新型クラウンエステートvs人気SUV10選！同クラスのSUVの魅力を紹介
待望の新型クラウンエステートの発売延期で、計画変更を余儀なくされていませんか。この記事では、その代替となる魅力的な上級SUV10選を徹底比較します。
国産車から外車まで、さまざまな価格帯の車種を厳選しているので、各車種の特徴や性能をチェックしましょう。クラウンエステートに匹敵する、洗練された走りと快適性を持つモデルを確認し、新しい選択をする参考にしてください。
※目次※
・新型クラウンエステートの発売延期の背景には、トヨタの品質へのこだわりがあり、さらなる車両の作り込みを行っている。
・新型クラウンエステートはワゴンとSUVを融合した新しいモデルで、HEVとPHEVの2種類のユニットを搭載する予定。
・代替となる国産車と外車には、新型クラウンエステートに匹敵する高級感や走行性能を持つSUVが挙げられる。
新型クラウンエステートの概要と発売延期の理由
トヨタの上級車ブランド「クラウン」シリーズの最新作として注目を集めるクラウンエステートは、SUVの魅力を凝縮し、クラウンの伝統と革新を体現しています。当初2023年度内の発売予定でしたが、トヨタの品質へのこだわりから延期となりました。
ここでは、クラウンエステートのシリーズにおける位置付けや上級SUVとしての魅力、発売延期の背景について解説します。
新型クラウンエステートはクラウンシリーズ第4弾としての位置付け
クラウンエステートは、トヨタの上級車ブランド「クラウン」シリーズの第4弾として登場する注目のSUVです。クロスオーバー・スポーツ・セダンに続く新ラインアップとして、クラウンの伝統と革新を体現しています。
全長4930mm・全幅1880mm・全高1620mmのボディサイズを誇り、ハイブリッドまたはプラグインハイブリッドユニットを搭載予定です。
後席を倒すとフルフラットな荷室が出現する高い機能性が特徴で、日常使いから長距離ドライブまで幅広いニーズに対応するでしょう。高級感と実用性を兼ね備えた新世代SUVとして、多くのドライバーの期待を集めているモデルです。
新型クラウンエステートの上級SUVとしての魅力
クラウンエステートは、上級SUVとしての魅力を存分に発揮するでしょう。
ステーションワゴンに近い形状でありながら、高い車高を実現し、荒れた路面でも安定した走行が期待できます。室内空間は上質な仕立てが予想され、特に後席の頭上空間は広々としているでしょう。
最大の魅力は広大な荷室空間で、後席を倒せば奥行きある空間を確保でき、アウトドアや車中泊にも最適です。開口部も広く設計されており、大きな荷物の積み下ろしもスムーズに行えます。
新型クラウンエステートの発売延期の背景と新たな発売時期
クラウンエステートの発売は当初2023年度内の予定でしたが、「2024年央以降」に延期されました。この背景には、トヨタの品質へのこだわりがあります。
公式サイトでは、「より良い商品をお届けできるよう、さらなる車両の作り込みを行っております」とのメッセージが公表されました。高級SUVとしての期待に応えるため、細部にまでこだわった開発を行っていることが示唆されています。
この間、エンジニアたちは、性能や安全性の向上に努めていると考えられるでしょう。トヨタの力の入れ具合を考慮すると、待つ価値のある延期かもしれません。
新型クラウンエステートの特徴
クラウンエステートは、ワゴンとSUVの融合を体現した新しいモデルです。ここでは、外装デザインや内装デザイン、ユニットやボディサイズ、そして予想価格帯について詳しく見ていきましょう。
新型クラウンエステートの外装デザインの特徴
クラウンエステートの外装デザインは、ワゴンとSUVを融合し、洗練された大人の雰囲気とアクティブな印象を巧みに調和させているのが特徴です。
フロントマスクは、クラウンシリーズの象徴的なデザインを継承しつつ、SUVらしい力強さを表現しています。サイドビューは、流麗なルーフラインと高めのウエストラインが印象的です。
リアデザインは、大型テールゲートと広々としたリアガラスが特徴的で、21インチの大径タイヤがSUVとしての力強さと高級感を強調しています。
新型クラウンエステートの内装デザインの特徴
クラウンエステートの内装は、洗練された大人の雰囲気と機能性を両立させています。広々としたキャビンには、高級感あふれる素材と丁寧な仕上げが施され、乗る人を上質な空間で包み込むでしょう。
ダッシュボードは、水平基調のデザインを採用し、視認性と操作性を高めています。センターコンソールには大型ディスプレイを配置し、最新のインフォテインメントシステムを搭載しているのもポイントです。
後席はフルフラットデッキを実現し、広大な荷室空間を確保しています。アクティブなライフスタイルに対応する、高い実用性が期待できるでしょう。
シートは快適な座り心地を実現する設計で、インテリアカラーはモノトーンを基調としつつ、アクセントカラーを効果的に使用しています。
新型クラウンエステートのユニットやボディサイズ、定員
クラウンエステートは、HEVとPHEVの2種類のユニットを搭載し、いずれも4WDシステムを採用しているのが特徴です。
全長4,930mm・全幅1,880mm・全高1,620mmというボディサイズと、2,850mmのホイールベースからは、ゆとりある室内空間であることがうかがえます。定員は5名で、21インチの大径タイヤは安定した走行性能を実現するでしょう。
ただし、これらの数値は開発目標値であり、今後変更される可能性もあります。
新型クラウンエステートの予想価格帯と競合車種との比較
クラウンエステートの予想価格帯は、ハイブリッドモデルが620万円前後、プラグインハイブリッドモデルが760万円前後と見込まれています。
この価格設定は、同クラスの競合車種と比較すると、やや低めの位置付けとなるかもしれません。レクサスRXやBMW X5と比べると、クラウンエステートは価格面で優位性を持つ可能性があります。
トヨタブランドの信頼性や充実したアフターサービス、高いリセールバリューも強みとなるでしょう。プラグインハイブリッドモデルには、補助金が適用される可能性もあり、実質的な価格差が縮まる可能性もあります。
新型クラウンエステートの代替となる国産車5選
新型クラウンエステートの発売延期を受け、代替となる国産SUVを5車種紹介します。いずれも、クラウンエステートと同様に高級感や走行性能、安全性能を備えているモデルです。どのような国産車があるのか、詳しく見ていきましょう。
【新型クラウンエステート代替車 国産車編.1】トヨタ ハリアー
クラウンエステートの代替としておすすめの車種のひとつが、トヨタ ハリアーです。都市型SUVの先駆者として25年以上の歴史を持ち、洗練されたデザインと高い走行性能を兼ね備えています。
流麗なクーペフォルムと低く伸びやかなフードが特徴的で、優雅さと力強さを両立させた外観が魅力です。室内は上質な空間設計により、乗り込んだ瞬間から心地良さを感じられます。
パワートレインには、ガソリンやハイブリッド、PHEVモデルがあり、多様なニーズに対応しているのもポイントです。PHEVモデルは、システム最高出力306PS、EV走行距離93kmを実現しました。先進の安全機能「Toyota Safety Sense」も標準装備しています。
【新型クラウンエステート代替車 国産車編.2】マツダ CX-60
マツダ CX-60は、クラウンエステートの代替車種として魅力的な選択肢です。人間中心の設計思想に基づき開発され、ドライバーの運転体験を向上させる独自機能を備えています。
自動ドライビングポジションガイドは、最適な運転姿勢を自動調整し、「人馬一体」の感覚を実現する優れものです。新開発の直列6気筒エンジンや、PHEVなどの電動化技術も採用しています。
後輪駆動ベースの電子制御AWDシステムにより、高いトラクション性能と理想的なハンドリング特性を実現しているのもポイントです。安全面では、ドライバー異常時対応システム（DEA）を初採用し、事故回避や被害軽減をサポートします。
【新型クラウンエステート代替車 国産車編.3】日産 エクストレイル
日産エクストレイルも、クラウンエステートの代替車種としておすすめです。タフさと洗練さを融合した新デザインを採用し、力強さと美しさを兼ね備えています。
室内は静寂性と上質な仕立てにこだわり、心地良さと安心感を提供するでしょう。走行性能では、電気自動車ならではの力強さを発揮する「e-4ORCE」を搭載し、新しい4WDの走りを実現しています。
「360°セーフティアシスト」と「プロパイロット」を搭載し、安全性能にも抜かりはありません。「NissanConnect」により、日々のドライブに新たな驚きをもたらします。
【新型クラウンエステート代替車 国産車編.4】ホンダ CR-V e:FCEV
ホンダ CR-V e:FCEVは、燃料電池と大容量バッテリーを組み合わせたプラグインパワーユニットを採用し、環境性能と走行性能を高次元で両立させています。
次世代型燃料電池「FCスタック」を搭載し、充填走行距離約621km、充電走行可能距離はWLTCモードで約61km/Lです。6.4kW200V電源で充電すれば、約2.5時間で充電が完了します。
Honda SENSINGを標準装備し、広々とした室内はファミリーユースにもぴったりです。CR-V e:FCEVは、次世代のモビリティとして、クリーンで快適な走りを提供する魅力的な選択肢といえます。
【新型クラウンエステート代替車 国産車編.5】スバル フォレスター
スバル フォレスターは、洗練された都会的なスタイルと力強い走行性能を兼ね備え、多様なニーズに応えます。
特別仕様車「Urban Selection」は洗練された外観で、室内は撥水ファブリックと合成皮革のシートを採用し、機能性と上質感を両立しているの魅力です。「STI Sport Black Interior Selection」は、スポーティーさと上質感を演出しています。
1.8L直噴ターボエンジンとAWDの組み合わせで、力強い走りを実現しているのもポイントです。安全性能も充実しており、「アイサイトセイフティプラス」を標準装備し、さまざまなシーンで安全運転をサポートします。
新型クラウンエステートの代替となる外車5選
次に、代替車として検討できる外車5選を紹介します。いずれも、高級感と走行性能を兼ね備え、外車ならではの特別感もあるSUVです。高級ブランドが誇る代表的なモデルを取り上げ、それぞれの特徴や魅力を解説していきます。
【新型クラウンエステート代替車 外車編.1】BMW X3
BMW X3は、優れたドライビング体験と、あらゆる地形に対応する走行性能が魅力です。インテリジェント4輪駆動システムBMW xDriveと、パワフルなBMWツインパワー・ターボ・エンジンがその走りを支えています。
エクステリアは、ワイドなスタンスとXシリーズ特有のデザインが印象的です。キドニー・グリルや垂直デザインのエア・インテーク、低く設定されたフルLEDヘッドライトがスポーティーな個性を演出しています。
インテリアでは、12.3インチのインフォメーション・ディスプレイとデジタル表示のメーター・パネルで構成されるBMWライブ・コックピットが特徴的です。走行性能と快適性を、高次元で両立させた車種といえるでしょう。
【新型クラウンエステート代替車 外車編.2】メルセデス・ベンツ GLC
メルセデス・ベンツ GLCは、洗練されたデザインと高級感あふれるインテリアが特徴的で、ドイツ車ならではの走行性能と快適性を兼ね備えています。
最新モデルでは、電動化技術を採用したマイルドハイブリッドシステムを搭載し、燃費性能と環境性能の向上を実現しました。
GLCの魅力は、都市での扱いやすさと長距離ドライブでの快適性のバランスにあります。SUVでありながら、セダンのような乗り心地と操縦性を実現し、日常使いから休日のレジャーまで幅広く対応できる汎用性の高さが特徴です。
【新型クラウンエステート代替車 外車編.3】アウディ Q5
アウディ Q5は、クラウンエステートの代替車種として注目を集める洗練されたプレミアムSUVです。都会的なスタイルと自然の中での走破性を両立させ、幅広いシーンで活躍します。
エクステリアは、シングルフレームグリルとシャープなLEDヘッドライトが特徴的で、精悍な印象です。水平基調のデザインが流麗さと力強さを表現し、SUVらしい躍動感を演出しています。
インテリアは、ドライバー中心の設計で、高品質な素材と先進テクノロジーが融合しているのが魅力です。12.3インチのフルデジタルディスプレイをはじめ、さまざまな機能を備えたバーチャルコックピットプラスが、必要な情報を柔軟に表示します。
【新型クラウンエステート代替車 外車編.4】ボルボ XC60
ボルボ XC60は、北欧の洗練されたSUVです。安全性と快適性を両立させ、スカンジナビアンデザインの美しさを体現しています。
インテリアは、上質な素材と洗練されたデザインが特徴的で、電動パノラマ・ガラス・サンルーフによる開放感が魅力です。走行性能面では、電子制御式4輪エアサスペンションとドライビングモード選択式シャシーにより、状況に応じた最適な走りを実現します。
安全性能も高く、先進安全・運転支援機能が充実しているのも利点です。さらに、Googleマップやアシスタントを搭載し、快適で便利なドライビング体験を提供します。エアピュリファイヤーによる、車内環境への配慮も特筆すべき点です。
【新型クラウンエステート代替車 外車編.5】ジャガー F-PACE
ジャガー F-PACEは、ジャガー初のSUVとして登場し、スポーツカーのDNAを受け継ぎながら、SUVとしての機能性も高めた個性的な一台です。
外観は力強いプロポーションと印象的なシルエットが特徴的で、「F-TYPE」のデザイン要素を随所に取り入れています。
走行性能面では、約4.3秒で時速100kmに達する圧倒的な加速力を誇り、8速オートマチックトランスミッションが滑らかで素早いギアチェンジを実現するでしょう。また、先進のインフォテインメントシステムを搭載し、充実したドライブをサポートします。
新型クラウンエステートの代替車選びのポイント
新型クラウンエステートの発売延期を受け、代替車を検討する際には、いくつかの重要なポイントがあります。予算と維持費、家族構成に合わせた車内空間、燃費と走行性能のバランス、そして安全性能と先進技術の重要性です。
これらの要素を総合的に考慮することで、クラウンエステートに匹敵する魅力的なSUVを見つけられるでしょう。
【新型クラウンエステートの代替車選び.1】予算と維持費を考慮
SUVは、一般的に維持費が高くなりがちですが、適切な選択で抑えることも可能です。コンパクトなSUVを選べば、自動車税種別割や重量税を節約でき、ハイブリッドモデルで燃費性能を向上させられます。
また、保険料や車検費用も考慮が必要で、SUVの車検費用は通常8万円~15万円程度が目安です。駐車場代も忘れずに計算し、自宅や勤務先の駐車場サイズを確認しましょう。
メンテナンス費用を抑えるには、定期的なセルフチェックが効果的です。オイル交換やタイヤの空気圧確認など、簡単な作業を自身で行うことで車の状態を良好に保ち、燃費向上や故障防止にもつなげられます。
【新型クラウンエステートの代替車選び.2】家族構成に合わせた車内空間
乗車人数と荷物量を考慮し、家族構成に合ったサイズを選びましょう。4人家族なら5人乗りSUVで十分ですが、将来的な成長を考えると7人乗りモデルも検討する価値があります。
荷物スペースも重要で、子育て世代やアウトドア好きな家族には、広いラゲッジスペースが必要です。シートアレンジの多様性も確認し、3列目シートを倒してスペースを拡張できるモデルや、2列目シートがスライド可能な車種を選ぶとよいでしょう。
日常の使いやすさも考慮し、車体サイズと運転のしやすさのバランスを取ることが大切です。試乗で、実際の使用感を確かめることをおすすめします。
【新型クラウンエステートの代替車選び.3】燃費と走行性能のバランス
燃費と走行性能のバランスは、SUV選びの重要なポイントです。近年のSUVは、ハイブリッドシステムの採用や車体の軽量化により、燃費性能が大幅に向上しています。
WLTCモード値をチェックし、自身の使用環境に適したエンジンタイプを選択しましょう。街乗りが主な用途なら2WD車、アウトドアでの使用頻度が高いなら4WD車が適しています。
最新のSUVモデルは、エンジンの小型化とターボチャージャーの組み合わせにより、パワフルな走りと低燃費を両立しているものも少なくありません。
電動化技術の進歩により、プラグインハイブリッド車や電気自動車のSUVも、選択肢に入れられるようになりました。
【新型クラウンエステートの代替車選び.4】安全性能と先進技術の重要性
最新のSUVモデルには、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報システムなど、高度な安全機能が標準装備されているケースがほとんどです。
また、アダプティブクルーズコントロールや自動駐車システムなどの運転支援システムは、長距離ドライブや都市部での運転をより快適にします。スマートフォン連携機能や、AI搭載のインフォテインメントシステムも充実しており、利便性が高いでしょう。
安全性能と先進技術は、車両価格に反映されますが、長期的には事故防止や快適性向上による価値が大きいといえます。これらの機能の有無と性能を、十分に比較検討することが重要です。
まとめ
クラウンエステートは、トヨタの上級SUVとして期待されていましたが、発売が延期となりました。
代替候補として、国産車ではハリアーやCX-60、輸入車ではBMW X3やメルセデス・ベンツ GLCなどが挙げられます。いずれも、独自の魅力を持つ人気のモデルばかりです。
車選びの際は、予算や家族構成、燃費・安全性能などを考慮しましょう。新型クラウンエステートの発売を待つか、他の候補を選択するか、十分に比較検討することをおすすめします。
【この記事の執筆者】
鈴木祐貴
車と音楽、旅と猫を愛するライター。多様なWebメディアの編集・ディレクション経験を重ね、2018年よりフリーランスとなる。
現在もさまざまなジャンルの編集をする傍ら、車関連のオウンドメディアや車の税金に関するコンテンツなどの編集経験を生かし、ライターとして車の魅力・おもしろさも発信中。
バックパックひとつでふらりと旅に出るのが好きだが、いずれはキャンピングカーで気ままに世界中をロードトリップしようと思っている。
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