国産高級車にはどんな車がある?メーカーや10車種をご紹介
車への関心があるかどうかにかかわらず、すれ違いざまに思わず振り向いてしまった車に遭遇した経験はないでしょうか。独特のオーラを放ち、高級感あふれるたたずまいの車です。そのような高級車に一度は乗ってみたいと思っている人は少なくありません。
国産車にはどのような高級車があるのでしょうか。この記事では、高級車の魅力や国産高級車の代表10選を紹介します。予算と照らし合わせて購入可能な高級車をチェックしてみましょう。
※目次※
・高級車に関する明確な定義はないものの、一般的には国産/輸入車を問わず、高額で総合的な価値が高い車を指す
・国産高級車ブランドには、レクサス/インフィニティ/アキュラがある
・資産的価値が高く所有欲を満たしてくれる国産高級車は、ネクステージでなら手が届くものが多いため探してみよう
国産車や輸入車の「高級車」ってどんな車?
高級車と聞くと、フェラーリ・ロールスロイス・ランボルギーニなど、海外メーカーの車体価格が高い車を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。多くの人がイメージする高級車は、どれも圧倒的な知名度を誇り、独特のオーラを放っています。
国産車の中にも高級車があるのをご存じでしょうか。まず、高級車とはどのような車を指すのかをおさらいしてみましょう。
高級車の定義は決まっていない
結論から申し上げますと、国産車・輸入車を問わず、高級車に関する明確な定義は決まっていません。車体価格が高額な車を高級車と呼ぶケースが多いものの、他にも関係する要素があります。
一般的には、車体価格に加え、ブランドの歴史や知名度・動力性能・デザイン・快適性など、総合的に価値ある車を高級車と呼んでいる傾向です。ブランドやボディタイプは違えど、基本的にハイスペックかつラグジュアリーな雰囲気が共通しています。
無理のない価格の車を選ぼう
高級車に一度は乗ってみたいという願いを現実のものにするために、仕事などを頑張っている人も多くいます。いざ購入する際は、憧れやプライドだけでなく、総合的に自分が満足できる無理のない車を選ぶようにしましょう。
憧れだけで高額の車を購入しても、維持費やメンテナンス費で家計を圧迫してしまい、後悔する結果になりかねません。また、頑張って購入しても飾ってしまうだけではもったいないと言えます。自分が乗りたいと強く願う高級車を探してみましょう。
国産高級車にはどんなメーカーやブランドがある?
高級車と聞いて最初に思い浮かぶのは輸入車メーカーかもしれませんが、実は国内にも高級車ブランドがあります。
現在高級車を生産している日本の自動車メーカーは、レクサス・インフィニティ・アキュラの3つです。ひとつずつチェックしましょう。
レクサス(トヨタ)
レクサスとは、トヨタが1989年にアメリカで立ち上げたブランドです。当時アメリカでは、高級車と言えばドイツ車のメルセデスベンツなどで、日本車は大衆車としての認知度でした。
そのイメージを変えるべく、壊れにくさやアフターサービスの良さなど日本車の魅力を生かした高級車を開発すべく動き出したのがレクサスの始まりです。動力性能や機能性に加え、内外装デザインや使用する素材などにこだわった品質の高い高級車を生み出しています。
インフィニティ(日産)
インフィニティとは、日産が海外市場で立ち上げたプレミアムブランドです。インフィニティブランドの車種は、北米・中南米・ヨーロッパ・アジア・オセアニア・中東・アフリカの一部で販売されています。日本ではディーラー販売されていません。
先進的なデザインや走行性能に日産の技術を投入し「モダン ジャパニーズ ラグジュアリー」を世界に発信しています。日本で乗りたい場合は、逆輸入車を取り扱う販売店を通した購入が必要です。
アキュラ(ホンダ)
アキュラとは、ホンダが手掛ける海外市場専用の高級車ブランドです。始まりは1986年で、レクサスに先行して北米を中心に発売開始しました。北米では、認知度が高い高級車ブランドです。
近年、中国・ロシア・ブラジルなどにも進出しており、広範囲にグローバル展開しています。日本では販売されていません。セダンだけでなく、SUVやスポーツカーなども手掛けています。
国産の高級車に乗るメリットや魅力
高級車にいつか乗ってみたいと考えているのであれば、高級車を所有することに伴うメリットや魅力を考慮しましょう。自分にとって魅力が大きければ、購入意欲が増します。単なる憧れだけに終わるのではなく、現実的な視点に立って購入を検討してみましょう。
主なメリットは3つあります。
快適性に優れている
高級車のインテリアは、ラグジュアリーなデザイン性だけでなく、細部に至るまで使用する素材にこだわった作りが特徴です。乗り心地の快適さは、車内にいることを忘れるほどで、ホテルや空港のラウンジのような居心地の良い空間となっています。
車種ごとに違いがあるものの、リクライニング機能およびマッサージ機能付きリアシートや大画面モニターが搭載されている場合も少なくありません。高品質な動力性能とも相まって、上質かつ快適な時間を過ごせます。
所有欲を満たしてくれる
高級車は、技術面や芸術面など、総合的に最高品質で価値が高い車です。素材や部品に最上級のものを使用しているため、価格が高額となることは避けられません。そのため、誰もが気軽に購入できない価格設定です。
そのような一面があるため、高級車に乗ることは所有欲を満たしてくれ、満足感を得られます。加えて、高いステータス価値を見い出せると感じている人も多い傾向です。
資産としての価値が高い
資産として見た場合、数ある車の中でも高級車は資産価値が高い車です。市場のニーズや時代の流れに左右される一面があるものの、高級車は中古であっても大幅に値崩れしにくいといわれています。売却時には、大きな金額が手元に入ってくる可能性が高い点がメリットです。
ブランド時計や不動産と同様、将来的な資産価値を考慮して高級車を購入する人は多くいます。
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どんな車種がある?国産高級車10選
具体的に、国産高級車と呼ぶにふさわしい車はどれなのか気になるのではないでしょうか。高級車は気軽に購入できる車ではないため、新車販売台数ランキング外である場合がほとんどです。
その点を念頭に置きつつ、おすすめ国産高級車10選をチェックしてみましょう。中古車相場は、2023年8月時点のネクステージにおける価格です。
トヨタ クラウン
トヨタのロングセラーモデルで世界中でも知名度が高いクラウンは、1980年代のバブル期には「いつかは乗りたい」といわれていた高級車です。時代を経るごとに進化し続けており、2022年9月にはセダンとSUVが融合したクラウンクロスオーバーが誕生しました。2.5Lエンジン搭載で、全席特等席を追求した乗り心地の良さが魅力です。
クラウンクロスオーバーの新車価格は、435万円~640万円に設定されています。先代モデルまでのセダン型クラウン中古車相場は、39.9万円~344.9万円です。クラウンクロスオーバーは、449.9万円~649.9万円が中古車相場となっています。
(参考:『クラウン(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ アルファード
かつてミニバンのボディタイプは商用車というイメージを持たれていました。しかし昨今は、ラグジュアリーな雰囲気で快適性を追求した高級ミニバンが多数販売されています。アルファードは、高級セダンに引けを取らない豪華さと優雅さを兼ね備えており、ショーファーカーとしても重宝されている車です。2.5Lエンジンを搭載しています。
新車価格は、540万円~872万円です。中古車相場は、59.9万円~699.9万円となっています。
(参考:『アルファード(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ スープラ
バブル期にもてはやされたスープラは、高級車というよりも走りに特化したスポーツカーでした。2019年に新型として生まれ変わったスープラは、トヨタGRブランドがBMWと共同開発した高級スポーツモデルです。伝統の3.0L直列6気筒エンジンに加え、2.0L直列4気筒エンジン搭載グレードも用意しています。
新車価格は、499万5,000円~731万5,000円です。中古車相場は、419.9万円~759.9万円となっています。
(参考:『スープラ/(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ センチュリー
トヨタ センチュリーと聞くと、天皇の即位パレードで使用された車として記憶している方も多いのではないでしょうか。凛とした独特のたたずまいを醸し出す洗練されたデザインで、後部座席の快適性は別格です。国産車ショーファードリブンの代表的存在として認知されています。
新車価格は、2,008万円です。中古車市場への流通台数は少なく、ネクステージでは2003年式モデルが209.9万円で販売されています。
(参考:『センチュリー(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
日産 フーガ
日産が手掛ける高級セダンのフーガは、2015年2月~2022年8月まで発売されたモデルです。日本のみならず、世界でも競えるプレミアムセダンの頂点を目指して開発されました。V型6気筒の3.5Lおよび3.7Lエンジン搭載グレードがあります。
新車価格は、341万円~628万円で販売されていました。中古車相場は、29.9万円~109.9万円です。
(参考:『フーガ(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
日産 シーマ
シーマは、3ナンバー専用ボディとして開発された存在感あるフォルムや高い動力性能が特徴の日産を代表するラグジュラリーサルーンです。2代目シーマは、V型8気筒エンジンを搭載して話題となりました。5代目は、ハイブリッドのみのラインアップです。2022年8月をもって生産終了しました。
当時新車価格は、419万円~933万円です。現在、ネクステージに在庫がありません。入れ替わりが早いため、こまめにチェックしましょう。
(参考:『シーマ(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
レクサス LS
北米市場で展開していたレクサスは、2005年より日本でも販売されるようになりました。レクサスフラッグシップモデルがLSです。低重心ボディで、落ち着いた上品な雰囲気を醸し出しています。トヨタ車とはまたひと味違う高級車です。3.5LV型6気筒エンジンを搭載しています。
新車価格は、1,078万円~1,796万円です。中古車相場は、69.9万円~999.9万円となっています。
(参考:『LS(レクサス)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
レクサス RC
レクサスRCは、レクサスならではのエモーショナルな走りを実現した2ドアの高級スポーツクーペです。2023年1月には、よりダイナミックな走りと上質な乗り心地を追求すべく、細部に至るまで改良が施されました。ハイパフォーマンスを発揮する2.0L・2.5L・3.5Lのエンジン搭載グレードがあります。
新車価格は、581万4,000円~735万2,000円です。中古車相場は、221.9万円~429.9万円となっています。
(参考:『RC(レクサス)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
レクサス RX
高級セダンの快適性とSUVの動力性能を兼ね備えた高級クロスオーバーSUVとして誕生したのが、レクサスRXです。切れ長のヘッドライトが特徴で、力強さを感じさせるスタイリッシュなデザインが存在感を放っています。2023年7月には、2.5Lハイブリッドシステム搭載グレードが追加されました。
新車価格は、666万円~901万円です。中古車相場は、89.9万円~599.9万円となっています。
(参考:『RX(レクサス)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
レクサス ES
ミドルサイズセダンのレクサスESは、1989年に北米市場で誕生したレクサスの基幹モデルです。日本では、2018年10月に発売開始されました。2021年8月にマイナーチェンジが施され、静粛性や快適性がさらに磨き上げられた上質な乗り心地を実現しています。
新車価格は、602万円~728万円です。中古車相場は、408.9万円~549.9万円となっています。
(参考:『ES(レクサス)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ネクステージで国産の高級車を探してみよう
高級車の購入を考えているものの予算面で一歩踏み出せないでいる場合は、中古車の購入を検討するのはいかがでしょうか。中古車市場では、レクサスをはじめ国産高級車が多数流通しています。
中古車なら、現行モデルだけでなく生産終了モデルも選択肢に含めることが可能です。在庫が豊富なネクステージで探してみましょう。
高級感のある中古車が見つかる
ネクステージは全国に200以上店舗を展開しており、さまざまな車種の売れ筋モデル・グレードなどバリエーションが多くあります。こだわりの仕入れで、品揃えも豊富です。国産高級車をはじめ、良質な中古車が多数販売されています。
また、購入後のトラブルを防ぐため修復歴車やトラブルにつながる車は事前に排除し、一切取り扱っていないため安心です。徹底的な調査や品質管理がされているため、購入時の不安を抱かずに自分好みの車を探せます。
保証体制も整っている
ネクステージでは、購入した中古車全てに国産車は3か月または3,000km、輸入車では1か月の走行距離無制限の無償保証が付帯されています。また、有償保証の内容も充実したもので、最長3年まで選択が可能です。
保証期間中の無料点検はもちろん、1年間の特別保証期間内であれば、バッテリーやブレーキパッドなどの消耗品や購入時に付帯されていたナビなどの電飾品も無償で修理・交換してくれます。
追加料金や免責金などは発生しないため、購入後も安心してカーライフを楽しむことが可能です。
まとめ
高級車の明確な定義はないものの、一般的に価格が高額で、性能面・デザイン面に優れた快適な乗り心地を追求した車を指します。セダンだけではなく、SUVやミニバンなどボディタイプはさまざまです。
高級車に限らず、車購入の際はさまざまな車種を比較検討する必要があります。背伸びしたり周りに流されたりして購入するのではなく、本当に気に入った車を購入しましょう。ネクステージでは、良質な高級車をリーズナブルな価格で購入できます。
▼ライタープロフィール
田村陽子
自動車ライター
熊本県在住。これまで、国産車・輸入車・軽自動車・普通車など、20種類以上の車に乗った経験を活かしてクルマ系メディアでの執筆活動を行っている。車両整備士や車好きの友達が多く、情報交換により日々知識を向上している。