車のライトの種類と使い方!悩みがちな点灯ルールから交換時期の目安まで

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車のライトの種類と使い方!悩みがちな点灯ルールから交換時期の目安まで

車のライトの種類と使い方!悩みがちな点灯ルールから交換時期の目安まで

車のライトの正しい使い方や、最新のルールを把握できているでしょうか。オートライト義務化をはじめ、車のライトを取り巻く環境は大きく変化しています。

 

ハイビームとロービームの使い分けや、LED・HIDといった最新技術などを、あまり知らない人もいるでしょう。この記事では、車のライトの基本的な役割から、状況に応じた適切な使用方法、トラブル時の対処法まで、ドライバーに必要な情報を解説していきます。

 

※目次※

1.車のライトの種類と役割とは

2.さまざまな種類がある車のライトの正しい使い分け方!状況別の点灯ルール

3.さまざまな種類がある車のライトのトラブル対処法!故障の症状と解決方法

4.車ライトの種類ごとの技術と車検のポイント

5.まとめ

 

■POINT

・車のライトの主な種類には、ヘッドライト・テールランプ・ブレーキランプ・ウインカー・ハザードランプなどがある。

・2020年4月以降の新型車にオートライト機能が義務化され、2023年10月までに全新車に搭載された。

・車のライトを交換できる業者は、カー用品店・ディーラー・整備工場・ガソリンスタンドなどで、それぞれ費用が異なる。

 

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車のライトの種類と役割とは

車のライトの種類と使い方!悩みがちな点灯ルールから交換時期の目安まで

車のライトには、視界の確保と安全運転を支える機能が備わっています。オートライトの義務化やLEDライトの普及など、最新技術の採用により安全性も大きく向上しました。まずは、各種ライトの基本的な役割について見ていきましょう。

 

【車のライトの種類.1】ヘッドライト

ヘッドライトは、車の前面左右に設置された主要な照明装置で、ロービームは前方約40m、ハイビームは約100mを照らします。操作はウインカーレバー右側のダイヤルで行い、レバーの前後操作でハイビームへの切り替えが可能です。

 

2020年4月以降の新型車には自動点灯機能(オートライト)が標準装備となり、周囲の明るさに応じて自動的に点灯・消灯を行います。

 

また、最新のLEDヘッドライトは省電力で長寿命、太陽光に近い色温度により高い視認性を実現し、メンテナンスの手間も少なくなっているのが特徴です。

 

【車のライトの種類.2】ブレーキランプとテールランプ

車の後部には、赤色灯の2種類の灯火装置があります。テールランプは夜間や視界不良時に自車の存在を示す常時点灯の装置で、ブレーキランプは減速や停止を知らせるためにより明るく点灯するのが特徴です。

 

近年は、両ランプが独立して配置される傾向にあります。これらのランプが正常に機能しない状態での走行は、道路交通法違反となるため、定期的な点検が必要です。点検時はテールランプを点灯させた状態でブレーキを踏み、両方の機能を確認しましょう。

 

【車のライトの種類.3】ウインカーとハザードランプ

ウインカーは、進路変更を知らせる橙色のランプで、右左折時は30m手前から、車線変更時は3秒前からの点滅が必要です。合図不履行は反則金の対象となり、普通車は6,000円が科せられます。

 

ハザードランプは、夜間の幅5.5m以上道路での駐停車時や、スクールバスの児童乗降時に使用が義務付けられている点に注意が必要です。ウインカーの点滅回数は毎分60回~120回と定められており、この基準を満たさない場合は車検不合格となります。

 

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さまざまな種類がある車のライトの正しい使い分け方!状況別の点灯ルール

車のライトの種類と使い方!悩みがちな点灯ルールから交換時期の目安まで

昼夜や天候の変化に応じたライトの適切な使用は、自身と周囲の安全を守るためにも欠かせません。オートライトの義務化やオートハイビームの普及により、より安全な運転環境が整ってきています。

 

ここでは、状況に応じたライトの使い分けとオートハイビームの特徴について、詳しく見ていきましょう。

 

さまざまな種類がある車のライトの、ハイビームとロービームの切り替えタイミング

対向車とすれ違う際は、約750m手前でハイビームからロービームへの切り替えが推奨されます。郊外の夜間走行では視界確保のためハイビームを積極的に活用し、対向車とのすれ違い後はすぐにハイビームへ切り替えることで、歩行者の早期発見が可能です。

 

市街地や街灯のある道路ではロービームが基本となり、オートハイビーム機能付き車両でも歩行者・自転車に対しては手動操作が必要な場合があります。特に雨天時や霧発生時は、路面からの反射を考慮した適切な操作が必要です。

 

オートライト義務化で変わった運転ルール

2020年4月からの新型車へのオートライト機能搭載義務化は、夕暮れ時の死亡事故対策として導入されました。周囲の明るさが1,000ルクス未満で自動点灯、7,000ルクス以上で消灯する仕組みで、2023年10月までに全新車への搭載がされています。

 

走行中は一定の暗さで自動点灯し、手動消灯はできない仕様となっていますが、駐停車時は消灯操作が可能です。なお、既販売車や中古車にはさかのぼって適用されないため、従来通りの使用が認められています。

 

さまざまな種類がある車のライトの、夜間・悪天候時の適切な操作方法

悪天候時は、昼夜を問わずヘッドライト点灯が必要で、霧中走行では前照灯を下向きにして乱反射を抑制します。暴風雨時はロービームと霧灯の併用で視認性が向上し、トンネルや積雪時も適切なライト操作が重要です。

 

視界不良時や夕暮れ時は早めの点灯を心がけ、見通しの悪い交差点・カーブでは状況に応じた操作が欠かせません。オートハイビーム機能搭載車両でも、雨滴や霧による光の反射を考慮し、悪天候時は手動操作が推奨されています。

 

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さまざまな種類がある車のライトのトラブル対処法!故障の症状と解決方法

車のライトの種類と使い方!悩みがちな点灯ルールから交換時期の目安まで

車のライトのトラブルは、安全運転に大きな影響を与える問題です。バルブ切れやレンズの劣化など、症状とその対処法を知っておくことで、トラブルの早期発見と適切な対応が可能となるでしょう。各種ライトの故障の特徴と、その修理・交換方法を紹介します

 

さまざまな種類がある車のライトの、故障サインと早期発見のポイント

ライトの不具合・故障は、以下のサインで予兆を察知できます。

 

・片側点灯の不具合や左右の明るさの差

・光の黄ばみや明るさの著しい低下

・レンズの曇りや水滴の付着

 

日常点検では、エンジン始動時に全ライトの点灯確認が重要で、特に夜間や雨天時の運転前には入念なチェックが必要です。6か月に1回の定期点検では、光軸や配線状態も確認しましょう。

 

さまざまな種類がある車のライトが切れたときの交換手順と業者費用

ライトの交換作業は自己対応が可能ですが、安全な手順の順守が重要です。作業時はエンジンを切り、バルブが冷めてから軍手やゴム手袋を着用して行います。バルブのガラス部分には、素手で触れないよう注意が必要です。

 

また、業者に交換を依頼する場合は、以下の費用が目安となります。

 

【交換費用の目安(業者)】

・カー用品店:2,000円程度

・ディーラー:4,000円~1万円程度

・整備工場:2,000円~3,000円程度

・ガソリンスタンド:2,500円~3,000円程度

 

【交換費用の目安(ライトの種類)】

・ハロゲンライト:1,000円~5,000円程度

・HIDライト:1万2,000円~2万円程度

・LEDライト:1万円~3万円程度

 

さまざまな種類がある車のライトのメンテナンス方法と寿命の目安

各種ライトの寿命目安は、以下の通りです。

 

・ハロゲン:約1,000時間

・HID:約2,000時間

・LED:約1万時間

 

日常のメンテナンスではレンズの清掃が重要で、専用クリーナーで黄ばみや曇りを定期的に除去することで光量低下を防げます。光が黄色みを帯びたり、明るさが低下したりなどの場合は交換を検討しましょう。

 

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車ライトの種類ごとの技術と車検のポイント

車のライトの種類と使い方!悩みがちな点灯ルールから交換時期の目安まで

自動車ライトの技術革新は、LEDやHID、アダプティブヘッドライトなど、夜間走行の安全性を大きく向上させています。各種ライト技術には独自の特徴があり、2024年8月からの車検基準改定でより厳格な基準が設けられました。

 

最後に、最新のライト技術の特徴から車検基準まで、知っておくべきポイントについて見ていきましょう。

 

車ライトの種類!LEDライトとHIDライトの特徴

LEDライトは、基板に組み込まれた素子が発光する仕組みで、寿命は約1万時間(15年)と長く、消費電力も少ないのが特徴です。点灯は瞬時に最大光量に達し、色味のばらつきが少ない強みがあります。

 

一方、HIDライトはキセノンガスによるアーク放電で発光し、寿命は約2,000時間(5年)です。最大光量までに数秒〜数十秒を要し、構造が複雑なため交換費用が高額になります。明るさでは、LEDライトのほうが明るいのが一般的です。

 

アダプティブヘッドライトの仕組みと利点

アダプティブヘッドライトは、センサーとカメラで周囲の状況を監視し、最適な照射パターンを自動選択するシステムです。主な機能として、以下が挙げられます。

 

・グレアフリーハイビーム(約30km/h以上):対向車や先行車への眩しさを防止

・ワイド配光ロービーム(約40km/h以下):交差点などでの視界を左右に拡大し、歩行者などの発見に役立つ

・ハイウェイモード(約95km/h以上):遠方の視認性を向上し、標識などの早期発見に貢献

 

車検で確認されるライトの検査項目と基準値

2024年8月以降の車検では、前照灯をロービームで検査し、以下の基準を満たす必要があります。

 

・光量:1灯あたり6,400カンデラ以上

・光軸:水平面から0.5%~1.5%の下向き角度

・色:白色基準の順守

 

また、レンズの黄ばみや曇りは光量不足の原因となるため、事前の点検と清掃が重要です。自動光軸調整機能の動作確認や、配光のバランスなども検査対象となります。

 

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まとめ

車のライトの種類と使い方!悩みがちな点灯ルールから交換時期の目安まで

車のライトは安全装置として進化を続け、LEDやHIDなどの新技術導入で視認性と耐久性が向上しています。オートライト機能が義務化されたことで、さらなる安全性の向上が期待されるでしょう。

 

また、各ライトの定期点検やウインカー操作、状況に応じたビームの使い分けが事故防止に重要です。夜間や悪天候時は、適切なライト操作で運転者と周囲の安全を確保しましょう。

 

ライトの不具合は重大な事故につながる可能性があり、早期発見と迅速な対応が欠かせません。

 

▼ライタープロフィール

車のライトの種類と使い方!悩みがちな点灯ルールから交換時期の目安まで

鈴木祐貴

車と音楽、旅と猫を愛するライター。多様なWebメディアの編集・ディレクション経験を重ね、2018年よりフリーランスとなる。

現在もさまざまなジャンルの編集をする傍ら、車関連のオウンドメディアや車の税金に関するコンテンツなどの編集経験を生かし、ライターとして車の魅力・おもしろさも発信中。

バックパックひとつでふらりと旅に出るのが好きだが、いずれはキャンピングカーで気ままに世界中をロードトリップしようと思っている。

 

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