カイエン・マカン、ポルシェの2大SUVを徹底解説!
カイエンとマカンは、ポルシェが販売している人気のSUVです。スポーツカーメーカーとして知られるポルシェのSUVということもあり、どのような特徴があるのか、それぞれの違いは何かを知りたい方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、カイエンとマカンの特徴や魅力、違いについて解説します。カイエンとマカンが人気を集めている理由や、お得に購入できる方法を把握できる内容です。ぜひ参考にしてください。
※目次※
・カイエンはポルシェ史上初のSUVであり、マカンはカイエンの弟分として誕生した車
・SUVでありながら優れた走行性能とポルシェらしいデザインを継承していることから、高い人気を誇っている
・911のようなスポーツカーよりは安いものの、新車価格は高額。お得に購入したいなら中古車がおすすめ!
ポルシェの代表的なSUV
カイエンとマカンは、どちらもポルシェを代表するSUVです。特徴を見ると兄弟のような関係で、カイエンが先に、マカンが後に発表されました。スポーツカーを多く販売してきたことで有名なポルシェが開発したSUVとは、どのような車なのでしょうか。ここでは、カイエンとマカンの特徴や魅力をご紹介します。
カイエン
「カイエン」はポルシェ史上初のクロスオーバーSUVとして、2002年にデビューしました。スポーツカーメーカーのポルシェのイメージを変えた車として知られています。SUVでありながらポルシェらしい優れた走行性能を備えていることが、カイエンの特徴です。ターボモデルなら、スーパースポーツカーにも見劣りしない出力を発揮します。
レザーを基調としたラグジュアリーなインテリアや、ひと目でポルシェ車と分かるエクステリアも、カイエンの魅力を引き立てる特徴といえるでしょう。
マカン
カイエンの弟分という位置付けで、2014年に登場したのが「マカン」です。カイエンに比べ若干小柄で、価格もリーズナブルといえます。
ベースグレードには直列4気筒ターボエンジンを搭載しており、ポルシェのラインアップでは最も安価な部類に属する車です。車体サイズはカイエンよりやや小さい程度で、カイエンとプラットフォームを共有している「Q5」に比べるとサイズアップしています。
経済的な理由や車体サイズの問題で、ポルシェの購入を悩んでいた顧客層を狙ってリリースされた車といえるでしょう。
カイエンとマカンの関係
マカンの車体サイズは、カイエンと比較しても大きな差があるわけではありません。ベースグレードを比較しても、両者の差は全長175mm・全幅15mm・全高85mmと、通れなかった道を走行できるほどの違いではないことが分かります。
しかし車体サイズ以外の部分では、あらゆる点で兄弟関係だと実感できるでしょう。最も大きな違いは、マカンのベースグレードが直列4気筒ターボを搭載しているのに対し、カイエンはV型6気筒ツインターボからスタートしていることです。
エンジンのグレートに差を出すことで販売価格を下げることが可能となり、マカンはより入手しやすい車となりました。
ポルシェSUVの先駆けカイエンをデザインから見る
カイエンの魅力として、ポルシェらしい美麗なエクステリアと上質感を醸し出すインテリアが挙げられます。スポーツカーの面影を残しつつ、どのようなシーンでも乗り回せるデザインが特徴といえるでしょう。ここではカイエンの人気を高める理由となった、エクステリアとインテリアの特徴や魅力についてご紹介します。
エクステリア
ポルシェは、カイエンをSUVとは定義せず、「新しい形のスポーツカー」と表現しています。クーペと見間違うような流麗な曲線美をまとったボディラインは、ポルシェの伝統的なデザインそのものであり、SUVとうたっていないことも納得できるでしょう。モデルチェンジを重ねても、カイエンのエクステリアは基本のデザインを崩しません。
インテリア
カイエンのインテリアは、レザーを基調とした高級感あふれる雰囲気が特徴です。長い歴史の中でポルシェが培ってきたスポーティなイメージと、高品質な素材でエレガントに仕上げられた質感が融合し、満足度を高めてくれます。モデルチェンジが行われるたびに、座り心地や操作性の快適さを増していることも魅力です。
ポルシェを変えたといわれるカイエン
ポルシェが初めて開発したSUVのカイエンは、ポルシェのイメージを変えた車といわれています。同時にポルシェの販路拡大に貢献し、ヨーロッパにおけるSUVブームの火付け役ともなりました。ここではカイエンが登場したことにより、ポルシェやヨーロッパの自動車市場に与えた影響を解説します。
カイエンが販売領域を広げた
ポルシェの代名詞ともいえる名車「911」は、創業期から改良を重ね、ポルシェを支え続けてきたスポーツカーです。しかし道路環境の整備が遅れている国では911のような車を走らせることが困難で、販路として適さないエリアとされていました。
このような状況を打破したのがカイエンです。SUVならではの走破性を備えたカイエンの登場により、悪路が多いエリアでも走行できるようになりました。また911とは異なり、カイエンならファミリー層も販売ターゲットとなります。
ヨーロッパSUVブームの先駆け
ポルシェが他の高級自動車メーカーに先駆けて販売したカイエンのヒットにより、現在まで続くSUVブームが始まります。それまでSUVを販売していなかったヨーロッパの名だたるメーカーもポルシェの成功に倣い、こぞってSUVをリリースし始めました。
近年ではSUVを販売していないメーカーを探すほうが難しいほど、各社が独自のモデルを展開しています。ポルシェを変えたといわれるカイエンは、SUV市場でポルシェの優位性を築き上げたと同時に、ヨーロッパにおける高級車のトレンドを変えた車であるともいえるでしょう。
カイエンの弟分マカンをデザインから見る
カイエンを若干サイズダウンしたマカンは、カイエンと同様さまざまな魅力を備えている人気のSUVです。ポルシェが継承してきた伝統を残しつつ、カイエンからSUVのよさを引き継ぎ、マカンらしさを発揮する独自性が随所に見られます。ここでは、マカンのエクステリアとインテリアの特徴や魅力をご紹介します。
エクステリア
フロントの両サイドに配された鋭角的な開口部のエアインテークやシンプルながらも存在感を放つスポイラーが特徴的です。また、LEDヘッドライトを新たに装備しました。
リア周りは左右のテールランプが横一列につながっているデザインで、よりスポーティな印象を与えるでしょう。ブレーキランプには、フロントに呼応する形で4灯式のLEDを採用しています。
一般的なクロスオーバーSUVらしからぬポルシェならではの雰囲気を踏襲しつつ、スポーティなイメージを強めたデザインといえるでしょう。
インテリア
操作性が向上し、大幅に進化を遂げたインテリアもマカンの魅力です。911シリーズと共通のGTステアリングホイールをオプションで用意している他、ディスプレイが7.1インチから10.9インチのフルHDタッチスクリーンにアップグレードしています。
最新のインフォテインメントシステム「PCM(ポルシェ・コミュニケーション・マネージメント)」の搭載により、インパネデザインを刷新しているのも特徴です。ADAS系では、歩行者検知機能やブレーキアシスト機能、サラウンドビュー付きパークアシストを標準装備しています。
第2のSUV!マカンが人気の理由
カイエンが多くのファンを獲得し続ける一方で、弟分として誕生したマカンもカイエンに劣らぬ人気を集めています。マカンはなぜ、カイエン同様に高い評価を得ているのでしょうか。ここでは、ポルシェから第2のSUVとしてデビューしたマカンが販売台数を伸ばしている理由についてご説明します。
ポルシェのイメージを引き継いだ
マカンの特徴は、ポルシェらしさを残したデザインです。カイエンにもいえることですが、SUVでありながらポルシェ車だとひと目で分かるシルエットをベースにデザインしています。
マカンやカイエンのシルエットのモチーフとなっているのは、ポルシェの代表的モデルといわれている911のデザインです。ポルシェのブランドイメージを引き継ぐことにより、優れたスポーツ性能を備えた新しいタイプのSUVとしての地位を確立できたといえるでしょう。
カイエンよりも低価格
マカンが誕生した背景には、カイエンが欲しくても価格が高くて手が届かないという方の存在があります。マカンはシリーズのボトム料金を約200万円下げ、カイエンが買えなかった方にもポルシェのSUVを購入してもらいたいとの思いで開発されました。
マカンの兄的存在であるカイエンも、911のようなそれまでのポルシェの車に比べれば安く購入できるという魅力を持っています。カイエンやマカンといったSUVは、ポルシェのブランドイメージを引き継ぎながら安く買える車といえるでしょう。
ポルシェSUVを安く買うためには?
ポルシェのSUVを新車で購入するには、高額な資金を用意しなければなりません。最も安いグレードでも、カイエンは800万円台、マカンは600万円台です。新車には手が届かないと考えている方は、中古車の購入を検討しましょう。安く購入できるだけではなく、豊富な在庫の中から気に入ったモデルを選べます。
ポルシェのSUVの中古車を購入する予定の方は、ぜひネクステージをご利用ください。全国に広がる販売ネットワークから理想の1台を見つけられるでしょう。
ポルシェのSUVを買うなら中古車に注目!
カイエンやマカンを中古で買う際には、中古車がどれくらいの価格で売られているのか相場を把握することが大切です。相場を知った上で、購入できそうな車を探しましょう。ここでは、ネクステージで取り扱っているカイエンやマカンの中古車相場をご紹介します。なお、紹介する車の情報や中古販売価格は、2020年5月時点のデータです。
カイエン
ネクステージで販売している中古のカイエンは、2020年5月現在で7台あります。いずれも走行距離は平均2万km~4万kmです。
ベーシックモデルの価格は約360万円~450万円、カイエンSは約280万円~600万円で、走行距離が短いほど価格も高くなる傾向があります。ハイブリッドモデルも取り扱っているので、燃費が気になる方も満足できるでしょう。
マカン
ネクステージで販売している中古のマカンは、ベーシックモデルとマカンS、マカンGTSの3種類があります。走行距離は平均6,000km~5万4,000kmのものまでさまざまです。
ベーシックモデルの中古販売価格は425万円~540万円、マカンSは570万円~610万円、マカンGTSは650万円~725万円程度となっています。
まとめ
カイエンとマカンは、ポルシェが展開する人気SUVです。SUVでありながらポルシェらしいデザインや走行性能を引き継いでいるのが特徴といえます。
高級自動車メーカーのポルシェが販売する車なので、新車なら最低でもカイエンが800万円台、マカンが600万円台と高額です。お得に購入したい場合は、中古車を検討するとよいでしょう。
カイエンやマカンを中古で購入するなら、ネクステージにご相談ください。現在乗っている車からの乗り換えを希望している場合でも、できるだけ安く買い替えできるよう最適な方法をご提案します。