新型フォレスターが2024年に登場?現行モデルの特徴や5つのライバル車種
フォレスターは、快適でスポーティーな走行と安全性の高い、コアテクノロジーが特徴のスバルのクロスオーバーSUVです。現行は5代目で、2018年に登場しました。発売時期やこれまでのモデルライフから近いうちにフルモデルチェンジするのでは、と噂されています。新型がどのようなモデルになるか気になりますが、現行モデルも十分に魅力があります。
この記事では、現行の5代目フォレスターの基本的なスペックと、登場時からの改良点・変化をご紹介します。同様のスペックを持つライバル車との比較も行っていますので、フォレスターが気になっている方はぜひ参考にしてください。
※目次※
・5代目フォレスターは2018年に登場し、2021年にアイサイトが大幅に進化、フルモデルチェンジの時期が近づいているといわれている
・全体的な性能の向上とともに走行性能を重視したグレードも追加された
・魅力的なフォレスターを購入するなら中古車がおすすめ。ネクステージなら在庫が多く多くの車種から希望の車を探せる
新型登場が噂されるスバル フォレスター
フォレスターは、1997年に初代を発売してから現行で5代目です。乗用車をベースとした「クロスオーバーSUV」のカテゴリに分類され、スポーティーな走行性能が特徴です。発売してから2018年の5代目まで5~6年の間隔でフルモデルチェンジが行われ、デザインの変更や新しい性能の追加で進化を続けている車です。
2021年8月にはマイナーチェンジを受けてさらに進化したフォレスターが登場しました。その一方で2022年から2023年にかけてプラットフォームを共有するクロストレック(旧XV)やインプレッサがフルモデルチェンジしたことで、フォレスターも新型の登場が噂されています。ここでは、フォレスターの特徴や改良の内容を見てみましょう。
「森に住む人」が由来のフォレスター
フォレスターは「頼れる相棒」として、特にアウトドアライフを楽しみたい人に向いているSUVです。高い走行性能と快適さに加えて、安全性能やシート、カーゴルームの使いやすさなど、新たな冒険に心が奮い立つようなデザインと性能を兼ね備えています。
水平対向エンジン「SUBARU BOXER」を採用することでの振動の少なさや重心の低さ、軽さやコンパクトさなど、走行の安定性やハンドリング性能が優れていることも特徴です。
また、5代目ではガソリン車だけではなくハイブリッドの「e-BOXER」システムを搭載したモデルも発売されました。これにより、より爽快な加速を実現しています。
2024年頃にフルモデルチェンジが予想されている
これまでフォレスターはインプレッサの約1年後にフルモデルチェンジをすることが多く、インプレッサが2023年に新型になったことからフォレスターは2024年にフルモデルチェンジされるのではないかといわれています。
新車スクープサイトによると、フロントグリルを大型化して迫力のあるエクステリアデザインを採用するのではないかとの予想です。また、パワートレインについてはクロストレックやインプレッサのハイブリッドが先代と同様のe-BOXERであるのに対して、トヨタのシステムを採用したストロングハイブリッドが用意されるのではないかと予想されています。
改良を重ねた5代目フォレスターの変化
2018年3月に発表した5代目フォレスターは同年6月のフルモデルチェンジの後、2019年6月、2020年10月、2021年8月に改良を行い、着々と進化を続けています。
同じ5代目モデルであっても、デザインの美しさや走行性能・安全性能の高さには大きな違いがあるため、ここでは2021年8月の改良点を見てみましょう。
エクステリアのフロント部分が変わった
大幅改良のなかで、まずあげられるのが、エクステリアデザインです。特にフロントは今まで採用していた「DYNAMIC&SOLID」をベースに、新たなデザインコンセプトである「BOLDER」へと発展しました。
スバル車の特徴でもある大型のヘキサゴングリルは、枠をブラック塗装することでより重厚感と逞しさを感じるデザインに変更されました。ヘッドランプやフォグランプ、フォグランプカバーも先進的で引き締まった印象を与えるフロントフェイスに進化しました。
ハンドリングと乗り心地が変わった
今回の大幅改良では、ボディの高剛性化と低重心化による安定感とステアリング操作による迅速な反応など、ステアリングやサスペンションなどのコアテクノロジーも最適化しています。どのような路面状況であっても車体の振動を最小限に抑えるため、同乗者の疲れや酔いを軽減する乗り心地のいい空間となるでしょう。
また、ステアリング操作に対して迅速で的確に反応する他、突然の危機回避でも素早い反応と安定性を発揮するなどのハンドリング性能も向上しています。
新世代アイサイト採用で安全性能が向上した
2代目レヴォーグで初採用された新世代アイサイトを全グレードに搭載したのも改良点としてあげられます。スバルの運転支援システムであるアイサイトは、ステレオカメラが広い視野角で視認距離を認識して車の各ユニットを制御する仕組みです。
衝突回避を行う「プリクラッシュブレーキ」や「緊急時プリクラッシュステアリング」の他、運転負荷を軽減する「ツーリングアシスト」や「全車速追従機能付きクルーズコントロール」など、さまざまなサポート機能が備わっています。
アイサイト搭載車は、国土交通省と独立財政法人 自動車事故対策機構が2019年に行った安全性能評価試験で最高ランクを獲得しました。その高い安全性能は、新型フォレスターを購入するにあたっての十分な安心感と信頼につながるでしょう。
5代目フォレスターは5種類のグレードを展開
登場時は3つだったフォレスターのグレードは5つになりました。それぞれのグレードはボディサイズなどの基本的なスペックはほぼ同じですが、エンジンシステムの違いの他にもエクステリアやインテリアなどの装備面で異なる部分があります。グレードごとの特徴や新車価格、基本装備やボディカラーなどを比較してみましょう。
基本の性能を備えた【Touring】
「Touring」は「e-BOXER」搭載の確かな性能を備えたスタンダードなモデルです。スバル独自の「X-MODE」や「SI-DRIVE」などの基本的なドライブシステムを装備しているため、走行時の安定性やアシスト性は十分でしょう。
スタンダードモデルでありながら撥水ファブリックシートを採用し、雨の日やアウトドアの場面での使いやすさも魅力です。
新車価格 |
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306万9,000円 |
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ボディカラー |
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メタリック系 |
アイスシルバー、マグネタイトグレー オータムグリーン、ブリリアントブロンズ |
シリカ系 |
クリスタルブラック、カスケードグリーン |
パール系 |
ホライゾンブルー、サファイアブルー |
有料色 |
クリスタルホワイト・パール、クリムゾンレッド・パール |
(2023年8月時点の情報です)
タフな機能を重視した【X-BREAK】
「X-BREAK」は、機能的なアイテムを装備したタフなモデルです。撥水性ポリウレタンシートやルーフレール、オールシーズンタイヤなどの実用的な機能を装備しているため、長距離ドライブやアウトドアなどの「頼れる相棒」になること間違いなしでしょう。
バンパーガードやルーフレール、インパネなどの各所にレッドオレンジの加飾やステッチを施しているのも特徴です。
新車価格 |
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330万円 |
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ボディカラー |
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メタリック系 |
アイスシルバー、マグネタイトグレー |
シリカ系 |
クリスタルブラック |
有料色 |
クリスタルホワイト・パール |
(2023年8月時点の情報です)
高級感がアップした【Advance】
エクステリアとインテリアともにデザイン性や質感を高めた上級モデルが「Advance」です。4グレードの中で唯一、シートやインパネ部分を本革に変更できます。さらに、運転席&助手席8ウェイパワーシートやシートポジションメモリー機能を搭載しているため乗り心地も抜群です。
また、アイサイトセイフティプラスを標準装備しているため、デザイン性だけではなく安全性能もワンランクアップしています。
新車価格 |
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339万9,000円 |
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ボディカラー |
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メタリック系 |
アイスシルバー、マグネタイトグレー オータムグリーン、ブリリアントブロンズ |
シリカ系 |
クリスタルブラック、カスケードグリーン |
パール系 |
ホライゾンブルー、サファイアブルー |
有料色 |
クリスタルホワイト・パール、クリムゾンレッド・パール |
(2023年8月時点の情報です)
加速や性能が魅力の【SPORT】
「SPORT」は1.8リッターガソリンターボエンジン搭載のモデルです。伸びのいい加速と高級感のあるインテリアが特徴で、ドライブやお出掛けが好きな方にはたまらない装備が充実しています。
ドライバーモニタリングシステムやアイサイトセイフティプラスなど「Advance」と同様に、走行性能や安全性能もワンランクアップした装備の搭載が特徴です。
新車価格 |
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346万5,000円 |
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ボディカラー |
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メタリック系 |
アイスシルバー、マグネタイトグレー オータムグリーン、ブリリアントブロンズ |
シリカ系 |
クリスタルブラック、カスケードグリーン |
パール系 |
ホライゾンブルー、サファイアブルー |
有料色 |
クリスタルホワイト・パール、クリムゾンレッド・パール |
(2023年8月時点の情報です)
最上級モデルの【STI SPORT】
「STI SPORT」は「SPORT」と同様に1.8リッターガソリンターボエンジン搭載のモデルです。ブラックパーツでスポーティーにまとめたエクステリアや歴代の「STI SPORT」で採用されたボルドーのカラーリングにナッパレザーを組み合わせた上質なインテリアが特徴です。
また、走りの面でもSTIのチューニングによる専用のダンパーを採用し、路面の段差による不快な揺れやカーブでの横揺れを抑えるなど走りのよさとともに車酔いしにくいサスペンションセッティングです。
新車価格 |
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374万円 |
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ボディカラー |
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メタリック系 |
アイスシルバー、マグネタイトグレー |
シリカ系 |
クリスタルブラック |
有料色 |
クリスタルホワイト・パール |
(2023年8月時点での情報です)
フォレスターやライバルSUVの中古車相場はどのくらい?
スバル フォレスターと同様に、走行性能や安全性能の高さや燃費の良さを誇るSUV車は他メーカーも販売しています。中古車市場でもその数は膨大であるため、どのSUV車がいいか悩む方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ネクステージ取扱車の中からフォレスターとライバル車の特徴や相場を比較してご紹介します。
フォレスター
フォレスターは1997年から販売しているSUV車のため、ネクステージで取り扱っている車両は数多くあります。ガソリン車の中古車相場は29万9,000~349万9,000円まで幅広く、一番価格が低いものは2011年式の3代目フォレスターです。現行5代目(2018年以降)の車両は193万7,000円から取り扱っています。
「e-BOXER」搭載の車両であれば、219万9,000~359万9,000円での購入が可能です。アイサイトの種類の違いやルーフレールのオプション有無、登録済未使用車などさまざまな車両があるため、自分のライフスタイルに合う1台を見つけられるでしょう。
スバル フォレスター中古車相場 |
29万9,000円~359万8,000円 |
(2023年8月時点の情報より)
(参考:『フォレスター(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
PRフォレスターの最新在庫情報
トヨタ RAV4
トヨタ RAV4は、オフロードを駆けるタフでスタイリッシュなエクステリアが特徴のSUVです。ダイナミックな走破性と安定性、優れた燃費性能と安全性能も魅力です。
2WD、4WD、ガソリン車、ハイブリッド車などのグレードが多いのも特徴で、オフロード向けの遊び心あるデザインや都会的でスタイリッシュなデザインも選べます。
ネクステージでの中古車相場はガソリン車であれば69万9,000~419万9,000円、ハイブリッド車であれば239万9,000~579万9,000円です。
トヨタ RAV4中古車相場 |
49万9,000円~509万9,000円 |
(2023年8月時点の情報より)
(参考:『RAV4(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
日産 エクストレイル
日産 エクストレイルはミドルサイズのSUVで、日産車のなかでも多くの先進技術を搭載しています。360℃セーフティアシストやプロパイロットなどの安全性能だけではなく、走破性や操縦の安定性を発揮するシステムも特徴です。
2WD、4WD、ガソリン車、ディーゼル車、ハイブリッド車だけではなく、2列車か3列車で選べるグレードもあります。2022年に登場した4代目はe-POWERと呼ばれるシリーズハイブリッド車のみになりました。
ネクステージでの中古車相場はガソリン車およびディーゼル車であれば26万9,000~261万9,000円、ハイブリッド車であれば69万9,000~469万9,000円です。
日産 エクストレイル中古車相場 |
29万7,000円~469万9,000円 |
(2023年8月時点の情報より)
(参考:『エクストレイル(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ CR-V
ホンダ CR-VはSUVとしてのタフさはもちろん、快適にドライブができる乗り心地のよさを追及した機能・性能が多く搭載されています。安定感があり、走破性を感じられる走行性能や、予防・衝突安全性能の高さ、燃費のよさも魅力です。
4WD、FF、ガソリン車、ハイブリッド車の他、5人乗り・7人乗りでも選ぶことができます。
ネクステージでの中古車相場はガソリン車であれば69万9,000~104万9,000円、ハイブリッド車であれば349万9,000円です。
ホンダ CR-V中古車相場 |
69万9,000円~104万9,000円 |
(2023年8月時点の情報より)
(参考:『CR-V(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
マツダ CX-5
マツダ CX-5はクロスオーバーSUVで、先進のクリーンディーゼルやガソリン、ガソリンターボの個性豊かなエンジンタイプをラインアップしています。風格のある美しいエクステリアと品のあるインテリアが特徴です。力強い走破性はもちろん、危険回避や運転のサポートなどの安全性能も充実しています。
ネクステージでの中古車相場はガソリン車であれば59万9,000~349万9,000円、ディーゼル車であれば45万9,000~369万9,000円です。
マツダ CX-5中古車相場 |
39万7,000円~369万9,000円 |
(2023年8月時点の情報より)
(参考:『CX-5(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
三菱 アウトランダー
三菱 アウトランダーは、気持ちのいい走りと安定感のある操縦性が特徴のSUVです。2020年にガソリンモデルの販売が終了し、現行ではPHEV車のみの販売となっています。
PHEV車はツインモーター4WDをベースにしているため、安定した走行とブレーキ制御、走破性が魅力です。運転支援システムや危機回避、制御システムも充実しています。
ネクステージでの中古車相場はガソリン車であれば39万9,000~249万9,000円、PHEV車であれば114万9,000~549万9,000円です。
三菱 アウトランダー中古車相場 |
39万9,000円~249万9,000円 |
(2023年8月時点の情報より)
(参考:『アウトランダー(三菱)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
(参考:『アウトランダーPHEV(三菱)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ネクステージで歴代フォレスターを探してみよう
フォレスターは初代から25年以上続いているモデルで、各世代やグレードでそれぞれ特徴があります。過去のモデルでも十分魅力的ですし、購入費用を抑えることもできます。フォレスターなどのSUVを中古車から探すならネクステージで見つけてみませんか。
全国から取り寄せできる3万台の総在庫
ネクステージでは、全国の店舗にある約3万台の在庫から探すことができます。Webサイトではさまざまな条件を設定した検索もでき、希望に合う車を探しやすくなっています。
さらに全国展開している店舗のなかにはSUV専門店や、スバル車専門店もあるため、フォレスターを探すにはぴったりです。また、気になる車が遠方の店舗にあった場合は取り寄せることも可能なので、実際に車を見て検討ができます。
購入後のカーライフも徹底サポート
ネクステージでは基本の保証として、3か月かつ3,000km以内の無料保証が全車に付帯されています。無料であっても保証範囲は広く、走行に関するほとんどの部分が対象になっています。
さらに、有料の保証サービスの「サービスサポート」も用意されています。保証期間を最長3年に延長できるだけでなく、保証範囲が装備品にも拡大され、特別保証期間である1年以内であれば消耗品や電装品も修理や交換も対象となります。
まとめ
2018年に登場した5代目フォレスターは新しいプラットフォームを採用して走行性能や乗り心地がレベルアップしました。ハイブリッドの「e-BOXER」や1.8リッターターボのモデルも追加されるなど、幅広いラインアップです。モデルチェンジの噂もありますが、大幅な改良をされたことで十分な魅力を保っています。
SUVは人気ジャンルのためライバル車も多く、それぞれ特徴があります。なかには価格の高いものもありますが、中古車であれば予算に収まる可能性もあります。ネクステージは在庫が多いためフォレスターだけでなくSUVを好みの条件で探すことも可能です。購入後の保障も充実しているので、Webサイトから検索して希望の1台を見つけてください。
▼ライタープロフィール
岩本美佳
漠然と「車関係の仕事がしたい」という想いのもと、飲食業界から自動車メディア業界に飛び込むという破天荒な人生を歩んでいる。愛車がスバルのWRXということもあり、主にスバル系の記事をWebや紙媒体に寄稿。モータースポーツが大好きで、レース観戦はもちろん、サーキット走行や24時間耐久のカートレースにも出場するなど、自らも走ることでその楽しさや面白さなどを経験しながら情報発信している。