県外でも車検は受けられる?可能な条件や必要書類
引越しや単身赴任をしている人の中には初めて引越し先で車検を受ける人もいるのではないでしょうか。引越しに伴って住民票の変更は済ませたものの、車のナンバープレートは以前のまま、県外ナンバーでも車検を受けることができるのかは疑問です。
そこでこの記事では県外ナンバーでも車検を受けることが可能なのかを解説し、必要書類や手続きを進める際の注意点を紹介します。最後に車検にかかるコストをなるべく抑えたい人に必見な方法も紹介するため、参考にしましょう。
※目次
・すでに車両登録が済んだ車であれば、県外でも車検を行うことが可能。新規登録が必要な車は暮らしている地域を管轄している陸運局でしか受けられない。
・県外で車検を受ける場合は住民票や継続検査申請書など個人で準備しなければいけない書類が多数ある。
・自動車の販売から買い取りまで行っているネクステージでは、車検のサービスも提供していて、県外でも気軽に車検を受けることが可能
県外でも車検は受けられるのか
車検は県外であっても受けることが可能です。転居に伴って住所が変更になったにも関わらず、車のナンバープレートの記載が前のままでも問題はありません。
しかし、県外で車検が受けられるのは「継続車検」のみです。継続車検とはすでに車両登録が済んでいる車のことを意味します。車両登録が済んでいる車は日本全国どこででも車検を受けることが可能です。
新規登録が必要な新車や住所変更をする場合は、普段暮らしている地域の税金にも関係するため、管轄の陸運局のみでしか車検が受けられません。
新車を購入した人や住所変更が必要な人は手続きの二度手間を防ぐためにも、暮らしている都道府県内を管轄している陸運局での車検をおすすめします。
ケース別でみる県外での車検の可否
県外で車検ができるケースはいくつかあります。県外で車検を行うためには準備しなければいけない書類もあり、事前に調べておく必要があります。車は車検を受けないと公道を走ることができないため、車をよく利用する人は計画的に進めることが大切です。
車に関する手続きの中には車検と一緒に変更ができる情報があります。時間のかかる手続きも事前に準備しておくことで、スムーズに処理していくことができるでしょう。
住民票を移していないケース
住民票を移していない場合も「納税証明書」があれば県外で車検を行うことが可能です。納税証明書とは個人が納税しなければいけない金額、納税した金額、納税していない金額が書かれた書類です。
また、車の名義変更や住所変更は車検と一緒に行えます。名義変更と住所変更は自動車保険や税金などに関わってくるため、早めに手続きを行うことをおすすめします。車検と一緒に行ってしまえば、手間のかかる手続きも1度で済ませることが可能です。
住民票のみ移してナンバープレートを変えていないケース
ナンバープレートを変えていなくても住民票が移っていれば県外で車検が受けられます。ただし、この場合も「納税証明書」が必要です。
住民票を移している場合であっても車検証に記載されている住所は前のままになっていることが多くあります。自動車税の納付書は車検証に記載されている住所宛に送られてくるため、変更が必要です。
郵便局で手続きをすると一時的に現住所に書類が送られてきますが、車検証に記載されている住所は変更できていません。車検証に記載されている住所は県税事務所にて住所の変更と送付先の手続きを行う必要があります。
車検が切れているケース
車検が切れてしまっていても仮ナンバーを申請することで「継続車検」を受けられます。車検切れした車は原則、公道を走ることはできませんが、仮ナンバーを申請することで公道を走ることが可能です。仮ナンバーを申請すれば、車検を受けるためにレッカーを依頼する必要がありません。
仮ナンバーの申請は車検など止むを得ず公道を走る場合にのみ、認められます。仮ナンバーの申請書には使用目的や期間を記入する必要があります。仮ナンバーを取得したとしてもいつまでも自由に公道を走られません。
他人名義の車検のケース
車の名義人の名前が他人であっても「納税証明書」があれば、県外で車検を受けることが可能です。
もし、車の名義変更ができるのであれば車検と一緒に行うことをおすすめします。名義変更は個人で揃えなければいけない書類があり手間がかかってしまいます。車検と一緒に行ってしまうことで必要書類を業者に教えてもらえる上、業者によっては手続きを代行してくれるサービスもあるため、忙しい人でも気軽に名義変更を行うことが可能です。
県外で車検を受ける際に必要となる書類
県外で車検を受ける場合は個人で用意しなければいけない書類が8つあります。すでに車に積んである書類もありますが、車検のために用意する書類もあります。
【必要書類】
- ・車検証
- ・車庫証明書
- ・自賠責保険証明書
- ・住民票
- ・自動車納税証明書
- ・自動車重量税納付書
- ・継続検査申請書
- ・委任状
それぞれの書類は発行方法が異なるため、車検を見通して計画的に準備するようにしましょう。
車検証
車検証とは車検が対象の車に交付されるもので、車の情報が詳細に記載されています。車検の時は車検証に記載された情報通りに車が整備されているのかを確認します。
車検証は車検を行う時だけでなく、各種手続きをする時にも必要になるため重要な書類です。車を走行させる時には車検証を車に積んでおく必要があります。車検証の内容は車検を受ける前に記載内容に誤りがないか確認するようにしましょう。
車庫証明書
車庫証明書とは車をどこで保管するのかを証明する書類です。車庫証明書の交付は車を保管する場所を管轄している警察署にて申請を行います。自動車を購入する際は車庫証明書が必要なため、車の購入手続きに合わせて準備する必要があります。
車庫証明書の申請には手数料がかかります。手数料は都道府県によって異なりますが2,100円ほどです。さらに、車庫証明書を受け取る時に追加で500円かかります。
自賠責保険証明書
自賠責保険証明書とは自賠責保険に加入することでもらえる書類です。自賠責保険は自動車を運転する時に必ず必要になる書類で、持っていないと違反の対象になります。
保険の内容は交通事故を起こしてしまった時に被害者を救うためのもので、傷害の場合は最大120万円、相手を死亡させてしまった場合は、最大で3,000万円が被害者遺族に支払われます。
住民票
住民票とは該当の人物がどこに住んでいるのかが記載された書類で、市区町村によってまとめられています。
住民票は車検だけでなく、国民健康保険や国民年金、選挙の時にも関わりのある書類のため、住民票は今住んでいる正しい住所で登録することが大切です。住民票の発行は市役所だけでなく、近くのコンビニでも行うことができるため、比較的手に入れやすい書類です。
自動車納税証明書
自動車納税証明書とは車を所有している人が支払う自動車税の支払いが完了すると発行してもらえる書類です。
自動車納税証明書には車を所有している人が正しく納税を行なったのか、自賠責保険の加入の有無が記載されています。自動車税は金融機関の窓口、コンビニで支払うほか、クレジットカードを登録しておくことで自動支払いが可能です。
自動車重量税納付書
車検を行う時に支払う税金があり、自動車重量税と言います。自動車重量税納付書とは車検の時に自動車重量税を支払うために必要な書類です。自動車重量税の支払いは現金ではなく、金額分の印紙を購入し書類に貼り付けて支払います。
自分で車検を進める場合は運輸支局窓口で書類を受け取る必要がありますが、代行業者に依頼すると書類を準備してもらえます。
継続検査申請書
継続検査申請書とは車検の時に車検証をコンピューターから発行させる時に必要な書類で、車検が終了した後に受け取ります。
自分で車検を進める場合は車検当日に運輸支局窓口にて書類を受け取る必要があります。継続検査申請書はインターネットからデータをダウンロードできますが、家庭用のプリンターではプリントアウトできない場合が多いため、運輸支局窓口で受け取ることをおすすめします。
委任状
車検の際に必要な委任状とは自動車に関する手続きを第三者に代わりに行ってもらう際に必要な書類です。通常の車検の場合は委任状を持参しなくてもディーラーやガソリンスタンドなどに車検を依頼することが可能です。
しかし、個人で車検の手続きを進めるときや車検証を再発行しなければいけない時は委任状を用意する必要があります。
自動車納税証明書を紛失してしまった場合の対策
自動車納税証明書は万が一、紛失してしまっても再発行をすることが可能です。再発行の方法は対象の自動車が普通車なのか軽自動車なのかで異なります。
【普通車の場合】
普通自動車を所有している人は自動車税を都道府県に納めています。そのため自動車納税証明書を再発行するためには都道府県の自動車税事務局またはその支局、各都道府県の税事務所に手続きに行く必要があります。再発行の手続きの際は該当車の車検証が必要であるため、忘れないようにしましょう。
【軽自動車の場合】
軽自動車の自動車税は住んでいる地域の市区町村に納めているため、再発行の手続きは市役所で行うことが可能です。再発行に必要な書類は該当者の車検証と免許証、自動車税を支払ったことがわかる通帳が必要です。
県外で車検を受けたいならネクステージがお得!
自動車の販売から買い取りまで行っているネクステージでは、格安な値段で車検が受けられるサービスを提供しています。車検にかかる時間は最短60分、長くても2日で完了するため、手早く車検を終わらせたい人におすすめです。
車検の予約はインターネットからでき、専任のスタッフが車検完了までトータルでサポートしてくれるため安心です。ネクステージでは車検にかかる費用を無料で見積もってくれるサービスがあります。代車の貸し出しも無料のため、コストをかけずに車検を行うことが可能です。
個人で車検を進める時に必要だった車庫証明や住民票、委任状などは必要ありません。ネクステージに依頼することで必要最低限の書類を準備するだけで車検を受けることが可能です。
まとめ
個人で車検の手続きを進めようとすると、必要書類の準備から車検にかかるコストの計算までとても手間がかかってしまいます。引越し先で初めて車検を行うとなると、書類集めや業者選びに苦戦してしまう人も多いことでしょう。
ネクステージは日本全国に店舗を構えており、引越し先でも気軽に利用することが可能です。車検にかかる金額の見積もりだけを知りたい場合はインターネットの無料見積もりを試してみましょう。インターネット見積もりは24時間いつでも受け付けているため、忙しい人でも利用可能です。