ボルボはどんな車なの?基本情報とラインアップ
ボルボはさまざまな賞を受賞している評判の良い外国車です。しっかりとした理念と妥協のない車造りが多くのファンを魅了しています。どんな車なのか詳しく知りたいという方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、ボルボの基本をまとめます。
他のメーカー車にはないボルボの魅力と特徴が分かれば、ボルボを愛車にするという新たなステップが見えてくるかもしれません。よく比較される車種についても取り上げますので、車選びの判断材料にしてみてください。
※目次※
・ボルボは北欧の国スウェーデン生まれの自動車メーカー!あたたかみのある北欧デザインとクラフトマンシップにあふれた上質感が特徴的
・ボルボのこだわりは安全性!常に最先端の技術で安全を確保する装備が満載
・現行モデルはすべてHVかPHV!中古車を探せば貴重なガソリン車やディーゼル車も手に入る
ボルボの基本を総まとめ
日本におけるボルボの流通量は、あまり多くありません。それでいて「日本カー・オブ・ザ・イヤー」や「グッドデザイン賞」など、日本国内でもさまざまな賞を受賞しています。これはボルボのこだわりが、「ものづくり」の国である日本に認められた証拠です。ボルボのこだわりとは何なのか、どのような魅力があるのか、詳しく見てみましょう。
ボルボは北欧生まれの自動車メーカー
ボルボは北欧の国スウェーデンで生まれた自動車メーカーです。現在でも本社はスウェーデンにあり、生産拠点はスウェーデン、ベルギー、中国、マレーシア、インド、アメリカと点在しています。
創業は1927年です。「過酷な気候風土をもつスウェーデンの道でも安全に走れる車を」という願いからスタートしたボルボの理念には、常に安全性を高める姿勢が貫かれており、現在に至るまで変わっていません。
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安全性はボルボ最重要のテーマ
ボルボが生み出す車には、安全性の面で常に最先端の技術が採用されています。世界初の安全技術を開発することも珍しくありません。
例えば、1959年には3点式シートベルトを開発し、特許を取得しました。その際、特許を無償で公開し、その技術は現代に至るまで活用されています。1991年には「850シリーズ」に世界で初めてサイドエアバッグを装備しました。
安全技術の開発において世界をけん引してきたボルボの進化は止まらず、2021年現在はむち打ち症のリスクを軽減するシートや最高速度を制限できるケア・キーなど、他にはない特徴的な安全装備が採用されています。
サステナビリティへの取り組み
ボルボでは、サステナビリティへの取り組みにも力を入れています。CO2排出量削減への取り組みとして行っているのは、電動化へのシフトチェンジです。2019年以降に発売されたボルボの新車はすべて電動モーターを搭載しています。
2008年以来、欧州工場の電力はすべて水力発電でまかなっており、これは自動車の製造工程においてもCO2を削減するべく始めた取り組みの一環です。廃棄物を最小限に抑えること、リサイクルされたバイオベースの材料をより多く利用するように車を設計することなど、その取り組みは多岐にわたります。
優れたデザイン性は折り紙付き
北欧デザインの原則は、「外見が美しく、シンプルで、機能的」というものです。ボルボにもこの精神が息づいており、ハンドメイドの革製品や上質なウッドパネル、特殊技法で加工されたメタルの表面など、クラフトマンシップがインテリアの随所に表れています。
とはいえ、中心に据えられているのはやはり安全性です。安全性と北欧デザインの見事な融合が、多くの人を引き付ける大きな理由のひとつと言えるでしょう。
「2017-2018 日本カー・オブ・ザ・イヤー」や「2018-2019 日本カー・オブ・ザ・イヤー」、「2018年欧州カー・オブ・ザ・イヤー」「2018年度グッドデザイン賞」など、受賞歴は数えきれません。
ボルボのラインアップ
2021年11月時点におけるボルボの新車、中古車のラインアップを見てみましょう。現在新車販売されているボルボ車は、すべてが電動モーター搭載のHV(48Vハイブリッド)かPHV(プラグインハイブリッド)です。高級車らしい大き目のサイズが中心になっています。価格は、最も安いもので400万円台から、一番高い車種はS90の894万円~です。
ボルボのセダン
モデル名 |
S60 |
S90 |
サイズ |
4,760×1,850×1,435mm |
4,970×1,890×1,445mm |
燃費 |
13.7㎞/L(WLTCモード) |
㎞/L(WLTCモード) |
動力システム |
PHV・HV |
HV |
価格 |
499万円~ |
894万円~ |
※2021年11月時点の情報
ボルボのステーションワゴン
モデル名 |
V60 |
V90 |
サイズ |
4,760×1,850×1,435mm |
4,945×1,880×1,475mm |
燃費 |
13.7㎞/L(WLTCモード) |
~13.8㎞/L(WLTCモード) |
動力システム |
PHV・HV |
PHV・HV |
価格 |
499万円~ |
694万円~ |
※2021年11月時点の情報
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ボルボのクロスカントリー
モデル名 |
V60 Cross Country |
V90 Cross Country |
サイズ |
4,785×1,895×1,505mm |
4,960×1,905×1,545mm |
燃費 |
12.6㎞/L(WLTCモード) |
~11.6㎞/L(WLTCモード) |
動力システム |
HV |
HV |
価格 |
579万円~ |
844万円~ |
※2021年11月時点の情報
ボルボのSUV
モデル名 |
XC40 |
XC60 |
XC90 |
サイズ |
4,425×1,875×1,660 mm |
4,710×1,900×1,660 mm~ |
4,950×1,930×1,775 mm~ |
燃費 |
~14.0㎞/L (WLTCモード) |
~12.6㎞/L (WLTCモード) |
~12.8㎞/L (WLTCモード) |
動力システム |
PHV・HV |
PHV・HV |
PHV・HV |
価格 |
409万円~ |
649万円~ |
834万円~ |
※2021年11月時点の情報
ボルボの中古車
ボルボは常に進化してきたメーカーですので、すでに生産が終了している車種にも魅力的なものがたくさんあります。また、現在新車販売されているものはすべてHVかPHVであるため、ガソリン車やディーゼルエンジン車は中古車のみです。代表的な車種は以下の通りです。
モデル名 |
V40 |
C70 |
S80 |
排気量 |
1600㏄ |
2500㏄ |
3000㏄ |
駆動 |
FF・4WD |
FF |
FF・4WD |
燃料 |
ガソリン・ディーゼル |
ガソリン |
ガソリン・ディーゼル |
価格 |
97万7,000円~ |
178万9,000円~ |
139万9,000円~ |
※2021年11月時点の情報
(参考:『VOLVO SELEKT』)
ボルボとよく比較される車
ボルボは洗練されたデザインと安全性能の高さゆえに、他とは一線を画していると言ってもよいでしょう。とはいえ、車選びのポイントはデザインと安全性能だけではありません。ここではボルボ車とよく比較されるメーカーや車種を取り上げ、共通点や違いを解説します。これらのポイントを押さえて比較すれば、納得した車選びができるでしょう。
比較されるメーカーはベンツ
ベンツはボルボ同様、高級車としての認知度が高いメーカーです。ラグジュアリーで高級感あふれるブランドイメージは、どちらも共通しています。
安全性では他の追随を許さないボルボですが、ベンツに大きく負けているのはラインアップの豊富さです。2021年11月現在、日本で販売されているボルボは全9モデルと、決して多くはありません。対するベンツは、マイバッハなどサブブランドも含めると40車種以上になります。中古車の流通量も多く、幅広いデザインや価格帯からの選択が可能です。
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ステーションワゴンならスバル「レヴォーグ」
スバルの「レヴォーグ」は、「2020-2021 日本カー・オブ・ザ・イヤー」や「2021年度グッドデザイン賞」を受賞した評価の高い車です。安全性にも力を入れており、日本の道路事情にマッチした設計がなされています。
価格にはかなりの差がありますが、それは質感の差と見てよいでしょう。ひとつひとつに上質を極めたボルボのクラフトマンシップには、それだけの価値があります。レヴォーグの新車購入予算があれば、3年落ちで走行距離も短い中古のボルボを手に入れられる場合もあるため、ここが迷いどころです。
SUVならトヨタ「ハリアー」
国産SUVのトヨタ「ハリアー」は、納車半年待ちとも言われるほどの人気です。「プレミアムSUV」という位置づけで、スタイリッシュで上品なシルエットやこだわりのインテリアに、トヨタの力の入れ様が見て取れます。
ハリアーのハイブリッドは400万円から500万円の価格帯です。さらにワンランク上の質感を求めるのであればボルボという選択肢になるでしょう。ガソリン車であればハリアー、力強い走りと高速巡行時の優秀な燃費を兼ね備えるディーゼル車が欲しいのであれば中古のボルボとなります。
輸入車SUV対決ならBMW「X3」
ボルボのXC60と比較されるのがBMXのX3です。どちらも洗練されたスポーティーなSUVで、価格帯も似ているため、好みで選べます。
XC60のほうがロー&ワイドなサイズ感です。特徴的なキドニーグリルを備えたX3には個性的な存在感があふれています。内装の特徴としては、X3はBMW的なスポーティーさ、XC60は北欧デザインならではの温かさが比較対象です。
なお、XC60はPHVかHVのみ、X3はガソリン、ディーゼル、PHVというラインアップになります。
ボルボは新車も中古車もネクステージで!
新車・中古車に関わりなく、ボルボ車の購入に関心がある方や一度見てみたい方など、ボルボに関してはぜひネクステージをご利用ください。ネクステージには、ボルボの正規販売店や正規輸入車専門店UNIBERSEなど、安心してボルボ車を購入できる店舗がそろっています。
正規販売店では、新車の販売だけでなく認定中古車の購入が可能です。クオリティの確かなボルボ車を安心して手に入れられます。
正規輸入車専門店UNIBERSEでは、さまざまなメーカーの輸入中古車を取り扱っているため、比較しながら好みの1台を見つけていくこともできるでしょう。高価買取もいたします。商品のチェック体勢とアフターサービスには力を入れているため、購入も売却も安心です。
まとめ
ボルボは輸入車の中でも価格帯が高めの高級車です。北欧デザインならではの美しい造りとこだわりの上質感、世界トップクラスの安全性に多くのファンが魅了されています。
ボルボ購入には、ネクステージをぜひご利用ください。正規販売店として新車販売はもちろん、良質な認定中古車も取り扱っています。正規輸入車専門店UNIBERSEでは、さまざまな外国メーカーの中古車と比較しながら選ぶ楽しみもあるでしょう。ネクステージで納得の1台を見つけてください。