中古車「トヨタ オーリス」の賢い購入方法や探し方を徹底解説
すでに生産終了になってはいるものの、需要の衰えない車があります。オーリスもそのような車のひとつです。オーリスのように評価の安定した車を購入したいと思っている人もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、オーリスの魅力や中古車事情を解説します。オーリスが評価される理由が分かれば、車選びのポイントも見えてくるでしょう。さまざまな年式やタイプの異なるモデルが出そろった今だからこそ、選ぶ楽しみもあります。
※目次※
・オーリスは海外を意識したコンパクトハッチバック!走り、デザイン、燃費とバランスの取れた1台
・オーリスはモデルが多彩!走行性能や安全性能も年式を追うごとに進化している
・オーリスを購入するなら全国各地の中古車を候補にできるネクステージを活用しよう!
中古車「オーリス」のおすすめモデルは「120T」
トヨタ オーリスとは
トヨタ オーリスは当時の最新技術と海外を意識した車造りが話題になった車種です。日欧戦略車として開発されたコンパクトハッチバックとなっており、2006年から2018年まで販売されていました。
1.8L Dual VVT-i(連続可変バルブタイミング機構)エンジン、1.5L VVT-iエンジンからスタートしたオーリスには、7速スポーツシーケンシャルシフトマチックやSuper CVT-i(自動無段変速機)、6速マニュアルトランスミッション、1.2L直噴ターボエンジンなどさまざまな改良が加えられたため、バリエーションあふれる中古車が販売されています。
大きなモデルチェンジは1度だけですが、マイナーチェンジは何度も実施されており、そのたびに進化を続けました。快適装備や安全性能も大きく進化しているため、カーライフに合わせて必要なレベルを見極めるとよいでしょう。
おすすめモデルは「120T」
オーリスにはさまざまなパワーユニットを搭載したモデルがあります。中でもおすすめが、2015年に発売された2代目モデル「120T」です。トヨタ自動車初の1.2L直噴ターボエンジン(8NR-FTS)を搭載したことで話題になりました。爽快な走りと燃費性能を両立させている点が大きな魅力です。
衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」も標準装備されています。当時の先進技術も多く搭載された、特別感のあるモデルになりました。
スポーツグレードの「120T RS Package」はインテリア・エクステリア共によりスポーティーなデザインになっています。スポーティーなスタイルを求めるのであれば「120T RS Package」、ラグジュアリーな雰囲気が好きなのであれば「120T」という選択になるでしょう。
中古車「オーリス」のモデル紹介
ハイブリッドモデルは2タイプ
オーリスのラインアップには、2016年からハイブリッドモデルが登場します。1.8Lエンジンのハイブリッドシステムが走行燃費30.4km/Lを実現し、力強い走りと優れた静粛性が時代に即した進化として人気を博しました。
グレードは2タイプです。上級グレードの「ハイブリッドGパッケージ」には専用のシートやアルミホイールなどが装着され、ラグジュアリー感が増しています。環境意識の高い人や燃費が気になるという人にはおすすめのモデルです。
スポーツモデル「RS」
「RS」はオーリスのスポーツグレードモデルです。1.8Lエンジンに6速MTという組み合わせで、オーリスの中では唯一のマニュアルトランスミッションになっています。足回りが良く、パワーロスのないダイレクトな感覚が味わえるため、爽快な走りを求める人には特におすすめです。
サスペンションには専用のチューニングが施されています。ステアリングホイールや専用リアエンブレムなど、装備品も専用デザインです。快適装備が簡素化されている分、車両価格が抑えられています。
ベースモデル「150X」
「150X」は1.5Lエンジンが搭載されたモデルです。価格は手頃で、発売当初からのグレード設定であったため、快適装備や安全性能などが異なるさまざまなモデルを見つけられます。より充実した装備を求めるのであれば、上級グレードの「150X Mパッケージ」や「150X Sパッケージ」、特別仕様車などを押さえておきましょう。
「Toyota Safety Sense C」はトヨタの衝突回避支援パッケージとなっており、2015年以降のモデルにオプションで付きます。なお、4WD設定があるのは150Xシリーズのみです。
限定モデル「シャア専用オーリスII」
「シャア専用オーリスII」は2015年に300台限定で発売されたガンダムとのコラボ商品で、トヨタマーケティングジャパンとトヨタモデリスタインターナショナルが2013年10月1日に発売した「シャア専用オーリス」の2代目となるモデルです。
ベース車両は「120T」「180S」「150X S Package(2WD)」「150X S Package(4WD)」の4つになります。インテリア・エクステリア共に多彩な専用アイテムを装着しており、「ガンダム」のシャア大佐の搭乗機をイメージしているのが特徴です。
ボディーカラーは「レッドマイカメタリック」で、スモールランプと連動して発光するフロントグリルのエンブレムや電源ONに合わせて専用オープニング画面を表示する「シャア専用オーリスIIナビ」など、独特の世界観が細部にまで投影されています。ガンダムファンにはぜひおすすめしたいモデルです。
中古車「オーリス」の特徴
エンジン
オーリスのパワーユニットは、1.8L Dual VVT-i(連続可変バルブタイミング機構)エンジンと1.5L VVT-iエンジンからスタートしました。その後、改良を加えながら進化を遂げ、より高い動力性能と低燃費を実現しています。年式が上がるごとに品質も上がっていることが実感できる仕上がりです。
2015年には1.2L直噴ターボエンジン、2016年には1.8Lエンジンのハイブリッドシステムとパワーユニットが拡充され、ドライビングスタイルに合わせた選択が可能になりました。
エクステリア
欧州を意識して開発されたオーリスは、ダイナミックかつ洗練されたデザインが印象的な車です。2012年のモデルチェンジの際には、全長を30mm伸ばし全高は55mm下げた、低く伸びやかなデザインへと進化を遂げています。
大きな開口部を持つフロントバンパーや躍動感のあるサイドラインなど、「SMART DYNAMISM」というテーマにふさわしいフォルムが、爽快な走りへの期待感を高めてくれる1台です。
インテリア
機能性とデザイン性を追求したインテリアは、高い居住性と快適な乗り心地を実現しました。ソフトパッド表皮の採用やメタル調加飾など素材にこだわったアクセサリーが、モダンな雰囲気と特別感を演出しています。
オプション設定の大開口パノラマルーフやアクセントのオレンジステッチが粋な本革シート、クリアブルーイルミネーションを配したスイッチ類など、モデルによって表情が異なるのも中古車ならではの魅力です。
中古車購入時に検討したいオーリスのライバル車種5選
スバル 初代インプレッサスポーツ
スバルのインプレッサスポーツは、2011年に発売されたスポーティーモデルのハッチバックで、現行モデルは2代目です。
1.6Lと2Lの水平対向4気筒エンジンを搭載したモデルがあり、スバル独自の4輪駆動システム「シンメトリカルAWD」の設定もあります。
スタイリッシュな外観とシンプルながら快適な内装、気持ちのよい走りが魅力の車種です。2Lモデルと1.6Lモデルの一部グレードには運転支援システム「アイサイト」も搭載されており、装備の面でも満足度の高い車種としてオーリスのライバル格になっています。
2015年からは2Lエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドモデルも販売し、オーリス同様、時代に則したラインアップです。グレードも幅広いため、予算や好みに合わせて選べます。
マツダ アクセラスポーツ
アクセラスポーツは、2003年に誕生したマツダのコンパクトハッチバックです。「2004年ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー」をはじめとするさまざまな賞を受賞しており、スタイリッシュで個性的なボディや優れたパッケージデザインなど、マツダらしい美しさが多くの人を魅了しています。
中古車は、1.5Lエンジン、2.0Lエンジン、2.3Lエンジン、2.2Lディーゼル、1.5Lディーゼル、ハイブリッドとさまざまなパワーユニットから選べる、バラエティー豊かなラインアップです。
マツダ デミオ
マツダのデミオは5ドアのコンパクトカーです。2019年に生産を終了しています。コンパクトステーションワゴンとしてスタートしたデミオですが、3代目以降はハッチバックに変更しており、スポーティーなコンパクトカーとしてオーリスのライバル車種に名乗りを上げました。その走りには定評があります。
中古車としての価格帯もオーリスと近いため、中古車選びの際には比較しやすいかもしれません。
「魂動(こどう)-Soul of Motion」をテーマに設計された美しい流線形のデザインが特徴的で、内装にも高級感があります。後部座席やラゲージスペースはあまり広くないことを理解しておきましょう。ガソリンエンジンだけでなく、クリーンディーゼルエンジン搭載車もあります。
(参考:『デミオ(マツダ)の中古車一覧』)
ホンダ ヴェゼル
ホンダ ヴェゼルは、2013年に発売されたコンパクトSUVです。2021年にリニューアルされた現行型は、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV(イー・エイチイーブイ)」搭載車とガソリン車で販売されています。
洗練されたシルエットとSUVとしてはゆとりのある室内空間が特徴的です。燃費の良さも魅力のひとつになっているため、街乗り中心のドライブスタイルであっても使いやすく、いざというときはパワフルな走りを楽しめます。
ハイブリッドシステムは初代から搭載されており、中古車市場でも人気です。安全装備については年式によって大きく異なるため、購入を決める前に確認しておきましょう。
(参考:『ヴェゼル(ホンダ)の中古車一覧』)
スズキ スイフト
スイフトはスズキが2000年より販売するコンパクトハッチバックです。現行型は4代目で、ハイブリッド、マイルドハイブリッド、ガソリン車で展開しています。走りにこだわった「スイフトスポーツ」も人気です。
スイフトはモデルによりボディの印象も大きく変わります。デザインや走りに大きな改良が加えられた2代目以降の評価が高く、注目ポイントです。中古車であればかなり手ごろな価格で手に入れられます。
(参考:『スイフト(スズキ)の中古車一覧』)
オーリスの中古車相場の目安
トヨタ オーリスの中古車は、2022年8月現在、30万円~140万円くらいで販売されています。年式が新しいものや期間限定車は高価格帯になってしまいますが、モデルによって価格は異なるため、低予算で見つけることも十分可能です。
走りにこだわるのか、装備にこだわるのかで選ぶ車種も異なるため、ポイントを絞った車探しをするとよいでしょう。特に「150X」は流通量も多いため、オプション装備のバリエーションも豊富です。走行距離の短いものも見つけられます。「120T」であれば、100万円~140万円くらいの予算を見て、状態の良いものを探しましょう。
(参考:『オーリス(トヨタ)の中古車一覧』)
PRトヨタのコンパクトカー
※価格は支払総額
まとめ
トヨタ オーリスは、日欧戦略車として開発されたコンパクトハッチバックです。ベースモデル、スポーツモデル、ハイブリッドなどさまざまなモデルがあるため、自分に合ったものを選べます。おすすめは、爽快な走りと燃費性能を両立させた「T120」です。
オーリスやライバル車をお探しの際には、ネクステージをぜひご利用ください。ネクステージは国内最大級の在庫数を誇る中古車販売店です。熟練バイヤーによるこだわりの仕入れで、売れ筋モデルだけでなくさまざまなカラーやグレードのバリエーションを取りそろえています。