ヴェゼルvsカローラクロス!快適性を左右するポイントを徹底比較
ヴェゼルとカローラクロスは、ファミリー向けSUVとして人気です。両モデルは似たようなサイズと価格帯ながら、それぞれに特徴があります。
燃費や維持費はどのように違い、また日々の買い物・旅行時の使いやすさは、どちらが優れているのでしょうか。この記事では、両モデルの性能や使い勝手を徹底比較し、家族のニーズに合った一台を見つけるためのポイントを、詳しく解説していきます。
※目次※
3.ヴェゼルとカローラクロスの荷室の使いやすさと収納力の比較
・サイズでは、ヴェゼルのほうがカローラクロスよりもコンパクトで、価格帯はほぼ同等である。
・ヴェゼルとカローラクロスはどちらも燃費性能に優れており、ハイブリッドシステムの採用で経済性に優れた走りを実現している。
・ヴェゼルはフラットな荷室とチップアップ機能で使い勝手が良く、カローラクロスは広大な荷室容量を確保している。
ヴェゼルとカローラクロスの基本スペック比較
ヴェゼルとカローラクロスは、家族向けSUVとして人気の2モデルです。両車種の基本スペックを詳しく比較することで、それぞれの特徴や違いが明確になります。ボディサイズや外観デザイン、エンジン性能など、多角的な視点から両モデルを比較していきましょう。
(参考:『ヴェゼル(ホンダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ヴェゼルとカローラクロスのボディサイズと外観デザイン
ヴェゼルは、全長4,340mm・全幅1,790mm・全高1,580mm~1,590mmとコンパクトなボディサイズながら、スポーティーでシャープな印象を与えるデザインを採用しています。
一方、カローラクロスのボディサイズは、全長4,490mm・全幅1,825mm・全高1,620mmです。SUVらしい力強さと、カローラシリーズの上質感を融合させた外観となっており、両者で異なる魅力を放っています。
特にカローラクロスのZグレードは、LEDヘッドランプやフォグランプ、ルーフレールが標準装備され、洗練された外観です。
両モデルとも、家族向けSUVとして十分な室内空間と使いやすさを実現しています。実用性とデザイン性のバランスが取れ、それぞれのブランドイメージを生かした個性的な外観デザインです。
ヴェゼルとカローラクロスのエンジン性能と燃費効率
ヴェゼルの「e:HEV」シリーズは、最高出力106PSを誇るエンジンと、最高出力131PSの電動モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載し、WLTCモードで最大26.0km/Lの優れた燃費性能を実現しています。
一方、カローラクロスの1.8Lハイブリッド車は、2WDモデルで26.4km/Lを達成し、わずかに燃費で上回るのが特徴です。カローラクロスのガソリン車は、16.6km/Lの燃費性能を発揮します。
家族での使用を考えると、両車種ともハイブリッドモデルの経済性が魅力的でしょう。EVドライブモードや複数の走行モードを備え、状況に応じた効率的な走りが可能です。
ヴェゼルとカローラクロスの価格帯と主要装備
ヴェゼルの「e:HEV」シリーズは288万8,600円~377万6,300円、カローラクロスのハイブリッド車は276万円~345万9,000円と、価格帯に大きな開きはありません。
両モデルともLEDヘッドランプやスマートエントリーシステムを標準装備し、先進の運転支援システムも充実しています。
ただ、カローラクロスのZグレードには、18インチアルミホイールや本革・ファブリックのコンビシート、12.3インチマルチインフォメーションディスプレイが含まれ、装備面でやや優位です。
ヴェゼルとカローラクロスの乗り心地と走行性能の比較
ヴェゼルとカローラクロスの乗り心地と走行性能について、実用的な観点から比較します。「市街地走行時の操作性や静粛性」「高速道路走行時の安定性と燃費」「サスペンション性能による乗り心地の違い」について、詳しく見ていきましょう。
(参考:『カローラクロス(トヨタ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ヴェゼルとカローラクロスの市街地走行時の操作性と静粛性
ヴェゼルは、コンパクトなボディサイズにより、狭い道路や駐車場でも優れた取り回し性を発揮します。遮音・防音材の配置を見直し、市街地走行時の静粛性にも配慮した快適な室内空間が魅力です。
カローラクロスは、やや大きめのボディサイズながら、良好な視界と電動パワーステアリングにより操作性に優れています。日常使用における操作性は、両モデルとも十分な水準にありますが、小回りの利く使い勝手ではヴェゼルがやや優位といえるでしょう。
ヴェゼルとカローラクロスの高速道路走行時の安定性と燃費効率
ヴェゼルのe:HEVシステムは、高速巡航時にエンジンと車輪を直結させることで、優れた燃費性能を発揮します。リアルタイムAWDシステムにより、路面状況に応じた最適な駆動力配分を実現しているのが特徴です。
カローラクロスは、TNGAプラットフォームによる低重心設計と高剛性ボディにより、高速走行時の安定性が確保されています。特にハイブリッドモデルは、優れた燃費性能を発揮し、長距離ドライブでの経済性に大きく貢献するでしょう。
両車種とも、高速道路での走行安定性と燃費効率のバランスが取れており、家族での旅行やレジャーにも活用できる性能を備えています。
ヴェゼルとカローラクロスのサスペンション性能と乗り心地の違い
ヴェゼルは、新型モデルで静粛性とサスペンション性能が向上し、路面の細かな凹凸をスムーズに吸収する特性を持ちます。電動パワーステアリングも最適化され、上質で楽しい操作性を実現しているのが強みです。
カローラクロスも、最適化されたフロント&リヤサスペンションにより、安定感のある乗り心地を提供します。長時間のドライブでも疲れにくい特性は、家族での使用を考慮した設計といえるでしょう。
両モデルとも、快適性と安定性のバランスが取れており、実際の使用感は試乗で体感するのがおすすめです。
ヴェゼルとカローラクロスの荷室の使いやすさと収納力の比較
家族向けSUVを選ぶ上で、荷室の使いやすさと収納力は重要なポイントです。ヴェゼルとカローラクロスは、それぞれ特徴的な荷室設計と収納システムを採用しています。両モデルの荷室容量や形状、シートアレンジの多様性などについて、詳しく見ていきましょう。
ヴェゼルとカローラクロスの荷室容量と形状
ヴェゼルはセンタータンクレイアウトにより、フラットで使いやすい荷室スペースを確保しています。後席のチップアップ&ダイブダウン機構により、背の高い荷物にも柔軟に対応可能です。
一方のカローラクロスは、最大487Lという広大な荷室容量を誇り、クラス屈指の収納力を実現しています。オプションのラゲージアクティブボックスで、さらなる収納力を発揮するでしょう。
ヴェゼルとカローラクロスのシートアレンジの多様性と使い勝手
両モデルとも6:4分割可倒式リヤシートを採用し、乗車人数や荷物の大きさに応じて柔軟なアレンジが可能です。リヤシートの片側を前倒しすれば長尺物の積載ができ、両側を前に倒せば大人が寝転べるほどの広さになります。
快適性も重視されており、両モデルとも前席・後席にUSBポートがあり、オプションでパノラマルーフも追加可能です。グレードによっては、ハンズフリーバックドア機能を備えており、荷物の出し入れもスムーズに行えます。
ヴェゼルとカローラクロスの日常的な荷物積載シーンでの使いやすさ
ヴェゼルはフラットな荷室空間と後席チップアップ機能により、さまざまな形状・背の高い荷物にも対応可能です。
カローラクロスは、圧倒的な荷室容量と低い開口部設計により、買い物や旅行時の大量の荷物をストレスなく積載できます。オプションのラゲージアクティブボックスは、ぬれた荷物の収納にも便利で、実用性をより高めているといえるでしょう。
両車種とも、ハンズフリーバックドア機能が付いたグレードを選べば、子どもを抱えた状態で手がふさがっているときでも、荷物の積み下ろしが楽になります。
日常的な使用シーンを想定した実用的な設計と装備により、家族での使用にも十分な機能性を備えているといえるでしょう。
ヴェゼルとカローラクロスの安全性能と環境性能の比較
家族の安全と環境への配慮は、SUV選びの重要なポイントです。ヴェゼルとカローラクロスは、最新の安全技術と環境性能を備え、家族のニーズに応える車両として注目されています。
最後に、両モデルの安全装備や環境性能、長期保有を見据えた維持費について、詳しく見ていきましょう。
ヴェゼルとカローラクロスの最新の安全装備と運転支援システムの違い
ヴェゼルの「Honda SENSING」は、ミリ波レーダーと単眼カメラを活用し、周囲の状況を把握する高度な安全システムを搭載しています。一方、カローラクロスの「Toyota Safety Sense」も同様のセンサー技術により、優れた安全性能を発揮するでしょう。
両車種とも、歩行者検知機能や追突防止支援、アダプティブクルーズコントロールを標準装備し、日常的な運転をサポートします。また、駐車支援システムや360度カメラなども、スムーズな駐車を支援する便利な機能です。
ヴェゼルとカローラクロスの環境性能と電動化への対応状況
ヴェゼルは、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」により、WLTCモードで26.0km/Lという優れた燃費性能を実現しています。カローラクロスは、1.8Lハイブリッドシステムを搭載し、モーター出力の向上とスムーズな加速を両立させました。
両モデルとも2030年度燃費基準を達成しており、厳しい排出ガス規制もクリアしています。特にカローラクロスは、EVドライブモードや先読みエコドライブ機能を備え、きめ細かな環境配慮を実現しました。
将来的な維持費や環境負荷を考慮すると、どちらも魅力的な選択肢として評価できます。家族での使用においても、これらの環境性能は重要なポイントとなるでしょう。
ヴェゼルとカローラクロスの長期保有を見据えた維持費の比較
両モデルとも高品質な製造工程により、優れた耐久性を実現しています。メンテナンスの際も、国内メーカーならではの充実したサービスネットワークを活用でき、部品の入手性が高いのもメリットです。
また、ハイブリッドシステムの採用により、優れた燃費性能と将来的な環境規制への対応も期待できるでしょう。長期保有を見据えた場合、両モデルとも経済性と環境性能のバランスが取れており、家族での使用に適した選択肢といえます。
まとめ
ヴェゼルとカローラクロスは、いずれも人気の小型SUVです。両車種はボディサイズや外観、エンジン性能などにおいて、異なる特徴を持ちます。乗り心地と走行性能では、それぞれの車両特性が現れるでしょう。
両車種とも、荷室の広さと使いやすさは、実用性を重視する家族向けSUVとして申し分ありません。また、安全性能や環境性能の違いも、購入を検討する上で考慮すべき点です。両車種の特徴を総合的に比較することで、自身のニーズに合った選択ができるでしょう。
▼ライタープロフィール
鈴木祐貴
車と音楽、旅と猫を愛するライター。多様なWebメディアの編集・ディレクション経験を重ね、2018年よりフリーランスとなる。
現在もさまざまなジャンルの編集をする傍ら、車関連のオウンドメディアや車の税金に関するコンテンツなどの編集経験を生かし、ライターとして車の魅力・おもしろさも発信中。
バックパックひとつでふらりと旅に出るのが好きだが、いずれはキャンピングカーで気ままに世界中をロードトリップしようと思っている。
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