DJ型のマツダ デミオってどんな車？特徴やMAZDA2との関係性も紹介
マツダを代表するデミオは、1996年デビュー登場、コンパクトカーの概念を打ち破る画期的な車として注目を浴びました。中でも、DJ型とも呼ばれる4代目デミオは、マツダならではの技術とこだわりが詰まった新ジャンルワゴンとして愛されています。
DJ型デミオの魅力はどこにあるのでしょうか。この記事では、デミオの特徴や現行車種MAZDA2との関係性も調べてみましょう。自分好みのモデルを探す際の参考にしてください。
※目次※
・1996年デビューのマツダを代表するコンパクトカー デミオは、2019年にMAZDA2へ車名変更した
・デミオ最終モデルは4代目のDJ型で、魂動デザインやSKYACTIV技術採用で人気が高い
・デミオとMAZDA2のどちらが自分に向いているかは、ネクステージで比較検討してみよう
DJ型のマツダ デミオは4代目モデル
使い勝手の良いコンパクトサイズで、走りの楽しさを味わえるマツダ デミオは、1996年のデビュー以来幅広い層の人から支持されています。2014年にフルモデルチェンジした4代目のDJ型デミオが最終モデルです。
デミオの特徴を概観してみましょう。MAZDA2との関係性についても解説します。
1996年に登場したデミオ
デミオが最初に登場したのは、1996年8月です。当時は、コンパクトカーといえばシンプルなハッチバックが中心でした。しかし、デミオは従来のコンパクトカーに対する概念を打ち破り、自由形の新ジャンルワゴンをコンセプトとして開発された車です。
スクエアボディで荷室がフルフラット可能なデミオの登場をきっかけに、広さや実用性を重視したコンパクトカーが次々と開発されてきました。デミオは、日常使いの利便性を考慮し、大抵の立体駐車場に入庫可能な全高サイズです。
その後、ニーズの変化に対応すべく、幾度かモデルチェンジを施しています。デミオの最終モデルは4代目です。
車名変更でMAZDA2となった
2019年にマツダは、マツダブランドの確立を目的とし、自社ブランド全ての車名をグローバル名に統一しています。5ドアハッチバックのデミオは、MAZDA2へ車名変更されました。
車名変更と同時にフルモデルチェンジが施され、マツダの新デザインテーマや優れた走行技術を取り入れています。「日常を豊かにする上質なパーソナルカー」というコンセプトです。
操縦安定性や静粛性に加え、質感が向上したデザインや乗り心地が、MAZDA2に込められたこだわりとなっています。そのため現在新車購入できるのは、デミオではなくMAZDA2です。
2014年から発売された4代目デミオDJ型
車名変更直前まで生産されていたデミオ最終モデルは、4代目です。2014年7月17日に発表され、9月以降に発売開始しました。エンジン型式番号にちなんで、DJ型またはDJ系とも呼ばれています。マツダ新世代商品の第4弾として導入されました。
マツダの新デザインテーマである「魂動-Soul of Motion」を採用した、美しくも躍動感にあふれたボディフォルムが魅力です。マツダの最新SKYACTIV技術搭載や、運転ストレスを軽減するコックピット設計などにより、コンパクトサイズながらも独特の存在感を放っています。
DJ型マツダ デミオの特徴
デミオ最終モデルのDJ型4代目は、新ジャンルのコンパクトカーとして注目を浴び、新車販売台数が好調でした。生産終了している現在でも、中古車市場で人気があります。
DJ型デミオの魅力とはどのようなものでしょうか。エクステリア・インテリア・走行性能の3分野に分けて、主な特徴をチェックしてみましょう。
小さなボディに詰め込まれた力強さ
DJ型4代目のボディサイズは、3代目よりもやや拡大しています。フロントタイヤを80mm前方へ配置したことにより、理想的なべダルレイアウトを実現しました。
野生生物を連想させる鋭さを表現したLED4灯ヘッドライトをはじめ、立体的シグネチャーウイングなどのエクステリアは、スタイリッシュな中にも力強い生命感にあふれたデザインです。
ボディカラーは全10色から選択可能で、自分らしさを表現できます。「車の価値はボディサイズに比例する」という概念を打ち破るべく開発した、というマツダのこだわりが感じられるモデルです。
上質でドライビングが楽しめる空間づくり
DJ型デミオのインテリアは、上質な雰囲気を醸し出せるよう素材にこだわっています。例えば、サテンクローム・光沢カラーパネル・カーボン調シボ・レザー・ステッチなどです。
コンパクトカーであることを忘れるほどの品質を実現し、ワンランク上ともいえる高級感を感じられます。インストルメントパネル・ドアアームレスト・コンソールなどは、複数の色と素材の組み合わせを4種類から選択可能です。
選ぶインテリアカラーの組み合わせにより、受ける印象が異なります。快適なドライビングを楽しめる、自分好みの空間を作れるのは魅力的です。
前モデルと同等の低燃費で進化した走行性能
DJ型デミオには、新開発1.5Lエンジンを搭載しています。先代までラインアップしていた1.3Lエンジンから置き換えることにより、ゆとりが感じられるスムーズな走りを実現しました。
排気量は増えたものの、エンジン効率の良い領域を有効活用できるため、アクセルの踏み込みおよびシフトダウンの頻度が減少しています。結果として、実用領域での燃費が向上しました。
DJ型デミオが登場した2014年~2015年には、日本自動車殿堂 カーテクノロジー オブ ザ イヤーにマツダ デミオSKYACTIV-D 1.5が選ばれています。国産車・輸入車の中で最も優れた技術としての表彰です。
DJ型マツダ デミオのグレード展開
デミオは、2014年にDJ型4代目となった後も、何度か仕様変更や特別仕様車の追加を実施しています。デミオが最後に仕様変更したモデルは、2018年8月です。
2018年モデルはどのようなグレード展開になっているのかを調べてみましょう。大きく分けて、ガソリンモデルとディーゼルモデルがあります。
ガソリンモデル
1.5L DOHCガソリンエンジン搭載モデルのバリエーションは、15C・15S・15Sツーリング・15Sツーリング Lパッケージです。加えて、モータースポーツベース車両のハイオク仕様 15MBや、3種類の特別仕様車もラインアップしています。
グレードごとにボディサイズが若干異なりますが、一例として下記表で15Cの主なスペックをご紹介します。
【15C／2WD】
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全長×全幅×全高 |
4,060mm×1,695mm×1,500mm |
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車両重量 |
1,050kg |
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WLTCモード燃費 |
19.0km/L |
ディーゼルモデル
ディーゼルモデルのグレード展開は、XD・XDツーリング・XDツーリング Lパッケージで、ガソリンモデル同様3種類の特別仕様車を設定しています。
ATとMTを選択可能なXD／2WDの主なスペックは、下記表のとおりです。燃費性能は、ガソリンモデルと測定方法が異なるため注意しましょう。
【XD／2WD】
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全長×全幅×全高 |
4,060mm×1,695mm×1,525mm |
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車両重量 |
1,080kg~1,130kg |
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JC08モード燃費 |
26.4km/L~30.0km/L |
デミオとMAZDA2の中古車価格相場
現在は生産終了しているデミオは、中古車で購入可能です。新車販売が好調だったデミオは、中古車市場への流通台数が豊富なため、好みの一台に出会える確率が高いといえます。
2023年8月現在のネクステージにおける中古車相場をチェックしてみましょう。MAZDA2の中古車相場も合わせて、車探しの目安としてください。
デミオの中古車価格
デミオの中古車は、ガソリンモデルとディーゼルモデルのどちらも豊富に流通しています。グレードやボディカラーなどもバラエティー豊かな中から選択可能です。
DJ型4代目初期の2014年~2015年式は、100万円以下のリーズナブルな価格で購入できるモデルが多くあります。
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ガソリンモデル |
14万9,000円~134万9,000円 |
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ディーゼルモデル |
35万9,000円~135万9,000円 |
（2023年8月時点の情報より）
（参考：『デミオ（マツダ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
MAZDA2の中古車価格
MAZDA2は、登場後まだ数年しか経過しておらず手放す人が少ないため、まだ中古車市場への流通台数は少ない傾向です。環境性能に優れているディーゼルモデルを選ぶ人は長く乗る傾向にあるため、中古車市場への流通はしばらく様子を見てみましょう。
2023年3月に大幅改良を施したため、初期モデルの価格は下降傾向にあります。お得に購入できるチャンスです。
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ガソリンモデル |
119万9,000円~164万9,000円 |
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ディーゼルモデル |
191万9,000円 |
（2023年8月時点の情報より）
（参考：『MAZDA2（マツダ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
販売終了モデルもネクステージなら見つかる！
マツダらしい躍動感あふれる魂動デザインをまとった新世代商品シリーズの一台として登場したデミオDJ型は、生産終了してもなお古さを感じさせないスタイリッシュな印象です。
新車購入ができない販売終了モデルは、中古車市場で探してみると良いでしょう。中古車をお探しの場合は、ネクステージのWebサイト上で気になる車種を検索してみましょう。
豊富な中古車のラインアップ
ネクステージは、全国に200以上店舗を展開しており、幅広いジャンルの車を豊富に取りそろえています。車種別に配置している専任の熟練バイヤーによるこだわり仕入れで総在庫台数3万台の中古車を扱っています。
デミオやMAZDA2のような売れ筋モデルをカラー・グレードのバリエーションを豊富に取りそろえているため、希望に合った自分好みの車を見付けやすい環境となっています。
他店舗からのお取り寄せにも対応
ネクステージの理念は、お客様ファーストです。どのお客様にも満足のゆくお買い物をしていただくことを目指して価格以上の品質を提供できるように配慮されています。
ネクステージのWeb検索ページでは、全国に展開している店舗の中から希望条件を絞った検索が可能です。気になる車は、他店舗からお取り寄せして自分の目で確かめられますので、写真だけでは分からない車両状態を確認し、納得の上での購入が行えます。
まとめ
コンパクトカーながらも広い室内空間と高い利便性を持ち合わせているデミオは、画期的な車としてデビュー当時から注目を集めました。4代目のDJ型には、マツダの新デザインテーマや最新技術が投入されています。
2019年の車名変更以降、デミオはMAZDA2へとバトンタッチしました。魅力あふれるデミオやMAZDA2をお得に購入したい場合は、在庫が豊富なネクステージでお探しください。
この記事の執筆者
田村陽子
自動車ライター
熊本県在住。これまで、国産車・輸入車・軽自動車・普通車など、20種類以上の車に乗った経験を活かしてクルマ系メディアでの執筆活動を行っている。車両整備士や車好きの友達が多く、情報交換により日々知識を向上している。
