車幅の計測方法は?車種別の基準・車幅1800mm超えの国産車もご紹介
車の構成要素として、とても重要なのが「車幅」です。車の車幅によって、運転のしやすさや室内空間の快適性、走行安定性などが大きく変化します。「車幅が広いとどのようなメリットがあるの?」と気になっている方も多いでしょう。
そこでこの記事では、車幅の基礎知識から、車幅の広い車のメリットなど幅広く解説します。車幅が広い具体的な車種もあわせて紹介していますので、車選びに迷っている方は、ぜひ今回の内容を参考にしてください。
※目次※
・国産車は、世界戦略車の開発やコロナ禍などの背景により大型化している!
・大きい車のメリットは「走行安定性」「室内空間の快適性」。小型車のメリットは「運転のしやすさ」「燃費性能の高さ」!
・車幅の広い車をお得に手に入れたいならネクステージまで。条件を細かく指定しながら在庫を探せる!
車の幅の計測方法は?
日本国内における車幅の計測方法についてみていきましょう。車幅に関する法令についても併せてご紹介します。
車検証に記載されている車幅にはドアミラーなどが含まれているのか気になっている方や、車のカスタマイズを検討している方は事前にチェックしておきましょう。
車の全幅の計測方法
車幅を計測する方法は「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」によって指定されています。第6条第4項によってドアミラーやバックミラー、アンテナなどは計測範囲に含まれません。したがって、一般的な乗用車ではドアミラー部分を除いたときに最も広い部分が車幅として車検証に記載されます。
車幅の計測範囲には車に使われているパーツがすべて含まれるものではないと覚えておきましょう。走行時はドアミラーを開くため、車検証に記載されている車幅より広い状態になるものです。
車種による車幅の基準
道路運送車両法第47条第1項や車両制限令第3条第1項によって、国内で運行する車における車幅は2,500mmまでと定められています。
ただし、車幅に関する規定はこれだけではありません。車両タイプによって基準が異なるため、ここで確認しておきましょう。車両タイプごとの基準は以下の通りです。
車両タイプ |
車幅の基準 |
軽自動車 |
1,480mm以下 |
小型自動車(コンパクトカー) |
1,700mm以下 |
普通車 |
2,500mm以下 |
適切な駐車場の広さは?
適切な駐車場の広さは、車両タイプによって異なります。例えば普通自動車の平均的な大きさは、長さ4,700mm、幅1,700mmです。国土交通省によれば、「長さ1,300mm・幅800mm」のゆとりを持つのがよいとされています。
車両タイプごとの適切な駐車場の広さは、以下の通りです。
車両タイプ |
長さ |
幅 |
軽自動車 |
3,600mm |
2,000mm |
小型自動車 |
5,000mm |
2,300mm |
普通自動車 |
6,000mm |
2,500mm |
カスタマイズした場合の対処
車をカスタマイズして幅が20mm以上変化した場合は注意が必要です。20mm以上増減すると運輸支局に構造等変更手続きを行わなければなりません。構造等変更手続きを行うと、車検の残存期間にかかわらず新規車検を受ける必要があります。
構造等変更手続きを行わないと車検に通らないので、改造などによって車幅が変化した場合は速やかに手続きを行いましょう。20mm以下の増減に収まる場合、構造等変更手続きは必要なく、車検の基準を満たしていることになります。
【独自調査】国産車は大型化している!その理由は?
国産車は近年大型化していることも特徴のひとつです。その背景にはどのような理由があるのでしょうか。
・開発費や需給バランスなどから世界戦略車を国内で販売している
・コロナ渦の影響により公共機関の利用機会が減り、車の利用機会が急増した
・車の利用機会が増えたことで利便性を重視するようになった
ネクステージの独自調査によると、車の買い替えを検討している人の約20%が、車内の広さや乗員人数に不満を持っているようです。近年の国産車の大型化は、コロナ禍の影響により不満を持った人のニーズを満たすことになるでしょう。
車幅の広い車を運転する時の注意点
車幅の広い車やコンパクトな車は、それぞれどんなメリットがあるのか、気になっている方も多いでしょう。それぞれのメリットを整理しておけば、後悔のない車選びができるようになります。
具体的には、「安定性」を求めるのであれば大きい車、「運転しやすさ」を求めるのであれば小型の車がおすすめです。ここでは、それぞれのメリットについて詳しく解説します。
大きい車は広々と使えて安定した走りが楽しめる
大きい車を使うメリットは、以下の通りです。
・車内を広々使える
・安定した走りができる
ボディサイズが大きい(幅が広い)車は、その分室内空間にもゆとりがあります。助手席と運転席の間隔も広くなり、シフトレバーなどの配置もゆとりが出てくるでしょう。
また車の幅が広い分、タイヤの装着位置も外側になるのが一般的です。トレッド幅が広くなるため、走行時の安定性が大きく向上します。横風の影響も受けにくくなるため、安全面のメリットも大きいと言えるでしょう。
小型の車は運転しやすく日常使いにおすすめ
小型の車を使うメリットは、以下の通りです。
・小回りが利く
・燃費性能が高い
小型の車は、ボディサイズが小さく作られているため、運転しやすいのが最大のメリットです。特に狭い道が入り組んでいる日本のような道路事情では、活躍する余地が大いにあるといえます。
小型の車というと、軽自動車やコンパクトカーを思い浮かべる方が多いかもしれません。こうしたボディタイプの車は、重量もそれほどないため、少ない燃料で長い距離を進められます。日常使いの便利さを求めるのであれば、小型の車がおすすめです。
【車幅1800mm超え】車幅の広い国産車を4車種ご紹介
車幅が広い車のメリットを考えると、実際に乗ってみたいと感じるのではないでしょうか。ここでは国産車の中から車幅が広い車を4車種ご紹介します。
車幅が広い車に興味を持った方は、ぜひこれらの車をチェックしてみてはいかがでしょうか。車種ごとの特徴とサイズ、新車価格と2022年10月時点での中古車価格を見ていきましょう。
トヨタ ランドクルーザー
全長 |
4,950mm~4,985mm |
全幅 |
1,980mm~1,990mm |
全高 |
1,925mm |
新車価格 |
510万円~ |
中古車価格 |
279万9,000円~1,779万9,000円 |
※2022年10月時点の情報です
ランドクルーザーはトヨタの本格大型SUVで、4WDのみのラインナップです。3.3Lまたは3.4Lのエンジンを搭載しており、オンロード・オフロードの双方で安定した力強い走りを見せてくれるでしょう。
燃費が7.9km/L~9.7km/Lとあまりよくないため注意が必要です。新車で購入するとベースグレードでも500万円程度かかりますが、中古車であれば200万円代で購入できるのは大きなメリットでしょう。
マツダ CX-5
全長 |
4,575mm |
全幅 |
1,845mm |
全高 |
1,690mm |
新車価格 |
276万6,500円~ |
中古車価格 |
69万9,000円~384万7,000円 |
※2022年10月時点の情報です
CX-5はマツダが販売するミドルサイズSUVです。一般的なガソリン車だけでなく、走行性能と環境性能に優れたディーゼルエンジンを搭載した車も用意されています。
ディーゼルエンジンを搭載したSUVに興味がある方もCX-5を検討してみてはいかがでしょうか。SUVらしく4WD車も用意されており、オフロードを走行する機会が多い方にも最適な車です。
(参考:『CX-5(マツダ)の中古車一覧』)
レクサス LX
全長 |
5,100mm |
全幅 |
1,990mm |
全高 |
1,895mm |
新車価格 |
1,250万円~ |
中古車価格 |
在庫なし |
※2022年10月時点の情報です
LXは国産高級車ブランドとして有名なレクサスが販売しているSUVです。フラグシップモデルに位置するSUVで、3.5L V6ツインターボエンジンを搭載しています。ハイパフォーマンスのエンジンを活かした力強い走りと、4WDならではのオフロード走破性を楽しみたい方におすすめの1台です。
新車価格は1,000万円以上と高価ですが、その価格に見合う価値はあるでしょう。中古車であれば安価に購入できる可能性があるものの、出回っている台数が少ないので根気強く探す必要があります。
スバル WRX S4
全長 |
4,670mm |
全幅 |
1,825mm |
全高 |
1,465mm |
新車価格 |
400万4,000円~ |
中古車価格 |
169万9,000円~499万9,000円 |
※2022年10月時点の情報です
WRX S4はスバルのスポーツカーとして知られている車です。レヴォーグをベースに開発された車で、セダンタイプの車が好きな方にとっては見逃せません。
搭載しているエンジンは2.0Lクラスのガソリンエンジンですが、セダンタイプで車高が低く車重も約1,600kgと軽いため、安定した走りを見せてくれるでしょう。
中古車は100万円台でも購入できるため、リーズナブルな価格でスポーティな走りを楽しみたい方におすすめです。
(参考:『WRX S4(スバル)の中古車一覧』)
車幅の広い車をお探しの方はぜひネクステージへ!
車幅の広い車をお得に手に入れたい場合は、中古車を検討してみましょう。販売店を探しているのであれば、購入後のトラブルを未然に防ぐためにも、信頼できる大手業者を選ぶのがおすすめです。
ネクステージは、複数のこだわり条件から検索できるため、お気に入りの1台を探せる環境が整っています。最後にネクステージのサービスを紹介しますので、気になる方はぜひチェックしてください。
複数の条件で検索できるから探しやすい
販売業者を選ぶ際に重要なのは、「在庫数」や「在庫の探しやすさ」です。お客様が車を探しやすいよう、公式Webサイトでも、在庫検索ができるようになっています。
ネクステージでは、複数の条件を指定しながら、自分の希望に合った車を検索可能です。Webサイト上で「こだわりの装備で絞り込む」を選択すれば、車幅も指定できるため、より理想に近い車を探しやすくなります。詳細ページから見積もり依頼も可能なので、お気軽にお問い合わせください。
高品質な車両を豊富にそろえているため欲しい1台が見つかる
ネクステージは、全国に250以上の店舗を展開しており、グループ総在庫3万台を誇ります。車幅の広い車の取り扱いも多く、細かい絞り込み条件を指定できるため、お気に入りの1台を探してみてください。
ネクステージは、修復歴車のような、トラブルの多い車両を一切取り扱っておりません。そのため、初めて中古車を購入するお客様でも、車を探しやすい環境が整っています。気になる在庫が他店舗にあれば、最寄りの店舗へのお取り寄せも可能なので、お気軽にご相談ください。
まとめ
車幅が広い車は、狭い道が多い日本の道路事情に適さない部分がある一方で、走行安定性や車内空間の快適性が魅力です。車を購入する際は、車幅が狭い車・広い車のメリットを整理し、自分に合った1台を選びましょう。
リーズナブルな価格で車を購入したい場合は、中古車がおすすめです。ネクステージは、公式Webサイトで、細かく条件を指定しつつ車を探せます。そのまま見積もり依頼もできますので、詳細ページからお問い合わせください。