トヨタのこれまでと現在の魅力とは?ラインアップも一挙紹介!
トヨタは、トップクラスの売上台数を誇る人気の自動車メーカーです。現在では、環境に配慮したハイブリッドやPHEV、シンプルで使いやすいコンパクトカーや軽自動車、高級感のあるミニバンなど多数のモデルを販売していますが、その企業のルーツについて知っている方は少ないのでしょう。
そこでこの記事では、トヨタのこれまでの歴史と魅力、現在販売している車のラインアップを紹介します。トヨタ車の購入を検討している方は参考にしてください。
※目次※
・紡織会社からはじまったトヨタは、自動紡織製作を経て自動車製作を行い、自動車工業へと発展
・トヨタの魅力には、信頼性の高さや低燃費のハイブリッド車の発売、支持層の広さなどが挙げられる
・トヨタの中古車を購入するなら、豊富な在庫数と徹底した品質管理を行うネクステージで探そう
トヨタのこれまでの歴史
現在では自動車メーカーとして名を知らない方はいないほど世界的に人気の高いトヨタですが、そのはじまりやこれまでの経緯を知っている方はあまりいらっしゃらないかもしれません。実はトヨタは、さまざまな苦難や苦境を乗り越え、試行錯誤を重ねたうえで発展した企業です。
ここからは、トヨタの歴史について簡単に見ていきましょう。
はじまりは紡織会社
トヨタ自動車のはじまりは、1918年に創業した豊田紡織株式会社です。豊田佐吉が設立した会社で、この会社から1926年の豊田自動織機製作所、1937年のトヨタ自動車工業や愛知製鋼が誕生し、現在のトヨタグループを形成する各企業が派生していきました。
織機を作る技術を自動車作りの技術に応用してはじまったのがトヨタ自動車です。
自動車への参入のきっかけ
豊田佐吉の長男である豊田喜一郎が、トヨタ自動車の創業者です。父である佐吉が上海の紡織工場の建設にかかりきりであったため、名古屋の紡織工場の技術担当責任者として執務することになりました。
喜一郎は、新型の自動織機の開発を経て新しく豊田自動織機製作所を設立し、関東大震災をきっかけに製作所内に自動車製作部門を設置します。このときから、自動車製作への参入がはじまりました。
「TOYODA」だった?
豊田自動織機製作所で製作した車は、1935年に登録した「TOYODA」というマークを使っています。翌年には、新しいロゴマークの懸賞募集を行い、そこでカタカナの「トヨタ」というロゴを採用しました。
そこで、1937年には正式に濁点を取った「トヨタ」という商標を登録し、すべての表記を「TOYODA」から「トヨタ」へと改称しています。
戦後開発された「トヨペット」
第二次世界大戦後、トヨタは生産に制限があるなかでさまざまな乗用車やトラックの開発を進めました。そのなかで1947年に最初に登場した乗用車が「トヨペット」です。
トヨペットの車体デザインは、フォルクス・ワーゲンのビートルに似た流麗なものでした。また、従来のトヨタ車にはない新しい設計を採用していたのが特徴です。
マイカーブームで大衆車が数多く誕生
1958年頃からはマイカーブームがはじまったことにより、大衆車が数多く誕生します。1956年には日本初の本格的乗用車である「トヨペット・クラウン」、1957年には「トヨペット・コロナ」を発売していましたが、売れ行きはよくなく困難な状況でした。
しかし、初の大衆車として1961年に誕生した「パブリカ」で本格的な量産体制を整え、2代目クラウンや3代目コロナを次々に発売していきます。さらに、1966年には「カローラ」を発売し、日本を代表する大衆車として大成功を収めました。
レクサスで世界進出
北米市場への進出を積極的に行っていたトヨタは、1989年にレクサスブランドを立ち上げます。高級乗用車市場へ新規参入したことにより、米国での人気はもちろん、欧州市場での認知度・人気が上がり、徐々に世界市場へと進出していきました。
未来を考えるトヨタ
トヨタは、新興国とともに重点事業分野と位置づけた「次世代環境車」についても、積極的な事業戦略を行っています。1997年には世界初の量産ハイブリッド乗用車として「プリウス」を発売し、燃費向上と排出ガスクリーン化の技術開発に全力を挙げました。
その後も環境面に配慮しながら車の開発を進めており、現在では数多くのハイブリッド搭載車を発売しています。
トヨタの魅力とは?
トヨタは、さまざまな研究を重ねて安全性能や走行性能を高め、環境性能にも優れた車を数多く発売しました。その性能の高さは世界にも通用するもので、国内の乗用車販売数も常にトップを誇る企業です。ここでは、トヨタの魅力について解説していきます。
世界的にも信頼性が高い
トヨタの魅力としてまず挙げられるのが、故障や不具合の少なさです。外国産の車と比較すると国産車の故障率は低めですが、特にトヨタ車やレクサス車は信頼性が高く魅力もあります。
J.D.パワーによる「2021年米国車両信頼性調査」によると、レクサスがすべてのブランドのなかで最高ランクに、トヨタも第4位に入る好成績です。この信頼性の高さが、トヨタグループの車が世界的に評価される理由でもあります。
ジャストインタイム方式で低コストを実現
トヨタには、生産に必要な部品を必要な分だけ用意する「ジャスト・イン・タイム」と「自動化」を2本柱としたトヨタ生産方式があります。最小の部品在庫で車を生産することで無駄を減らし、多数の在庫を抱えることでの低コストを実現しているのが魅力です。
トヨタ生産方式は、グローバル化に伴い「TOYOTA WAY」として、現在も新たな挑戦を続けています。
低燃費のハイブリッド車
低燃費のハイブリッド車生産に先駆けていることも、トヨタの魅力です。2021年12月現在に発売している4代目プリウスのハイブリッドモデルの燃費は、27.2~32.1km/Lと高い数値になっています。トヨタが発売するセダンタイプのモデルでは最も低燃費な車です。
また、プリウス以外にもハイブリッド専用車である「アクア」や「カムリ」なども燃費のよさで人気があります。
支持層が幅広い
トヨタは性能の高さだけではなく、デザインのシンプルさも魅力です。豊富なラインアップで誰もが気に入る車を手に入れられます。求めるニーズを備えた車をシンプルでスタンダードなデザインで販売しているため、老若男女問わずさまざまな方から支持されている車です。
ディーラーの店舗数が豊富
トヨタと契約しているディーラーの店舗数は、約260社6,000店舗の数が存在します。全国各地に店舗があることは、新車の購入はもちろん、車検や定期点検・修理などのアフターサービスを活用しやすいため、ユーザーの安心材料になっているのではないでしょうか。
トヨタの現在のラインアップ
2021年12月現在、トヨタでは約50台もの車種を販売しています。ガソリン・ディーゼル・ハイブリッド・PHEV・FCEV(燃料電池車)・BEV(バッテリー式電気自動車)など、さまざまなパワートレインのモデルを発売しているため、多くの選択肢から選ぶことが可能です。
ここでは、現在トヨタで販売している車をタイプ別に紹介します。
コンパクトカー
現在、トヨタで販売しているコンパクトカーは6種類です。2021年上半期の国産メーカー乗用車の売上順位では、ほぼすべての車種が20位以内に入るほどの人気があります。
車種(パワートレイン) |
車体価格 |
燃料消費率 (WLTCモード) |
アクア (ハイブリッド) |
198万~259万8,000円 |
30.0~35.8km/L |
カローラスポーツ (ガソリン/ハイブリッド) |
216万9,000~284万1,000円 |
15.8~34.2km/L |
GRヤリス (ガソリン) |
265万~456万円 |
13.6~18.2km/L |
パッソ (ガソリン) |
126万5,000~190万3,000円 |
21.0〜19.0km/L |
ヤリス (ガソリン/ハイブリッド) |
139万5,000~252万2,000円 |
19.2~36.0km/L |
ルーミー (ガソリン) |
155万6,500~209万円 |
16.8~18.4km/L |
(2021年12月時点での情報です)
ミニバン
現在販売しているミニバンのモデルは8種類です。エスクァイアに関しては2021年12月上旬に生産が終了しているため、在庫がなくなり次第販売も終了します。
車種(パワートレイン) |
車体価格 |
燃料消費率 (WLTCモード) |
アルファード (ガソリン/ハイブリッド) |
359万7,000~775万2,000円 |
9.9~14.8km/L |
ヴォクシー (ガソリン/ハイブリッド) |
281万3,800~344万3,000円 |
12.2~19.0km/L |
ヴェルファイア (ガソリン/ハイブリッド) |
424万~508万8,400円 |
10.6~14.8km/L |
エスクァイア (ガソリン/ハイブリッド) |
296万3,400~346万600円 |
12.6~19.8km/L |
グランエース (ディーゼル) |
620万~650万円 |
10.0km/L |
シエンタ (ガソリン/ハイブリッド) |
181万8,500~258万円 |
14.0~22.8km/L |
ノア (ガソリン/ハイブリッド) |
255万6,400~344万3,000円 |
12.2~19.8km/L |
ハイエース ワゴン (ガソリン) |
287万5,000~401万500円 |
8.1~8.8km/L |
(2021年12月時点での情報です)
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セダン
セダンタイプは現在8種類を販売しています。ハイブリッド車やPHEV、FCEVのモデルがあり、燃料消費率の高い車が多いことが特徴です。
車種(パワートレイン) |
車体価格 |
燃料消費率 (WLTCモード) |
カムリ (ハイブリッド) |
348万5,000~467万2,000円 |
21.6~27.1km/L |
カローラ (ガソリン/ハイブリッド) |
193万6,000~303万3,000円 |
14.6~29.0km/L |
カローラ アクシオ (ガソリン/ハイブリッド) |
155万7,600~213万4,000円 |
15.6~27.8km/L |
クラウン (ガソリン/ハイブリッド) |
489万9,000~739万3,000円 |
12.4~20.0km/L |
センチュリー (ハイブリッド) |
2,000万8,000円 |
12.4km/L |
プリウス (ハイブリッド) |
259万7,000~364万円 |
25.4~32.1km/L |
プリウスPHEV (PHEV) |
338万3,000~401万円 |
30.3km/L |
MIRAI (FCEV) |
710万~860万円 |
135~152km/kg (約750~850km) |
(2021年12月時点での情報です)
ワゴン
ワゴンタイプはカローラシリーズのモデルを2種類販売しています。低重心でワイドな造形が特徴で、走行の安定性が高いことが魅力です。
車種(パワートレイン) |
車体価格 |
燃料消費率 (WLTCモード) |
カローラ ツーリング (ガソリン/ハイブリッド) |
201万3,000~308万2,500円 |
14.6~29.0km/L |
カローラ フィールダー (ガソリン/ハイブリッド) |
170万9,400~229万2,400円 |
15.6~27.8km/L |
(2021年12月時点での情報です)
SUV
人気の高いSUVは、現在10種類ものモデルを販売しています。本格的なクロスカントリー、都会での走行にも馴染むクロスオーバー、扱いやすいミドルサイズやコンパクトサイズなど、さまざまなタイプのSUVがあるため、選択肢の多さが魅力です。
車種(パワートレイン) |
車体価格 |
燃料消費率 (WLTCモード) |
カローラ クロス (ガソリン/ハイブリッド) |
199万9,000~319万9,000円 |
14.4~26.2km/L |
CH-R (ガソリン/ハイブリッド) |
238万2,000~314万5,000円 |
14.3~25.8km/L |
ハイラックス (ディーゼル) |
352万7,000~431万2,000円 |
11.7km/L |
ハリアー (ガソリン/ハイブリッド) |
299万~504万円 |
14.7~22.3km/L |
ヤリス クロス (ガソリン/ハイブリッド) |
179万8,000~281万5,000円 |
17.4~30.8km/L |
ライズ (ガソリン/ハイブリッド) |
170万7,000~232万8,000円 |
17.4~28.0km/L |
RAV4 (ガソリン/ハイブリッド) |
277万4,000~410万6,000円 |
15.2~21.4km/L |
RAV4 PHV (PHEV) |
469万~539万円 |
22.2km/L |
ランドクルーザー (ガソリン/ハイブリッド) |
510万~800万円 |
7.9~9.7km/L |
ランドクルーザー プラド (ガソリン/ハイブリッド) |
366万6,000~554万3,000円 |
8.3~11.2km/L |
(2021年12月時点での情報です)
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スポーツ
スポーツタイプの車種は4種類です。コンパクトカーである「GRヤリス」もスポーツタイプに分類できます。
車種(パワートレイン) |
車体価格 |
燃料消費率 (WLTCモード) |
コペン GR SPORT (ガソリン) |
238万2,200~243万7,200円 |
18.6~19.2km/L |
GR86 (ガソリン) |
279万9,000~351万2,000円 |
11.7~12.0km/L |
スープラ (ガソリン) |
499万5,000~731万3,000円 |
12.0~13.1km/L |
GRヤリス (ガソリン) |
265万〜456万円 |
13.6〜18.2km/L |
(2021年12月時点での情報です)
GR・GRスポーツ
トヨタには、モータースポーツ直系のスポーツカーブランド「GR」「GR SPORT」があります。現在は10種類のモデルを発売しており、下記の表以外に「コペン GR SPORT」「GR86」「GRヤリス」「スープラ」も該当車種です。
車種(パワートレイン) |
車体価格 |
燃料消費率 (WLTCモード) |
ヴォクシー GR SPORT (ガソリン) |
330万6,600円 |
- |
CH-R GR SPORT (ガソリン/ハイブリッド) |
278万2,000~314万5,000円 |
14.3~25.8km/L |
ノア GR SPORT (ガソリン) |
330万6,600円 |
- |
ハイラックス GR SPORT (ディーゼル) |
431万2,000円 |
11.7km/L |
プリウスPHV GR SPORT (ガソリン/ハイブリッド) |
384万2,000円 |
- |
ランドクルーザー GR SPORT (ガソリン/ディーゼル) |
770万~800万円 |
7.9~9.7km/L |
(2021年12月時点での情報です)
軽自動車
トヨタで発売している軽自動車は、すべてピクシスシリーズのモデルです。かつてトヨタでは軽自動車を取り扱っていませんでしたが、2011年からダイハツのOEM供給を受けて販売を開始しています。
車種(パワートレイン) |
車体価格 |
燃料消費率 (WLTCモード) |
ピクシス エポック (ガソリン) |
860万200~136万4,000円 |
23.2~25.0km/L |
ピクシス ジョイ (ガソリン) |
131万4,500~173万8,000円 |
18.5~21.0km/L |
ピクシス トラック (ガソリン) |
90万2,000~134万2,000円 |
15.6~16.5km/L |
ピクシス バン (ガソリン) |
104万5,000~160万6,000円 |
14.7~15.6km/L |
ピクシス メガ (ガソリン) |
137万7,200~183万1,500円 |
16.1~17.4km/L |
(2021年12月時点での情報です)
小型モビリティ
トヨタでは、狭い路地での走行やちょっとしたお買い物、ビジネスシーンにも役立つ小型モビリティを販売しています。シーウォークは車道での走行はできませんが、ショッピングセンターや工場、空港内での歩行業務支援が可能です。
車種(パワートレイン) |
車体価格 |
交流電力量消費率 /一充電走行距離 (WLTCモード) |
C+pod (BEV) |
165万~171万6,000円 |
54Wh/km /150km |
C+walk T (BEV) |
34万1,000~35万4,200円 |
- |
(2021年12月時点での情報です)
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まとめ
紡織会社からはじまったトヨタは、さまざまな苦難・苦境を乗り越えて世界進出を果たし、現在では世界中が知るグローバル企業へと飛躍しました。特に地球環境問題への取り組みとして発売したハイブリッド車は注目度が高く、トヨタが躍進するきっかけにもなっています。
ハイブリッド車以外にもさまざまなパワートレインのモデルがあり、ライフスタイルに合う車を見つけやすいのがトヨタの魅力です。
ネクステージでは、トヨタの中古車を多数取り扱っています。人気の車種も新車価格よりもお得に購入できるため、まずはネクステージでお探しください。