車検予約は電話でできる?メリット・デメリットや流れを紹介します
自家用車は新車購入後3年、以降2年ごとに車検を受けます。車検は、依頼する業者も準備が必要なことから、予約した上で利用するのが一般的です。では、車検予約の申し込みは、電話でもできるのでしょうか。
そこでこの記事では、車検予約を申し込む3つの方法、車検予約の流れ、準備するものを紹介します。この記事を読むことで、車検予約の一連の流れが分かり、自分に合った予約方法が見つかるでしょう。
※目次※
5.電話で車検予約をする際に聞かれる内容や確認しておきたいこと
・車検予約の申し込みは電話の他、Webサイトの専用フォーム、店頭で可能。
・電話による予約は、さまざま要望を伝えられて質問もその場で解決できるが、受付時間内でなければ対応してもらえない。
・スムーズに予約できるよう、電話をする前に車検証を用意し、車検満了日など記載内容に目を通そう。
車検予約は電話でもできる?方法は3種類
車検予約の申し込み方法は、電話の他にインターネットを使う方法、店舗で申し込む方法があります。ディーラーやカー用品店では、Webサイトの専用フォームを使った予約申し込みが主流です。ここでは、車検予約を申し込む3つの方法を紹介します。
基本的に電話予約は可能
業者によって差はあるものの、車検予約は電話で済ませられるのが一般的です。電話番号が分かれば、受付時間内に電話をするだけで予約申し込みを完了できます。
これまではディーラー、カー用品店でも電話予約が主流でした。インターネットの普及により、大手業者は電話以外の方法も設けています。一方で、規模の小さい民間整備工場などでは、今でも電話による予約申し込みが主流です。
Web予約や店舗で直接申し込む方法も
近年、電話予約だけでなくWebサイトの専用フォームを使って予約を受け付ける業者もあります。
Webサイトからの予約は、24時間いつでも申し込めるのが魅力です。日中は仕事が忙しく、電話する余裕がない方でも、夜帰宅してからなど自分のタイミングで予約を申し込めます。
店舗に行けば、店内の様子やスタッフを見ながら予約申し込みが可能です。手短に済ませる上では、Webサイトや電話での予約が便利ですが、車検に関する質問をしやすく店舗の雰囲気を把握できる魅力があります。
車検は予約が必須?
車検の予約は必須ではありませんが、店舗に向かう前に電話連絡することをおすすめします。電話をすれば車検を受け入れてもらえるかすぐに判断でき、店舗に向かう手間もありません。
車検は業者側もさまざまな準備が必要なことから、希望日当日に連絡するのではなく、余裕を持って予約できると安心です。
予約をすれば、有効期限が切れる前に車検を受けられます。突然店舗に向かっても車検を受けられず、車検切れとなる可能性も否めません。
電話で車検予約をするメリット・デメリット
Webサイトの専用フォームを使う方法や、店舗で予約する方法も便利ですが、電話予約にはこれらの方法にないメリットがあります。ただし、電話予約にはデメリットもあるため、メリットと併せて把握することが大切です。
ここでは電話予約のメリット・デメリットを紹介しますので、自分に適した方法か判断する際に役立ててください。
メリット
車検予約を電話で行うメリットは、希望する作業内容などさまざまな要望を具体的に伝えられることです。
車検費用や交換してほしい部品の相談、車検の有効期限が迫っていること、予約に関する疑問など、文章で伝えづらい内容であっても自分の言葉で伝えられます。
車検を依頼する業者の店舗に行く手間や時間が省けるのも特徴です。仕事・家事などで忙しく、店舗に立ち寄る時間がない方ほど、電話予約のメリットを感じられるでしょう。
デメリット
車検予約を電話で行うデメリットは、電話をかけてもつながらない場合があることです。Webサイトの専用フォーム、メールなどによる申し込みは、24時間受け付けてもらえます。電話はオペレーターが対応することから、営業時間内でなければ予約できません。
営業時間内であっても、連休明けや繁忙期だと電話がつながらない可能性もあります。電話がつながらなければ、車検の予約ができない上、簡単な見積もりも出してもらえないことも覚えておきましょう。
電話で車検予約をする流れ
車検を依頼する業者に電話をかける際には、準備が大切です。電話をかけると業者のオペレーターが対応します。24時間365日対応しているわけではないため、電話をかける時間にも注意が必要です。ここでは、電話で車検予約をする流れを簡単に紹介します。
1.必要になる情報を準備しておく
電話による車検予約は、コンピューターによる自動応答ではなく、業者のオペレーターと会話しながら行うのが一般的です。
依頼する業者に電話をかけると、車に関するいくつかの質問をされます。この質問にスムーズに回答できるよう、電話をかける前に車検証(自動車検査証)を用意しておきます。
車検証はグローブボックスなどに保管する人が多い傾向です。予約時だけでなく、車検当日にも車検証は使用するため、保管場所を確認しましょう。
2.受付時間に電話をかける
Web予約であれば24時間車検予約を申し込めますが、電話の場合は受付時間内でなければ予約できません。受付時間は業者ごとに異なります。業者のWebサイトなどに掲載されている受付時間を確認後、予約電話を入れましょう。
業者によっては、一般的な問い合わせ用ダイヤルとは別に予約専用ダイヤルを設けています。予約専用ダイヤルがある場合は、間違えずそちらに電話しましょう。
電話で車検予約をする際に聞かれる内容や確認しておきたいこと
車検予約の電話をかけると、業者のオペレーターが対応します。オペレーターから聞かれることに答えるだけで予約はできますが、あらかじめどのような内容を聞かれるのか、予約完了までの流れを知った上で予約すると安心です。
ここでは、車検予約の電話で聞かれる内容、確認事項を紹介します。
電話での確認事項
オペレーターとのスムーズなやりとりができるよう、電話をする前に車検証に目を通しましょう。
電話で車検予約を依頼すると、業者からは「車検を受ける車種」「車検満了日」「名前」「車検証記載内容」を聞かれます。必要な情報を伝えると、車検にかかるおおよその費用を把握可能です。
正確な見積額は、車を実際に確認しなければ算出できないため、この段階で出される費用は参考としましょう。
電話で確認しておきたいこと
車検は頻繁に受けるものではないことから、疑問が生じることもあるでしょう。これらの疑問はそのままにせず、予約時に質問することが大切です。
複数の業者を比較して車検費用を抑えたいと考えているのであれば、見積書を発行してもらえるか確認します。法定費用を除き、車検費用の支払い方法は業者によってさまざまです。
また、どのような支払い方法があるのか、日常生活で車が欠かせない方は代車の有無と費用も確認しましょう。
ユーザー車検は電話ではなくインターネット予約が基本
ユーザー車検は、ディーラーやカー用品店などの業者を介さずに自分で車検を通す方法です。自分で通すといっても、車を運輸支局もしくは軽自動車検査協会に持ち込む必要があり、予約なしでは受けられません。
普通車は電話での予約ができないため「自動車検査インターネット予約システム」から予約します。軽自動車は、電話もしくは「軽自動車検査予約システム」から予約が可能です。
どちらもシステム利用者を識別するアカウントを作成します。予約時には車台番号を入力することから、通常の車検と同じく車検証を手元に準備しましょう。
車検予約をキャンセルしたい場合は?
事情があって車検費用を準備できなくなった、仕事などの急な予定変更により、車検の予約をキャンセルせざるを得ないこともあるでしょう。このような場合、予約はキャンセルできるのか、またどのような方法を取ればよいのでしょうか。
ここからは、車検予約をキャンセルする方法と注意点を紹介します。
車検予約のキャンセルは可能?
車検は予約してもキャンセルできますが、キャンセル料の有無には注意が必要です。ガソリンスタンド、カー用品店などはキャンセル料がかからない傾向にありますが、店舗によるため一概にはいえません。
「車検予約日が近い」「車検の手続きが進んでいる」などを理由に、キャンセル料を請求されることもあります。
またキャンセル料の他、あらかじめ交換部品の取り寄せを依頼していた場合などには別途料金がかかるため注意しましょう。
車検予約をキャンセルする方法
何らかの理由で車検予約日の都合が悪くなった場合は、電話でキャンセルの連絡をします。メールなどからのキャンセル連絡は、反映まで時間がかかることもあるため避けたほうが無難です。
車検を予約すると、業者は予約した日時に合わせてさまざまな準備を進めます。同じ予約枠に他の人から車検予約が来た場合、依頼を断っていることもあるでしょう。
直前に予約キャンセルをすると、業者はその分の利益を得られません。このような理由から、車検を受けられないと分かった時点で速やかに電話連絡することがマナーです。
まとめ
車検予約は、電話やWebサイト、店頭で申し込めます。いずれの方法であっても、車検希望の当日に予約するのではなく、スケジュールに余裕を持って申し込むことが大切です。
スムーズに申し込むために車検証を手元に置く、車検の有効期限をメモするといった準備も行いましょう。
予約と同じく、キャンセルも電話で申し込めます。しかし、業者によってはキャンセル料を請求されることもあることから、予約時に確認しておきましょう。
業者に依頼せずにユーザー車検で通す場合も、運輸支局もしくは軽自動車検査協会への予約が必要です。普通車は電話予約できないなど、業者に依頼する場合とは予約方法が異なるため注意しましょう。
【この記事の執筆者】
畠山達也
自動車Webライター
自動車免許のほか、一級自動車整備士、フォークリフト運転免許などを保有するライター。自動車メーカーや部品業界に携わった際の知識や経験を活かし、Webメディアを通して「車の楽しさ」を発信している。
ネクステージでは、他店に負けない数多くの中古車をラインアップしていますので、中古車の購入を検討されている方は、ネクステージの公式Webサイト上で最新の在庫状況をチェックしてみてください。また中古車購入に際して、ネクステージ独自の保証もご準備しております。お気軽にお問い合わせください。