車検の更新通知の届き方は?送られてこない場合の対策方法
新車・中古車を問わず、車を購入すれば車検は誰にでも訪れます。購入時には次回の車検満了日をしっかりと覚えていても、忙しい日々の中で忘れてしまうこともあるでしょう。もし車検満了日を忘れていたとしても、「車検の更新通知」が届けば車検の期限が切れてしまうのを防げます。
しかし、自分の住んでいる所へ確実に車検の更新通知が送られてくるのか、いつどうやって送られてくるのかといったことを不安に思う方もいることでしょう。そこで今回は、車検の更新通知の届き方や、送られてこなかった時の対処法などをご紹介します。車検満了日を忘れて車検切れにならないようぜひチェックしてみてください。
※目次※
・車検の満了日は忘れがち!車検の更新通知が自宅に送られてくることによってうっかり車検が切れることを防止してくれる
・業者を通して車を購入しないと更新通知は送られてこない!引越しで住所が変更になった際も要注意
・更新通知が送られてこない時は、早めに業者に整備依頼をすることで新たに更新通知を届けてもらえるようになる!車検切れを起こすのが心配な方におすすめ
車検の更新通知はどうやって届くの?
車検の更新通知は、一般的にハガキやダイレクトメールによって自宅に届くことが多いです。中には電話で直接知らせてくれることもあります。
車検の更新通知が手元に送られてくることにより、車検満了日を忘れて車検を失効したまま公道を走行することを防げます。しかし、更新の通知が届かなくて車検期日間際になって気づいたときには整備工場の予約が既に埋まっており、期日までに更新ができない可能性も十分に考えられます。
従って、車検の更新通知は非常に便利で意味のあるものと言えます。
車検の更新通知はどこから送られてくる?
更新通知は主にディーラーや中古車販売店から届くものです。さらに、普段利用しているガソリンスタンドやカー用品店などの会員になっているとそこから更新の通知が届くこともあります。国や住んでいる自治体からは届かないので注意しましょう。
ユーザーへ更新通知を送付する理由は、車検を失効した状態で公道を走行するのを防ぐのはもちろん、業者の利益を得るためでもあります。そのため、所有している車の車検情報を知っていて、かつ車検整備を行える店から更新の通知が届きます。
車検の更新通知はいつ送られてくる?
更新通知は、車検満了日の2、3ヶ月前に送られてくることが多いです。満了日の1ヶ月前からであれば、有効期限の期日を変更することなく車検を行えます。そのため、満了日の1ヶ月前よりも早くに送る業者が多いです。
また、車検満了日間近になって車検を予約しようと思っても、混雑して予約が取れない恐れもあります。更新の通知が早めにくることで、ユーザーは余裕を持って予約を行うことができ、日程の調整もしやすくなります。業者側にとっても日程調整がしやすいほか、早くに更新通知を送れば集客率がアップするといったメリットがあります。
車検の通知が来るケース
先述しましたが、車検の通知は国や住んでいる自治体ではなく、業者から送られてきます。業者が通知を送る目的は、車検をうっかり忘れるといったことを防ぐ目的もありますが、メインは車検の宣伝というところにあります。そのため、車検整備のできる設備を持っている業者であれば、自分が利用したどの業者からも通知が届く可能性があります。
ディーラーや販売店で車を購入した場合
更新通知が送られてくるパターンで一番多いのが、ディーラーや販売店などといった車の購入元から送られてくるパターンです。
ディーラーや販売店は車を販売したらそれで終わりではありません。車の販売利益だけでなく、修理や車検整備などをおこない、ユーザーのカーライフをトータルサポートしています。
整備工場で定期点検を受けた場合
整備工場で定期点検や修理などを受けた場合、整備工場からも更新通知が届くケースが多いです。
例えば、車を購入したディーラーや販売店が自宅から遠い場合、近くの整備工場で点検や修理などをしてもらうケースがあります。点検や修理、部品の交換などを行う場合、必ず車検証から車両情報の確認を行います。
その際に車検証から次回の車検満了日がわかるため、継続してカーライフをサポートすることや顧客獲得を目的に、更新通知をユーザーへと送ることがあります。
今所有している愛車で車検を通したことがある場合
現在所有している車をどこかの業者で車検に通したことがある場合は、車検を受けた業者から更新通知が届きます。
車検を受けた業者と購入した業者が異なる場合は、両方の業者から更新通知が届くことになります。さらには、普段利用しているガソリンスタンドやカー用品店などからも届く可能性があり、中には料金が記載されているハガキもあります。届いた通知を比較し、自分に合った業者を見つけるのも賢い方法です。
車検の通知が来ないケース
車を購入したとしても、車検の更新通知が絶対に届くとは限りません。車の購入方法や生活環境の変化などによって更新通知が来ないケースもあります。
来ないケースの場合で注意したいのが、更新通知が届くのを当てにすることです。通知を当てにしていて届かなかった結果、気が付いたときには車検更新間近であったり、期日を過ぎてしまっていたりする恐れがあります。
オークションで車を購入した場合
個人間のオークションで車を購入した場合、更新通知のハガキは届きません。ディーラーや販売店は車を直接購入したユーザーまでしか情報を把握できません。そのため、車を購入したユーザーが他のユーザーに受け渡した場合、最終的に車を所有しているユーザーに更新通知が来ることはないのです。
特に、車検満了日が長く残っている車をオークションで購入する場合は要注意です。すぐに車検満了日を迎える場合は覚えておけますが、先の話だと忘れてしまいがちです。そのため、車検満了日を自身で確実に把握しておくことが重要です。
知人から車を購入あるいは譲渡された場合
オークションと同様に、知人から車を購入したり譲渡されたりといった個人間でのやり取りの場合もまた業者からの更新通知は送られてきません。
前項でも解説しましたが、ディーラーや販売店は、自社から車を直接購入したユーザーの情報しか把握することができませんので、車の所有者が変更となった場合、新しい所有者を追跡することはできません。
知人から車を購入したり譲渡されたりした場合は、車検満了日を確実に把握し、気にかけておく必要があることも忘れないでおきましょう。
引越しをして住所が変更となった場合
ディーラーや販売店で車を購入したあとに住所が変更になると、業者から更新通知が届かなくなります。
車を売った業者側は、ユーザーが車を手放したことを把握できないのと同じように、引越しをして住所が変更となったことも把握はできません。
住所が変わってもそのまま同じ業者を利用する場合は、業者側に住所が変わったことを知らせておくことで、新住所にも送ってもらうことが可能です。また、郵便局の転居・転送サービスを利用するのも有効でしょう。
車検の通知が来ない場合の対処法
オークションや知人から車を購入したり、住所の変更をしたりしたことが原因となり車検の通知が送られてこない場合は、うっかり車検を受けるのを忘れる危険性が高まります。メモに記入しておいても紛失するリスクがありますし、覚えたつもりでも日頃の忙しさで忘れてしまうことも考えられます。
従って、車検満了日を忘れないためには、ハガキで送られてくる更新通知を確認するのが最良の方法とも言えます。車検満期日間近に更新通知を送ってもらうようにするためには、最寄りの整備工場やカー用品店、ディーラーでオイルやエレメント交換などの簡単な整備を依頼するのがおすすめです。
一度整備の依頼を行えば、車検証の情報や車の整備状態などがデータで管理されます。そして、データによって満了日が近づくと車検の更新通知を送ってくれることがあるので非常に便利です。
車検の通知が届かない場合に備えた対策方法
更新通知が送られてこない場合の対策として、日頃からの行動が非常に重要になります。できる対策としては、車のフロントガラスに貼ってある「車検標章」を頻繁に確認することです。車検標章には車検が満了する年月が表示されています。
ただし、車検標章で確認する場合は注意が必要です。車検標章は、満了する日付までは記載されていません。「満了月でまだ大丈夫」と思っていても、実は日付が既に過ぎている可能性もあります。車検標章記載の満了月が近くなったら、必ず車検証で日付まで確認をしておくことが重要です。
更新通知が来ない場合、自分自身で満了日を管理するほかありません。車検切れにならないよう、自分で車検の満了日を把握しておきましょう。
まとめ
個人間での売買や住所変更などを行うと、車検の更新通知は届きません。更新通知が届かない場合は、自分で車検の満了日を把握しておくことが絶対的に必要です。しかし、車を所有してから早い段階で、信頼のおける業者に整備依頼をすることにより、満了日前に更新通知を届けてもらうことが可能になります。
ネクステージでは、国家資格を持ったスタッフによってお客様に最適なプランを提示し、安心の車検整備を行っています。ネクステージ以外で購入した車の車検整備も大歓迎です。お車でお困りのことがありましたら、ぜひネクステージへご相談ください。
※ネクステージでは車検期日のご案内を従来のハガキ・DMから電話・SMS・電子メールなどへ切り替えを進めております。車検期日について不明な点がある場合は、お近くの店舗までお問い合わせください。
よくある質問
Q.車検のはがきはいつ届く?
A.車検の通知は、過去に取引のある自動車関連店舗から有効期限の2か月~3か月前に届きます。早めに通知が来るのは、ユーザーが余裕を持って車検の予約や見積もりができるようにするためです。 有効期限の1か月前~満了日までの間に受検すれば、次回の車検期限は変更されません。混雑を避けるため、通知が届いたら早めの予約を心がけましょう。
Q.車検証が送られてこないのはなぜですか?
A.車検証が送られてこない場合は、車検を担当した業者が運輸支局に書類を提出するまでに時間がかかっている、引っ越し後に住所変更をしていないなどの理由が考えられます。 車検を受けてから10日程度たっても送られてこない場合は、問い合わせてみることをおすすめします。
Q.車検切れはバレますか?
A.車検切れは簡単に発覚します。フロントガラスに貼られた車検ステッカーで期限切れが一目で分かるからです。また、道路に設置されているNシステム(ナンバー自動読取装置)によって、車検切れの車両は自動的に検出されます。 たとえ警察に直接見つからなくても、Nシステムのデータから後日発覚する可能性もあるため、「少しくらいなら」という考えは非常に危険です。期限内に車検を受けるようにしましょう。
Q.車検切れの車の罰則は?
A.車検切れで公道を走行すると、道路運送車両法違反として厳しい処罰を受けます。具体的には、違反点数6点、前歴がない場合は30日の免停処分、さらに6か月以下の懲役または30万円以下の罰金です。 車検と同時に切れる自賠責保険が無効な状態の場合、1年以下の懲役または50万円以下の罰金という罰則も加わります。両方が切れている場合は、免停90日、1年6か月以下の懲役または80万円以下の罰金と、さらに重い処罰となるのです。