2020年燃費の良いSUV全10選!実は間違えていた燃費の見極め方と選び方
見た目のスポーティーさに惹かれてSUVに乗りたいけれど、「燃費が気になる……」という方も多いのではないでしょうか。購入費用だけでなく、車には維持費もかかってくることから、燃費の良い車を選ぶことは大切です。
燃費が良いSUVや選び方のポイントを押さえておけば、後悔しない選択ができるでしょう。そこで今回は、燃費の良いおすすめSUVをはじめ、選ぶ際に押さえておくべきポイントなどについてもご紹介します。
※目次※
・JC08モードとWLTCモードで基準が異なるため、燃費を比較する際には同じモードかの確認が重要!
・燃費の良いSUVには理由がある!おすすめSUVの特徴や低燃費を実現する仕組みを理解しよう!
・同じ車種であっても走行環境や運転技術によっても実燃費は異なる!用途に合わせて購入することが大切!
みんな気づいていない?間違えた燃費の確認方法
2018年10月以降、実燃費との差が出やすいJC08モードに代わって、WLTCモードで燃費を表示することが義務となっています。ただし、車によってはJC08モードで燃費を示している場合もあるため、正しく比較するためには同一モードで確認することが大切です。
・JC08モード:国土交通省が定める規格に基づいて計測した数値。性能や重さ、走行環境などによってバラつきが出るため実燃費との差が出やすい。
・WLTCモード:国際燃費基準であり、市街地・郊外・高速道路に分けて試験を行い算出した数値。実燃費に近い数値となるのが特徴。
2020年おすすめ燃費の良いSUV10選
デザイン性にも優れたSUVには、さまざまな車種があります。中でも、今回は燃費の良いおすすめのSUVを10車種ピックアップしました。車種ごとにさまざまな工夫を施すことで優れた燃費性能を実現しているため、その仕組みもチェックしましょう。
ホンダ・ヴェゼル
ホンダ・ヴェゼルは、走行性能はもちろん、乗り心地や操縦安定性にまでこだわったSUVです。独自のハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD」によって、SUVならではのスポーティーな走りはそのままに、21.0km/Lという優れた燃費を誇ります。
ボディだけでなく、ハイブリッドシステム自体もコンパクトにすることで、車内空間も広くとっているのが特徴です。
燃費が最も良いグレード |
HYBRID・Honda SENSING(FF) |
燃費(WLTCモード) |
21.0km/L |
新車価格 |
250万5,555円 |
中古車価格帯 |
105万円~259万円 ※2020年9月9日時点 |
レクサス・UX
レクサス・UXでは、ドライバーの思うままに心地の良い発進と加速の両方を楽しめます。これを実現しているのが、優れた燃費性能を誇るハイブリッドシステムです。従来のハイブリッドユニットを最適化するとともに、小型かつ軽量、高効率化技術を採用することで、高い走行性能と燃費性能を両立しています。
燃費が最も良いグレード |
UX250h(2WD) |
燃費(WLTCモード) |
22.8km/L |
新車価格 |
432万8,704円~518万4,259万円 |
中古車価格帯 |
425万円~439万円 ※2020年9月9日時点 |
マツダ・CX-3
マツダ・CX-3は、3つのエンジンをラインアップしており、好みの走りを楽しめるのが魅力です。燃費性能に優れたクリーンディーゼルエンジンモデルもあり、23.2km/Lもの低燃費を誇ります。
また、燃費向上につながるアイドリングストップ機構「i-stop(アイ・ストップ)」により、ブレーキを踏むとエンジンが自動的に休止し、離すことで瞬間的に再始動が可能です。
燃費が最も良いグレード |
XD、XD PROACTIVE S Package (2WD 6MT) |
燃費(WLTCモード) |
23.2km/L |
新車価格 |
249万2,600円~278万9,600円 |
中古車価格帯 |
99万円~179万円 ※2020年9月9日時点 |
スズキ・クロスビー
4.7mの最小回転半径で狭い道でも取り回しやすいコンパクトさが魅力のスズキ・クロスビーには、K10C型ブースタージェットエンジンを搭載しています。1.0L直噴ターボでパワフルな走行を実現するとともに、優れた燃費性能も特徴です。ハイブリッドでは、減速エネルギーを利用して発電する仕組みを生かし、加速時にはモーターで力強いアシストもできます。
燃費が最も良いグレード |
HYBRID MZ、HYBRID MX(2WD) |
燃費(JC08モード) |
22.0km/L |
新車価格 |
179万8,500円~204万500円 |
中古車価格帯 |
139万円~195万円 ※2020年9月9日時点 |
トヨタ・ハリアー
高級クロスオーバーSUVとして人気のトヨタ・ハリアーでは、2.5Lダイナミックフォースエンジンによって燃焼効率と出力の高さを両立しています。小型かつ軽量、高効率化技術のハイブリッドシステムを組み合わせることで、22.3km/Lと低燃費です。
燃費が最も良いグレード |
Sハイブリッド、Gハイブリッド、G”Leather Package” ハイブリッド、Z ハイブリッド、Z“Leather Package” ハイブリッド(2WD) |
燃費(WLTCモード) |
22.3km/L |
新車価格 |
358万円~482万円 |
中古車価格帯 |
59万円~333万円 ※2020年9月9日時点 |
日産・エクストレイル
日産・エクストレイルは、汚れを気にせずアウトドアを楽しめる内装とSUVならではの走行性能を誇ります。ハイパワーと低燃費を両立するハイブリッドシステムは、モーターとエンジンを完全分離することでモーターに負担をかけず、低燃費を実現しているのが特徴です。
燃費が最も良いグレード |
20Xi HYBRID、20Xi HYBRID レザーエディション(2WD) |
燃費(JC08モード) |
20.8km/L |
新車価格 |
329万8,900円~354万6,400円 |
中古車価格帯 |
43万円~288万円 ※2020年9月9日時点 |
アウディ・Q2
取り回しの良いコンパクトSUVでありながら、安全性に優れた先進装備も充実しているのが、アウディ・Q2の特徴です。アウディならではのTFSI(R)エンジンのパワーを発揮できるよう、7速のSトロニックを装備しています。このように、レースを通じて進化した技術によって、走行性能だけでなく高い燃費性能を誇るのも魅力です。
燃費が最も良いグレード |
Q2 30 TFSI、Q2 30 TFSI sport |
燃費(JC08モード) |
19.8km/L |
新車価格 |
312万円~386万円 |
中古車価格帯 |
249万円~271万円 ※2020年9月9日時点 |
MINI・クロスオーバー
4輪駆動システムをダイナミック・スタビリティ・コントロールと連携させたMINI・クロスオーバーの魅力は、安定した走行性能にあります。シーンに合わせて駆動トルクを分配することで、場所を選ばずに走れるオールラウンダーです。
ブラグイン・ハイブリッドモデルでは、ガソリンエンジンと電気モーターの長所を融合しました。リチウムイオン高電圧バッテリーにより、電力のみで42.4kmまで走行できます。
燃費が最も良いグレード |
PHEV(COOPER S E ALL4) |
燃費(WTLCモード) |
13.9km/L |
新車価格 |
508万円 |
中古車価格帯 |
99万円~399万円 ※2020年9月9日時点 |
トヨタ・C-HR
トヨタ・C-HRの特徴は、2種類あるパワートレインです。ハイブリッドシステムとダウンサイジングターボエンジンがあり、どちらも優れた走行性能を発揮します。燃費性能に優れたハイブリッドシステムはもちろん、ダウンサイジングターボエンジンもガソリンエンジンとして最大熱効率40%を実現するほどの低燃費性が特徴です。
燃費が最も良いグレード |
S、G、特別仕様車 G“Mode-Nero Safety Plus” |
燃費(WLTCモード) |
25.8km/L |
新車価格 |
274万5,000円~304万5,000円 |
中古車価格帯 |
136万円~269万円 ※2020年9月9日時点 |
ホンダ・CR-V
ホンダ・CR-Vは、走行性能だけでなく、快適性や燃費性能にも優れています。2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を採用していて、モーターの特性を生かした滑らかで力強い加速と低燃費の両立が特徴です。走行用と発電用と2つのモーターを装備することで、適切なドライブモードを使い分けながら、心地良いドライビングを楽しめます。
燃費が最も良いグレード |
e:HEV EX、e:HEV EX・Masterpiece、e:HEV EX・BLACK EDITION(FF) |
燃費(WLTCモード) |
21.2km/L |
新車価格 |
392万5,900円~433万8,400円 |
中古車価格帯 |
24万円~424万円 ※2020年9月9日時点 |
ここがポイント!燃費が良いSUVの選び方
燃費を重視しているからといって、燃費の数値だけでSUVを選ぶのは避けましょう。同じ車であっても用途や走行環境、運転技術によって実燃費は異なってくるためです。ここでは、燃費が悪くなるポイントやSUVを選ぶ際に注意するべきことについてご紹介します。
燃費が悪くなるポイントを理解すること
・サイズは同じでもセダンやハッチバックなどに比べてSUVは車両重量が重い
・4WDになると、さらに車両重量が重くなる
・ボディが大きければ排気量も大きくなり、燃費が悪くなる
オフロードなどの悪路も走行できるのが魅力のSUVだからこそ、ボディのサイズは大きく、車両重量も重いのが一般的です。これらの特徴ゆえ、とにかくパワーが必要なSUVでは、エアコンの使用によって燃費が悪くなるケースもあります。
用途に合わせて選ぶこと
さまざまなタイプがあるSUVの中からせっかく燃費の良いモデルを選んだとしても、自身の用途に合っていなければ、残念ながら思ったような効果は期待できません。
例えば、買い物など近場での使用がメインの場合と高速に乗って遠出に出掛けることの多い場合とでは、選ぶべき車種は異なります。ストップ&ゴーの多い市街地ならハイブリッド、主に郊外や高速道路を運転するならディーゼルエンジンモデルがおすすめです。燃費の数値だけでなく、自身の用途を明確にした上で選びましょう。
選ぶなら「ディーゼルエンジン」や「ハイブリッド」
燃費の良さを重視して選ぶのであれば、ディーゼルエンジンやハイブリッドモデルを選ぶとよいでしょう。空気を圧縮してから燃料を直噴するディーゼルでは、圧縮比を高めて熱効率を上げることが可能です。
また、ハイブリッドでは、モーターを利用することでエネルギーを回生し、エンジンを効率良く動かせます。エネルギーの無駄な消費が少なくなり、燃費性能が高くなる仕組みです。
同じ車でも燃費に違いが出ることを理解しよう
燃費性能に優れた車であっても、実燃費は車種ではなく走行環境や運転技術によって違いが出ることを覚えておきましょう。坂道や雪道、凸凹の多い走行環境では、車への抵抗が大きくなるため、どうしても燃費は低下します。
また、エアコンの利用や急発進などによってエンジンに負担をかければ、燃費は悪くなるため注意が必要です。その他、タイヤの空気圧や荷物の重さなど車の状態も燃費に影響を与えます。特に、エンジンへの負担は大きな燃料消費の原因となるため気を付けましょう。
燃費が良い車を買うならネクステージで比較してみよう!
燃費の良いSUVをお探しなら、全国に店舗を展開するネクステージにご相談ください。中古車の販売をメインに行っているネクステージは、アウディなど輸入車の正規ディーラーでもあります。
国内外のメーカーの中古車を幅広く取り扱っているので、自分に合った低燃費な車を見つけるために、販売店をいくつもハシゴする必要がありません。1箇所でさまざまなメーカーの車を比較できる上、条件に合わせて気になる車を取り寄せて見比べることも可能です。
まとめ
燃費の良いSUVを見極めるためには、同じモードで比較することが欠かせません。また、走行環境や運転技術によっても燃費は異なることから、自身の使用用途に合わせて車を選ぶことが大切です。
中古車をメインに扱いつつ、輸入車の正規ディーラーも手掛けるネクステージなら、さまざまなメーカーの車を比較しながら選べます。価格や品質はもちろん、お客様ファーストのサービスを心掛けていますので、燃費に関する疑問などがあればお気軽にネクステージまでご相談ください。
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