ヤリスのハイブリッドモデルは燃費が良い?ライバル車種との違いは?
ヤリスはトヨタが販売する人気のコンパクトカーです。ハイブリッドモデルとガソリンモデルがありますが、それぞれどれほどの燃費性能を持つのでしょうか。
この記事では、ヤリスのハイブリッドモデルの燃費性能、GRヤリスやヤリスクロスとの違いを紹介します。この記事を読むことで、ヤリスの燃費性能が良いのか判断でき、車選びの参考になるでしょう。
※目次※
6.燃費性能以外もチェック!ヤリス ハイブリッドモデルの魅力は?
・ヤリスのハイブリッドモデルの燃費(WLTCモード)は、30.2km/L~36.0km/L
・ヤリスの派生車種であるヤリスクロスのハイブリッドモデルの燃費(WLTCモード)は、25.0km/L~30.8km/L
・ヤリスは燃費性能だけでなく、取り回しやすさや安全性にも優れている
ヤリスのハイブリッドモデルの燃費は?
ヤリスは、コンパクトボディながら力強い走りを思わせるスタイリング、トップクラスの燃費性能が魅力の車です。特にハイブリッドモデルはガソリンモデルよりも燃費性能に優れていますが、どれほどなのでしょうか。
ここではヤリスのハイブリッドモデル、ガソリンモデルそれぞれの燃費性能を紹介します。
(参考:『ヤリス(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ハイブリッドモデルの燃費
ヤリスのハイブリッドモデルの燃費(WLTCモード)は、30.2km/L~36.0km/Lです。電気系および機械系損失を大幅低減したこと、小型化と軽量化を追求したエンジンを採用したことにより、他車を圧倒する高い燃費性能を発揮します。
E-Fourモデルは、乾燥路面と悪路でトルク配分を自動制御するため、燃費性能に貢献しているのが特徴です。
ガソリンモデルの燃費との違い
ヤリスのガソリンモデルの燃費(WLTCモード)は、19.0km/L~21.3km/Lです。排気量1.5Lダイナミックフォースエンジンに、ロングストローク化、バルブ挟角拡大などを施すことで低燃費を実現しています。
CVTは発進用ギヤを追加することで、低燃費な走りと幅広い速度域での力強い走りを両立させているのが特徴です。
ガソリンモデルは、ハイブリッドモデルにはない排気量1.0Lエンジン搭載グレードがあります。高い燃費性能と低中速域でのトルクフルな走りを兼ね備えたエンジンです。
ヤリスとヤリスクロスの燃費の違いは?
コンパクトカーのヤリスには、派生車種のコンパクトSUV「ヤリスクロス」があります。SUVらしい走破性とスタイリングが魅力の車ですが、燃費性能はどれほどなのでしょうか。SUVというと燃費性能が悪いイメージを持つ方もいるでしょう。
ここでは、ヤリスクロスとヤリスの燃費性能の違いを紹介します。
(参考:『ヤリスクロス(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ヤリスクロスのハイブリッドモデルの燃費
ヤリスクロスのハイブリッドモデルの燃費(WLTCモード)は、25.0km/L~30.8km/Lです。ヤリスのハイブリッドモデルと同じく、各損失を大幅低減させることで圧倒的な燃費性能を発揮するハイブリッドシステムを採用しています。
燃費性能を重視したい方には、エントリーグレードのX(2WD)、スポーティーな走りを楽しみたい方はGR SPORTがおすすめです。
ヤリスクロスのガソリンモデルの燃費
ヤリスクロスのガソリンモデルの燃費(WLTCモード)は、17.1km/L~19.8km/Lです。ヤリスクロスのガソリンモデルに搭載されるエンジンはヤリスの1.5Lガソリンモデルと同じエンジンで、出力やトルクも変わりません。
燃費向上策の差もなく、車両重量はヤリスクロスのほうが重いことから、燃費性能の差が出ていると考えられます。
4WDモデルには路面状況に応じて駆動力などを制御する「マルチテレインセレクト」も備わっているため、走破性を重視したい方は満足できるでしょう。
ヤリスとGRヤリスの燃費の違いは?
GRヤリスは、モータースポーツで勝てる車をコンセプトとして開発されたハイパフォーマンスモデルです。ヤリスをベースとしていますが、搭載するエンジンなどは異なり、GRヤリスのほうが高出力かつ高トルクを発揮します。
GRヤリスの燃費(WLTCモード)は、13.6km/L~18.2km/Lです。ヤリスよりも燃費性能は劣るものの、スポーティーなデザインや走りが好みの方は、GRヤリスを選ぶと満足できるでしょう。
(参考:『GRヤリス(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ヤリス ハイブリッドのライバル車の燃費は?
ヤリスの燃費性能がどれほど良いのか判断するには、ライバル車の燃費性能と比較するのがおすすめです。ヤリスとライバル関係にある車は、アクア、フィット、ノート、スイフトがあります。
ここでは各ライバル車の燃費性能と特徴を紹介しますので、ヤリスと比べてみましょう。
トヨタ アクア
トヨタ アクアは、電気系および機械系損失を見直したハイブリッドシステム、小型軽量化したエンジンを採用したことで圧倒的な燃費性能を発揮します。燃費(WLTCモード)は、29.3km/L~35.8km/Lです。
アクアの駆動用バッテリーには、新型バイポーラ型ニッケル水素電池が採用されました。先代モデルよりも構造がシンプルであることに加え、抵抗が少なくより多くの電流を流せるのが特徴です。
40km/hほどまではEV走行できることから、日常生活の多くで力強い走りを味わえます。
(参考:『アクア(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ フィット
ホンダ フィットのハイブリッドモデルは、ホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」を採用しています。発電用と駆動用モーターを搭載することで、滑らかな走り出しと高速域でのパワフルな走りを両立させているのが特徴です。
発進時だけでなく、市街地走行の多くをEV走行できるため燃費性能に優れています。燃費(WLTCモード)は、23.5km/L~30.2km/Lです。
(参考:『フィット(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
日産 ノート
日産 ノートは、第2世代e-POWERを搭載したコンパクトカーです。
エンジンは発電のみに使用し、タイヤを動かす役割は全てモーターが担います。モーターで駆動するため、発進時や加速時の力強さ、静粛性に優れているのが特徴です。燃費(WLTCモード)は、23.8km/L~28.4km/Lを発揮します。
高速道路走行時にドライバーの負担を軽減するプロパイロット、踏み間違い衝突防止アシストなど安全装備もしっかり備わっていることから、安全性能を重視したい方にも最適です。
(参考:『ノート(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スズキ スイフト
スズキ スイフトのハイブリッドモデルは、排気量1.2L直列3気筒エンジン、マイルドハイブリッドシステムを搭載しています。
高速燃焼化と高圧縮比化による高い燃費性能、低速域からトルクフルな走りを味わえる走行性能が魅力です。燃費(WLTCモード)は、22.7km/L~25.4km/Lを発揮します。
マイルドハイブリッドシステムは、減速時のエネルギーをモーター機能付発電機からリチウムイオンバッテリーとアイドリングストップ車専用鉛バッテリーへ充電するのが特徴です。
発進や加速時などパワーが必要なときには、バッテリーから電力を供給しモーターを駆動させることでタイヤをアシストします。
(参考:『スイフト(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ヤリス ハイブリッドにかかる維持費の目安
ハイブリッドモデルは燃費性能に優れているため経済的ですが、具体的にどの程度の維持費がかかるのでしょうか。以下は、ハイブリッドモデルで年間走行距離1万km時の維持費(目安)一覧です。
グレード |
ハイブリッド(グレードX・2WD) |
燃費(WLTCモード) |
36.0km/L |
ガソリン代(175円/L) |
4万8,611円 |
自動車税 |
3万500円 |
自動車重量税 |
3万6,900円 |
自賠責保険(25か月) |
1万8,160円 |
(2024年3月時点の情報です)
エコカー減税などの優遇措置もありますが、継続的に受けられるものではないため考慮していません。また、維持費には任意保険料、車検などの法定点検費用もかかりますが、価格差が生じやすいことから省略しています。
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燃費性能以外もチェック!ヤリス ハイブリッドモデルの魅力は?
ヤリス ハイブリッドモデルの魅力は燃費性能だけではありません。燃費性能以外にも、走行安定性、取り回しやすさ、安全性能にも優れた車です。ここで紹介する燃費性能以外の魅力を読むことで、ヤリスの違った良さが見つかるでしょう。
コンパクトで走行しやすい
車を日々運転する上で、大切なポイントが取り回しの良さです。車の取り回しやすさは最小回転半径で判断でき、最小回転半径が小さいほど取り回しに優れた車といえます。
ヤリスの最小回転半径は4.8m~5.1mです。5ナンバーサイズであることに加え、最小回転半径も小さいことから、ヤリスは取り回しやすい車と判断できます。道幅の狭い道路を走行する機会の多い方、駐車が苦手な方ほど、取り回しやすさを実感できるでしょう。
安定性があって乗り心地が良い
ヤリスは「軽く、小さく、扱いやすく」をコンセプトに開発されました。コンパクトカーとして初のTNGAプラットフォームを採用し、ドライバーポジションの見直しとパワートレインの重量配分を最適化したことで、車両全体の低重心化を実現しています。
プラットフォームの構成部品の剛性にもこだわることで、車の剛性を向上させました。これにより、ドライバーは意のままに車を操る楽しさを味わえます。
先進安全装備を搭載している
ヤリスは、一般道路・高速道路走行時、駐車時まで幅広い運転シーンでドライバーの安全運転をサポートする機能が備わっています。
アドバンストパークを使えば、スイッチ操作だけで並列駐車と縦列駐車が可能です。ドライバーはステアリングホイールに手を添え、ブレーキペダルに足を乗せるだけで済みます。
Toyota Safety Senseも備わっているため、自転車・歩行者との衝突防止、高速道路での先行車追従などが可能です。
ボディカラーが充実している
ヤリスのボディカラーは、モノトーンカラーの他、ルーフとボディ部分の色が分けられた2トーンカラーも選べるのが特徴です。
定番色のホワイト系だけでも、色合いが異なるスーパーホワイトII、プラチナホワイトパールマイカの2種類があります。個性的なボディカラーが好みの方は、2トーンカラーがおすすめです。
2トーンカラーはいずれもルーフ部分がブラックに塗装されます。明るいボディカラーを選べば、ルーフ部分とのコントラストも楽しめるでしょう。
まとめ
ヤリスの燃費(WLTCモード)は、ハイブリッドモデルが30.2km/L~36.0km/L、ガソリンモデルが19.0km/L~21.3km/Lです。トヨタには派生車種としてヤリスクロスやGRヤリスもありますが、燃費性能を重視するのであればヤリスをおすすめします。
ヤリスは燃費性能に優れているだけでなく、先進安全装備の採用、乗り心地の良さなども魅力的なポイントです。選択肢を広げたい方は、ライバル車とヤリスを比較しましょう。
▼ライタープロフィール
畠山達也
自動車Webライター
自動車免許のほか、一級自動車整備士、フォークリフト運転免許などを保有するライター。自動車メーカーや部品業界に携わった際の知識や経験を活かし、Webメディアを通して「車の楽しさ」を発信している。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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