デミオのグレードの違いは?歴代モデルの進化や最終モデルの特徴を紹介

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デミオのグレードの違いは?歴代モデルの進化や最終モデルの特徴を紹介

デミオのグレードの違いは?歴代モデルの進化や最終モデルの特徴を紹介

マツダのコンパクトカー「デミオ」は、1996年の誕生から2019年のMAZDA2への車名変更まで、さまざまな進化を遂げてきたモデルです。こだわりのエクステリアデザインや高性能のパワートレインなどの魅力が備わっています。

この記事では、デミオの各グレードの違いから、その歴史的な進化、そして最終モデルの特徴について詳しく紹介していきましょう。

 

※目次※

1.デミオはジャンルを超えて自由に使える「自由型」ワゴン

2.デミオの誕生から生産終了までの歴史を振り返ろう

3.4代目デミオの特徴

4.デミオのグレードごとの違い

5.デミオのグレード選びはパワートレインの違いにも注目しよう

6.デミオの中古車販売価格と買取相場はどのくらい?

7.まとめ

 

■POINT

・デミオは1996年の誕生から2019年の生産終了までに、3回のフルモデルチェンジを実施している。

・デミオの最終モデルには、2種類のパワートレインに複数のグレードが設定されている。

・MAZDA2へ車名変更される前のデミオが欲しいときは、中古車市場をチェックしよう。

 

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デミオはジャンルを超えて自由に使える「自由型」ワゴン

2018年式のデミオ

デミオの初代モデルのキャッチコピーは「新ジャンルの自由型ワゴン」です。コンパクトなボディにゆとりのある車内空間や収納スペースを設けており、快適さと実用性を両立させた新しい乗用車としてデビューしました。

 

安定した人気を保っていたデミオでしたが、2019年で生産終了しています。ここでは、華麗なるデミオの実績や生産終了までの経緯についてまとめました。

(参考:『デミオ(マツダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』

 

マツダの救世主として安定した販売を記録

デミオの初代モデルが発売されたのは1996年です。拡大戦略を図っていたマツダは深刻な経営危機に陥っており、新しいブランド戦略を立てなければなりませんでした。

 

量販車種をコンパクトサイズに絞ったマツダは、居住性と利便性を兼ね備えたコンパクトカーとしてデミオを発売します。

 

デミオの初代モデルは幅広い層からの支持を得て、発売直後から好調なセールスを記録します。マツダのブランドイメージの向上や販売成績の回復に大いに貢献したため、マツダの救世主と称されるようになりました。

 

国内外を問わず数々の賞を獲得

デミオは発売直後から注目を集め、1997年には累計生産台数が10万台に到達します。また、第17回の日本カー・オブ・ザ・イヤーでは特別賞を受賞しました。

 

初代モデルで大成功を遂げたデミオは、定期的なモデルチェンジによって性能を高めます。2007年に発売された3代目モデルではデザイン性が評価され、2008世界カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。

 

2014年に発売された4代目モデルはクオリティーや安全性能に対する高い評価を得ており、2014-15日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。

 

2019年にデミオからMAZDA2へと車名変更

好調な販売を続けてきたデミオでしたが、2019年に生産終了を発表しました。ブランド統一を図るのが理由とされており、デミオの後継車としてMAZDA2の販売を開始します。

 

マツダではデミオをはじめ、アクセラやアテンザについても車名を変更しました。アクセラはMAZDA3、アテンザはMAZDA6に車名を変更して販売を継続しています。

 

車名変更したMAZDA2でしたが、デミオのスペックは受け継がれました。一方で新しいテクノロジーを取り入れており、走行中の静粛性や安定性が向上しています。

 

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デミオの誕生から生産終了までの歴史を振り返ろう

2018年式デミオの荷室

デミオは、誕生から生産終了までの期間に3回のフルモデルチェンジを実施しました。初代モデルでは利便性や実用性が意識されましたが、2代目モデル以降からはデザイン性や走行性能にも改良が施されています。

 

ここでは、初代モデルから4代目モデルまでの特徴についてまとめました。先代モデルからの変更点についても紹介します。

 

1996年:初代デミオ発売

1996年に発売された初代モデルのコンセプトは「マルチパーパス・コンパクト」です。多目的という意味が含まれており、毎日の買い物から週末や休日のレジャーに対応できるコンパクトカーとして販売されました。

 

全高は1m55cm以内に設計しており、立体駐車場への入庫に対応しています。さまざまなシートアレンジにも対応しており、シーンに合わせた使い分けが可能です。

 

初代モデルでは2つのパワートレインが設定されており、それぞれに複数のグレードが用意されました。

 

2002年:2代目デミオ発売

2003年式のデミオ

2002年に発売された2代目モデルのコンセプトは「心地よいインテリアと走る楽しさがもたらす解放感」です。

 

水平基調のインストルメントパネルを採用しており、ゆとりのある車内を構築しています。センターパネルはメタル調になっており、上質な印象を与えるデザインが採用されました。

 

2代目モデルでは、新しいプラットフォームを採用しており、走行性能と安全性能を両立させています。グレード設定も一新しており、2種類のパワートレインに3つのモデルラインアップが用意されました。

 

2007年:3代目デミオ発売

2009年式のデミオ

2007年に発売された3代目モデルの開発目標は「パーソナル・スマート・コミューター」です。コンパクトカーに新しい風を吹き込むという意味が込められており、優れた動力性能や高い安全性能を特徴としています。

 

ボディサイズに変更が加えられており、先代モデルよりも全長が40mm短くなりました。全高も55mmほど低く設計されており、操縦性とデザイン性を両立させています。

 

3代目モデルでは専用フロントグリルを搭載した「SPORT」、快適装備が特徴の「13C-V」などのグレードが設けられています。

 

2014年:4代目デミオ発売

2014年式のデミオ

2014年に発売された4代目モデルでは新世代テクノロジーの「スカイアクティブ」と新しいデザインテーマである魂動(こどう)を全面的に採用しました。

 

スカイアクティブとは、車と一体化したような感覚でドライブを楽しめるテクノロジーのことです。エンジン、トランスミッション、ボディなど、各パーツを最適化させて優れたパフォーマンスを発揮します。

 

魂動デザインでは、存在感や生命感を与えるイメージを表現しています。4代目モデルでは、鋭角の形状のヘッドライトや浮かび上がるようなシグネチャーウイングなどが採用されました。

 

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4代目デミオの特徴

2018年式デミオのフロントビュー

デミオの最終モデルは4代目です。ただし、2016年1月に静粛性や快適性の向上、2016年11月にはインテリアや安全装備の改良、2018年8月には新しいエンジンの採用などの一部改良が実施されています。

 

ここでは4代目デミオの特徴として、エクステリアデザインやインテリアコーディネートなど、全部で4つの特徴をまとめました。

 

深い奥行きと高級感を備えたエクステリアデザイン

エクステリアのテーマは「機械の持つ精緻な美しさの追求」です。一部のグレードにはクロームメッキベゼル加飾を施したLEDのフォグランプを採用しており、高級感を与えるデザインになっています。

 

通常グレードのカラーバリエーションは全部で11色です。2016年11月の商品改良では金属のような質感が特徴のマシーングレープレミアムメタリック、ラグジュアリー感を意識したディープクリムゾンマイカなどの新色が加わりました。

 

また、特別仕様車には限定色としてカラーとしてセラミックメタリックが設定されています。

 

上質さと洗練を追求したインテリアコーディネート

2016年11月の商品改良では、「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」の改良が施されました。

 

画面の上部に走行中の環境情報、画面の下部には車両情報が表示されるようになっています。加えて、高精細や高コントラスト化を実現させており、運転中におけるディスプレイの視認性が高まっています。

 

最終モデルではステアリングホイールに改良が加えられました。ドライバーの意図を的確に反映し、路面状況やタイヤの挙動などを正確に伝えるため、新しいステアリングホイールを採用しています。

 

先進の安全装備を搭載

デミオの最終モデルは、全車種がサポカーS・ワイド該当車です。ペダル踏み間違い時加速抑制や衝突被害軽減ブレーキなどの安全装備を搭載しています。

 

最終モデルでは、先進の安全技術である「i-アクティブセンス」が標準装備されました。低速時に起こりやすい衝突事故の被害を軽減する「アドバンス・スマート・シティ・ブレーキ・サポート」、ハイビームやロービームを自動でコントロールする「ハイビーム・コントロール・システム」などを搭載しています。

 

環境にも配慮したエンジンを採用

 

最終モデルで設定されたパワートレインは、1.3Lガソリンエンジンと1.5Lディーゼルエンジンです。

 

1.3Lガソリンエンジンでは走行性能を向上させつつ、先代モデルと同等の低燃費になっています。1.5Lディーゼルエンジンでは、2.5Lガソリンエンジン並みの最大トルクを実現させました。

 

【13C】

2WD(JC08モード)

24.6km/L

4WD(JC08モード)

20.6km

※slide →

 

【13S、13Sツーリング、13SツーリングLパッケージ】

2WD(JC08モード)

21.8km/L~24.6km/L

4WD(JC08モード)

20.6km

※slide →

 

【15MB】

2WD(JC08モード)

19.2km/L

※slide →

 

【XD、XDツーリング、XDツーリングLパッケージ】

2WD(JC08モード)

26.4km/L~30.0km/L

4WD(JC08モード)

22.8km~23.0km

※slide →

 

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デミオのグレードごとの違い

2018年式デミオの前席

デミオのグレードは大きく分けて、ガソリン車のC・S・Sツーリング(Lパッケージ)と、ディーゼル車のXD・XDツーリング(Lパッケージ)があります。ここでは、これらのグレードの違いについて見てみましょう。

 

C

デミオのCグレードはコストパフォーマンスに優れており、日常的な使用に適した実用的で経済的な選択肢です。シンプルな装備のCグレードですが、日常の利用には十分な装備を備えています。

 

S

デミオのSグレードは中間グレードに位置し、性能と装備のバランスを重視したい方に適しています。Sグレードはステアリングやシフトノブ、パーキングブレーキレバーなどにウレタンが使用されており、鍵はボタン式のワイヤレスです。

 

ツーリング(Lパッケージ)

デミオのツーリングは装備がより豊かになり、SとSツーリングを比較するとエアコンがマニュアルからオートになったり、ハロゲンだったヘッドランプがLEDのオートライトになったりします。

 

ホイールはアルミ仕様となり、鍵がスマートエントリーになる点も大きな違いと言えるでしょう。

 

XD

デミオのXDグレードはディーゼル車です。XDにはXDツーリングも存在し、ガソリン車同様に装備内容に違いがあります。ガソリン車とディーゼル車では外観のフロントグリルガーニッシュに違いがあり、ガソリン車はピアノブラック塗装、ディーゼル車はグレーメタリック塗装です。

 

XDツーリングになるとLEDフロントフォグランプがクロームメッキベゼル加飾となり、見た目にも違いが感じられます。

 

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デミオのグレード選びはパワートレインの違いにも注目しよう

2018年式デミオのエンジンルーム

デミオの最終モデルで採用されたパワートレインは、スカイアクティブG1.5とスカイアクティブD1.5の2タイプです。スカイアクティブG1.5には7つのグレード、スカイアクティブD1.5には5つのグレードが設定されました。

 

グレードによってボディサイズや搭載されている装備が異なるため、前もって確かめておくのがよいでしょう。ここでは、パワートレイン別のグレード構成を紹介します。

 

スカイアクティブG1.5

スカイアクティブG1.5には、5つの通常グレードと2つの特別仕様車が設定されました。グレードは以下の通りです。

 

・15C

・15S

・15Sツーリング

・15SツーリングLパッケージ

・15MB

・15Sミストマルーン(特別仕様車)

・15Sノーブルクリムゾン(特別仕様車)

 

「15C」はデミオのスタンダードグレードで、マニュアルエアコンや一体可倒式のリアシートなど、シンプルな装備になっています。

 

「15MB」は、モータースポーツへの参戦を目的としたグレードです。専用のチューニングが施されており、さまざまなシーンで力強い走りを体感できます。

グレード

15S

サイズ(全長×全幅×全高)

4,060mm×1,695mm×1,525mm

総排気量

1.496L

最高出力

81kW

最大トルク

141N・m

※slide →

 

スカイアクティブD1.5

スカイアクティブD1.5には、3つの通常グレードと2つの特別仕様車が設定されました。グレードは以下の通りです。

 

・XD

・XDツーリング

・XDツーリングLパッケージ

・XDミストマルーン(特別仕様車)

・XDノーブルクリムゾン(特別仕様車)

 

「XD」はスカイアクティブD1.5のスタンダードグレードで、「15S」に相当します。シンプルな装備を特徴としており、コストパフォーマンスを重視する方におすすめのグレードです。

 

「XDツーリングLパッケージ」はスカイアクティブD1.5の上級グレードで、グレーメタリック塗装のアルミホイールをはじめとした豪華な内装が特徴になっています。

グレード

XD

サイズ(全長×全幅×全高)

4,060mm×1,695mm×1,525mm

総排気量

1.498L

最高出力

77kW

最大トルク

220N・m~250N・m

※slide →

 

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デミオの中古車販売価格と買取相場はどのくらい?

2018年式デミオのサイドビュー

デミオは新車販売していないため、現在では中古車のみ購入可能です。中古車の購入では、車両本体価格に加えて法定費用や代行費用などの諸費用が発生します。前もって初期費用を確かめておくことで、デミオの中古車をスムーズに購入できるでしょう。

 

ここでは、デミオの中古車販売価格や買取相場について紹介します。

 

デミオの中古車販売価格

2025年1月時点におけるネクステージの中古車販売価格は29万9,000円~132万9,000円です。中古車販売価格は走行距離、年式、車両のコンディションなどによって変わりますが、デミオなら100万円以下で購入できる可能性があります。

 

中古車の魅力のひとつは、歴代モデルを購入できることです。先代モデルは最終モデルよりも安く販売される傾向にあるため、予算に合わせて中古車を選べます。また、新車に比べて納車も早いという利点もあります。

 

デミオの買取相場

2025年1月時点におけるネクステージの買取相場は、最高金額が2019年式デミオの109万円となっています。2018年式の最高金額は108万円、2017年式の最高金額は103万5,000円でした。

 

グレード別の買取ランキングを見ると、15Sツーリングが1位、続いて2位が特 XDミストマルーン、3位がXDツーリングとなっています。

1位

15Sツーリング

109万円

2位

特 XDミストマルーン

108万円

3位

XDツーリング

103万5,000円

4位

特 13Sノーブルクリムゾン

102万3,000円

5位

13Sツーリング

102万円

※slide →

(2025年1月時点の情報です)

 

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まとめ

2018年式デミオのリアビュー

デミオはマツダが販売していたコンパクトカーです。スカイアクティブテクノロジーを搭載したエンジンや、魂動デザインによるダイナミックでスポーティーな外観などが備わっています。デミオは新車販売していないため、現在では中古車のみ購入可能です。

 

新車であればMAZDA2が候補となりますが、車名変更前のデミオが欲しいときは中古車市場をチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

▼ライタープロフィール

デミオのグレードの違いは?歴代モデルの進化や最終モデルの特徴を紹介

福沢知留

フリーランスとして2017年から活動するライター兼エディター。豪雪地帯で約10年間FRセダンを走らせた経験を持ち、現在は子育てに適したファミリーカーを愛用する3児の母。車への深い愛情と豊富な経験を生かし、複数の車関係メディアで編集を担当するなど数々の記事制作に携わっている

 

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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。

 

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