SUVの特徴と人気の理由を深堀り!おすすめのSUV車10選も大紹介
一般的な車と比較して利便性が高く、アウトドアやスポーツといった局面でもSUVは活躍します。日本をはじめ世界中から支持されるジャンルにまで成長を遂げていますが、SUVにはどのような特徴や魅力が秘められているのか気になる方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、SUVの種類別の特徴などを深堀りして、SUVが人気となっている理由に迫ります。国内でとくに人気の高いSUVを10車種にまで絞り込んでご紹介しますので、愛車にしたいと思えるSUVを探したい方はぜひ参考にしてみてください。
※目次※
・SUVはどこでも乗り回せる利便性の高さが人気を支えており、日本国内では「RV」という名前で取り扱われていたこともある
・SUVはクロスオーバー、クロスカントリー、ミドルサイズ、コンパクト、軽の5種類に分けられる
・人気の高いSUV車種を安く購入するためには、新車価格の半値近くでコンディションのいい車を見つけられることもあるネクステージがおすすめ
SUVの特徴とは?
まずはSUVの特徴を確認してみましょう。CUVやRVといったタイプの名前もCMなどで聞く機会が増えましたが、それぞれがどんな特徴の車なのかも紹介します。
また、SUVはクロスカントリー(クロカン)と混同されることもありますが、クロカンとの違いについても解説していますので、SUV独自の魅力とは何なのか、その特徴をチェックしてみましょう。
SUVの特徴
SUVの名付け親はフォード社であると言われています。「Sports Utility Vehicle」の頭文字を取って「SUV」と名付けられました。実は、SUVにはハッキリとした定義がありません。そのため、各メーカーやモデルによってその特徴はさまざまです。
一般論としては、車高が高く、積雪路や凍結路をはじめとする悪路でも快適に走行できる車がSUVとして扱われます。荷室が大きく、たくさんの荷物を搭載できるように設計されていることも特徴的で、アウトドアシーンで活躍する車がSUVと呼ばれます。
CUVとは
CUVは「Crossover Utility Vehicle」の頭文字を取った言葉です。SUVからスポーツの要素が削られていますが、CUVはSUVの一種として扱われている車であり、クロスオーバータイプのSUVをCUVと呼びます。
具体的には、フレームレスボディを採用したSUVがCUVと呼ばれますが、車種で言えば「レンジローバー」や「ハリアー」といった車がCUVとして扱われるのです。その他には、ボディや排気量がSUVよりも少ないという点もCUVの特徴として挙げられます。
RVとは
RVは「Recreation Vehicle」の略称です。RVは、世界的にはキャンピングカーを指す言葉として使われていますが、日本ではスポーツやレジャーに使えるパワフルな車のことを総称してRVと呼んでいた時代があり、この流れが現在まで残っています。
上記の特徴から考えるとわかりますが、RVとSUVには違いがありません。1990年代半ばまではRVと呼ばれる車のブームが続きましたが、ミニバンに注目が集まるようになるとブームは終息しました。しかし現代では同タイプの車がSUVと呼ばれ、人気が再燃しています。
クロカンとの違い
SUVと同じように、アウトドアの走行性能が優れた車をクロスカントリー(クロカン)と呼ばれています。双方に大差はありませんが、クロカンはSUVよりもアウトドア性能に秀でており、よりパワフルな外観と性能が特徴的です。
具体的には、レンジローバーやパジェロといった車種がクロスオーバーとして扱われています。クロカンと呼ばれる車にはオフロードに特化したようなモデルも多いため、悪路を走る機会が多い方におすすめのタイプです。
SUVの人気が高い理由
SUVがなぜ人気なのかを一言で表現するならば「利便性が高いから」に尽きます。車内が広く多くの荷物を載せられること、車高が高く乗り降りがしやすいこと、見晴らしがよく運転しやすいことといった特徴がSUV人気を加速させました。
また、国内外のさまざまなメーカーから多くの車種が販売されていることも、SUVが人気になった理由のひとつです。近年では、ランボルギーニのようなスポーツカーのイメージが強いメーカーからもSUVが発売されるなど、モデルの選択肢が大幅に広がっています。
SUVの種類別の特徴
一言でSUVと言ってもさまざまな種類があり、その特徴もタイプによって分かれています。SUVを選ぶ際には、ライフスタイルやその土地の気候などを事前に把握することが重要です。前述したクロスオーバーをはじめとするそれぞれの種類について、さらに詳しく見ていきましょう。
クロスオーバー
オフロードでの性能に長けたSUVのことをクロスオーバーと呼びます。一方で、舗装された道路を快適に走ることにも重点を置いて作られているため、アウトドア寄りのタイプでこそありますが、比較的バランスの取れた種類ともいえるでしょう。
ボディにはモノコック構造が採用されることが多く、全体的な強度が高いことが特徴的です。一般的に、SUVというとクロスオーバータイプを指すことが多く、各メーカーが競い合うように新しい車種を投入することから、車種も豊富に出そろっています。
クロスカントリー
SUVの中で最もオフロード性能が高いタイプがクロスカントリーです。凍結した路面や積雪した路面のみならず、舗装されていない道も楽に走れます。険しい道を走ることも想定しているため、車高が高いことが特徴的です。
クロスオーバータイプとは異なり、ダメージによってボディ全体へのダメージを防ぎやすいラダーフレームを採用するケースが目立っています。オフロードでドライブする可能性がある場合には、クロスカントリータイプを選ぶといいでしょう。
ミドルサイズ
クロスオーバーSUVをベースとしながらも、少し大きめのサイズがミドルサイズSUVにあたります。サイズ感としてはミドルクラスセダンと同等と考えて問題ありません。いわゆるミドルクラスセダンのSUV版がこちらのタイプです。
ミドルサイズSUVの特徴としては、クロスカントリータイプにはおよびませんものの、高いオフロード性能を携えていることです。スタイリッシュな外観を持ち、オンロードでの走行にも優れていながら、オフロードにも強いという点が強みになります。
コンパクト
こちらもクロスオーバーSUVをベースにしていますが、それよりも一回り小さいタイプのSUVがコンパクトSUVになります。SUVの魅力のひとつである車内の使い勝手は若干制限されますが、よりコントロールしやすいことが特徴的です。
クロスカントリータイプと比べれば車高が低く、パワフルさでもおよびません。しかしSUVであることには変わらないため、オフロードの走行性能も優れています。日本のメーカーがとくに力を入れて開発を進めており、多くの車種を見つけられます。
軽
こちらは軽自動車をベースとして据えながら、外観や機能を可能な限りSUVに近付けたタイプです。「SUV風味」という言葉が使われることもありますが、SUVと遜色のない性能の軽自動車も登場しており、SUVの多様化を示す上で象徴的な存在です。
軽自動車というジャンルの中にあるSUVですので、モデルによって特徴がさらに分類されます。たとえば、スズキの「ジムニー」はオフロードに特化したモデルであるため、クロスカントリータイプに近い軽SUVです。
人気の高いSUVの車種10選
ここまではSUVに関する基本を紹介しました。SUVはさらに細かくジャンルが分けられる分野なのですが、最近では軽自動車にもSUVが登場し、ラインアップも増えています。
それでは、多くのSUVの中からどのモデルを選べば高い満足度を得られるのでしょうか。とくにおすすめできる10車種をピックアップしましたので、それぞれの特徴をご紹介します。
トヨタ C-HR
2017年にリリースされて以降、すぐに国産SUVとして販売台数第1位の座に付いたヒット作です。ワールドカーデザインオブザイヤー2017では最終選考にまで残るなど世界的な評価も高く、国産車として抜群の存在感を放っています。
ダイヤモンドをモチーフにしたデザインが特徴的で、Gタイプのサイズは全長4,385×全幅1,795×全高1,550mmです。JC08モードでの燃費は30.4km/Lで、安全装置としてトヨタセーフティセンスを標準搭載するほか、ブラインドスポットモニター等も採用しています。
トヨタ ハリアー
ミドルサイズSUVの代表格として知られるのが「ハリアー」です。トヨタではレクサスの生産に力を入れていた時期があり、ハリアーの製造は一時終了しましたが、多くのファンの要望に応える形で2013年に復活しました。現在も高い人気を誇っています。
曲線的で滑らかなデザインが特徴的で、サイズは全長4,740×全幅1,855×全高1,660mm、直列4気筒DOHCエンジンを搭載し、燃費はJC08で15.2km/Lです。安全性能も高く、セーフティ・サポートカーS(ワイド)に認定されています。
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トヨタ ヤリスクロス
2020年に発売されたヤリスの派生モデルとして誕生した「ヤリスクロス」。発売からわずか1ヶ月で月間の販売目標を突破し、その勢いはとどまることを知りません。SUVならではのカッコよさも残しつつ、機能や積載量などを大幅にアップグレードしたモデルです。
2WDのハイブリッド Zモデルは全長4,180×全幅1,765×全高1,590mm、JC08モードの燃費は31.3km/Lです。トヨタSUV初の安全運転サポート性能「トヨタ チームメイト」も搭載可能となっています。
マツダ CX-3
マツダで人気のデミオに改良を加える形で作られたSUVがCX-3です。車内の設計がコンパクトでありながら、インテリアの隅々にまで優れたセンスが行き届き、高級感のある質感が人気。オンロードの走りやすさを重視しているため、都市部で暮らす方に向いています。
ボディサイズは全長4,275×全幅1,765×全高1,550mmです。クリーンディーゼルエンジンを搭載したモデルの燃費は20.0km/L~23.2km/Lで、サポカーS・ワイドに該当する先進安全技術を標準搭載しています。
日産 キックス
日産の新型登録車として2020年に登場したキックス。久しぶりの新型登録車ということもあり注目も集まったようで、順調に売り上げを伸ばしています。日産の従来のSUV車とは一味違った外観からも人気を博しています。
Xモデルの場合、サイズは全長4,290×全幅1,760×全高1,610mm、燃費はJC08モードで30.0km/Lです。キックス専用のe-POWERを搭載することで、ストレスフリーで軽快な走りを実現しました。
スバル XV
インプレッサSPORTの最低地上高を引き上げて、SUVに進化させたモデルです。スバルは4WDの開発と販売実績が豊富であることから、そのノウハウを生かしたSUVに仕上げられており、オフロードを快適に走行できるモデルとして評価されています。
サイズは全モデルで全長4,465×全幅1,800×全高1,550mmに統一されています。DBA-GT3の場合、搭載されたエンジンはFB16型で、JC08モードにおける燃費は15.8km/Lです。座り心地の良さ、広い視界の追及など、事故を予防するための機能も充実しています。
トヨタ ライズ
2019年11月に販売開始されたライズは、2020年のSUV登録車販売台数で上位を取り多くの人に選ばれるSUVとなりました。「車体があまり大きすぎると乗りにくい。でも、SUVならではの車室の広さも欲しい」というニーズに応えたコンパクトな車体が高評価を呼んでいます。
ボディサイズは全長3,995×全幅1,695×全高1,620mm、燃費はWLTCモードで18.6km/Lです。サイズを見てもわかるとおり5ナンバーサイズに分類されますが、5ナンバーサイズとは思えない力強い走りと低燃費を両立。荷室容量も369LとコンパクトSUVにしてはかなり広く、さまざまな場面で活躍するであろうモデルとなっています。
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スズキ ジムニーシエラ
2018年に誕生したジムニーシエラは、20年ぶりにモデルチェンジをはたしたことでも話題を集めました。ジムニーが伝統的に装備しているラダーフレーム構造をさらに進化させ、武骨なエクステリアの印象そのまま、オフロードに向いたモデルです。
ジムニーシエラJCの場合、全長3,550、全幅1,645、全高1,730mmというサイズです。エンジンにはK15B型を搭載し、燃費はWLTCモードで15.0km/Lとなります。優れた視界性能を持ち、デュアルセンサーブレーキサポート等の安全性能を備えています。
メルセデスベンツ GLA
メルセデスベンツ初のフルモデルチェンジを行った都市型SUVが「GLA」です。メルセデスベンツの技術をふんだんに取り入れたコンパクトSUVは、その見た目のスマートさと乗りやすさから注目を集めました。
車体寸法は全長4,430×全幅1,805×全高1,505mm、燃費はJC08モードで14.0km/Lとなります。デザイン性が高いことに加え、街乗りでも乗りやすい軽快な走りと運転しやすい見通しの良さから使いやすいSUVとして人気を誇っています。
ジープ レネゲード
ジープでは最も小さなSUVとなるのがレネゲードです。最小とは言っても、そのエクステリアはジープの伝統そのもので、重厚なデザインをそのまま残しながらも、かわいらしくコンパクトな設計で、遊び心を感じられる仕上がりが人気の秘密です。
サイズは全長4,260×全幅1,805×全高1,725mm、1.3Lのマルチエア直列4気筒ターボエンジンを備えており、燃費はJC08モードで10.4km/Lです。70点にもおよぶセーフティ・セキュリティシステム、スマホと連動するテクノロジーの搭載も印象に残ります。
まとめ
SUVは利便性が高く、オン・オフの両面で実力を発揮するため、国内外を問わず多くのメーカーが積極的に開発を行っています。SUVに具体的な定義はなく、メーカーによってコンセプトが変わるため、ご自身に合った車を選ぶことがポイントです。
ネクステージでは、SUVを専門に取り扱う「SUVランド」を展開しており、本記事でご紹介したSUVだけでなく、あらゆる車種を豊富に取り揃えています。SUV購入を検討される際は、ネクステージにぜひご相談ください。