クロカンとSUVは何が違う?編集部厳選の人気9車種を徹底紹介!
クロカン(クロスカントリー車)はSUVに含めて考えられることがありますが、歴史的にも構造的にも本来は別のタイプの車です。しかし、その違いは判断しにくく、クロカンかSUVのどちらを購入するか迷っている方もいるのではないでしょうか。クロカンとSUVの違いを整理することで、走行性能や実用性を正確に比較検討できます。
そこでこの記事では、クロカンとSUVの違いや人気車種についてご紹介します。また中古で選ぶ際のクロカンやSUVならではの注意点も解説しますので、しっかり理解したうえでお気に入りの1台を購入しましょう。
※目次※
・SUVと呼ばれる車はクロスオーバーSUVが多く、アウトドアの外観・機能性にオンロード性能を兼ね備える
・クロカンは渡河や岩登りもできる優れたオフロード性能を備え、アウトドアでの汎用性が魅力
・SUVやクロカンを中古車で選ぶときは走行距離と修復歴をチェックしよう!
クロカンとSUVは何が違う?
クロカン(クロスカントリー車)とSUVは、本来はそれぞれ明確な定義をもちます。しかし、外観や構造の類似性、車種の多様性からその違いを把握しにくいのが現状です。ここではCUVやRVというカテゴリの成り立ちとともに、クロカンとSUVの違いについて解説します。
SUVとCUVの違い
「SUV(Sport Utility Vehicle)」とは「スポーツ用多目的車」という意味で、アウトドアに適した積載性の高いオフロードカーを指します。
1980年代ごろに北米で生まれたカテゴリで、ピックアップトラックの荷台にシェルを被せた形状の車をSUVと呼んでいました。
広いラゲッジスペース、高い最低地上高、大型のタイヤといったスタイルは、現代のSUVの基準となっています。
1990年代になると「CUV(Crossover Utility Vehicle)」と呼ばれる「クロスオーバーSUV」が登場します。SUVのスタイルや機能性を踏襲しながら、市街地や高速道路でも扱いやすい走行性能やデザインにアレンジした都市型のSUVです。
RVとは
欧米では「RV(Recreational Vehicle)」は「休暇を楽しむ車」といわれ、主にキャンピングカーなどの居住性のよい車を指します。
日本では1980年代にレジャーに幅広く使える車が登場し、人気を博します。ステーションワゴン、ワンボックス、ミニバン、オフロード車など居住性がよく、オフロード性能の高い車を総称してRVといいました。欧米の概念とは少し異なります。
アウトドアブームの後押しもありRVブームが巻き起こります。グリルガードやルーフレール、背面スペアタイヤなどを装備した車が多数登場し、日本のRVを象徴するスタイルとなりました。
RVからSUVへの変化
RVと呼ばれた車の中には、頑丈なラダーフレームを採用した4WD車、いわゆるクロスカントリー車が含まれていました。これはオフロード走行を前提とした設計で、積載性を重視するSUVとは異なる点もありますが、北米市場でのSUVと似た外観の車です。
日本市場ではRVの人気を受けて、クロスカントリー車にオンロード性能を与えた「ライトクロカン」が誕生しました。さらに北米市場のSUVに似た外観のステーションワゴンなども登場します。
そして市街地でも乗れるCUVに相当する車が次々と登場し、RVに代わってSUVという呼び方が定着するようになりました。今では、SUVは「SUVらしい」外観や機能性を備えた車の総称として使われています。
クロカンの定義とは
「クロカン」の愛称で親しまれるクロスカントリー車は、オフローダーやヘビーデューティー車とも呼ばれます。軍用4WD車が原点ともいわれ、悪路走破性に特化したオフロード性能に優れているのが特徴です。頑丈なラダーフレームのボディ構造で、パートタイム4WD、センターデフロック付き4WDを採用していると定義できるでしょう。
近年ではCUVに寄せたクロカンやクロカンに近いCUVも登場していますが、両者の大きな違いは渡河や岩登りに対応するかどうかです。
モノコック構造のCUVではフレームをゆがませるリスクが高く、渡河浸水時の走行安定性は想定していません。
おすすめクロカン4選がコレだ!
クロカンの魅力は何といっても未舗装路やぬかるみをパワフルに走行し、岩登りや渡河でも故障せずに走破できる優れたオフロード性能でしょう。ここからはおすすめのクロカン4選の特徴や新車価格をご紹介します。中古車価格もあわせてチェックしましょう。(2020年5月12日時点での情報です)
トヨタランドクルーザー
世界的にも著名なトヨタのランドクルーザーは、非常に歴史が長くクロカンの代表的存在といえるでしょう。
抜群の悪路走破性と耐久性が特徴新車価格はエントリーモデルの「GX」で482万6,800円、最上級グレードの「ZX」で697万4,000円です。中古車価格は300万円~500万円ほどが相場といえます。です。8人乗りに対応するシートアレンジの自由度や機能美を追求したデザイン性も兼ね備えています。走行モードや車高の調整、オフロード走行時の4方向モニター機能なども秀逸です。
新車価格はエントリーモデルの「GX」で482万6,800円、最上級グレードの「ZX」で697万4,000円です。中古車価格は300万円~490万円ほどが相場といえます。
スズキジムニー
2018年に発売された4代目モデルのスズキジムニーは、軽自動車規格に収まる本格的クロカンです。副変速機によるパートタイム4WD、「3リンクリジッドアクスル式サスペンション」などを採用することで、小型ながら岩登りに対応するほどの悪路走破性を誇ります。
コックピットは視認性が高く安心して運転できます。便利な収納スペースやフルフラットの座席で快適な車中泊を実現できる利便性も魅力です。
新車価格は4WD(5速マニュアル)仕様の場合、「XG」グレードが148万5,000円、上級グレードの「XC」は177万6,500円です。中古車価格は120万円~240万円ほどが相場といえます。
PRジムニーの中古車
240.6 万円

XC
スズキセーフティサポート 前席シートヒーター LEDヘッドライト クルーズコントロール アイドリングストップ 車線逸脱警報 ダウンヒルアシストコントロール 純正16インチアルミホイール
234.8 万円

XC
届出済未使用車 4WD 衝突被害軽減システム スマートキー シートヒーター LEDヘッドライト クルーズコントロール 車線逸脱警報 オートライト 革巻きステアリング 16インチアルミホイール
209.8 万円

XC
4WD 禁煙車 ナビ セーフティサポート スマートキー バックカメラ 純正16インチAW クリアランスソナー
219.9 万円

XC
ターボ セーフティサポート 禁煙車 前席シートヒーター クルーズコントロール LEDヘッドライト クリアランスソナー オートマチックハイビーム レーンアシスト 電動格納ミラー スマートキー
232.8 万円

XC
届出済未使用車 衝突軽減装置 シートヒーター LEDヘッド クルーズコントロール スマートキー オートエアコン オートライト 純正16インチAW 革巻きステアリング ダウンヒルアシスト フォグライト
232.6 万円

XC
届出済未使用車 セーフティサポート クルーズコントロール シートヒーター LEDヘッド ダウンヒルアシスト 純正革巻きステアリング 純正16インチアルミ オートエアコン オートハイビーム スマートキー
224.6 万円

XC
届出済未使用車 4WD 衝突軽減装置 スマートキー 前席シートヒーター パーキングセンサー LEDヘッド オートマチックハイビーム 革巻きステアリング 車線逸脱警報 アイドリングストップ 盗難防止装置
209.9 万円

XC
ターボ セーフティサポート 禁煙車 純正8型ナビ バックカメラ 前席シートヒーター LEDヘッドライト クルーズコントロール ETC ドライブレコーダー Bluetooth レーンアシスト
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※価格は支払総額
スズキジムニーシエラ
軽自動車のスズキジムニーをベースに、普通自動車の規格に合わせた改良モデルがスズキジムニーシエラです。機構は共通する部分が多いものの、エクステリアはよりワイドで重厚感があります。
ホイールベースはジムニーと同じ2,250mmですが、リヤトレッド・フロントトレッドをそれぞれ130mm拡大し、高い走行安定性を実現しました。1,460ccの水冷4サイクル直列4気筒エンジン搭載でジムニーよりもパワフルな走行が可能です。
新車価格は4WD(5速マニュアル)仕様の場合、「JL」グレードで179万3,000円、「JC」グレードは195万8,000円です。中古車価格は130万円~280万円ほどが相場といえます。
ジープラングラー
2018年に発売された4代目モデルのジープラングラーは、1941年に誕生した軍用4WD車の伝統を受け継ぐ本格的クロカンです。7スロットグリルや丸型ヘッドライト、台形ホイールアーチなどアイコニックなデザイン要素を備えながら、インテリジェントな走行制御システムも搭載しています。
最高出力272psの2.0L直列4気筒DOHCターボエンジンまたは最高出力285psの3.6LペンタスターV型6気筒DOHCエンジンを搭載し、非常にパワフルな走りをみせてくれます。
新車価格は「SPORT」グレードが518万円、最上級グレードの「UNLIMITED RUBICON」が638万円です。中古車価格は260万円~600万円ほどが相場といえます。
人気のSUV5選を一挙紹介!
SUVはオフロード・オンロードの両方の性能を兼ね備え、市街地での日常使いにもレジャーシーンにも活躍します。クロカンには及ばないものの悪路走破性の高い車種が多く、坂道や雪道程度なら安定した走行が可能です。
ここからは街で映えるデザインも魅力的な人気のSUV5選をご紹介します。特徴や新車価格、中古車価格もあわせてチェックしましょう。(2020年5月12日時点での情報です)
日産エクストレイル
2013年に発売された3代目モデルの日産エクストレイルは、インテリジェントな先進技術をふんだんに搭載し、オンロードでの走行安定性や安全性に魅力のあるSUVです。電子制御の4WDシステムや車体振動抑制システムにより、雪道や未舗装路でも安定した走行を楽しめます。3列シートが選択できる点もメリットです。
新車価格は4WD仕様の場合、「20S」グレードのガソリン車で248万2,700円、「AUTECH HYBRID i Package」グレードのハイブリッド車は412万5,000円です。中古車価格は60万円~330万円ほどが相場といえます。
マツダCX-5
2017年に発売された2代目モデルのマツダCX-5は、パワフルで環境性能も高いクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」が魅力的なSUVです。タイヤの空転を抑制する「オフロード・トラクション・アシスト」や路面状況に合わせて駆動力を最適化する「i-ACTIV AWD」を搭載し、長距離や悪路でも快適に走行します。
新車価格は2WD仕様ガソリン車の「20S」グレードで267万8,500円、4WD仕様クリーンディーゼル車の「XD Exclusive Mode」で403万1,500円です。中古車価格は85万円~320万円ほどが相場といえます。
三菱自動車 エクリプスクロス
三菱のエクリプスクロスは先進のPHEVシステムを搭載したモーターカーです。スタイリッシュなフォルムとSUVとしての確かな性能で人気を呼んでいます。
また、まるでスポーツカーのような重心の低さも特徴です。そのため、カーブの際にグッと重力を感じる心地よさを感じることができるでしょう。また、充実したオフロード性能も持ち合わせています。
新車価格は、スタンダードなモデルで253万1,100円からです。中古車価格は150万円~260万円が相場とされています。
トヨタRAV4
2019年に発売された5代目モデルのトヨタRAV4は、市街地・高速道路・悪路とさまざまな路面に柔軟に対応する走行性能が特徴のSUVです。アグレッシブなエクステリアも魅力的で人気を誇っています。
高性能なエンジンと最新の4WDシステムの組み合わせにより、走行安定性や悪路走破性に加えて環境性能も高まりました。日常使い向けとアウトドア向けに2種類のフロントマスクを用意し、好みに合わせてアレンジできる点も魅力です。
新車価格は2WD仕様ガソリン車の「X 2WD」で274万3,000円、4WD仕様ハイブリッド車の「HYBRID G」で402万9,000円です。中古車価格は60万円~400万円ほどが相場といえます。
PRRAV4の中古車
309.5 万円

アドベンチャー オフロードパッケージ
4WD 合皮シート 純正9型DA 全周囲カメラ Bluetooth接続 寒冷地仕様 純正18インチAW パワーシート ルーフレール スマートキー オートエアコン 盗難防止システム LEDヘッドライト
289.1 万円

X
禁煙車 純正9インチナビ バックカメラ セーフティセンス レーダークルーズ インテリジェントクリアランスソナー LEDヘッド デュアルオートエアコン オートハイビーム 純正18インチアルミ ETC
299.6 万円

X
禁煙車 TRDエアロ 純正9型ナビ バックカメラ ETC ドライブレコーダー オートブレーキホールド ルーフレール 衝突軽減 追従走行 車線逸脱警告 純正19インチアルミ LEDヘッドライト
309.0 万円

アドベンチャー
トヨタセーフティセンス ETC2.0 ドライブレコーダー 純正SDナビ Bluetooth再生 シートベンチレーション クリアランスソナー LEDヘッドライト LEDフォグ ルーフレール
267.6 万円

X
純正9型ナビ 禁煙車 セーフティセンス レーダークルーズ ブラインドスポットモニター クリアランスソナー レーンアシスト 純正18インチアルミ バックカメラ LEDヘッド Bluetooth
308.1 万円

アドベンチャー
禁煙車 9インチディスプレイオーディオ バックカメラ セーフティセンス レーダークルーズ ブラインドスポットモニター 合皮シート ハンズフリーパワーバックドア LEDヘッド 19インチアルミ ETC
345.1 万円

アドベンチャー
10.5インチ純正ディスプレイオーディオ トヨタセーフティーセンス パワーシート パワーバックドア バックカメラ ブラインドスポットモニター シートエアコン ドライブレコーダー オートライト
249.5 万円

X
9型ディスプレイオーディオ バックカメラ レーダークルーズ Bluetooth LEDヘッドライト ブラインドスポットモニター 純正17インチAW オートブレーキホールド 左右独立エアコン
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※価格は支払総額
BMW X1
これまでのBMWとは違った革新的なデザインが特徴のX1。BMWはX1をSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)と呼んでいます。これはよりアクティブに活用してほしいという意味が込められています。
SAVとしての機能はもちろん、安定した走行と、車内空間が広いため快適な乗り心地を叶えています。車内空間は広くゆったりとした乗り心地ですが、ボディは日本での走行や駐車を想定し、一般的なサイズに設計されています。
新車価格は385万円からスペックに合わせて値段が上がります。中古車価格は52万円~520万円が相場とされています。
SUVやクロカンを中古車で選ぶ注意点
中古車市場ならSUVやクロカンも安く手に入りますが、購入時には注意が必要です。レジャーシーンで多用されるうえに、一般的な乗用車よりもハードな乗り方をされやすいため、耐久性や故障リスクに不安があります。
ここからはSUVやクロカンを中古車で選ぶ際の注意点をみましょう。クロカンとSUVのどちらを選ぶべきか悩んでいる方の判断基準となるポイントについても触れています。
走行距離は1年で1万キロが目安
SUVやクロカンはロングドライブやオフロード走行を前提としているため、一般的な乗用車に比べて高い耐久性を備えています。しかし、いくら耐久性があるといっても、走行距離が長すぎると故障のリスクは高まるでしょう。1年あたり1万km前後を目安に探すのがおすすめです。
使用年数に対して走行距離が短すぎる場合も注意が必要です。ガレージに放置されていた可能性があり、部品のさびつきが進行しているケースもあります。年式だけでなく、適度な走行距離であるかも確認して選びましょう。
修復歴をチェックする
過去に事故や災害などの原因で、車の骨格にあたる部分を修理したり交換したりした車を「修復歴車」と呼びます。
モノコック構造のSUVの場合、部分的に大きな損傷を受けると骨格全体がゆがむため、たとえ修復しても故障リスクは増大すると考えられます。
ラダーフレーム構造のクロカンでも安心はできないため、修復歴の有無は欠かさずにチェックしておきましょう。なお、ネクステージでは修復歴車を扱っていないため安心して希望の車を購入できます。
クロカンとSUVどっちがおすすめ
クロカンとSUVのどちらを選択するほうがよいかは利用シーンによります。ぬかるみや山中などの凸凹のある道、あるいは雪道や急な坂道における安定した走行性能を求めるなら、オフロード性能の高いクロカンがおすすめです。
市街地での日常使いやロングドライブの安定性を求めるなら、SUVに軍配があがるでしょう。デザイン的にもSUVは市街地での走行を想定した車種が多く、汎用性・利便性に長けています。オフロード性能の高いSUVでも岩登りや渡河までは対応できない点に注意しましょう。
まとめ
SUVとクロカンのもつ性能や強みの違いを理解すれば、自分の好みや用途に合った車を選べます。中古車市場なら安く手に入りますが、レジャーシーンで多用されていた場合もあるため、走行距離や修復歴を慎重にチェックして車の状態を確認することが重要です。
ネクステージでは修復歴車の取り扱いはなく、傷や汚れがある場合でもスタッフから積極的にお伝えしております。SUVに特化した「SUV LAND」を全国展開しており、人気車種の在庫も豊富です。SUVの購入をご検討される際は、ネクステージにぜひご相談ください。