タフトの燃費性能は高い?ライバル車との違いの比較もご紹介
タフトは、ダイハツが販売する軽クロスオーバーSUVです。走行性能や安全性能が高く、日常使いからレジャーシーンまで使える魅力がありますが、維持費に関係する燃費性能はどれほどなのでしょうか。
この記事では、タフトのカタログ燃費やライバル車との違い、燃費向上策を紹介します。最後まで読むことで、タフトの魅力が分かり、車選びに役立つでしょう。
※目次※
・タフトのカタログ燃費(WLTCモード)は、21.1km/L~21.4km/L。
・アイドリングストップシステムはあるものの、ハイブリッドシステムがないためライバル車のハスラーやスペーシアギアよりも燃費性能は低い。
・燃費向上を目指すのであれば、定期的なメンテナンスや走り方に気を付けよう。
タフトの燃費はどのくらい?
タフトはトールワゴンボディに、さまざまな部分にSUV要素を取り入れた軽クロスオーバーSUVです。高い走破性や安全性が魅力のタフトですが、燃費性能はどれほどなのでしょうか。ここでは、タフトの概要とカタログ燃費を紹介します。
タフトはダイハツの軽クロスオーバー
タフトは2020年6月に販売が開始された、タント、ロッキーに次ぐDNGA第3弾モデルです。DNGA新プラットフォームに加え、軽量高剛性ボディ「Dモノコック」を採用し、剛性アップを実現しています。市街地だけでなく、高速道路や山間部でも安定感のある走りが可能です。
全高1,630mmあるトールワゴンボディには、さまざまなSUVの要素が取り入れられています。エクステリアデザインは、SUVらしい力強さやタフさを感じられるものの、街中でもなじみやすいデザインです。走行性能だけでなく、安全性能にもこだわったタフトは、遠くまで出かけたくなる車といえます。
タフトのカタログ燃費
タフトには全4つのグレードがあり、それぞれ2WDと4WDの選択が可能です。どのグレードも同じエンジンを使用しているものの、ターボの有無や駆動方式などの違いから、燃費性能に差があります。以下は、グレード別カタログ燃費(WLTCモード)の一覧です。
グレード |
G・X |
Gターボ・Xターボ |
||
駆動方式 |
2WD |
4WD |
2WD |
4WD |
燃費(km/L) |
21.4 |
21.1 |
21.3 |
21.1 |
タフトの燃費は良い?ライバル車との違い
燃費の良さを評価するには、ライバル車との比較がおすすめです。タフトのライバル車には、スズキのハスラー、ジムニー、スペーシアギアがあります。いずれもタフトと同じ軽自動車で、SUVらしいアクティブな走りやデザインが魅力の車です。ここでは、各車種の特徴と燃費性能を紹介します。
ハスラーとの燃費を比較
ハスラーは「遊べる軽」をコンセプトに誕生した軽ハイトワゴンです。シートアレンジも多彩で、サーフボードなどの長尺物や大量の荷物も載せられます。荷室は水や汚れに強い素材を使っているため、手入れも簡単です。
全グレードにハイブリッドシステムを搭載していることから、タフトよりも燃費性能に優れています。燃費(WLTCモード)は、20.8km/L~25.0km/Lです。
(参考:『ハスラー(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ジムニーとの燃費を比較
ジムニーは、ラダーフレーム構造を採用した本格4WDです。コンパクトなボディサイズで取り回しやすいだけでなく、最低地上高が高くアプローチアングルが十分に確保されているため、悪路走破性にも優れています。
ジムニーの燃費(WLTCモード)は、14.3km/L~16.6km/Lです。タフトと同じく、アイドリングストップシステムはありますが、燃費性能はジムニーのほうが劣ります。
(参考:『ジムニー(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スペーシアギアとの燃費を比較
スペーシアギアは、アウトドアも楽しめる軽ハイトワゴンです。フロントフェイス、ルーフ、足回りなど各所にガンメタリック塗装を施し、SUVらしさを演出しています。シートは全席撥水加工仕様のため、水にぬれた荷物を積んでも気になりません。
また、タフトにはないマイルドハイブリッドシステムが標準装備され、モーターを使ったクリープ走行が可能です。燃費(WLTCモード)は、19.2km/L~21.2km/Lを発揮します。
(参考:『スペーシアギア(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
タフトの燃費を良くする方法は?
メーカーが発表するカタログ燃費は、国が決めた方法で測定した結果です。走行条件や乗り方によって、燃費は変化します。運転の方法次第で燃料の節約は可能です。どのような方法で燃費を良くできるのでしょうか。ここでは、燃費を良くする3つの方法を紹介します。
負荷の少ない運転を意識する
急発進時はアクセルペダルを大きく踏み込む分、多くの燃料を使用します。発進時は、クリープ現象を利用しながら、アクセルペダルをゆっくりと踏み込むことが大切です。走り始めたら急加速はせずに、一定速度で走行しましょう。
減速時も、急ブレーキをかけずにエンジンブレーキを利用したほうが燃費向上につながります。エンジンブレーキを利用すると、燃料がカットされるためです。
タイヤの空気圧を調整する
タイヤの空気圧が適正値より低い状態で走行すると、燃費悪化につながります。適正値より低いとタイヤがたわんで接地面積が増え、転がり抵抗が大きくなるためです。タイヤの変形量が通常よりも大きい分、エネルギーを余分に消費することから燃料を多く使用します。
車種やタイヤサイズにかかわらず、空気圧は少しずつ減るため、定期的なチェックが大切です。目視では分かりづらいことから、ガソリンスタンドや洗車場などにある、タイヤの空気圧チェックができる充填機を使いましょう。
車のメンテナンスを徹底する
エンジンオイル交換などの定期的なメンテナンスも大切です。エンジンオイルには、エンジン内部の金属部品の摩擦を軽減する役割があります。走行距離や月日の経過によって、エンジンオイルは劣化することから、定期的な交換が必要です。
劣化したエンジンオイルは、本来の性能を発揮できません。エンジンの回転抵抗が増し、燃料を多く使うため燃費が悪化します。メーカーが推奨する交換時期を目安に、オイル交換しましょう。
タフトは日常使いもレジャーシーンも活躍できる軽自動車
タフトの魅力は、燃費だけではありません。アクティブ志向層をターゲットに開発されたタフトは、エクステリアデザイン、室内空間の使い勝手、機能性などにもこだわった車です。ここでは、燃費性能を除く、タフトの特徴を紹介します。
SUVらしさのあるシンプルなエクステリア
タフトのエクステリアデザインは、タフさを感じるスクエアボディが特徴です。前後バンパーコーナーは黒部品化され、エクステリアデザインのアクセントカラーになっています。軽自動車とは思えないワイド感があるのが魅力です。
この他、FF軽自動車では珍しい15インチの大径タイヤを採用したことで、力強さが強調されています。よりワイルドなエクステリアデザインにしたい方、オリジナリティーを高めたい方は、パックオプションがおすすめです。
荷物を積み込みやすいラゲージスペース
タフトは、多彩なシートアレンジが可能です。左右のリアシートを前に倒すと、隙間のないフラットな荷室空間が生まれます。
フレキシブルボードを下げた「下段スタイル」、フレキシブルボードを立てる「立てかけスタイル」にすれば、キャリーケースなど背の高い荷物も安定して積載が可能です。シートバックとデッキボード表面は、汚れに強い加工が施されています。レジャー用品など汚れた荷物を積んでも、拭き取りやすいのが魅力です。
開放感のあるガラスルーフ
フロントシート頭上には、ガラスルーフ「スカイフィールトップ」が標準装備されています。開放感を味わえるだけでなく、月や星空、青空など頭上に広がる景色を楽しめるのが魅力です。
スカイフィールトップは景色を取り入れる目的で採用されたため、開閉機能はありません。ガラスは、フロントドアやフロントガラスに使用するスーパーUV&IRカットガラスが用いられています。紫外線対策だけでなく、赤外線による室内温度の上昇を防げるガラスです。
運転をサポートする電動パーキングブレーキ
電動パーキングブレーキとは、指先のスイッチ操作でパーキングブレーキを作動できる機能です。あらかじめ電動パーキングブレーキとシフトレバーの連動をONにすれば、シフトレバーをPレンジに入れた際、自動的にパーキングブレーキがかかります。
これまでのパーキングブレーキは、ドライバーが解除操作を行う必要がありました。電動パーキングブレーキは、アクセルペダルを踏むと自動的に解除されるしくみとなっているため、スムーズに発進できます。
スマートアシストの標準装備
スマートアシストとは、ダイハツの予防安全機能です。車に搭載されたステレオカメラが周囲の状況を認識し、運転をサポートします。
スマートアシストの機能は、衝突回避支援、認識支援、運転負荷軽減、駐車支援の4つです。衝突回避支援は、歩行者・自転車などを検知し自動的にブレーキをかける「衝突回避支援ブレーキ機能」や、誤発進抑制機能があります。認識支援は、先行車発進お知らせ機能、オートハイビームなどの機能です。
多くの安全機能が標準装備されています。安全性能の高さから、運転が苦手な方もさまざまな場所へ出かけたくなるでしょう。
まとめ
タフトは、グレードによって燃費が異なります。最も燃費に優れているグレードは、GとXの2WDモデルです。一般的に4WDは、2WDよりも燃費が低下する傾向にありますが、タフトの場合は駆動方式間で大きな差はありません。
燃費を良くしたいのであれば、急発進や急ブレーキは避ける、定期的なメンテナンスを行うなど使い方にも気を配ることが大切です。
タフトのように、日常使いからレジャーまで楽しめる車は他にもあります。ライバル車とも比べ、自分に最適な車を選びましょう。
【この記事の執筆者】
畠山達也
自動車Webライター
自動車免許のほか、一級自動車整備士、フォークリフト運転免許などを保有するライター。自動車メーカーや部品業界に携わった際の知識や経験を活かし、Webメディアを通して「車の楽しさ」を発信している。
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