネクステージは在庫が豊富でおすすめです。ダイハツ・ロッキーの中古車も取り扱っています。
ネクステージのサイトから全国の中古車の在庫を検索していただき、気になる中古車を近くの店舗に取り寄せることも可能です。ご覧いただくだけでも構いませんので、気になる車があれば気軽にお問合せください。