BRZは比類ない性能が備わったスポーツカー!特徴や基本スペックを紹介
BRZはスバルが販売している小型スポーツカーです。加速性能、ブレーキ性能、コーナリング性能に優れており、ドライバーの思い通りにコントロールできます。スポーツカーをお探しの方の中には、BRZについて詳しく知りたいという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、BRZの概要や基本スペックについてご紹介します。新車販売価格や中古車販売価格もまとめているので参考にしてください。
※目次※
・BRZはスバルとトヨタが共同開発したライトウエイトスポーツカー。トヨタが販売するGR86はBRZの兄弟車
・BRZの魅力は機能性を兼ね備えたエクステリアデザイン。パワートレインはトヨタ伝統の水平対向エンジンを搭載
・BRZをお得に購入したい方には中古車がおすすめ。スバル車専門店を展開するネクステージなら、ライフスタイルに合った1台を見つけやすい
BRZはFR駆動の軽量スポーツカー
スバルのスポーツカーの魅力のひとつは個性的なデザインです。ステーションワゴンや4ドアセダンなど、他の自動車メーカーにはないボディタイプを採用しています。
BRZは、現行モデルのスバル車の中では唯一となるクーペタイプのスポーツカーです。
他の自動車メーカーとの共同開発によって誕生した経緯を持っています。ここでは、BRZの概要について見ていきましょう。
伝統の水平対向エンジンを搭載
BRZはライトウエイトというカテゴリーに属するスポーツカーです。スバルではBRZ以外に「レヴォーグ」や「WRX S4」というスポーツタイプのモデルを販売していますが、BRZは3つのモデルの中で最もコンパクトに設計されています。
BRZは「水平対向エンジンを指すBoxer Engine」のB、「後輪駆動を意味するRear Wheel Drive」のR、「究極を意味するZenith」のZの頭文字を組み合わせた言葉です。「水平対向エンジンから誕生した究極のリヤホイールドライブ」という意味が含まれています。
スバルとトヨタとの共同開発車
BRZの特徴のひとつは開発の経緯です。トヨタとの共同開発によって誕生しました。スバルがトヨタとの業務提携を開始したのは2005年です。それぞれの経営の独自性を重視しながらも、経営資源を活用してきました。
2008年には生産分野における協力拡大を発表します。具体的には、トヨタからスバルへのOME供給や小型FRスポーツカーの開発などにおける合意がなされました。BRZはスバルとトヨタが培ってきた技術や開発ノウハウが生かされています。
トヨタ・GR86との違いとは?
トヨタが販売するGR86はBRZの兄弟車です。エンジンやボディは共通ですが、細かな特徴は異なります。ひとつ目の違いは販売価格です。ベーシックグレードで比較した場合、BRZは車両本体価格を高く設定しています。
2つ目の違いはエクステリアのデザインです。共通のエクステリアを採用していますが、ヘッドライトやグリルのデザインは異なっています。
3つ目の違いは走行性能です。GR86はカーブでのドリフト走行を意識して設計されました。一方で、BRZは走行安定性を重視した設計になっています。
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BRZの歴史を通して新旧モデルを比較しよう
2012年の発売開始から現在まで10年以上が経過していますが、フルモデルチェンジの実施は1度のみです。初代モデルは上質な走りを体感できるスポーツカーとして人気を集めました。2代目モデルはパワートレインやボディサイズに改良を加え、トヨタとの共同開発を継続しています。ここでは、BRZの初代モデルと2代目モデルの特徴をご紹介します。
2012年3月:初代モデルが登場
初代モデルが発売されたのは2012年3月です。「Pure Handling Delight 」をコンセプトに掲げており、運転の楽しさや気持ち良さを意識した設計になっています。エクステリアデザインでは低重心や空力性能が意識されました。また、スリムなフロントピラーを採用しており、運転中における視認性を高めています。
初代モデルで設定されたグレードは「RA」「R」「S」の3タイプです。「RA」はコストパフォーマンスに優れたスタンダードグレード、「S」は豪華な装備を搭載した最上級グレードになっています。
2021年7月:2代目モデルを発売
2代目モデルが発売されたのは2021年7月です。初代モデルからの改良が図られており、エンジンやエクステリアに変更が加えられました。2代目モデルに搭載されているエンジンはFA24型です。初代モデルでは2.0Lの水平対向エンジンが搭載されていましたが、2代目モデルでは2.4Lに拡大されました。
2代目モデルの全長は4,265mmです。初代モデルと比較すると30mmほど長くなっています。一方で、全高は1,310mmになっており、初代モデルよりも10mmほど低くなりました。
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BRZの特徴を詳しくチェック
BRZの現行モデルは、2021年に発売された2代目モデルです。初代モデルに引き続き、2代目モデルでも水平対向エンジンを採用しています。一方でエクステリアデザインやパワートレインについては改良が図られました。
先進の安全機能も搭載されており、快適なドライブを演出するための装備が備わっています。ここでは、BRZの現行モデルの特徴について見ていきましょう。
美しさと機能性を兼ね備えたデザイン
現行モデルのエクステリアは空気抵抗を意識したデザインです。フロント・サイド・リア・アンダーボディへの空気の流れに配慮しており、直進安定性が高く高速道路でも地面に吸い付くような走りが可能です。
トランクスポイラーやボルテックスジェネレーターなどのパーツを装着しており、スタイリッシュな雰囲気になっています。インテリアはブラックを基調としたデザインです。水平基調のインストルメントパネルを採用しており、運転中でも路面の傾きを瞬時に判断できます。
パフォーマンスを最大化させる優れた走行性能
BRZは2.4Lの水平対向エンジンを搭載です。軽量でコンパクトなサイズながらも、低速域からの力強い走りを体感できます。加速性にも優れており、0km/h~100km/hの時間は6.3秒です。初代モデルと比較した場合、1.1秒の短縮に成功しました。
トランスミッションにも改良が加えられており、エネルギーを効率よく後輪に伝えるように設計されています。6AT車については「スポーツ」「スノー」の走行モードを選択し、シーンに合わせた走りが可能です。
快適なドライブを演出する安全性能
現行モデルではスバルが開発した運転支援システムの「アイサイト」が搭載されています。「ステレオカメラ」を使って検知しており、歩行者や自転車運転者などの識別を可能にしました。検知した情報は最新のソフトウェアに送られ、状況に応じて適切に車体をコントロールします。
BRZは運転に集中しやすいよう、ピラー形状の最適化やステアリングに連動したヘッドライトなどが搭載されています。運転手が必要とする情報はデジタル表示になっており、瞬時に確かめられる設計です。
BRZのカタログ燃費
現行モデルのラインアップは「R」「S」「カップカーベーシック」の3グレード展開です。2022年には特別仕様車の「S 10thアニバーサリーリミテッド」が発売されました。各グレードの燃料消費率は以下の通りです。
グレード |
燃料消費率(WLTCモード) |
R(6MT) |
11.8km/L |
R(6AT) |
12.0km/L |
S(6MT) |
11.9km/L |
S(6AT) |
11.7km/L |
カップカーベーシック(6MT) |
- |
S 10thアニバーサリーリミテッド(6MT) |
11.9km/L |
S 10thアニバーサリーリミテッド(6AT) |
11.7km/L |
カップカーベーシックについてはカタログ燃費の表記はありません。ファミリーカーと比較すると燃費性能は劣りますが、スポーツカーとしては燃費性能に優れています。
(参考:『BRZ(スバル)の燃費情報』)
BRZの全グレードの基本スペックは?
BRZのグレードはベーシックグレード、ハイスペックグレード、競技用モデルの3つです。また、2022年7月には特別仕様車の販売が発表されました。
BRZの基本的な性能は共通していますが、グレードによって装備内容は異なります。購入を検討している方は、グレードごとの違いを確かめておきましょう。ここでは、BRZの基本スペックをグレード別にご紹介します。
R
「R」は現行モデルのベーシックグレードです。他のグレードと比較するとシンプルな装備になっていますが、ドアハンドルのセンサーに触れるだけでドアの開閉ができる「キーレスアクセス」、運転席と助手席の温度を個別にコントロールできる「左右独立温度調整機能付きフルオートエアコン」などが搭載されています。
パワートレインは全グレード共通です。トランスミッションは6MTと6ATの2種類が設定されています。
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,265mm×1,775mm×1,310mm |
排気量 |
2.387L |
最高出力 |
173kW |
最大トルク |
250N・m |
S
「S」は現行モデルのハイスペックグレードです。「R」グレードよりも豪華な装備になっており、18インチのアルミホイールやシートヒーターなどが標準装備になっています。
「R」グレードで採用されているシートはファブリックですが、「S」グレードは高級スエード調の皮革と本革です。トランスミッションは「R」グレードと同じように、6MTと6ATの2種類から選べます。
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,265mm×1,775mm×1,310mm |
排気量 |
2.387L |
最高出力 |
173kW |
最大トルク |
250N・m |
カップカーベーシック
「カップカーベーシック」は「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup」の競技車両として開発されたモデルです。
6点式のシートベルト用アイボルト、6点式でサイドバー付きのロールケージ、空冷式エンジンオイルクーラーなどが標準装備されています。また、レースに参戦しやすいように仕様が設定されているのも特徴のひとつです。「カップカーベーシック」のトランスミッションは6MTのみとなっています。
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,265mm×1,775mm×1,310mm |
排気量 |
2.387L |
最高出力 |
173kW |
最大トルク |
250N・m |
特別仕様車
BRZの特別仕様車は「SUBARU BRZ S 10thアニバーサリーリミテッド」です。「S」グレードをベースにしたモデルで、発売から10周年を祈念した専用アイテムが装備されています。
マットブラック塗装が施された専用アルミホイールを装着しており、ドアミラーやリアのエンブレムもブラックのデザインです。インテリアではブルーステッチが施されたシートを採用しています。
「SUBARU BRZ S 10thアニバーサリーリミテッド」は限定200台の販売でしたが、限定数に達したために注文受付が終了しました。
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,265mm×1,775mm×1,310mm |
排気量 |
2.387L |
最高出力 |
173kW |
最大トルク |
250N・m |
BRZの販売価格はどのくらい?
車の購入計画を立てるときには、車両本体価格を確かめておきましょう。BRZはグレードやトランスミッションによって新車販売価格が異なります。予算や使用目的に合わせてモデルを選ぶのがよいでしょう。
ここでは、BRZの新車販売価格や中古車販売価格をご紹介します。ネクステージでの買取相場もまとめているので参考にしてください。
BRZの新車販売価格
現行モデルの価格帯は308万~355万3,000円となっています。グレードごとの新車販売価格は以下の通りです。
グレード |
新車販売価格 |
R(6MT) |
308万円 |
R(6AT) |
324万5,000円 |
S(6MT) |
326万7,000円 |
S(6AT) |
343万2,000円 |
カップカーベーシック(6MT) |
333万8,500円 |
S 10thアニバーサリーリミテッド(6MT) |
338万8,000円 |
S 10thアニバーサリーリミテッド(6AT) |
355万3,000円 |
トランスミッションで比較した場合、6ATは高く設定されています。ただし、6AT車は運転支援システムのアイサイトが標準装備です。全車速追従機能付きクルーズコントロールや車線逸脱警報などが装備されています。
BRZの中古車販売価格
中古車は車両ごとに販売価格が異なるため、予算に合わせた車選びが可能です。新車では手に入れられない、プレミアムスポーツパッケージやSTIスポーツなどのモデルも選べます。ネクステージにおける、2023年2月時点での中古車販売価格は以下の通りです。
|
中古車販売価格 |
初代モデル |
109万9,000円~279万9,000円 |
2代目モデル |
299万9,000円~374万9,000円 |
(参考:『BRZ(スバル)の中古車一覧』)
新車販売価格が300万円台のBRZでも、中古車なら200万円台で手に入れられます。初代モデルについては100万円台での購入が可能です。
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BRZの買取相場
ネクステージでは、高額査定かつ査定額保証が自慢の「フルスイング買取」を実施しています。2023年2月時点でのBRZの買取相場は36万円~385万2,000円です。ネクステージでの買取例を紹介します。BRZの買取を検討している方は参考にしてください。
グレード |
年式 |
走行距離 |
買取価格 |
STIスポーツ |
2020年式 |
4,455km |
299万円 |
GT |
2019年式
|
9,362km |
289万6,000円 |
STIスポーツクールグレーカーキエディション |
2018年式 |
2万5,641km |
304万円 |
S |
2018年式 |
2万1,714km |
276万3,000円 |
現在では販売されていない初代モデルについても買取可能です。走行距離や年式による変動はありますが、STIスポーツなら高価買取を期待できます。
BRZの中古車ならネクステージにお任せ
中古車なら新車よりも安い価格で販売されており、初期費用を抑えたい方におすすめです。初代モデルも選択肢に含められるので、生活スタイルに合った1台を見つけやすいでしょう。
BRZの中古車をお探しの方はネクステージにお任せください。徹底した品質管理や豊富な在庫台数などの強みがあります。ここでは、ネクステージの2つの魅力についてまとめました。
仕入れから納車までの徹底した品質管理
ネクステージでは中古車に関する専門的な知識を有した熟練のバイヤーが仕入れています。人気のモデルについてはグレード別に取りそろえており、生活スタイルに合わせた車選びが可能です。
販売する全ての車両で徹底した品質管理を実施しており、トラブルリスクの高い車両は事前に排除しています。ネクステージでは第三者による品質鑑定や国家資格を有したメカニックによる納車前整備も実施しており、安心して新しいカーライフをスタートできるのです。
スバル専門店を展開
ネクステージでは通常の店舗に加えてカテゴリー別店舗を展開しています。スバル車専門店では、BRZをはじめとしたスバル車の購入が可能です。グレードやカラーバリエーション別にそろえており、お気に入りの1台を見つけられます。
ネクステージの在庫台数は2023年2月時点で3万台です。最新のモデルから新車では手に入らない生産終了したモデルまで取り扱っています。遠方の店舗からのお取り寄せにも対応しており、最寄りの店舗でのチェックが可能です。
まとめ
BRZはトヨタとの共同開発によって誕生したスポーツカーで、機能性とデザイン性を兼ね備えたエクステリアや高性能のエンジンなどの特徴があります。通常のデザインに加えて競技用モデルも販売しており、使用目的に合わせた購入が可能です。
ネクステージでは、スバル車専門店も展開しておりBRZを豊富に取りそろえています。また、複数の条件を設定できる車両検索サイトも用意しており、自宅での車選びが可能です。BRZをお探しの方はぜひネクステージをご利用ください。