免許の色がゴールドの人は車の保険料が安い?条件や特典を知ってお得に乗ろう
自動車保険料は車を所有・使用するうえで支払う必要がある維持費のひとつです。定期的に支払う必要があるため、家計の負担になっている方もいるでしょう。ゴールド免許の方は他の色に比べて、保険料が安くなることをご存じでしょうか。
この記事では、自動車保険料におけるゴールド免許のメリットとその理由を解説します。保管免許でもお得にする方法も紹介しますので「ゴールド免許の保険料はどれくらい安くなるのか」「できる限りお得に保険を利用する方法を知りたい」といった疑問も解決するでしょう。ぜひ参考にしてください。
※目次※
・ゴールド免許は1割~2割を目安として割引が適用される。免許更新費用や免許の有効期間など他のメリットも多い。
・保険が始まるタイミングの免許カラーで保険料が決まる。ブリー免許で契約したら保険期間中にゴールドになっても保険料は変わらない。
・自動車保険の内容を変更することで保険料がお得になる場合もある。維持費自体を抑えるならネクステージで中古車を購入しよう。
車のゴールド免許は安い保険料で利用できるの?
運転免許証の色はいくつか種類があります。その中でも、ゴールド免許は保険料も含めてメリットが大きい免許証です。まずこの項目で「ゴールド免許にはどのようなメリットがあるのか」「どうすれば入手できるのか」といった詳細を見ていきましょう。
ゴールド免許について
運転免許証の色には「グリーン」「ブルー」「ゴールド」の3種類が存在します。これらは免許取得からの期間や違反・事故歴によって分けられる、免許証の区分によって異なる仕組みです。それぞれの免許証の区分・色になるための条件や有効期間を以下の表から見ていきましょう。
免許証の色 |
区分 |
なるための条件 |
有効期間 (更新までの期間) |
ゴールド |
優良 運転者 |
免許を受けている期間が継続して5年以上、かつ無事故・無違反 |
70歳未満:5年 70歳:4年 71歳以上:3年 |
ブルー |
一般 運転者 |
免許を受けている期間が継続して5年以上、かつ3点以下の軽微な違反が1回 |
|
違反 運転者 |
免許を受けている期間が継続して5年以上、かつ複数回の違反、または怪我のある事故 |
3年 |
|
初回 更新者 |
継続して免許を受けている期間が5年未満、かつ違反運転者に該当しない |
3年 |
|
グリーン |
新規 取得者 |
運転免許証を初めて取得 |
3年 |
(2021年9月時点の情報です)
ゴールド免許の魅力
上記の表をみれば分かるように、ゴールド免許は無事故・無違反の優良運転者のみが取得できる免許証です。そのため、他の色よりも多くのメリットがあります。
例えば、免許の有効期間(更新までの期間)です。違反運転者になると3年で更新する必要がありますが、ゴールド免許は基本的に5年間有効となります。免許更新は所定の場所に赴く手間があるため、期間が長いことは嬉しいメリットでしょう。
次に、ゴールド免許は講習時間も短く済みます。ブルー免許の場合、一般運転者は1時間、違反運転者・初回更新者は2時間程度です。しかし、ゴールド免許は30分程度の短い時間で済みます。
そして、ゴールドの更新費用は3,000円です。一般運転者は3,300円、違反運転者・初回更新者は3,800円であるため、こちらもお得になります。
また、更新場所も違反運転者などは試験場のみなど限定されますが、ゴールド免許は「指定警察署」「免許更新センター」「試験場」から選択可能です。自宅から最も近い場所を選択できるため、手間と時間が少なく済むでしょう。
最後に自動車保険料です。多くの保険会社でゴールド免許は保険料の割引が適用されます。ゴールド免許の自動車保険料に関しては以降の項目で詳しく見ていきましょう。
ゴールド免許になる方法
ゴールド免許になるための条件は「免許を受けている期間が継続して5年以上、かつ無事故・無違反」であることですが、免許証の色が変わるのは免許更新で新しい免許を受け取るタイミングです。
つまり、今の免許証の色や区分によりゴールド免許になれるまでの期間は異なります。例えば一般運転者であれば、次回の更新日までの5年間はブルーのままです。この期間中、無事故・無違反を継続すればゴールド免許に更新されます。
一方で、現在グリーン免許の場合は3年後の更新でブルーとなり、さらに3年後の更新でゴールドになるという仕組みです。つまり、無事故・無違反を続けたとしても、運転免許証を初めて取得してからゴールドになるまで最短でも6年かかります。
ゴールド免許だと車の保険料が安い理由
ゴールド免許は更新費用も安くなりますが、他の色との金額の差は数百円程度です。費用面のメリットは保険料が多くを占めています。「なぜ安くなるのか」「どの程度安くなるのか」といった詳細を見ていきましょう。
任意保険が安い理由
自動車保険には、加入が義務付けられている「自賠責保険」と自身で選択できる「任意保険」の2種類が存在します。この内、ゴールド免許のメリットが得られるのは任意保険です。
損害保険会社の多くはゴールド免許割引という特典が用意しています。優良ドライバーは事故をする確率が低く、保険を利用する機会が少ないと考えられるためです。
保険料の割引率
ゴールド免許による割引率は約1割~2割です。ただし、全ての自動車保険商品で適用されるとは限りません。また、割引率も損害保険会社や商品によって異なるため、あくまで目安として覚えておきましょう。保険の補償範囲が大きいほど保険料は高くなるため、お得になる金額も大きくなります。
安い保険料が適用される車のゴールド免許の条件
ゴールド免許を持っていれば自動的に保管会社が認知してくれるわけではありません。公的な免許証の更新手続きと保険会社による手続きは別であるため、ゴールド割引が適用されるには条件が存在します。ゴールド免許で保険を更新する際には、ぜひ以下の内容を覚えておいてください。
運転者の免許カラーが対象
家庭を持つ方の場合、ひとつの車を共同で利用する場合もあるでしょう。保険を申し込む際には、約する車を主に運転する人として「記名被保険者」を記入します。そして、ゴールド免許割引の基準となる免許の色は、契約者ではなく記名被保険者のものです。
以下に夫が記名被保険者の場合におけるゴールド免許割引の可否を表にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
夫(記名被保険者) の免許の色 |
妻(契約者) の免許の色 |
ゴールド免許割引の適用 |
ゴールド |
ゴールド |
適用される |
ゴールド |
ブルー or グリーン |
適用される |
ブルー or グリーン |
ゴールド |
適用されない |
免許のみなし規定の更新
自動車保険は、補償期間を開始した日(始期日)の免許の色で保険料が決まる仕組みです。しかし、保険の申込日と始期日には期間が空くこともあります。そのため直近の免許更新により、始期日の時点でゴールド免許に変わる場合もあるでしょう。
このような場合は「みなし規定」が適用されます。運転免許証の更新期間は誕生日の前後1か月までです。この間に始期日が重なるのであれば、割引が適用される場合があります。ただし、適用条件は保険会社によって異なるため、事前に確認しましょう。
適用期間中に青色となった場合も継続
反対に、申し込み後にゴールドからブルー免許となるパターンもあるでしょう。この場合も保険を開始した日の色が基準になるというルールは同様です。始期日が過ぎた後にブルーになったとしても、保険期間中はそのままゴールド免許割引が継続されます。
車の保険料が安いゴールド免許での注意点
メリットの大きいゴールド免許ですが、注意点も理解しておくことが重要です。これは前述の免許の色が変わった場合や記名被保険者の役割が関係しています。保険の契約前・更新前に、ぜひ以下の内容を覚えておきましょう。
期間中のゴールドへの移行はできない
前述の通り、始期日の時点での免許の色が保険に適用されます。つまり始期日の後でブルーからゴールド免許になったとしても、補償期間内の割引はありません。
基本的に自動車保険の契約期間は1年です。1年後の更新まではブルーで支払い続けることになるため注意しましょう。
使用者の変更は見直しが行われる
基本的に記名被保険者が変わる場合は保険会社へ連絡のうえ、変更手続きが必要です。この時、記名被保険者がブルー免許の場合はゴールド免許割引が適用外となります。
一方で、変更した記名被保険者がゴールドであった場合は割引は継続される仕組みです。「ゴールド免許の人を記名被保険者に置けばいいのでは」と考えるかもしれません。しかし、記名被保険者は主にその車を使用する人で申請する必要があります。
内容に相違があれば契約解除や補償の不適用につながる可能性もあるため注意しましょう。
ゴールド以外の免許でも車の保険料をお得にする方法
免許の色とは別に、自動車保険料を安くするポイントはいくつかあります。車種や補償範囲によっても金額は異なるためです。ここで保険料をお得にする方法をいくつかご紹介します。ブルーやグリーン免許で落胆していた方もぜひ参考にしてください。
使用者を限定する
自動車保険を契約する際には「限定なし」「家族限定」「夫婦のみ」「使用車本人のみ」といったように、運転者の範囲を決めます。人数が減るほど事故のリスクも減るため、保険料も安くなる仕組みです。ゴールド免許の記名被保険者に限定すればさらに保険料は安くなります。
記名被保険者以外の人が車を利用しない場合は限定することでお得になりますが、範囲外の人が事故を起こすと補償が受けられません。年齢の若い家族が免許を取得した場合は、家族限定がおすすめです。
使用目的をレジャーにする
保険を契約する際には、使用目的を「業務」「通勤・通学」「日常・レジャー」といった3つから選択します。使用頻度が多いほど事故のリスクが高まるため、保険料は業務使用が最も高く日常・レジャーが少なくなるという仕組みです。
「月平均15日以上は通勤・通学」といったように、保険会社の基準によって区分されています。虚偽の申告は禁物ですが、使用頻度が少なければ日常・レジャーに設定することで保険料は安くなるでしょう。
支払方法を見直す
基本的に自動車保険は1年契約であるため、支払い回数には月払いと年払いが存在します。年払いは一時的な費用負担が大きくなりますが、総額は月払いよりもお得です。家計に影響がなければ年払いを選択するといいでしょう。
また、支払い方も「振り込み」「クレジットカード」「コンビニ払い」などさまざまです。保険会社にもよりますが、振り込みなどは手数料が発生する可能性もあります。できる限り手数料負担がない方法を選びましょう。
保険料が安い車種を選ぶ
自動車保険料は、損害保険料算出機構により年に一度設定される「型式別料率クラス」がひとつの基準となります。型式別料率クラスとは、車種・型式ごとの事故データを基に保険料率を区分する仕組みです。
つまり、保険料率の低い車とは、事故を起こす割合(事故実績)が低い車、安全性の高い車などです。保険会社によりますが、AEB装着で保険料が安くなる場合もあります。
料率は損害保険料算出機構のWebページから「メーカー・車名」もしくは「型式」を入力することで確認できるため、これから車を購入する方はぜひ調べてみてください。
車両保険を見直す
任意保険のひとつである車両保険を付ける際には「免責金額」を設定します。免責金額は事故の際に自身で負担する分の金額です。免責金額を高く設定すれば、保険会社の負担も減るため保険料は安くなります。
車両保険は人体ではなく主に自身の車の修理費を補償するものであるため、付けないという選択肢もあるでしょう。一方で、事故を起こした際のリスクも大きくなります。「ゴールド免許になるまでは安い車や中古車を使用する」など、壁などにぶつけても諦めがつくような選択がおすすめです。
月々の維持費自体を抑えるなら乗り換えも検討しよう!
車を所有するうえで、保険料以外にもさまざまな維持費が必要となります。日常的な費用負担を考えるならば、維持費自体を減らすように対策することも重要です。そこで、ここでは月々の維持費を節約するためのポイントをご紹介します。
車の維持費を抑えるポイント
車の維持費を抑えることで保険料の支払い負担を減らせます。事故のリスクを不安に思うのであれば、他の部分で抑えた費用で保険内容を充実させることもできるでしょう。
主な維持費は自動車税や重量税といった税金、燃費性能で決まるガソリン代などです。これらは車種選びで決まる部分が大きいため、これらの維持費が安い車を選択するといいでしょう。また、購入費自体も抑えられる中古車への乗り換えもおすすめです。
ネクステージを見てみよう
中古車を購入する際はネクステージをご利用ください。ネクステージは全国に店舗を展開する中古車販売店です。豊富なバリエーションの車両を取り揃えたうえで、価格以上の良質な車を提供しています。
修復歴車やトラブルの多いモデルを排除して販売しているため、維持費を抑えられるベストな車に出会えるでしょう。充実したアフター保証も用意しているため、購入後も安心のカーライフを実現できます。
まとめ
自動車保険において、ゴールド免許の方は大きなメリットがあります。しかし、ゴールドでなくても保険料や維持費自体を抑えることは可能です。ゴールド免許になれるように安全運転を心がけることも重要ですが、保険の見直しや中古車への乗り換えも検討してみてはいかがでしょうか。
ネクステージでは、価格帯・車種・グレードを幅広く扱っております。維持費を抑えられる中古車をお求めであれば、車選びからのサポートも可能です。些細な疑問にも丁寧にお答えしますので、一度お気軽にご利用ください。