レンジローバーイヴォーク誕生の歴史とは?魅力やグレード展開も紹介
レンジローバーイヴォークは、ランドローバーが販売するコンパクトSUVです。コンパクトサイズながら、存在感のあるエクステリアと高い走行性能から、SUVファンだけでなく多くの方から愛されています。
レンジローバーイヴォークは、輸入車SUVを探している方の選択肢のひとつにもなるでしょう。その際に、イヴォークの歴史や現行モデルの詳細を知っておくと、さらなる魅力に気がつくかもしれません。
そこでこの記事では、イヴォークの歴史、現行モデルのスペック、新車・中古車相場を紹介します。最後まで読むことで、自分に合ったレンジローバーイヴォークを見つけられるでしょう。
※目次※
5.ネクステージでレンジローバーイヴォークの中古車を見つけよう!
・レンジローバーイヴォークは、コンセプトカー「LRX」を体現したコンパクトSUV
・現行モデルは2019年にデビューした2代目。2023年には初のマイナーチェンジが行われた
・レンジローバーイヴォークの中古車は、正規販売店でもあるネクステージで探そう
レンジローバーイヴォークの誕生までの歴史
レンジローバーイヴォークが誕生したのは2011年です。その誕生には、ランドローバーのフラッグシップモデル「レンジローバー」が大きく関係しています。まずは、レンジローバーの歴史とともに、レンジローバーイヴォーク誕生までの流れを見てみましょう。
1969年:レンジローバーの原型が誕生
レンジローバーの歴史は、1969年に始まりました。初代レンジローバーの原型となる、26台のプロトタイプが作られます。情報が世に漏れないように、イタリア語でベールやカバーを意味する「VELAR(ヴェラール)」という名前が付けられ、全てのプロトタイプに「VELAR」のバッチが装着されました。
この「VELAR」という名前は、プロトタイプだけでは終わりません。48年の時を経て、2017年に「レンジローバー ヴェラール」として再登場しています。
1970年:初代レンジローバーが登場
プロトタイプが作成された翌年の1970年に、初代レンジローバーが世界初公開されました。
初代レンジローバーは、美しいデザインと高い性能を持つ3ドアモデルです。フルタイム4WDが初めて設定されたのも、この初代レンジローバーです。1981年には、4ドアの「レンジローバー クラシック」が追加されました。
1994年:高級感がアップした第2世代
初代レンジローバーの登場から24年後の1994年に、初のフルモデルチェンジが行われました。初代レンジローバーを継承しつつも、ヘッドライトが丸型から四角に変わるなど、デザインを刷新しています。
しかし、現在のレンジローバーにもつながるクラムシェルボンネットに書かれた「RANGE ROVER」は、第2世代にもしっかりと受け継がれました。2代目レンジローバーにも愛称があり、P38シリーズやセカンドレンジと呼ばれています。
2001年:大きく進化した第3世代
第3世代へのモデルチェンジは、前回の周期よりも短い7年後です。2001年に登場した第3世代レンジローバーは、シングルシェルのモノコックボディを採用しました。
ボディデザインは、イタリアのボートメーカー「Riva社」のスピードボートからインスピレーションを受けています。また、車内にも高級ヨットの装備からヒントを得たメタリックフィニッシュが施されました。
第3世代の時代には、2004年にコンセプトカーの「レンジストーマー」が、2005年にはレンジローバーでは初のスポーツSUVである「レンジローバー スポーツ」が誕生します。そして、2008年には、レンジローバーイヴォークへと続くコンセプトカー「LRX」が発表されました。
2011年:初代レンジローバーイヴォークがデビュー
コンセプトカー「LRX」を忠実に反映させた初代レンジローバーイヴォークは、2010年のパリモーターショーで発表され、翌年の2011年にデビューします。
パリモーターショーでは、これまでのSUVと一線を画すクーペスタイルが、大きな話題となりました。また、扱いやすいコンパクトサイズであることも大きな特徴です。
2015年には、SUVとしては斬新なオープンカーモデル「レンジローバー イヴォーク コンバーチブル」が発表されました。
(参考:『【ランドローバー】レンジローバー イヴォーク初代との違いや最新モデル情報|新車・中古車の【ネクステージ】』)
2019年:2代目レンジローバーイヴォークを発売
2代目レンジローバーイヴォークは、英国で2018年に発表され、2019年に日本国内での販売が始まりました。
レンジローバーイヴォークの特徴であるクーペスタイルを受け継ぎながらも、よりスタイリッシュでモダンなデザインとなっています。
また、2代目からはレンジローバー初となるマイルドハイブリッドシステムが採用されました。マイルドハイブリッドが採用されるのは、ガソリンモデルとディーゼルモデルの両方です。
(参考:『レンジローバーイヴォーク(ランドローバー)のモデル・グレードカタログ一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
最新レンジローバーイヴォークの魅力を解説
現行の2代目レンジローバーイヴォークは、2023年7月に初のマイナーチェンジが行われました。エクステリアやインテリアが一新され、室内の快適性もアップしています。ここでは、マイナーチェンジ後のレンジローバーイヴォークの特徴を見てみましょう。
エレガントでシャープなデザイン
マイナーチェンジで大きく変わったのは、フロントグリルのデザインとヘッドライトです。レンジローバーイヴォークの特徴である、エレガントでシャープなクーペシルエットはしっかりと継承されています。
ヘッドライトは、従来のシーケンシャルターンランプ付きマトリックスLEDから、シグネチャーDRL付きのピクセルLEDに変わりました。
また、コントラストルーフはオプションで「ナルヴィックブラック」と「コリンシアンブロンズ」から選択できます。
安らげる車内空間
車内は、上質な素材やデザインにより快適で安らげる空間に仕上がっています。フロントシートは、運転席メモリを搭載した12wayまたは14wayの電動調整式です。ヒーターとクーラーが内蔵されているため、冬場だけでなく夏場も快適に過ごせます。
また、車内の空気をきれいにするナノイーXを搭載した「空気清浄システムプロ」が、オプションで追加可能です。
快適さが高まる便利な機能
新デザインのセンターコンソールには、新型のシフトレバーとフローティング型の11.4インチ曲面ガラスタッチスクリーンが搭載されました。
また、スイッチ類は先進のインフォテインメントシステム「Pivi Pro」に統合され、タッチスクリーンにて操作可能です。
サウンドシステムは3種類あり、6スピーカーのサウンドシステムに加え、10スピーカーのMERIDIAN製サウンドシステム、14スピーカーのMERIDIAN製サラウンドサウンドシステムがグレード別で設定されます。iPhone接続&充電ドッグは、iPhoneユーザーにはうれしい機能です。
最新のドライバーアシスト
レンジローバーイヴォークには、先進の安全機能「ドライバーアシスタンス」を搭載しています。
全車に標準装備されているのは、エマージェンシーブレーキや360°サラウンドカメラ、レーンキープアシストなど、走行時だけでなく駐車をサポートする機能です。
また、さまざまなシーンに特化した「パークパック」「ドライバーパック」「ドライバーアシストパック」といったオプションパックも選択可能です。
(参考:『ランドローバー レンジローバーイヴォークの新型の特徴!中古で買うなら?|新車・中古車の【ネクステージ】』)
レンジローバーイヴォークの現行モデルのスペック
現行のレンジローバーイヴォークには、4つのグレードがあります。それぞれ搭載エンジンなどが異なるため、グレードごとの違いやスペックを確認しましょう。ボディサイズは各グレード共通となっています。
全長×全幅×全高(mm) |
4,380×1,905×1,650 |
ホイールベース(mm) |
2,680 |
最低地上高(m) |
211 |
レンジローバーイヴォークS
イヴォークSはエントリーグレードです。エンジンタイプは2種類あり、ガソリンモデルとマイルドハイブリッドのディーゼルモデルから選べます。シートは「クインレザーシート」です。基本スペックは以下からご確認ください。
エンジンタイプ |
P200(ガソリン) |
D200マイルドハイブリッド(ディーゼル) |
総排気量 |
1,997 |
1,998 |
最高出力(kW/ PS /rpm) |
147 /200 /5,500 |
150/ 204/3,750 |
最大トルク(N・m/ rpm) |
320 /1,500 |
430/ 1,750~2,500 |
WLTCモード燃費 |
8.9 |
13.3 |
レンジローバーイヴォーク ダイナミックSE
ダイナミックSEは、Sグレードよりも上質な装備が標準化されています。大きく異なるのは、LEDヘッドライトがシグネチャーDRL付きになること、MERIDIAN製サウンドシステムが採用されること、シートが「クインレザーシートフェイシング(エボニー)」に変わることです。スペックに関しては、レンジローバーイヴォークSと変わりません。
エンジンタイプ |
P200(ガソリン) |
D200マイルドハイブリッド(ディーゼル) |
総排気量 |
1,997 |
1,998 |
最高出力(kW/ PS /rpm) |
147 /200 /5,500 |
150/ 204/3,750 |
最大トルク(N・m/ rpm) |
320 /1,500 |
430/ 1,750~2,500 |
WLTCモード燃費 |
8.9 |
13.3 |
レンジローバーイヴォーク ダイナミックHSE
ダイナミックHSEは、装備が充実するだけでなく、パワートレインもグレードアップします。マイルドハイブリッドのディーゼルエンジンはなくなりますが、代わりにプラグオンハイブリッドの選択が可能です。
ダイナミックHSEには、フロントフォグランプ、固定式パノラミックルーフが追加されます。サウンドシステムとシートは、ダイナミックSEと変わりありません。基本スペックは以下からご確認ください。
エンジンタイプ |
P250(ガソリン) |
P300eプラグインハイブリッド(ガソリン) |
総排気量 |
1,997 |
1,498 |
最高出力(kW/ PS /rpm) |
183/249/5,500 |
147/200/5,500~6,000 |
最大トルク(N・m/ rpm) |
365/1,500-4,500 |
280/2,000~4,500 |
WLTCモード燃費 |
8.9 |
12.7 |
レンジローバーイヴォーク オートバイオグラフィ
オートバイオグラフィは、最上級グレードです。走行中のホイールポジションやボディの動きをモニタ リングできる「アダプティブダイナミクス」、優れたコーナリングを可能にする「トルクベクタリングバイブレーキ」が標準装備となります。
また、サウンドシステムがMERIDIAN製サラウンドサウンドシステムになり、シートは「エクステンデットウィンザーレザーシート(エボニー)」です。エンジンタイプとスペックは、ダイナミックHSEと変わりません。
エンジンタイプ |
P250(ガソリン) |
P300eプラグインハイブリッド(ガソリン) |
総排気量 |
1,997 |
1,498 |
最高出力(kW/ PS /rpm) |
183/249/5,500 |
147/200/5,500~6,000 |
最大トルク(N・m/ rpm) |
365/1,500-4,500 |
280/2,000~4,500 |
WLTCモード燃費 |
8.9 |
12.7 |
(参考:『レンジローバーイヴォーク(ランドローバー)の燃費情報|新車・中古車の【ネクステージ】』)
レンジローバーイヴォークの売買価格を調査
レンジローバーイヴォークはコンパクトSUVですが、輸入車のため同等サイズの国産車よりも高額です。新車は予算を超えるため購入が難しいという場合は、中古車も検討してみましょう。
ここでは、レンジローバーイヴォークの新車価格と中古車相場、買取価格相場を紹介します。
レンジローバーイヴォークの新車販売価格
現在販売されているレンジローバーイヴォークの新車価格は、以下の通りです。
グレード名 |
エンジンタイプ |
新車価格(税込み) |
イヴォーク S |
ガソリンモデル |
699万円 |
ディーゼルマイルドハイブリッドモデル |
735万円 |
|
ダイナミックSE |
ガソリンモデル |
735万円 |
ディーゼルマイルドハイブリッドモデル |
834万円 |
|
ダイナミックHSE |
ガソリンモデル |
883万円 |
プラグインハイブリッドモデル |
972万円 |
|
オートバイオグラフィ |
ガソリンモデル |
964万円 |
プラグインハイブリッドモデル |
1,036万円 |
(2023年12月時点の情報です)
現在の中古車販売価格
ネクステージでは、2023年12月現在73台のレンジローバーイヴォークを取り扱っています。初代モデルの中古車相場は194万9,000円~389万9,000円、2代目モデルの中古車相場は389万9,000円~671万6,000円です。エンジンタイプ別の中古車相場は、以下をご確認ください。
ガソリン |
ディーゼル |
プラグインハイブリッド |
194万9,000円~669万9,000円 |
284万3,000円~610万1,000円 |
在庫なし |
(参考:『レンジローバーイヴォーク(ランドローバー)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
現在の買取相場
ネクステージで最も買取実績が多いのは、2023年式モデルです。一例として、走行距離1万3,940kmのHSEが247万5,000円、走行距離3万5,816kmのHSEが418万4,000円、走行距離4,136kmのSEプラスが243万8,000円となっています。
SUVだけあって、年式は新しくても走行距離は標準よりも長い傾向です。しかし、新しいモデルが市場に多く流れることで購入時の選択肢は増えます。査定額は走行距離だけでなく個々の車両状態によっても変わるため、走行距離を踏まえた上で車両状態をチェックしましょう。
(2023年12月時点の情報です)
(参考:『レンジローバーイヴォーク(ランドローバー車)の買取相場・査定実績一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ネクステージでレンジローバーイヴォークの中古車を見つけよう!
ネクステージは、全国に店舗を展開する中古車販売店です。レンジローバーイヴォークをはじめ、多くの輸入車・SUVを取り扱っています。豊富な在庫の中から、理想の車両を見つけられるでしょう。ここでは、ネクステージの特徴と魅力を紹介します。
全国展開で在庫が豊富
ネクステージは全国に200以上の店舗を展開しており、全国の総在庫数は3万台です。遠方の店舗にある車両は実車確認が難しく、購入を諦める方もいるのではないでしょうか。ネクステージでは、最寄りの店舗に在庫がない場合でも、リーズナブルな価格で最寄り店舗まで取り寄せができます。
また、ネクステージは取り扱う商品の品質にこだわっており、修復歴車などのトラブルを抱えた車両は販売しておりません。納車前には専任のメカニックがしっかり整備をしますので、納車当日から安心してお乗りいただけます。
PRレンジローバーイヴォークの中古車
2023(R5)
ブロンズコレクション P250
認定中古車 1オーナー 限定車 禁煙車 電動パノラマルーフ アダプティブクルーズ デジタルミラー 衝突軽減システム パワーテールゲート 3Dサラウンドカメラ 純正20インチサテンAW スマートキー
2019(H31)
フリースタイル プラス
特別使用車 サンルーフ 黒革シート 禁煙車 全周囲カメラ パワーバックドア 前席シートヒーター MERIDIANサウンド スマートエントリー HIDヘッドライト 衝突軽減システム コーナーセンサー
2021(R3)
R-ダイナミック S
認定中古車 純正20インチAW タッチプロデュオ シートヒーター パワーシート 黒革 テレインレスポンス 液晶メーター アダプティブクルーズ 3Dサラウンドカメラ パワーテールゲート
2021(R3)
S
認定中古車 純正20インチAW ブラックパック タッチプロデュオ シートヒーター メモリ付きパワーシート テレインレスポンス アダプティブクルーズ 3Dサラウンドカメラ パワーテールゲート
2019(R1)
R-ダイナミック S
認定中古車 クリアサイトインテリアリアビューミラー ステアリングパドルシフト インタラクティブドライバーズディスプレイ フロントシートヒーター パワーテールゲート アダプティブクルーズコントロール
2019(H31)
SE
認定中古車 禁煙車 衝突軽減システム オートハイビーム MEIRIDIANサウンド シートヒーター TouchPro パワーテールゲート スマートキー 純正18インチアルミ HIDヘッドライト
2019(H31)
フリースタイル
認定中古車 ハンズフリーパワーテールゲート MERIDIANサウンドシステム フロントシート(ヒーター付) キーレスエントリー フロントフォグランプ クルーズコントロール デジタルテレビ
2021(R3)
DATE
S
認定中古車 純正20インチAW タッチプロデュオ シートヒーター パワーシート テレインレスポンス アダプティブクルーズ 液晶メーター 3Dサラウンドカメラ パワーテールゲート Piviナビ
もっと見る >
ネクステージはランドローバー正規販売店
ネクステージは、ランドローバーの正規販売店として質の高いサービスを提供しています。新車はもちろん、認定中古車の取り扱いもあるため、予算に合わせた選択が可能です。
また、正規販売店にて購入いただいた車両には、ディーラーに定められた保証が適用されます。購入だけでなく点検などのサービスも受けられるため、ぜひ最寄り正規販売店までご相談ください。
まとめ
レンジローバーイヴォークは、2011年にデビューしたレンジローバーのコンパクトSUVです。2023年に2代目初となるマイナーチェンジが行われ、デザイン・性能共に進化しました。
新車価格はベースモデルでも600万円以上し、最上モデルは1,000万円を超えます。予算を超えてしまうという方は、費用を抑えつつ性能の高いモデルが購入できる中古車を検討してみましょう。レンジローバーイヴォークの中古車をお探しの際は、ぜひネクステージにご相談ください。