【ホンダの原点】自動車販売のルーツや技術・魅力・ラインアップを徹底紹介
ホンダは日本を代表する自動車メーカーです。誕生からの歴史も長く、現在では先進機能を搭載したハイブリッドカーや、e:HEVも含めてさまざまな種類の車を展開しています。ホンダの車はどのような歴史を経て、現行モデルに至ったのでしょうか。
この記事では、ホンダの歴史を振り返りつつ、現行モデルのラインアップをご紹介します。「ホンダのエンジンやシステムの歴史を知りたい」「ホンダ車の購入を検討している」といった方もぜひ参考にしてください。歴史を知れば、より現在のホンダ車の魅力を理解できるでしょう。
※目次※
・ホンダは1946年設立の本田技術研究所が前身。長い歴史を経て現在は電動化ハイブリッドシステムを実装。
・N-BOXはホンダを代表する人気軽自動車。6年連続で軽自動車の販売台数トップを達成している。
・ホンダの現行モデルはセダンやSUVなどさまざまな車体タイプを選べる。お得にホンダ車を購入するならネクステージへ。
ホンダの原点!自動車販売のルーツは?
ホンダの歴史は1946年にさかのぼります。現在はさまざまな人気車種を展開するホンダですが、どのような過程を経て日本を代表する自動車メーカーになったのでしょうか。この項目では、ホンダの創業者や段階的な歴史を解説します。
ホンダのクルマ作りの始まり
ホンダの創業者は「本田宗一郎」という人物です。本田宗一郎は東京の自動車修理工場で経験を積み、独立する形で浜松支社を設立しました。その後、自身で会社を創業しピストリング(エンジン部品のひとつ)の製造ビジネスを始めましたが、太平洋戦争や南海大地震の影響で工場が倒壊し経営から手を引いています。
休養期間を経て、本田宗一郎は1946年に静岡県浜松市でホンダの前身となる本田技術研究所を設立しました。内燃機関と工作機械の製造・研究から始まり2輪車、小型ジェット機、船外機、発動機、耕運機などを手掛けています。こうして1949年につくられた初の2輪自動車が『ドリーム号D型』です。
2輪自動車から「F1」進出
それまで2輪自動車の開発がメインでしたが、1963年8月にホンダ初の4輪車である軽トラック「ホンダ T360」が誕生しました。当時発売が計画されていたスポーツカー「ホンダ S360」と同じエンジンが搭載されています。軽トラックとしては規格外の高出力エンジンであったため、スポーツトラックという異名で呼ばれました。
時期を同じくしてF1へも挑戦しています。ホンダ初のF1マシン「RA271」では重量が重かったため苦戦を強いられましたが、改良された「RA272」はメキシコグランプリで初優勝を達成しています。これは1965年、F1参戦11戦目での初優勝です。その後も1968年まで、F1活動に挑戦し続けました。
走りと環境を考えた「CVCC」エンジンを開発
F1への挑戦が落ち着いたころ、日本では大気汚染が深刻な問題となっていました。このころアメリカでは「マスキー法」を制定し、車が排出する一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物を10分の1にするよう義務付けられています。
このような世の中の流れをくみ、ホンダが開発したエンジンが「CVCCエンジン」です。それまでホンダは高出力に特化したエンジンを開発してきましたが、マスキー法をクリアしたCVCCエンジンは走りと環境性能を両立しました。
アメリカでも高い評価を受け、当時マスキー法のクリアに苦戦していた他社メーカーにも技術提供しています。
3チャンネルを統合しホンダカーズへ
2006年に、プリモ・クリオ・ベルノの3チャンネルが統合する形で「ホンダカーズ(ホンダのディーラー)」が誕生しました。現在のホンダ車の日本での販売ネットワークは、4輪車をホンダカーズ、2輪車をホンダドリームが担っています。
全国に2,000以上の店舗を展開し、すべての店舗でホンダの全車種を購入可能です。新車販売だけでなく『認定中古車の販売』『点検パックやタイヤ交換』『レンタカー』など幅広いサービスを提供しています。
(2021年12月時点の情報です)
進化し続けるホンダのハイブリッドカーの歴史
現在では一般的に普及しているハイブリッドカーですが、ホンダは早くからハイブリッド技術の実用化に取り組んできました。ここで歴史を経て進化してきたホンダのハイブリッドシステムおよび、ハイブリッドカーの詳細を見ていきましょう。
IMAシステム搭載「インサイト」
ホンダが1999年に販売していた2人乗りハッチバッククーペ「初代インサイト」は、ハイブリッドシステムIMAを搭載し35km/Lという燃費を達成しました。これはガソリン車として当時、世界最高の燃費性能です。
2004年にはIMAシステムの効率性を向上、さらにアンダーカバーを取り付けて空力性能を改善したため、燃費性能は36km/Lにアップしています。
一方で、2001年に販売した初代シビックハイブリッドもIMAシステム搭載モデルです。2005年には、高効率1.3L直列4気筒SOHCエンジン+IMAを組み合わせた2代目シビックハイブリッドとなります。2代目はi-VTECによりモーターのみの走行も可能です。
i-DCDシステム搭載「ヴェゼルハイブリッド」
i-DCDは、エンジンとモーターの動力を切り離して駆動する新ハイブリッドシステムです。そのためエンジンとモーターが一体化しているIMAと異なり、走行状況に応じて最適な制御を実現します。
2013年に販売されたコンパクトSUV「ヴェゼルハイブリッド」には、1.5Lのi-DCDエンジンが搭載されました。モーターとガソリンエンジンを合わせた出力は、2.0Lエンジンに相当します。グローバルモデルでもあり、HR-Vという車名で世界でも需要を得ました。
SH-AWDシステム搭載「レジェンド」
2015年に登場した5代目には、また異なるハイブリッドシステム「SH-AWD」が搭載されました。これは、エンジンと3つのモーターによって四輪の駆動力を制御するシステムです。
エンジンは3.5L V型6気筒 直噴SOHCを採用し、モーターのひとつを内蔵しています。残り2つのモーターは後輪の左右に搭載されました。従来のハイブリッドモデルよりも走行性能に特化したシステムです。最高出力381PSを発揮し、アクセル操作に応じて力強い加速を実現しています。
i-MMDシステム搭載「アコードハイブリッド」
2013年に登場した4ドアセダン、アコードハイブリッドには「i-MMD」という名のハイブリッドシステムが搭載されました。2.0Lエンジンとモーターを切り離している点はi-DCDと同様ですが、i-MMDはエンジンに発電用と走行用の2つのモーターを配置しています。
モーターのみで効率的な走りも可能です。エンジンとモーターの性能を合わせれば3.0Lガソリンエンジン並みの加速を実現します。
ハイブリッドからe:HEVの実装
フィットは2020年の4代目発売と同時にシステムが「e:HEV」に変わりました。e:HEVはi-MMDとメカニズムは同じで、発電用と走行用の2モーターハイブリッドシステムです。
なぜ同じシステムなのに名称だけ変えたのか、疑問に思う方もいるでしょう。これは、i-MMDという呼び名ではイメージが伝わりにくいと判断したためです。ホンダ車の電動化を成功させるには、電力を駆動に用いるハイブリッドカーという主張が必要でした。そのため名称に電気を意味する「e」を付けています。
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ホンダは新型も中古車も人気!ベストセラーはN-BOX
環境対策や安全性への取り組みにより、ホンダは需要の高い自動車メーカーです。一方で、日本にはホンダ以外にも優れたメーカーがいくつかあります。ほかのメーカーと比較すると、ホンダはどのような位置付けになるのでしょうか。
ここで、ホンダの売上ランキングや、特にヒット車種となったN-BOXについて詳細を見ていきましょう。
2021年も売り上げランキングの上位
ホンダの新車販売台数は、2019年~2021年連続でトヨタに次ぐ2位です。2019年における、世界の新車販売台数ランキングでは7位を記録しています。2021年1月~10月までの中古車販売台数でも3位と高記録です。
2008年ごろまでは、新車販売台数が3位や4位の年もありました。それから10年で順位を上げたことには、N-BOXを代表とした軽自動車の人気が起因しています。
(2021年12月時点の情報です)
驚異的な販売台数を誇るN-BOX
ホンダのN-BOXは、2011年11月に販売されたスーパーハイトワゴンです。2015年度~2020年度まで、6年連続で軽自動車の販売台数1位を達成しています。
このような驚異的な人気の理由は、室内空間の広さです。コンパクトな軽自動車でありながら収納スペースが多く、快適な居住空間を実現しています。また、軽自動車としてはハイパワーかつ静粛性の高い走りも魅力です。
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現行ホンダ全車種!モデル別ラインアップ
ホンダの現行モデルには、軽自動車やセダン、ミニバンなど、さまざまな種類の車が販売されています。「ホンダの車」という括りで最適な車を探すには時間がかかるため、まずは自分に合った車体タイプを明確にしましょう。
ここで車体タイプごとのラインアップをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
セダン
スタイリッシュなスタイリングが魅力のセダンタイプは、以下の3車種が販売されています。走行性能も高く、中でもレジェンドは「SPORT HYBRID SH-AWD」による画期的な走りが魅力です。
ラインアップ |
エンジンタイプ |
レジェンド |
ハイブリッド |
アコード |
ハイブリッド(e:HEV) |
インサイト |
ハイブリッド(e:HEV) |
スポーツカー・SUV
ホンダ車には、多目的に使用できる2種類のSUVと、最高峰のスポーツカー2種もラインアップしています。S660は軽自動車でありながら高回転型ターボエンジンを搭載したスポーツカーです。比較的、お手頃な価格でスポーティな走りをオープンエアーで楽しめます。
ラインアップ |
エンジンタイプ |
NSX |
ハイブリッド |
CR-V |
ハイブリッド(e:HEV)/ガソリン |
ヴェゼル |
ハイブリッド(e:HEV)/ガソリン |
S660 |
ガソリン |
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ミニバン
ホンダは多人数向けのミニバンも販売しています。存在感のあるスタイリングや大人っぽい雰囲気が魅力です。ラインアップは以下の3車種です。
ラインアップ |
エンジンタイプ |
オデッセイ |
ハイブリッド(e:HEV)/ガソリン |
ステップワゴン |
ハイブリッド(e:HEV)/ガソリン |
フリード |
ハイブリッド/ガソリン |
コンパクトカー
使い勝手と安定性に優れた、コンパクトカーのラインアップは以下の3車種です。電力のみで走行するEV車も販売しています。車種によってさまざまなエンジンタイプを選択可能です。
ラインアップ |
エンジンタイプ |
Honda e |
EV |
シャトル |
ハイブリッド/ガソリン |
フィット |
ハイブリッド(e:HEV)/ガソリン |
ハッチバック・ワゴン
ホンダのハッチバックとワゴンは、それぞれ1車種のみ展開されています。「コンパクト」の項目でも記載したシャトルは、クラスを意識させない新しいデザインが魅力です。一方のシビックはワイド&ローのハッチバックスタイルで爽快な走りを実現しています。
ラインアップ |
エンジンタイプ |
シビック |
EV |
シャトル |
ハイブリッド/ガソリン |
軽自動車
ホンダの軽自動車は以下の5車種が販売されています。S660は前述のとおりスポーティな性能が魅力です。大ヒット車種N-BOX以外の3車種も日常の実用性・快適性に優れた設計がされています。
ラインアップ |
エンジンタイプ |
S660 |
ガソリン |
N-ONE |
ガソリン |
N-BOX |
ガソリン |
N-WGN |
ガソリン |
N-VAN |
ガソリン |
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まとめ
ホンダはN-BOXなど、数多の人気車種を販売しています。歴史を経てハイブリッドエンジンは大きな進化を遂げました。e:HEVなど電動化を積極的に進めているため、今後のニーズにあった車を手に入れる目的でも最適です。
ネクステージは価格・品質・サービスすべてに自信を持って販売しています。車種選びに迷っている方は、要望を伺ったうえで最適な車を提案しますので、ぜひお気軽にご利用ください。