6ヶ月点検とは?受けるメリットや1年点検・車検との違い

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6ヶ月点検とは?受けるメリットや1年点検・車検との違い

6ヶ月点検とは?受けるメリットや1年点検・車検との違い

車には日常点検・1年点検など、さまざまな定期点検があります。1年点検と2年点検は「法定点検」と呼ばれ、国によって定められた点検整備です。

 

しかし、新車を購入すると法定点検ではない「6ヶ月点検」の案内がディーラーから届きます。買ったばかりの車に点検が必要なのか、どのようなことをするのか、疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

 

この記事では、6ヶ月点検の概要と点検内容、受けることのメリットを解説します。6ヶ月点検の特徴を知ることで、愛車のトラブルを抑えることができるでしょう。

 

※目次※

1.新車購入後に案内が届く「6ヶ月点検」とは?

2.6ヶ月点検のメリットとは?

3.6ヶ月点検の特徴

4.6ヶ月点検を受けるか迷うときは?

5.6ヶ月点検のタイミングでエンジンオイル交換は必要?

6.日頃の点検も忘れずに行おう

7.まとめ

 

■POINT

・車の6ヶ月点検は、新車・認定中古車を対象としたディーラー独自の点検。

・6ヶ月点検を受けることでトラブルを未然に防げ、愛車にまつわる相談をディーラーにできる。

・6ヶ月点検に加えできる範囲の日常点検を行うと、より安心して車を利用できる。

 

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新車購入後に案内が届く「6ヶ月点検」とは?

6ヶ月点検とは?受けるメリットや1年点検・車検との違い

新車、またはディーラーの認定中古車を購入した場合、半年が過ぎたころに「6ヶ月点検」の案内が届きます。これまで6ヶ月点検を受けたことがないという場合、聞いたことのない名称に戸惑うこともあるでしょう。

 

まずは、6ヶ月点検の概要と点検の目的を紹介します。

 

6ヶ月点検はディーラーが独自で対応している

車の点検として知られるのは、1年点検と2年点検です。この2つは「法定点検」といい、国が行うことを定めています。

 

一方の6ヶ月点検は、国が定める法定点検ではなく、ディーラーが独自で行う点検です。購入してから半年が過ぎたことでトラブルが起きていないか、トラブルの予兆がないかを調べます。

 

6ヶ月点検と同様の点検が、新車を購入してから1ヶ月後に行われる「1ヶ月点検」です。1ヶ月点検も6ヶ月点検同様、認定中古車でも行われることがあります。

 

1年点検などの法定点検とは別物

1年点検と2年点検をはじめとする法定点検は、道路運送車両法と自動車点検基準といった法律により、受ける時期・項目数が決められています。自家用乗用車・軽自動車の場合、1年点検が29項目、2年点検が60項目です。

 

一方の6ヶ月点検は、ディーラーが独自で行うため点検内容は統一されていません。例えば、日産は大きく6つのカテゴリーに分けて点検、トヨタとホンダは大きく4つのカテゴリーに分けて点検、スバルは15項目の点検です。

 

同じ「点検」という言葉を使っていますが、法定点検と6ヶ月点検は別物として扱われます。

 

車検とは異なる目的で実施する

法定点検と同じく、定期的にやってくるのが車検です。「検」という字が入ることから点検のように感じますが、車検は「検査」のため点検ではありません。

 

車検の目的は、道路運送車両法で定められた保安基準に適合しているかを確認することです。6ヶ月点検をはじめとする点検は、自動車のトラブルを未然に防ぐ、車のコンディションを良好に保つことを目的としています。

 

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6ヶ月点検のメリットとは?

6ヶ月点検とは?受けるメリットや1年点検・車検との違い

中古車は納車前に整備されるのが一般的です。また、車は納車前に車検を受けることもあり、6ヶ月点検は必要ないと思う方もいるでしょう。半年しか経っていない買ったばかりの車であっても、6ヶ月点検を受けるメリットがあります。

 

ここでは、6ヶ月点検を受ける2つのメリットを見てみましょう。

 

不要なトラブルを未然に防ぐ

新車であっても、突然トラブルが起こることもあります。6ヶ月点検を受けておくことでトラブルの予兆をつかみ、事前回避が可能です。

 

新車であれば不具合の修理・交換も保証で対応できることもあるため、早期発見・早期対応を心がけましょう。

 

また、6ヶ月点検に限らず点検・整備の内容は「定期点検記録簿」に記録されます。定期的なメンテナンスを行っている車は高く評価されるため、車を売却する際に有利になるでしょう。

 

ディーラーと顧客の信頼関係を築く

6ヶ月点検は、ディーラー側にもメリットがあります。納車が済むと顧客と接する機会が減り、次に会うのは1年点検ということも少なくありません。

 

6ヶ月点検があることで顧客と触れ合う機会が生まれ、車の調子や悩み事などを直接ヒアリングできます。これは、ユーザーにとっても大きなメリットです。ささいな悩みや疑問を気兼ねなく相談できる関係性が保たれより充実したカーライフが送れます。

 

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6ヶ月点検の特徴

6ヶ月点検とは?受けるメリットや1年点検・車検との違い

6ヶ月点検の内容はディーラーにより異なりますが、大まかな内容は共通しています。6ヶ月点検で確認される内容を理解することで、点検前・点検後の質問もしやすくなるでしょう。ここでは、6ヶ月点検の一般的なチェック項目、部品交換の可能性を紹介します。

 

チェック項目はそれほど多くない

6ヶ月点検は30分~1時間程度で終わるため、1年点検や2年点検に比べチェック項目は多くありません。しかし、車を安全・快適に利用できるよう、運転する上で重要になる箇所をしっかりとチェックします。

 

以下は、一般的なチェック項目です。

エンジン関連

・エンジンのかかり具合や異音の有無

・エンジンオイルの量や汚れ

・ファンベルトの緩みや損傷

・冷却水の量

・バッテリーの液量や比重

ブレーキ関連

・ブレーキペダルの遊び

・ブレーキパッドの摩耗

・ブレーキの効き具合

・ブレーキ液の量

・パーキングブレーキの作用

タイヤ関連

・タイヤの空気圧

・タイヤの損傷や亀裂

・タイヤの溝

その他

・ライト類の作用や点灯具合

・下回りの損傷や油漏れ

・パワーステアリングベルトの緩み

・計器類・警告灯の点灯

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高額な部品交換の可能性は低い

部品の種類にもよりますが、車の部品交換は1年以上、または走行距離1万km以上からが一般的です。購入してから半年の6ヶ月点検では、よほどのことがない限り大掛かりな部品交換はないでしょう。

 

ただし、長距離走行または短距離走行が多い、低速走行を繰り返すことが多い、凸凹道を走ることが多い、いわゆる「シビアコンディション」に当たる車は、一般的な車よりも部品交換の可能性が高くなります。

 

これらに該当する場合は、6ヶ月点検を受けるのはもちろん、余裕があれば少し早く点検に出してみましょう。

 

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6ヶ月点検を受けるか迷うときは?

6ヶ月点検とは?受けるメリットや1年点検・車検との違い

新車の6ヶ月点検は多くが無料で行われますが、期限を設けているディーラーもあります。時間がなかなか取れない場合や、特に不具合を感じないという場合は、点検を受けるか迷うこともあるでしょう。

 

ここでは、6ヶ月点検を受けるか迷う場合の判断基準を紹介します。点検を受けるに越したことはないため、あくまでも判断基準のひとつとして考えてください。

 

日常点検の対応状況を考慮する

日常点検は、エンジンのかかり具合やランプ類の点灯可否、オイル類の量などの確認をユーザー自身が行う点検です。日常点検は1ヶ月ごとに行うことが推奨されていますが、目安ほどできていない場合は6ヶ月点検に出すことをおすすめします。

 

日常点検を定期的に行い、異常が見られない場合は1年点検まで待っても問題ありません。しかし、6ヶ月点検では国土交通省が作成した「日常点検チェックシート」には記載されていない項目もチェックするため、プロによる確認・整備をおすすめします。

 

長距離走行の有無を考慮する

長距離走行が多い方は、6ヶ月点検に出すことをおすすめします。車の部品は経年劣化だけでなく走行距離によっても劣化・消耗するため、場合によっては部品交換が必要になるかもしれません。

 

半年という期間では走行距離が数万kmに達することは多くありませんが、トラブルの予兆が隠れている可能性もあります。部品交換の必要性はプロでないと見極められないため、走行中のトラブルを防ぐためにも点検を受けておいたほうが安心です。

 

コストパフォーマンスを確認する

6ヶ月点検に比べ、1年点検では部品交換の可能性が高まります。また、新車6ヶ月点検の多くは無料で受けられますが、1年点検はサービスパックなどに加入していない限り点検料の支払いが必要です。

 

万が一6ヶ月点検で交換したほうがよい部品が見つかった場合、先に交換・整備することで費用を分散できます。また、1年点検まで待つことで整備が大掛かりになる可能性もあるため、早めに対処しておきましょう。

 

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6ヶ月点検のタイミングでエンジンオイル交換は必要?

6ヶ月点検とは?受けるメリットや1年点検・車検との違い

6ヶ月点検で交換を勧められる可能性の高いものとして、エンジンオイルがあります。多くの部品は1年以上、走行距離1万km以上を交換目安としていますが、エンジンオイルは「走行距離3,000km~5,000km」が目安です。

 

全ての人が交換するとは限りませんが、交換が必要になる可能性を踏まえてエンジンオイルの役割や交換手順を確認しておきましょう。

 

エンジンオイルの役割

エンジンオイルの役割は、エンジンの内部をきれいに保つことです。さびに弱い金属製の部品が空気や水などと触れ合わないよう、油膜によってさまざまな部品にさびが付着するのを防ぎます。

 

また、冷却水ではサポートしきれない部分の冷却の機能もあります。気密性を保つ役割もあり、ピストンの燃焼によって作り上げたエネルギーが逃げるのを防ぎます。この他、ピストンやシャフトの潤滑もエンジンオイルの大きな役割です。

 

オイル交換の必要性

新車の場合、エンジンオイルを適切な時期に交換しなくても弊害がすぐに出ることはないでしょう。しかし、エンジンオイルを交換せずに乗り続けると燃費が悪くなる、エンジンに不調が生じるなどの問題が出るだけでなく、エンジンが動かなくなることもあります。

 

エンジンが故障すると、オイル交換以上の費用が必要です。コスト面で考えても、エンジンオイルは適切なタイミングで交換しましょう。

 

エンジンオイル交換の手順

「メンテナンス費用はできるだけ抑えたい」という場合は、自分でエンジンオイルの交換をしてみましょう。エンジンオイルの交換は個人でもできます。交換の流れを理解し、正しく進めましょう。

 

まずはエンジンをかけて、エンジンオイルを温めます。5分ほど待ってエンジンが温まったらエンジンを切り、平らな場所に移動してジャッキアップしましょう。

 

次に、オイルキャップを外し、ドレンボルトを付けて廃油処理箱を設置します。エンジンオイルが抜け切ったら新しいワッシャーを付け、ドレンボルトを締めましょう。

 

ジャッキから車を降ろした後、新しいエンジンオイルを注入します。規定量まで入れたらオイルキャップを閉め、エンジンをかけましょう。1分ほど暖機運転をしたらエンジンを切り、オイルレベルゲージを使ってオイル量が適量かを確認します。

 

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日頃の点検も忘れずに行おう

6ヶ月点検とは?受けるメリットや1年点検・車検との違い

6ヶ月点検の次に行う定期点検は、半年後の1年点検です。それまで安心して運転できるよう、日頃から日常点検を行うことをおすすめします。ユーザーによる日常点検は、それほど難しいものではありません。

 

ここでは、日頃から行いたい日常点検の種類と点検方法を紹介します。

 

ワイパーの点検方法

ワイパーは立てることで細部が見やすくなるため、点検前に立てておきましょう。ワイパーのゴムが切れたり、亀裂が入ったりしていないか、目視で確認します。

 

異常があれば交換時期です。そのままにしていると、雨や雪がガラスに付着してもきれいに拭き取れなくなります。

 

また、ワイパーがしっかりと付いているかも注意したいポイントです。ワイパーを持ち、軽く引っ張るなどして確認しましょう。

 

冷却水の点検方法

まずはエンジンを切り、エンジンが冷えるまで待ちます。冷却水はボンネットを開けなければ点検できません。

 

ボンネットを開けるには、運転席付近にあるレバーを引き、ボンネットの先にあるレバーを引き上げてから持ち上げます。ボンネットステーがある場合は、ボンネットを固定してから作業を始めましょう。

 

ラジエターキャップは、冷却水の点検では開けません。開けると空気が混入し、性能低下につながります。外側からサブタンクを目視し、「MAX」の線まで入っていれば合格です。足りない場合は、車の整備工場などへ行けば補充してもらえます。

 

ウォッシャー液の点検方法

まずはボンネットを開きましょう。ワイパーのマークがあるキャップを探すと、ウォッシャー液をスムーズに見つけられます。ゲージに液が付いてくるかどうかで、適量の加減を判断しましょう。

 

足りない場合は、ホームセンターなどでウォッシャー液を購入し補充します。なお、水道水をウォッシャー液として補充するのは、洗浄力の弱さからおすすめできません。

 

エンジンオイルの点検方法

オイルを拭くための布切れを持ち、レベルゲージをゆっくり引き抜きましょう。レベルゲージに付いているオイルを、布切れできれいに拭き取ります。再度レベルゲージを差し込み、引き抜いて付着したオイル量を見て適量かどうかを判断しましょう。

 

ガソリン車とディーゼル車では、適量の基準が異なります。ガソリン車は、オイルが「L」よりも下の位置に付着していればオイル不足の証拠です。オイル漏れの恐れもあるため、整備工場で点検を受けるとよいでしょう。

 

外装の点検方法

外装の点検も重要です。ボディにへこみはないか、ライト類に問題はないか、タイヤの状態は正常か、物が挟まっていないか、さまざまな箇所を目視で確認しましょう。

 

特に気を付けたいのがタイヤです。空気圧は正常か、スリップサインが出ていないかを定期的に確認することで、さまざまなトラブルを未然に防げます。

 

エアゲージがあると便利ですが、ない場合はガソリンスタンドなどでお願いしてもよいでしょう。パンクしている場合はタイヤ交換が必要です。

 

ブレーキの点検方法

ブレーキが正常にかかるかを確認します。一部の古い車を除いて、ブレーキの点検はこれから紹介する方法で問題ありません。特別な知識は必要なく、車に詳しくない方でも容易に実施できます。

 

まずは、運転席に乗りましょう。エンジンをかけていない状態で、ブレーキを踏み込みます。次に、ブレーキを踏み込んだままエンジンをかけてみましょう。このとき、ブレーキペダルを奥まで踏み込めれば問題ありません。

 

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まとめ

6ヶ月点検とは?受けるメリットや1年点検・車検との違い

6ヶ月点検は、新車、または認定中古車を対象にディーラーが独自で行う点検です。点検箇所もディーラーによって異なりますが、エンジン関連・タイヤ関連・ブレーキ関連など走行する上で重要な部位を点検します。

 

6ヶ月点検を受けるメリットは、愛車のトラブルを未然に防げることです。また、新車には保証が付帯しており、修理が必要な場合も保証で修理できることもポイントです。

 

6ヶ月点検だけでなく日常点検も併せて行い、トラブルの早期発見・早期対処を目指しましょう。

 

 

▼ライタープロフィール

6ヶ月点検とは?受けるメリットや1年点検・車検との違い

中村浩紀 なかむらひろき

クルマ記事に特化したライター

現在4台の車を所有(アルファード・プリウス・レクサスUX・コペン)。クルマ系のメディアでさまざまなジャンルの記事を執筆し、2024年1月までに300記事以上の実績をもっている。

 

 

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