【希少車】ホンダ エレメントの特徴や魅力、中古車情報を徹底解説!
ホンダ エレメントは、2002年から2011年の間で北米を中心に販売された車両です。日本国内でも2003年から販売を開始したものの、そのわずか2年後の2005年に販売が終了しました。しかし近年のSUV人気に伴い、希少性の高いエレメントにも注目が集まっています。そのためエレメントがどんな車か、気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、エレメントの特徴や魅力について紹介します。中古車情報や類似車種に関しても触れていきますので、エレメントに興味のある方はぜひ参考にしてください。
※目次※
1.ホンダ エレメントは新車で買えない希少な車
2.ホンダ エレメントの特徴をチェック!
3.ホンダ エレメントが持つ5つの魅力
4.ホンダ エレメントが約2年半で販売終了になった理由とは?
5.ホンダ エレメントの中古車相場や似た車を紹介!
6.ホンダ エレメントの中古車をお探しならネクステージへ!
7.まとめ
・ホンダ エレメントはアメリカで誕生したSUV車。日本でも販売されたものの、生産期間が短く希少。
・観音開きのドアが印象的で、広々した室内空間と高い自由度を誇るシートが魅力。テールゲートは、大きな荷物・小物の出し入れが容易な構造をしている。
・中古車であれば、エレメントのような希少性の高い車種も購入できるネクステージがおすすめ。
ホンダ エレメントは新車で買えない希少な車
エレメントが登場してから約18年経った今、エレメントのSUVとしての魅力やデザインなどが再評価されています。しかし、エレメントはすでに販売が終了しているため、基本的に中古車での購入となります。
当時エレメントの評価は低く、販売期間はわずか2年間でした。そのためエレメントの流通台数は少なく、現在では希少な車となっています。
ホンダ エレメントはアメリカ生まれのSUV
ホンダ エレメントは日本ではなく、アメリカで誕生したSUVです。アメリカで人気を博した後に、日本へ輸入されています。研究開発拠点は北米の「Honda R&D Americas,Inc.」、生産はアメリカのオハイオ州にある「Honda of America Mfg,Inc」のイーストリバティ工場にて行われました。
観音開きのドアを開くと、気持ちのよい開放感を味わえます。さらに車内は搭乗者が過ごしやすい空間になっており、エレメントのモチーフである「ライフガードステーション」を実現しました。
2003年から2005年まで販売
エレメントは2002年にアメリカで初登場し、日本では2003年から2005年まで販売されました。また販売期間中にマイナーチェンジが施されたため、2種類のモデルが存在します。
エレメント |
販売期間:2003年4月~2005年5月 |
エレメント(マイナーチェンジ後) |
販売期間:2005年6月~2005年12月 |
アメリカでは使い勝手のよさや独特なエクステリアによって、若者を中心に気に入られています。当時SUVブームに火が点いていない日本で、時代を先取りした車でした。
ホンダ エレメントの特徴をチェック!
エレメントは魅力あふれる車ですが、性能面ではどうでしょうか。車の購入を検討する際、性能面の確認も大切です。ここでは安全性能や環境性能・燃費、乗り心地・パフォーマンスについてもご紹介しますので、エレメントの購入を検討している方は参考にしてください。
エレメントのスペック
それでは気になるエレメントの詳細を紹介します。各サイズや駆動方式などのスペックは、以下の表を参考にしてください。
駆動方式 |
4WD |
トランスミッション |
O/D(オーバードライブ) |
エンジン型式 |
ホンダ オブ アメリカ K24A |
エンジン種類・シリンダー数および配置 |
水冷直列4気筒横置 |
最高出力(kW[PS]/rpm) |
118[160]/5,500 |
最大トルク(N・m[kg・m]/rpm) |
218[22.2]/4,500 |
ボディサイズや重量などは、以下の表のとおりです。
全長×全幅×全高(mm) |
4,300×1,815×1,790 |
ホイールベース(m) |
2.575 |
トレッド(m) 前/後 |
1.575/1.580 |
車両重量(kg) |
1,560 |
乗車定員(名) |
5 |
マイナーチェンジ前後でサイズや性能などは同じですが、いくつか変更点があります。
【マイナーチェンジでの変更点】
・サイドシルガーニッシュの形状
・エキゾーストパイプフィニッシャーの追加
・運転席シートベルト締め忘れ警告ブザーおよび警告灯(シートベルトリマインダー付き)が標準装備
・ショアラインベージュ メタリックのボディカラーを廃止
センターピラーレス構造ながら高剛性ボディ
エレメントの魅力のひとつが、優れた安全性能です。 エレメントには各ジョイントの大型化や、万一の衝突時におけるドアのキャビン進入を防ぐ「フック&キャッチャーシステム」を採用することで、センターピラーレス構造ながら高剛性を持たせ衝突安全性能を実現させています。
また、衝突時の衝撃を軽減させる「Gコントロール」や、運転席用&助手席用SRSエアバッグシステムを搭載しました。事故を未然に防ぐためのアクティブセーフティも充実しており、EBD(電子制御制動力配分システム)付ABSや、ブレーキアシスト、照射距離をアップするディスチャージヘッドライトも備わっています。
環境性能と燃費
環境性能・燃費の良さもエレメントの魅力のひとつです。以下の表から環境性能と燃費をご確認ください。
燃料消費率(10・15モード燃費) |
10.6km/L |
CO2排出量 |
219.0g/km |
排出ガス |
CO:1.15
NMHC:0.025
NOx:0.025 |
エレメントは上記の表にある性能を有していることで「平成17年排出ガス基準50%低減レベル」をクリアし、国土交通省が定める「超-低排出ガス」の認定を受けています。さらに平成22年燃費基準にも適合しており、環境に優しい車です。
乗り心地・パフォーマンス
エレメントは、乗り心地やパフォーマンスにも優れた車です。通常時はFF状態で走行するエレメントですが、状況に応じて後輪にも適切な駆動力を配分するリアルタイム4WDが搭載されています。そのため、街乗り、遠乗りまでさまざまなシーンに対応することが可能です。
乗り心地を左右するサスペンションには「トーコントロールリンク・ストラットサスペンション(フロント)」と「リアクティブリンク・ダブルウイッシュボーンサスペンション(リア)」を採用しているため、スポーティーでありながらがっちりとした安定感のある走りを体感できます。
ホンダ エレメントが持つ5つの魅力
ここでは輸入車である点や車内空間、特徴的な両サイドドアなどの魅力を細かく紹介していきます。あらためてエレメントの魅力について見ていきましょう。
エレメントの購入を検討している方はもちろん、エレメントについて知りたい方も参考にしてください。
両側に大きく開くサイドドアが最大の特徴
エレメント最大の魅力ともいえる特徴は、両側に大きく開くサイドドアです。センターピラーレス構造を採用しているため、中柱がなく、他の車では味わえないような開放感を感じることができます。
また、使い勝手の良さにこだわるエレメントらしく、両側のドアは観音開きすることが可能です。両側のドアを観音開きすることで、大きな荷物の出し入れはもちろん、楽に乗り降りが出来るといったメリットがあります。
個性的なインテリアと内装
エレメントは個性的なインテリアで、搭乗者に快適なドライブを提供します。水平に広がるインストルメントパネルは、エアコンやシフトレバーなどの操作関連をシンプルかつ分かりやすく配置したデザインです。ボタンやダイヤルなどが大きいことで、扱いやすさにも長けています。
他にも目を引く3つの独立したメーターは、コーンシェイプの3次元レンズやインテリアに合わせた文字盤の色合いなど、細部までこだわっているのが伺えるでしょう。またキロメーター(km/h)表示とともにマイル(mph)表示があるため、アメリカンな気分を味わえるのも魅力です。
多彩なシートアレンジでゆったり車内
エレメントの車内は「長さ2,035mm×幅1,485mm×高さ1,210mm」と広いですが、それだけではありません。アレンジ性のあるシートが高い自由度を誇り、使い分けることでさまざまなシーンに対応できます。
例えば助手席側の前後シートを倒してスノーボードの板を載せたり、全シートを倒したフルフラットでゆったりくつろいだりなど、工夫次第で多彩な使い方ができるでしょう。
またリアシートの跳ね上げ機能を利用すれば、さらに大きな空間を作ることも可能です。フロントシートにはセンターウォークスルーを採用しているため、後部座席へ移りやすい構造になっています。
荷室もたっぷり収納
エレメントは荷室のスペースも広く、充実した収納を搭載しています。「高さ1,025mm×幅1,110mm」を誇るテールゲートの開口部は、大きな荷物を簡単に積み降ろしできるサイズです。またこのテールゲートは上部と下部で別れており、上部だけ開けて小物を出し入れするなどのユーティリティー性もあります。
そしてフロア表面は、耐久性と防水性を兼ね備えたウレタンコート仕様です。さらにインナールーフライニングも、撥水性能が備わっています。アウトドア用品やスポーツに使う道具などの積み込みが気兼ねなく行えるでしょう。
ツートーンのボディカラーが今っぽい
エレメントのボディカラーには以下4つのツートーンカラーが採用されています。
・サンセットオレンジ・パール
・サテンシルバー・メタリック
・ナイトホークブラック・パール
・ガラパゴスグリーン・メタリック
ボディカラーには自然界にある色を採用しており、どのカラーもエレメントの個性的なデザインにぴったりとフィットします。内装には「ブラック&グレー」「グレー&ブルー」「グレー&グリーン」の3つが用意されました。
内装のカラーは選ぶボディカラーによって異なるため、エレメントの購入を検討している方はボディカラーだけでなく、内装もチェックすることをおすすめします。また、マイナーチェンジ前であれば「ショアラインベージュ・メタリック」カラーを選ぶことが可能です。
ホンダ エレメントが約2年半で販売終了になった理由とは?
魅力的なSUVであるエレメントが、わずか2年という短期間で消えてしまった主な原因には「時代の先を行き過ぎた」「価格が少々高すぎた」という2点が考えられています。
ここからは、その2点について詳しくご紹介しますので、エレメントが消えてしまった理由を知りたい方は参考にしてください。
理由1:時代の先を行きすぎた
エレメントが短期間で消えた理由のひとつには、時代の先を行きすぎたことが原因ではないかと考えられます。2003年に登場したエレメントですが、当時売れていたのはコンパクトカーや軽自動車でした。
そのため、当時がっしりとしたSUVであるエレメントの需要は低かったことが想像できます。また、当時売れていたカローラは流線型の流れるようなデザインであったのに対し、エレメントのデザインはどちらかと言うと箱型でタフな外観です。
アウトドア感の強いジムニーやライズなどが売れている現在を見ると、エレメントは時代の先を行き過ぎたといえるでしょう。
理由2:価格が少々高かった
エレメントが短期間で消えてしまったもうひとつの理由には、価格設定が少々高かったという点が挙げられます。2005年モデルのエレメントの新車価格は「271万9,500円」です。この価格であれば、ミニバンのフラッグシップモデルであるオデッセイの上位グレードが購入できるため、割高感が強かったことが想像できます。
271万9,500円という金額は、購買層である若者にとって厳しい値段設定です。時代の先を行き過ぎた点に加え、価格が少々高かった点もエレメントが短命に終わってしまった原因だと考えられます。
ホンダ エレメントの中古車相場や似た車を紹介!
希少な車であるエレメントは流通台数が少ないため、条件や好みにあう車を探すにはある程度の困難が予想されます。選択肢の幅を広げるために、エレメントに似た車の中古情報をチェックしていきましょう。
ホンダ エレメント
エレメントは逆輸入車という背景もあり、希少性が高く流通台数は少なくなっています。現在ネクステージでも、エレメントの中古車は在庫がありません。どうしてもエレメントを購入したいと考える場合は、頻繁に中古車情報をチェックしましょう。
反対に、品質や条件にこだわりたい方は、以下のような車の購入を検討することをおすすめします。
(2022年9月時点の情報です)
(参考:『エレメント(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ クロスロード
SUVを探している場合は、ホンダ クロスロードがおすすめです。二段バンパーを採用したデザインは個性的で、タフな外観でありながらシャープな印象も与えます。3列シートを採用しており、シートを倒せば、多くの荷物を積み込むことも可能です。
最大約80度と大きく開くリアドアや、多く備わった収納など、エレメントと似た性能を持ちます。クロスロードの中古車相場は59万7,000円~99万9,000円です。流通台数は少ないため、購入を検討する場合は早めに中古車情報をチェックすることをおすすめします。
(2022年9月時点での情報です)
(参考:『クロスロード(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ダイハツ タフト
エレメントのような自由度が高い車を求める場合は、ダイハツ タフトがおすすめです。エレメント同様にシートアレンジが多彩で、軽自動車ながら大きな荷物を載せられます。また多種多様の収納スペースを搭載し、使いやすさに優れている点も魅力です。
またタフト独自の「スカイフィールトップ」により、頭上には開放感が広がる他、良好な視界も確保できます。タフトの中古車相場は、119万9,000円~206万7,000円です。流通台数が多く、カラーやオプション付属の車両も豊富なため、お気に入りの1台が見つかるでしょう。
(2022年9月時点での情報です)
(参考:『タフト (ダイハツ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ ヴァンガード
エレメントの購入を検討している方には、高級ミディアムSUVとして誕生したヴァンガードもおすすめです。駆動方式はFF・フルタイム4WDがあります。スタイリッシュなデザインで、2列シートの5名乗車仕様と3列シートの7名乗車仕様が設定されました。
ヴァンガードも多彩なシートアレンジが可能で、シートバックを倒せばフラットな床のまま荷室を拡大できます。ヴァンガードの中古車相場は、79万7,000円~142万2,000円です。流通台数は多い傾向にあるため、条件や好みなどある程度絞って探すことができます。
(2022年9月時点での情報です)
(参考:『ヴァンガード(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ エレメントの中古車をお探しならネクステージへ!
中古車選びは、ホンダ エレメントのような希少車や販売が終了した車に出会えるチャンスです。また初期費用が抑えられるため、自分に合った車を安く購入できるというメリットもあります。
そして中古車を購入する際は、ネクステージがおすすめです。ここでは中古車販売店のネクステージが優れている点を紹介します。
中古車の取り扱い台数が豊富
ネクステージは「全国に200店舗以上・在庫数3万台」の中古車を取り扱っており、豊富な車種から選べます。特に現在人気のSUV車も多く、エレメントのようなユーティリティー性や自由度の高い車を探しやすいのが特徴です。また、ボディカラーやグレードの取り揃えも徹底しているため、こだわった車選びができます。
もし最寄りの店舗に欲しい車種の在庫が無くても、全国から取り寄せが可能です。気になる車がある際は、ぜひネクステージにご相談ください。
中古車でも安心の保証がある
中古車の購入を検討している方にとって、故障やトラブルは懸念してしまう要素です。しかし国産車(3か月もしくは走行距離3,000km)・輸入車(1か月/走行距離無制限)の条件で全ての中古車に無料保証が付帯し、その他有料保証も含めて充実したサービスで安心して購入できます。
またネクステージはトラブルに繋がりやすいような修復歴のある中古車を販売しません。お客様が不安を抱くことがないよう、品質管理を徹底しています。
まとめ
エレメントは時代を先取りしすぎたために、短命に終わってしまったSUVです。しかし時代が追いついた今、エレメントのデザインや優れた利便性など評価される点が多く、中古車であってもそれなりの価格帯を保っています。
しかし、希少性の高いエレメントは中古車で探すことが困難です。現在はエレメントに負けない魅力をもったSUVが多く流通しています。ぜひ、そちらも一緒に検討してみましょう。
ネクステージでは購入後も安心して車に乗り続けられるよう、無料保証などのサポートも徹底しています。車探しから購入まで、ネクステージにお任せください。