2代目CX-5の乗り心地とは?大幅改良後の特徴を解説
マツダ CX-5は、乗り心地に優れるクロスオーバーSUVです。燃費性能と走行性能の両立を目指したCX-5は現在2代目が販売されており、2021年に大幅な改良が行われました。では、2代目CX-5はどのような乗り心地なのでしょうか。
この記事では、2代目CX-5の走行性能や室内空間を紹介します。グレードごとの特徴も紹介しますので、CX-5の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・現行CX-5は2代目。2021年の大幅改良でサスペンションやシートの機能が進化している。
・CX-5はマツダ独自の車両構造技術や高性能なエンジンによって優れた乗り心地を実現している。
・CX-5は上質で機能的なインテリアも魅力。デザインやシート素材はモデルによって異なる。
2代目CX-5は乗り心地が改善されている
CX-5は、誕生から現在に至るまでにフルモデルチェンジや改良が行われました。そのたびに乗り心地も改善されています。ここでは、初代および2代目の誕生時、直近の大幅改良後のCX-5がどのような車になったのかを確認しましょう。
CX-5は2012年に登場したクロスオーバーSUV
CX-5は2012年に誕生しました。マツダのグローバル戦略車として、世界中で成長を続けるクロスオーバーSUV市場に投入しています。
CX-5は初めてSKYACTIV技術をエンジンやトランスミッション、ボディ、シャシーの全てに採用し、気持ちの良い走りと優れた燃費性能を両立させました。パワートレインは、クリーンディーゼルエンジンとガソリンエンジンの2種類です。
また、マツダのデザインテーマ「魂動」を初めて全面的に採用したモデルでもあります。獲物に飛びかかるチーターをイメージした、生命力と躍動感溢れるエクステリアデザインです。インテリアはSUVらしい力強いデザインとなっています。
2017年に2代目が発売開始
現行モデルの2代目CX-5が登場したのは2017年です。「全てのお客さまを笑顔にするSUV」をテーマに、デザインと技術に磨きをかけています。
デザインは、コンセプトの「魂動」を高い次元へと昇華させました。より洗練された力強い外観となっています。ボディカラーには質感がより引き立つ発色の「ソウルレッドクリスタルメタリック」を初めて採用しました。
技術面では、車両運動制御技術「スカイアクティブ ビークル ダイナミクス」の第1弾として「G-ベクタリング コントロール」を搭載し、乗り心地を向上させています。
2021年に大幅改良が行われた
2代目CX-5は、2021年に大幅改良が行われました。フロントエンド、リアエンドを中心に最新の魂動デザインを取り入れたことで、洗練された塊感にSUVらしい力強さが加わっています。
ボディカラーには、雄大な自然との調和を表現した新色「ジルコンサンドメタリック」が追加されました。
「スカイアクティブ ビークル アーキテクチャー」の考え方に基づき、サスペンション、シートの機能を進化させています。また、従来のドライブモードはNORMALとSPORTだけでしたが、新たにOFF-ROADモードを選択できるようになりました。
CX-5の乗り心地に関わる特徴とは?
2017年のフルモデルチェンジや2021年の大幅改良を経て、現行CX-5の乗り心地は向上しました。ここでは、CX-5の乗り心地に関わる特徴を紹介します。車両構造やエンジン、駆動システムの詳細を確認しましょう。
マツダ独自の車両構造技術を採用
現行CX-5は、人馬一体を目指したマツダ独自の車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」を採用しています。シートは形状とクッションのたわませ方を最適化し、ドライバーが自然にバランスが取れるS字着座姿勢を実現しました。
車体中央部分や車体・シートフレームの取り付け部分の剛性を強化することで、路面から入る振動を抑え運転負荷を軽減しています。また、フロントスプリング形状の最適化やダンパーの減衰の調整により、穏やかで安定した乗り心地を実現しました。
ガソリンエンジンとディーゼルエンジンを設定
現行CX-5は、2.0Lまたは2.5Lのガソリンエンジン、2.2Lのクリーンディーゼルエンジンを用意しています。
実用燃費と環境性能に優れる2.2L クリーンディーゼルエンジンは、ディーゼルならではの力強さとロングツーリングを快適に楽しめる静粛性を実現しました。高速道路への合流や追い越しなどのシーンで、パワフルな加速を発揮します。
ガソリンエンジンは軽快なパフォーマンスが魅力です。追い越しや発進時などで素早く加速します。2.5Lはゆとりある走りと静粛性、2.0Lは中低速トルクの力強さと実用燃費の高さに優れたエンジンです。
走行路面に合わせた3つのモード
CX-5の「マツダ インテリジェント ドライブ セレクト(Mi-Drive)」は、走行路面に合わせてNORMAL・SPORT・OFF-ROADといった3つのモードを選択できます。各モードの特徴は以下の通りです。
・NORMAL:日常走行に適したモード。燃費と走行性能のバランスに優れる。
・SPORT:郊外のワインディングロードや高速道路走行に適したモード。優れた応答性で積極的な走りができる。
・OFF-ROAD:オフロード走行に適したモード。未舗装路などの悪路走破性を高める。
4WD車にはオフロード・トラクション・アシストを採用
CX-5の4WD車に採用しているオフロード・トラクション・アシストは、トラクション・コントロール・システム(TCS)と協調することでタイヤの空転を抑制し、トラクション性能を最大限に引き出します。
登坂時はヒル・ローンチ・アシスト(HLA)と協調し、車両の後退を抑制することが可能です。ドライバーの意のままの走りを実現し、さまざまな悪路を走破できます。
PRCX-5の4WDモデルも豊富に取り揃え
25T エクスクルーシブモード

2020(R2)
純正ナビ レーダークルーズコントロール BOSEサウンドシステム ブラインドスポットモニター 禁煙車 全周囲カメラ ヘッドアップディスプレイ パワーバックドア ブラウンレザーシート ETC
XD エクスクルーシブモード

2020(R2)
4WD ディーゼル 純正ナビ 全周囲カメラ スマート・ブレーキ・サポート レーダークルーズ 禁煙車 パワーバックドア 本革シート シートエアコン パワーシート ドラレコ コーナーセンサー レーンキープ
XD Lパッケージ

2018(H30)
禁煙車 マツダコネクトナビ 全周囲カメラ パワーシート コーナーセンサー レーダークルーズコントロール パワーバックドア LEDヘッドライト 純正19インチアルミ 電子パーキング ETC
XD プロアクティブ

2020(R2)
純正ナビ 全周囲カメラ レーダークルーズコントロール ETC Bluetooth シートヒーター パワーバックドア LEDヘッドライト レーンキープアシスト スマートキー 革巻きステアリング
XD

2012(H24)
4WD 純正ナビ バックカメラ オートクルーズ 衝突軽減 HIDライト フォグ オートライト デュアルオートエアコン ステアリングスイッチ フルセグ ETC 純正17インチAW スマートキー
XD プロアクティブ

2017(H29)
4WD 純正ナビ 寒冷地仕様 ブラインドスポットモニター ヘッドアップディスプレイ レーダークルーズ バック・サイドカメラ 純正17インチAW Bluetooth フルセグ LEDヘッド 禁煙車
20S プロアクティブ

2022(R4)
4WD 禁煙車 10.25インチマツダコネクト 全周囲カメラ ブラインドスポットモニター レーダークルーズコントロール パワーバックドア シートヒーター メモリー機能付きパワーシート
25S プロアクティブ
DATE

2017(H29)
4WD フリップダウンモニター メーカーナビ バックカメラ フルセグTV Bluetooth接続 ステアリングヒーター 前席シートヒーター メモリ付きパワーシート 純正17インチAW LEDヘッド
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CX-5の室内空間の特徴を見てみよう
車の乗り心地は、走行性能だけでなく室内空間の快適さや機能性も大きく関係します。CX-5の室内空間は、どのような特徴があるのでしょうか。ここでは、CX-5のインテリアデザインやコックピット、ラゲッジルームの魅力を見てみましょう。
インテリアデザイン
CX-5の室内空間は、機能美と造形美を追求した大人のデザインです。レザーや合成皮革など、個性豊かなシートバリエーションがあります。いずれも美しい風合いや質感にこだわった上質な素材です。
人間工学に基づいたシート設計により、乗員の体幹をしっかりと支えます。運転席10ウェイパワーシートや運転席&助手席シートヒーター、運転席&助手席シートベンチレーションなど、快適機能も豊富です。
コックピット
CX-5は、誰もが安心して運転に集中できるコクピットを実現しました。足とペダルの動きが一致するオルガン式アクセルペダル、理想のペダルレイアウトにより、ドライバーの負担を軽減できます。
スピードメーターやセンターディスプレーなどの、各表示デバイスを最適に配分したシンプルな情報レイアウトも魅力です。センターディスプレーは360°ビュー・モニターの映像を表示するため、見えない部分の視界も確保できます。
ラゲッジルーム
CX-5のラゲッジルームは、ゴルフバッグ4つが入るほどの大容量を確保しています。上下段、前後を2分割できる機能的なラゲッジボードがあるため、効率的に荷物の積載が可能です。
フロア下にはサブトランクボックスも備えています。カーケア用品など、さまざまな小物の収納に便利です。
リアシートは4:2:4分割可倒式のため、さらにスペースを拡大できます。ハンズフリー機能付きパワーリフトゲートとフラットな開口部により、少ない負担で荷物を積めるでしょう。
CX-5は乗り心地の好みでモデルを選べる
CX-5は「Retro Sports Edition」「Sports Appearance」「Black Tone Edition」といった3つのモデルを展開しています。それぞれ内外装のデザインが異なるため、好みに合ったモデルを明確にすることが重要です。
シート素材も違うので、乗り心地に関わるポイントでもあります。ここでは、CX-5の各モデルの特徴を確認しましょう。
Retro Sports Edition
CX-5「Retro Sports Edition」は、レトロなカスタムカーのような特別仕様車です。エクステリアはブラックのパーツで引き締めた上質なデザインとなっています。
インテリアは、テラコッタ×ブラックを基調とした大人の趣味部屋のような空間です。シート素材は合成皮革をベースとして、センターにレガーヌ(スエード調人工皮革)が採用されました。
天井もブラックとすることで、洗練されたスポーティーさとレトロな上質さの両方を表現しています。
Sports Appearance
CX-5「Sports Appearance」は、ブラックの深い光沢でたくましさを際立たせたモデルです。縦基調ブロックメッシュのフロントグリルにより、スポーティーかつ上質な雰囲気も表現しています。
インテリアは、ブラックを基調にレッドのアクセントカラーを入れたデザインです。シートはレザー素材を採用しています。スポーティーな走りを求める人の心を刺激するモデルです。
Black Tone Edition
CX-5「Black Tone Edition」は、ブラックカラーで引き締まったエクステリアです。黒ずくめの世界観ではなく、ボディの色と形を際立たせてスポーティーな印象を与えています。
インテリアは、ブラックを基調にレッドの差し色を取り入れたデザインです。美しさの中に、強さと情熱を表現しています。シート素材は、合成皮革×グランリュクス(高密度設計とマイクロファイバーによるソフトで滑らかな質感の高級人工皮革)です。
まとめ
2代目CX-5は、マツダ独自の車両構造技術や駆動システム、高性能なエンジンにより、優れた乗り心地を実現しています。
上質で機能的なインテリアデザインも魅力です。コックピットは運転に集中できるレイアウトで、ラゲッジルームは十分な収納スペースが確保されています。ロングドライブも快適に過ごせるでしょう。
デザインの異なる3種類のモデルを展開しています。購入するときは自分に合ったものを選択し、理想のカーライフを実現しましょう。
【この記事の執筆者】
田村陽子
自動車ライター
熊本県在住。これまで、国産車・輸入車・軽自動車・普通車など、20種類以上の車に乗った経験を活かしてクルマ系メディアでの執筆活動を行っている。車両整備士や車好きの友達が多く、情報交換により日々知識を向上している。
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