2WDと4WDならどっちがいい?現代のSUVも選択できる駆動方式別の魅力
車には、2WDや4WDという駆動方式の違いがあります。ただ、車に詳しくない方にとっては、どちらが自分に合っているのかや選ぶ時の基準について悩んでしまいますよね。そこで2WDと4WDの違いやメリットとデメリットなどを紹介します。
また、SUVというと4WDのイメージが強いですが、最近では都市での移動をメインに考え、2WDを採用した車種も増えています。そのほか、コンパクトカーやミニバンなどでも4WDを設定している車種はたくさんあります。そこで、どういったユーザーや使い方に4WDが合っているのか、また2WDを選ぶ魅力なども説明します。
※目次※
5.結局どっちがいい?SUVで2WDか4WDかを判断する基準
・2WDは燃費が良い・4WDよりも価格が安いといったメリットがある。一方で悪路走破性や走行安定性は高くないので注意!
・4WDは悪路走破性や走行安定性に優れている。ただし部品数が多いためボディが重くなりやすく、購入金額や税金が高くなることがある!
・2WDと4WDのどっちがいいか迷ったらメリット・デメリットをよく比較しよう。コストを抑えて中古車を購入するならネクステージまで!
車の2WDと4WDはどっちがいいの?
2WDの特徴
2WDや4WDは、車の駆動方式を指す言葉です。前輪や後輪のみが駆動する車を「2WD(2ホイールドライブ)」と呼びます。具体的には以下の通りです。
FF |
前方にエンジンがあり、前輪が駆動する |
FR |
前方にエンジンがあり、後輪が駆動する |
RR |
後方にエンジンを搭載した後輪駆動 |
MR |
車の中央にエンジンを搭載した後輪駆動 |
2WDはエンジン&駆動系をコンパクトに設計でき、そのぶん車内空間の広さを確保しやすく、ゆったりとした車が多くなっています。また、製造コストが抑えられ、燃費がよいのも大きなポイントです。
4WDとの違い
4WDとの違いは、4輪すべてが駆動するかどうかです。「4WD(4 ホイール ドライブ)」とは、文字どおり4輪すべてが駆動する「4輪駆動」の車を指します。参考までに、2WDと4WDの比較表を確認しましょう。
|
2WD(FF) |
4WD |
悪路走破性 |
〇 |
◎ |
車内スペース |
◎ |
△ |
製造コスト |
◎ |
△ |
燃費 |
◎ |
△ |
2WDは4WDに比べて、「車内スペース」「製造コスト」「燃費」の面で優れていますが、2輪しか駆動しない都合上「悪路走破性」は劣ってしまいます。
SUVでも2WDが採用されている
2WDは、前方のエンジンや駆動系を集約できるので、人や荷物を載せるスペースが確保しやすいメリットがあります。そのためコンパクトカーと相性がよく、近年では2WD(FF)を採用した車が増えており、SUVユーザーにも人気です。
「悪路走破性」こそ4WDに劣ってしまいますが、コストパフォーマンスに優れていることもあり、「街乗り」でも使える車として人気があります。今後もSUVは多様な車種が販売されていくでしょう。
2WDと4WDならどっちがいいのか【メリットの比較】
ここまで2WDと4WDの基礎知識を解説しましたが、車を購入する際はどっちがいいのでしょうか。実際に迷っている方も多いでしょう。
ここから、2WD・4WDにするメリットとデメリットを解説します。まずは2WD・4WDならではのメリットについて見ていきましょう。
2WDにするメリット
2WDにするメリットは、4WDよりも購入価格・維持費を抑えられることです。先ほども少し触れたように、4WDの方が構造上高価になってしまうため、コストパフォーマンスの面で言えば2WDが有利になります。
また燃費性能のよさも2WDにする大きなメリットです。燃費のよさは維持費の節約につながるため、年々の出費を抑えられるでしょう。軽自動車やコンパクトカーなど、4WDに比べて選択肢が広いのも大きなポイントです。
4WDにするメリット
4WDにする最大のメリットは、悪路走破性が高く、アウトドアなどのシチュエーションで便利になることです。4WDは、一般的な2WDに比べて価格が高く、燃費性能も落ちてしまいます。しかしアウトドアでの利便性は一級品です。
例えばぬかるみにハマってしまった場合、2WDだと車輪が2つしか動かないため、抜け出すのに苦労します。しかし4WDは、4輪すべてを使って悪路を抜け出すなど、安定性の高いドライビングが可能です。
2WDと4WDならどっちがいいのか【デメリットの比較】
ここまで2WDと4WDのメリットを見ていきましたが、どっちがいいのかを判断するためには、メリットと同様にデメリットを比較するのも重要です。
ここでは、2WDと4WDのデメリットを解説します。それぞれのメリットとデメリットをしっかりと比較し、購入後に後悔しないよう、最適な車選びを目指しましょう。
2WDにするデメリット
2WDにするデメリットは、悪路走破性がどうしても4WDに比べて劣ってしまうことです。構造上、どうしても車輪を2つしか駆動できないため、ぬかるみや雪道などで苦労する可能性があります。もちろん車関連の技術は日々進歩しており、アウトドア性能の高い2WDが発売されるようになるかもしれません。
また走行の安定性に欠けるのも2WDのデメリットです。悪路走破性とも関係しますが、未舗装路を走る場合はやはり4WDの方が有利でしょう。
4WDにするデメリット
4WDのデメリットは、2WDと比較すると燃費が悪くなることです。4WDは駆動ロスが大きく、部品点数が多いので車重も重く、燃費が悪くなりやすい傾向にあります。そのぶん悪路走行性には優れているので、燃費を優先するのか悪路走破性を優先するのか、しっかりと考えて購入を検討しましょう。
また、4WDの場合は部品点数が多いので、故障する可能性が2WDより高くなったり、修理費用が高くなったりする可能性もあります。燃費や修理などのランニングコストは、2WDに比べると比較的高くなります。
SUVで2WDにする3つのメリット
SUVは近年急速に人気を得ているボディタイプです。最近はSUVでも2WDと4WDを設定している車種が多く、人気のコンパクトSUVでは、2WDを中心にラインアップするケースが増えています。この記事を読んでいる人の中には、SUVの購入を検討している方も多いでしょう。
ここでは、SUVで2WDを選ぶメリットについて詳しく掘り下げていきます。
4WDと比べて100kg以上軽くなることがある
車種によりますが、2WDは4WDと比べて100kg以上軽くなることがあります。その理由は、4WDは部品点数が多くなるからです。4輪駆動にするため駆動系パーツが増えるので、そのぶん車重が重くなります。一方で2WDは、4WDに比べると部品点数が少ないので、軽く作ることができます。
そして車は、軽ければ軽いほど運動性能も向上し、燃費にも大きく影響します。車の場合はエンジン(ハイブリッド車の場合はモーター)の動力を使い走行しているので、軽い方が少ない力で走行可能です。少ない力で走れるので、ガソリンの消費量も抑えられ、結果として燃費も良くなります。
また車重が軽いため、車の購入時や車検時に必要な自動車重量税が変わるのもポイントです。
コンパクトSUVも含めて選択肢が広い
SUVというと4WDのイメージが強いですが、最近では2WDを採用した車種も増えています。特にコンパクトSUVは、車内空間を広くしたり、少しでも燃費を良くしたりするために2WDを採用するケースが増えています。
もちろん本格的なクロスカントリー車を選ぶのであれば、4WDが中心になりますが、2WDならコンパクトSUVまで選択肢が広がります。また、4WDに比べて2WDの方が車両価格も少し安くなるので、予算内でワンランク上の車やグレードを選択可能です。
技術の進歩により雪道にも対応できる
悪路走破性では、4WDの方が有利ですが、ちょっとした雪道であれば2WDでも走行可能です。特に近年の2WDは、比較的雪道での走行に強いFFが中心となっています。そのため、たまに雪道を走る程度であれば、無理に4WDを選ばなくても十分です。スタッドレスタイヤやタイヤチェーンを装着すれば、雪道でも安心して走行できます。
また、最新の車は横滑り防止機能といった技術も盛り込まれているので、以前に比べれば2WDと4WDの差は縮まっています。毎日雪道を走る豪雪地帯であれば4WD、普段はあまり雪の積もらない地域に住んでいるのであれば、2WDを選ぶとよいでしょう。
結局どっちがいい?SUVで2WDか4WDかを判断する基準
2WDのSUVを選ぶ理由として、「購入費用やランニングコストを抑えたい」「コンパクトなSUVに乗りたい」などがあります。一方の4WDも「悪路走破性の高い車に乗りたい」といった層に人気です。
ここでは、2WDと4WDのどっちがいいのか、「2WDのSUVが向いている人」「4WDのSUVが向いている人」に分けて解説します。
2WDのSUVが向いている人
2WDのSUVが向いているのは、「市街地などの整理された道しか走らない人」「少しでもお金を節約したい人」「少しでも多く物を置けるスペースが欲しい人」です。
2WDのSUVを使うのであれば、アウトドア中心で使うのではなく、「基本的には街乗りでたまに軽めのアウトドアで使う」といったライフスタイルがよいでしょう。
4WDのSUVが向いている人
4WDのSUVが向いているのは、「アウトドア中心で使う予定の人」「走行安定性の高い車に乗りたい人」「なるべくリセールバリューの高い車に乗りたい人」です。
アウトドアで使う車を探しているのであれば、やはり2WDよりも4 WDの方が便利です。また4WDは比較的リセールバリューが高いので、そうした点を重視する人にもおすすめでしょう。
> SUVで2WDか4WDかを判断する基準について関連する記事はこちら!
おすすめのSUV車種3選
ここまでの内容を読めば、2WDと4WDのどっちがいいのか、おおよその判断はつけられるでしょう。しかし実際に車を購入する段階になって、「どのような車種がよいのか分からない」という方も多いのでないでしょうか。
特にこだわりがないのであれば、人気車種やおすすめ車種から選ぶのがおすすめです。ここでは、おすすめSUV車種を3つ解説します。
トヨタ ハリアー
トヨタ ハリアーは、洗練されたデザインが特徴のクロスオーバーSUVです。LEDが効果的に使われており、次世代的なフォルムとなっています。ボディサイズは全長4,740mm、全幅1,855mm、全高1,660mmです。
直列4気筒エンジンを搭載しており、ガソリン車の総排気量が1.986L、ハイブリッド車が2.487Lとなっています。ハイブリッドがラインアップされているため、予算やライフスタイルに合わせて車を選べるのが大きな魅力です。
(参考:『ハリアー(トヨタ)の中古車一覧』)
PRハリアーの中古車
210.4 万円

プレミアム アドバンスドパッケージ スタイルアッシュ
メーカー8型ナビ 全周囲カメラ 前席パワーシート シートヒーター レーダークルーズ フルセグ プリクラッシュセーフティ 禁煙車 スマートキー&プッシュスタート ハーフレザー コーナーセンサー
251.8 万円

プレミアム
純正ナビ バックカメラ 衝突軽減装置 禁煙車 ETC Bluetooth パワーバックドア パワーシート ハーフレザーシート LEDヘッドライト 車線逸脱警報 誤発信抑制装置 純正18インチアルミ
338.6 万円

Z
純正12.3型ナビ 禁煙車 バックカメラ JBLサウンド セーフティセンス レーダークルーズ ブラインドスポットモニター パワーバックドア デジタルインナーミラー 純正19インチアルミ LEDヘッド
321.2 万円

Z
禁煙車 純正12.3型ナビTV パノラミックビューモニター JBLサウンド ハンズフリーパワーバックドア セーフティセンス レーダークルーズ レーントレーシングアシスト BSM CarPlay ETC
334.9 万円

G
バックカメラ セーフティセンス レーダークルーズ 禁煙車 パワーバックドア ハーフレザーシート LEDヘッド 8インチディスプレイオーディオ ETC デジタルインナーミラー 純正18インチAW
350.4 万円

G
純正12.3型ナビ 禁煙車 デジタルインナーミラー ブラインドスポットモニター パワーバックドア パワーシート バックカメラ フルセグTV LEDヘッドライト ETC スマ-トキー
300.9 万円

G
禁煙車 セーフティセンス ナビ機能付8型ディスプレイオーデオ レーダークルコン 電動リアゲート パワーシート ETC 純正18インチAW フルセグTV バックカメラ LEDヘッドランプ
350.1 万円

Z
モデリスタフルエアロ トヨタセーフティセンス 12.3インチディスプレイ JBLサウンド ブラインドスポットモニター ETC2.0 バックカメラ ハンズフリーパワーバックドア LEDヘッドライト
もっと見る >
※価格は支払総額
ホンダ ヴェゼル
ホンダ ヴェゼルは、次世代2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載しており、高い燃費性能を実現しているSUVです。ボディサイズは全長4,330mm、全幅1,790mm、全高1,580~1,590mmと、ハリアーに比べてコンパクトに作られています。
エンジン構造は、水冷直列4気筒横置で、総排気量は1.496Lとなっています。
(参考:『ヴェゼル(ホンダ)の中古車一覧』)
PRヴェゼルの中古車
194.5 万円

ハイブリッドX・ホンダセンシング
SDナビ バックカメラ 禁煙車 アダプティブクルーズコントロール デジタルインナーミラー ETC ドライブレコーダー スマートキー LEDヘッドライト フルセグTV Bluetooth
304.7 万円

e:HEV Z
純正SDナビ バックカメラ ホンダセンシング アダプティブクルーズ 禁煙車 ハンズフリーパワーバックドア ハーフレザーシート シートヒーター LEDヘッドライト ETC ブラインドスポットモニター
135.5 万円

ハイブリッドZ・ホンダセンシング
純正ナビ バックカメラ ホンダセンシング レーダークルーズ スマートキー LEDヘッドライト ETC 純正17インチAW Bluetooth再生 ステアリングスイッチ
344.6 万円

e:HEV PLaY
パノラマルーフ 純正9型ナビ プレミアムオーディオ(10スピーカー)/マルチビューカメラシステム 禁煙車 パワーバックドア シートヒーター コーナーセンサー レーンキープ スマートキー LEDヘッド
318.5 万円

e:HEV Z
ホンダコネクトナビ 全周囲カメラ ホンダセンシング アダプティブクルーズコントロール 禁煙車 パワーバックドア シートヒーター クリアランスソナー LEDヘッドライト ETC オートエアコン
268.6 万円

e:HEV X
純正9型ナビ バックカメラ ホンダセンシング アダプティブクルーズ 禁煙車 クリアランスソナー LEDヘッドライト ドライブレコーダー ETC2.0 Bluetooth接続 スマートキー
128.0 万円

ハイブリッドZ
純正ナビ 衝突軽減 ルーフレール 禁煙車 クルーズコントロール シートヒーター LEDヘッドライト デュアルオートエアコン オートライト ETC ステアリングリモコン スマ-トキー
175.6 万円

ハイブリッドZ・ホンダセンシング
純正8型ナビ バックカメラ ホンダセンシングレス クルーズコントロール モデューロ製18AW Bluetooth フルセグ シートヒーター ブラック合皮シート LEDヘッドライト 革巻きハンドル
もっと見る >
※価格は支払総額
日産 エクストレイル
日産 エクストレイルは、第2世代e-POWERを搭載した車種です。日産が誇る電動化技術によって、快適なドライビングを実現しています。ボディサイズは全長4,660mm、全幅1,840mm、全高1,720mmと、ヴェゼルよりもハリアーに近いサイズ感です。
エンジンはDOHC水冷直列3気筒で、総排気量は1.497Lとなっています。
(参考:『エクストレイル(日産)の中古車一覧』)
PR2WDのSUVをチェックしてみる
※価格は支払総額
まとめ
今回は、「2WDと4WDのどっちがいいのか」をテーマに、メリット・デメリットを徹底比較しました。
「本格的なオフロード走行を楽しみたい」や「アウトドアが趣味で悪路を走行する機会が多い」「豪雪地帯に住んでいるので4WDが必要不可欠」といった理由がなければ、2WDのを選ぶのも手です。
2WD車や4WD車を少しでも安く購入したい場合は、中古車も検討してみてください。ネクステージでは、事故車や修復歴のある車の販売をしていないので、初めて中古車を購入する方でも車選びをしやすい環境が整っています。
また、全国に30,000台以上の在庫車を揃えているので、お客様にぴったりの1台に出会える環境をご用意しています。気に入った車は、最寄りの店舗に取り寄せることもできますので、まずはお気軽にご相談ください。
よくある質問
Q.2WDと4WDのどちらが良いですか?
A.2WDと4WDの選択は、個々の使用状況や目的によって異なります。2WDは、主に市街地や雪の少ない地域で利用する方におすすめです。 一方、4WDは雪道や凍結路、悪路での走行性能に優れ、豪雪地帯やアウトドア活動に適しています。普段の使用環境や走行シーンを考慮し、必要な性能と経済性のバランスを取って選ぶのがよいでしょう。
Q.SUVの2WDのメリットは?
A.SUVの2WDモデルは、コストパフォーマンスに優れた車です。4WDと比べて車両価格が安く、燃費性能も優れています。エンジンや駆動系を前方に集約できるため、広い室内空間や荷物スペースを確保しやすいのが特徴です。 特に街乗りをメインとするユーザーにとっては、2WDのSUVは実用的な選択肢となるでしょう。
Q.4駆の欠点は何ですか?
A.4WDの主な欠点は、車両価格が2WDより高いことです。また、構造が複雑なため維持費もかさみます。燃費も劣る傾向にあり、車体重量の増加により税金もかかりやすいでしょう。 性能面では、重量増加によりブレーキの制動距離が長くなる傾向にあります。走行性能は優れていますが、タイヤの摩耗が早まりやすいでしょう。
Q.2WDと4WDのどちらが人気ですか?
A.2WDと4WDの人気は、使用環境や個人のニーズによって大きく異なります。2WDは、経済性と燃費効率の良さから、主に都市部や平地での利用者に人気です。一方、4WDは悪路や雪道での優れた走行性能から、積雪地域や地方部、アウトドア愛好家に支持されています。 また、両方の利点を活かせるパートタイム4WDも選択肢のひとつです。個人の生活スタイルや予算、居住地域の特性に応じて、最適な駆動方式を選ぶとよいでしょう。