現行ヴェルファイアは特別仕様車のみなの?歴代の進化や中古車相場もご紹介
トヨタのヴェルファイアは、兄弟車であるアルファードとともに、高級ミニバン市場において人気を博してきた車です。消費者のニーズが変化するに伴い、ヴェルファイアもモデルチェンジやグレードラインアップが変化してきました。
ダイナミックな外観スタイルや、優れた快適性を誇る室内空間が魅力の高級大型ミニバン ヴェルファイアについて、主な特徴を解説します。生産終了モデルの中古車相場についてもご紹介しますので、自分らしいミニバンを探してみましょう。
※目次※
・現行ヴェルファイアは2021年5月以降特別仕様車「GOLDEN EYESⅡ」のみ設定されている
・高級感あふれる外観のヴェルファイアは走行性能や室内空間の快適性が魅力となっている
・中古車市場で安定した人気のミニバンジャンルの中から旧モデルヴェルファイアをチェックしてみよう
現行ヴェルファイアは特別仕様車のみになっている!
トヨタを代表する高級大型ミニバン ヴェルファイアは、2020年のモデルチェンジはまだ記憶に新しいのではないでしょうか。さらに2021年の発表で、一部改良に加え、特別仕様車のみの設定に変更されました。
従来の特別仕様車「Z GOLDEN EYES」が、外装・内装ともに進化を遂げて「GOLDEN EYESⅡ」という現行モデルとなっています。経緯や特徴を調べてみましょう。
ヴェルファイアのグレードが減った理由
豊富なグレードラインアップが特徴だったヴェルファイアが、このたびシフトチェンジして現行グレードを絞り込んだことに驚いた方は多いのではないでしょうか。グレードが減った理由にはいくつかあります。
最大の理由は、売れ行きの低下です。兄弟車のアルファードが好調な売れ行きを維持しているのに対し、ヴェルファイアは低迷してしまいました。2020年1月~12月の新車販売台数は、アルフォード9万748台に対し、ヴェルファイアは1万8,004台と大きな販売格差が生じています。
現行ヴェルファイアの種類
現行モデルのヴェルファイアは、全3種類です。グレードを統一しても、ガソリン・ハイブリッドおよび2WD・4WDのモデルラインアップからは、幅広い消費者ニーズに応えるトヨタのこだわりが感じられます。
グレード |
パワートレイン |
駆動方式 |
新車価格 |
GOLDEN EYES Ⅱ |
ガソリン |
2WD |
424万円 |
GOLDEN EYES Ⅱ |
ガソリン |
4WD |
449万5,000円 |
GOLDEN EYES Ⅱ |
ハイブリッド |
4WD |
508万8,400円 |
(2022年2月時点での情報です)
現行ヴェルファイアの特徴
2020年5月に発売された「2.5L Z ゴールデンアイズ」は「2.5LZ」をベースとした、ゴールドがアクセントの特別感あふれる特別仕様車です。現行モデル「GOLDEN EYES Ⅱ」は、特別仕様車「Z GOLDEN EYES」をベースとして、さらに進化しました。
どのような特徴があるのかを項目ごとにご紹介します。
外観の特徴
現行ヴェルファイア「GOLDEN EYES Ⅱ」は、その名のとおり、ゴージャスな雰囲気を醸し出すヘッドランプのゴールド加飾が特徴です。フロントマスクには、漆黒メッキ加飾のフロントグリル・ボンネットフードモール・LEDフロントフォグランプモールなどをあつらえています。
リアビューもこだわりのあるデザインで、バックドアガーニッシュ・リアランプガーニッシュは漆黒メッキ仕上げです。随所に、先進性や上質感が感じられます。
内装の特徴
現行ヴェルファイアの内装は、ブラックがメインカラーです。加えてインパネ・コンソールボックス・フロントドアトリムなどは、サンバーストゴールドウッド&ゴールドスパッタリング加飾されており、高級感を醸し出しています。
ゴールドメッキ加飾のスマートキーもアクセントです。多彩なシートアレンジにより、広い居住空間を確保できます。充実した収納スペースや広いラゲッジスペースのおかげで、家族や友人でのロングドライブやアウトドアを、快適に楽しめることが魅力です。
性能の特徴
ヴェルファイアのパワートレインは、ガソリン・ハイブリッドの2種類です。ガソリンモデルのWLTCモード燃費は2WD・4WDとも10.6km/Lで、ハイブリッドモデルは14.8km/Lとなっています。ボディサイズの大きさを考慮すると優れた燃費性能です。
リアのダブルウィッシュボーン式サスペンション採用により、優れた操舵安定性に加え、上質な乗り心地と力強い走行性能を実現しています。トヨタセーフティセンスが標準装備されているのも魅力です。
中古車で買える旧モデルも歴代の進化を遂げている
先代モデルのヴェルファイアは、2020年1月にモデルチェンジされました。ヴェルファイアは、モデルチェンジを行うごとに走行性能や安全性能が強化され、内外装デザインの質感が向上しています。
歴代のモデルチェンジにより、どのように進化してきたのでしょうか。現行モデルに至るまでのヴェルファイアについて、主な特徴をご紹介します。
高級車らしいシャープな外装にチェンジ
ヴェルファイアの外観デザインといえば、圧倒的な存在感を放つダイナミックさであり、力強さと躍動感が感じられる造りが特徴です。
モデルチェンジでは、ヴェルファイアの特徴である大胆さに加えて、高級車らしくシャープな印象をあわせ持つ外装デザインに変更されました。
ボディタイプには「標準ボディ」と「エアロボディ」の2種類が用意されていますが、専用パーツが魅力的なエアロタイプが人気です。
進化した安全技術で安心のドライブ
現行ヴェルファイアでは、旧モデルの安全性能をさらに向上させた装備が搭載されています。どのような安全性能が備わっているのか、順番に見ていきましょう。
・レーントレーシングアシスト(LTA)
高速道路といった自動車専用道路を走行している際に、車線から逸れるような走行になると警報音で知らせてくれます。さらに、車線に復帰するためのステアリング操作サポートにも対応したトヨタブランドで初となる安全機能です。
・プリクラッシュセーフティ
内蔵されたミリ波レーダーと単眼カメラが昼夜の歩行者と昼間の自転車を検知し、衝突の可能性を回避できるようにサポートしてくれる機能です。
・デジタルインナーミラー
車両後方カメラからの映像を表示するデジタルインナーミラーは、後方の安全確認を支援してくれます。
・ブラインドスポットモニター(BSM)
車線変更時に最大で60m後方から接近する車両を検知してくれる機能です。ミニバンの死角ともいえる後側方エリアの安全を守ってくれます。
大型ミニバンでも簡単な取り回し
現行ヴェルファイアでは、大型ミニバンで不安材料として挙げられる狭い場所での取り回しも簡単になるような機能が搭載されています。
「インテリジェントパーキングアシスト2(巻き込み警報機能付き)」は駐車スペースを超音波センサーとカメラで検知し、後退操作でのステアリングのアシストを自動で行います。
また、「リヤクロストラフィックオートブレーキ」は左右後方から接近する車両を検知してドライバーに注意喚起を行い、衝突の可能性がある場合に自動でブレーキを制御するシステムです。
このように、取り回し時の不安材料を取り除いてくれるような機能が、現行ヴェルファイアには搭載されていますので運転しやすさも向上しています。
高級感と快適性がアップした室内空間
現行モデルでは、「Executive Lounge」を超えた上級グレードである「Executive Lounge Z」が発表されました。人気のエアロモデルにExecutive Loungeグレードが追加され、内装の高級感や快適性は旅客機のビジネス・ファーストクラスを彷彿とさせます。
上品な質感のプレミアムナッパ本革がシート表皮に採用され、ブラウンオリーブ・アッシュバールの木目調の加飾の内装がゴージャスです。
磨かれた力強いパフォーマンス
旧型・現行モデル問わず、ヴェルファイアの優れているエンジン動力性能には定評があります。モデルチェンジを経るにつれ、トランスミッションがアップグレードし、レスポンスの良さがさらに増していることが特徴です。
現行モデルと2015年モデルのエンジン性能を下記表にまとめています。最高出力や最大トルクの数字は変わらないものの、トランスミッションが変化していることに注目してください。なお、現行モデルでは3.5Lモデルの設定はありません。
【2015年モデルのエンジン性能】
|
2.5L |
3.5L |
ハイブリッド |
|
エンジン性能 |
最高出力 [kW(PS)/r.p.m] |
134(182)/6,000 |
206(280)/6,200 |
112(152)/5,700 |
最大トルク[N・m(kgfm)/r.p.m] |
236(24.0)/4,100 |
344(35.1)/4,700 |
206(21.0)/4,400~4,800 |
|
トランスミッション |
CVT(無段変速車)[2.5L] |
【現行モデルのエンジン性能】
|
2.5L |
ハイブリッド |
|
エンジン性能 |
最高出力 [kW(PS)/r.p.m] |
134(182)/6,000 |
112(152)/5,700 |
最大トルク [N・m(kgfm)/r.p.m] |
236(24.0)/4,100 |
206(21.0)/4,400~4,800 |
|
トランスミッション |
Super CVT-i(自動無段変速機) |
ヴェルファイアに乗るなら現行モデル以外も検討しよう!
ヴェルファイアは、中古車市場で人気のミニバン車種のひとつです。最近では、SUVの人気が高まり、ミニバン市場は以前ほどの爆発的な人気はありません。しかし、ファミリー層など一定数の安定したニーズがあります。
現在でも、中古車市場でミニバンの売り上げに大きく貢献しているのがヴェルファイアです。2022年2月時点のヴェルファイア中古車市場動向について、現行モデルと旧モデルの中古車価格帯を比較しながらご紹介します。流通台数も豊富なため、好みのグレードをチェックしてみましょう。
ガソリンモデルの中古車
まずは、ガソリンモデルの中古車市場について調べてみましょう。現行モデルヴェルファイアは登場してからまだ日が浅いため流通台数は少ない傾向で、中古車価格相場は新車価格と比較して若干下がっている程度です。しかし、旧モデルでは価格がかなり安くなっているものも見られるようになりました。
【ガソリンモデル※2022年2月時点】
|
旧モデル |
現行モデル |
2WD |
約70~509万円 |
約329~519万円 |
4WD |
約89~409万円 |
約440万円 |
(参考:『ヴェルファイア(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
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ハイブリッドモデルの中古車
ヴェルファイアのハイブリッドモデルは、ミニバンの中古車市場における人気度はトップクラスです。価格帯の値落ち傾向も緩やかで、リセールバリューが高いことが特徴といえます。
現行モデルは発売されたばかりのため、中古車相場価格は高水準をキープしている現状です。一方、旧モデルは全体的にかなり安くなっています。その中でもとくに価格が安くなっているグレードは「Executive Lounge」です。現行モデル・旧モデルの両方で大きく価格が下がっているものも見受けられ、狙い目グレードのためチェックしてみましょう。
現在生産されていない「ロイヤルラウンジ」や「エグゼクティブラウンジ」は、プレミアがついた高額設定となっています。
【ハイブリッドモデル※2022年2月時点】
|
旧モデル |
現行モデル |
2WD |
在庫なし |
在庫なし |
4WD |
約179~454万円 |
(参考:『ヴェルファイア ハイブリッド(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
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高級感あふれるミニバン ヴェルファイアは、旧モデルであってもさほど古さを感じさせません。新車にこだわりがなければ、中古車市場で自分好みのグレードを探してみましょう。中古車を購入する際には、きちんとメンテナンスされている車を選ぶ必要があります。
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まとめ
今回は現行ヴェルファイアのモデルチェンジの内容やグレードのラインアップ、中古車市場の特徴などをご紹介しました。ヴェルファイアには数多くのグレードが用意されており、スペックや装備を見比べて自分に合ったものを選ぶようにしましょう。また、中古車なら人気のヴェルファイアを格安で購入できるのでおすすめです。
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