12か月点検で愛車を守る!車検との違いから検査内容、費用まで徹底解説

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12か月点検で愛車を守る!車検との違いから検査内容、費用まで徹底解説

12か月点検で愛車を守る!車検との違いから検査内容、費用まで徹底解説

車を長く安全に乗り続けるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。その中でも、「12か月点検」は重要な役割を果たしています。しかし、その具体的な内容や必要性について、知らない人もいるのではないでしょうか。

 

この記事では、車検との違いや検査内容、費用の目安など、12か月点検について初心者にも分かりやすいよう解説していきます。車の健康診断ともいえる12か月点検のメリットとデメリットを知り、愛車との長い付き合いに役立てましょう。

 

※目次※

1.自動車の12か月点検って何?

2.12か月点検の内容と実施方法

3.12か月点検のメリットとデメリット

4.12か月点検の費用と結果の活用方法

5.まとめ

 

■POINT

・12か月点検は法律で義務付けられた法定点検で、車の安全性と性能維持のために29項目を点検する。

・車検が2年ごとの法定基準適合審査なのに対し、12か月点検は予防的な保守点検が主目的である。

・12か月点検の費用は1万円~2万円程度で、実施場所によって料金に差がある。

 

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自動車の12ヶ月点検って何?

自動車整備士の男性

自動車の12か月点検は、安全な走行を維持するために欠かせない法定点検です。ブレーキやライトなど重要な部品を詳しくチェックすることで、不具合の早期発見につながります。まずは、12か月点検の概要や目的、車検との違いなどを見ていきましょう。

 

法定点検とは?12か月点検の位置付け

法律で義務付けられた定期的な点検が、法定点検です。12か月点検は、道路運送車両法第48条で定められた法定点検であり、自動車の安全性を確保するために毎年の実施が義務付けられています。

 

主な点検項目には、ブレーキやステアリング、ライトなどの重要保安部品が含まれ、エンジンオイルや冷却水の点検も実施されるのが基本です。

 

法定点検は罰則規定こそありませんが、事故・故障を未然に防ぎ、車両の安全性を保証する上で欠かせない制度となっています。

 

12か月点検の目的と重要性

12か月点検では、29項目にわたる点検が実施され、車両の安全性と性能維持が図られます。一般的な点検費用は、工賃込みで1万円~2万円程度、所要時間は1時間~2時間ほどです。

 

定期的な点検により小さな不具合を早期発見でき、重大なトラブルを防止できるでしょう。また、点検時に記録されるメンテナンス履歴は、車両価値の維持にも貢献します。

 

長期的な視点では、予防整備により大きな修理費用の発生を抑制する効果も期待できるでしょう。

 

12か月点検と24か月点検、車検の違い

12か月点検と車検には、以下のような違いがあります。

項目

12か月点検

24か月点検

車検

頻度

1年ごと

2年ごと

2年ごと(新車は3年)

目的

車両状態の維持

不具合の早期発見

車両状態の維持

消耗部品・劣化部品の交換

安全基準適合の確認

 

法的義務

義務付けあり(罰則なし)

義務付けあり(罰則なし)

義務付けあり(罰則あり)

点検項目数

29項目

60項目

-

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12か月点検は予防的な保守点検の性格が強く、24か月点検は車検と一緒に行われるのが一般的です。車検は、法定基準への適合性を厳格に審査する制度という点で異なります。

 

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12か月点検の内容と実施方法

整備工場の風景

12か月点検は、愛車の安全性と快適な走行を守る大切なメンテナンスです。点検項目や実施場所の選び方など、把握すべき情報は多岐にわたります。ここでは、12か月点検の検査項目や、ディーラーと独立系整備工場の点検の違いなどを見ていきましょう。

 

12か月点検の実施時期と頻度

12か月点検は、新車購入後1年目から毎年実施が必要となる法定点検です。自家用乗用車と軽自動車では29項目の点検が義務付けられており、前回の点検日から12か月以内に実施する必要があります。

 

点検ステッカーに記載された次回点検年月を目安に、期限日の前後1か月の間での実施がおすすめです。罰則規定はありませんが、安全運転の確保と車両の長寿命化のために、定期的な点検整備を心がけましょう。

 

12か月点検の主な検査項目

12か月点検では、車両の安全性と性能を確保するための以下の重要項目を検査します。

検査部位

主な検査項目

ステアリング装置

パワーステアリング、ハンドルの遊び など

ブレーキ系統

ブレーキペダル、ブレーキシュー、ブレーキディスク、ブレーキパッド など

駆動系

クラッチ、トランスミッション、ドライブシャフト など

エンジン系統

点火装置、バッテリー、潤滑装置、冷却装置 など

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これらの点検により、不具合の早期発見と安全な走行の維持が可能となります。車種や使用状況によっては、必要に応じて追加の検査項目が設定されることもあるようです。

 

ディーラーと独立系整備工場の点検の違い

ディーラーと独立系整備工場では、それぞれに違いがあります。ディーラーは、メーカー専門の整備士による高品質な点検と純正部品の使用が特徴で、最新の診断設備による精密な点検が可能です。

 

一方の独立系整備工場は、柔軟な対応と比較的安価な料金設定が魅力で、複数メーカーの車両に対応できる幅広い技術力を持っています。

 

費用面ではディーラーが高めですが、車種専用の専門知識を生かしたサービスを受けられるのがメリットです。独立系整備工場では、汎用部品の使用によるコスト削減ができます。

 

12か月点検を自分で行う方法と注意点

自己点検で実施可能な基本項目と、専門家に任せるべき項目を明確に区別することが欠かせません。一般ユーザーが実施できる点検項目は、以下の通りです。

 

・エンジンオイルや冷却水などの液体類のレベル確認

・タイヤの空気圧と摩耗状態のチェック

・各種ライト類の点灯確認

・ワイパーブレードの状態確認

・バッテリー液量の確認

 

一方で、以下の項目は専門知識と特殊工具が必要となるため、整備士に依頼することを推奨します。

 

・ブレーキ系統の詳細点検

・電気系統の診断

・エンジン内部の点検

・高電圧部品の点検

・コンピューター診断が必要な項目

 

点検作業を行う際は、車両の取扱説明書を参照し、適切な工具と保護具を使用しましょう。不具合・異常を発見した場合は、速やかに専門家に相談することが安全な車両維持につながります。

 

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12か月点検のメリットとデメリット

ガッツポーズをする自動車整備士

車の安全性と性能を維持するための12か月点検には、いくつかのメリットとデメリットがあります。ただし、デメリットもあるとはいえ、基本的には実施すべきであることは留意しておきましょう。

 

以下、12か月点検の実施がもたらす具体的なメリットと、考慮すべきデメリットを紹介します。

 

12か月点検を実施するメリット

12か月点検は車両の維持管理において、以下のようなメリットをもたらします。

 

・安全性の確保:早期の故障・不具合発見により、重大なトラブルを防止できる

・保証の維持:メーカー保証を受けるための必須条件となる場合が多い

・法的保護:点検後、検査項目が原因での事故発生時に責任軽減につながる可能性がある

・資産価値の維持:定期的なメンテナンス記録が査定価格の向上に寄与する

 

特に保証に関しては、点検項目に含まれる部分の故障・不具合が発生した際、保証対象となる可能性が高まります。また、定期的な点検記録は、将来の売却時にも有利に働くことが期待できるでしょう。

 

12か月点検のデメリット

12か月点検のデメリットには、以下が挙げられます。

 

・経済的負担:基本点検費用が1万円~2万円程度必要

・追加費用の可能性:点検時に発見された不具合の修理費用が追加されることもある

・時間的制約:点検に半日程度の時間が必要

・予定調整の必要性:整備工場の混雑状況により、希望日に予約が取れない場合もある

 

ただし、これらのデメリットを理由に点検を怠ると、重大な故障・事故のリスクが高まる可能性があるでしょう。車両の安全性と長期的な経済性を考慮すると、必要不可欠な投資といえます。

 

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12か月点検の費用と結果の活用方法

ミニカーと工具

12か月点検は、愛車の健康状態を総合的にチェックする大切な機会です。点検結果の見方やフォローアップサービスの活用など、知っておくべき情報はさまざまにあります。車の長期的な健康維持に向けて、その重要性を詳しく見ていきましょう。

 

12か月点検の平均的な費用と所要時間

12か月点検の費用と所要時間は、車種や整備業者によって以下のような違いがあります。

業者

費用

所要時間

特徴

ディーラー

1万円~2万円

2時間程度

純正部品使用、専門的な診断設備完備

車検専門業者

6,000円~1万円

1時間程度

効率的な作業と価格競争力

カー用品店

6,000円~1万5,000円

1時間~2時間程度

アフターパーツの提案も可能

※slide →

 

なお、軽自動車は9,000円~1万3,000円程度、2,000cc以上の車両では1万2,000円~2万円程度が一般的な相場です。

 

12か月点検の結果の見方と解釈方法

点検整備記録簿には、各点検項目に対して評価が記載されます。特に重要な確認ポイントは、以下の通りです。

 

・保安部品(ブレーキ、ステアリングなど)の状態

・消耗品(オイル、フィルター類)の交換時期

・電子制御系統の診断結果(OBD点検)

・次回整備までの予測時期

 

点検結果を適切に理解し、整備を行った箇所や不明点は整備士に詳細を確認することで、効果的な車両管理が可能となります。

 

12か月点検実施後のフォローアップサービスの活用法

整備工場が提供する以下のフォローアップサービスを活用することで、効率的な車両管理が可能となるでしょう。

 

・次回整備時期の予測と推奨

・部品の劣化状況の詳細説明

・定期的な無料点検サービス

・整備履歴のデータベース管理

 

これらのサービスを活用すれば、車両の状態変化を継続的に把握でき、故障リスクの低減が可能となります。また、整備履歴の蓄積は、将来の整備計画立案や車両価値の維持にも役立つでしょう。

 

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まとめ

笑顔の自動車整備士

12か月点検は、愛車の安全性・性能を維持するのに重要な法定点検です。罰則規定はないものの、故障の予防・不具合の早期発見のためにも欠かせません。

 

点検項目には、エンジンオイルの交換やブレーキパッドの確認など、車の基本機能に関わる大事な部分が含まれています。ディーラーや整備工場に依頼して、適切な点検と必要な整備を受けましょう。

 

費用は、依頼先や車種によって異なります。費用負担はありますが、長期的に見れば修理費用の削減につながるでしょう。12か月点検をきちんと受けることで車の寿命が延び、より安全で快適なカーライフの実現につながります。

 

▼ライタープロフィール

12か月点検で愛車を守る!車検との違いから検査内容、費用まで徹底解説

鈴木祐貴

車と音楽、旅と猫を愛するライター。多様なWebメディアの編集・ディレクション経験を重ね、2018年よりフリーランスとなる。

現在もさまざまなジャンルの編集をする傍ら、車関連のオウンドメディアや車の税金に関するコンテンツなどの編集経験を生かし、ライターとして車の魅力・おもしろさも発信中。

バックパックひとつでふらりと旅に出るのが好きだが、いずれはキャンピングカーで気ままに世界中をロードトリップしようと思っている。

 

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