ヤリスクロス搭載の安全装備とは?充実した装備や魅力をご紹介
トヨタは2020年8月に、ヤリスシリーズのSUV版であるヤリスクロスを発売開始しました。ヤリスらしい軽快な走り・低燃費・先進の安全装備が魅力のコンパクトSUVです。トヨタ独自の最新予防安全パッケージは、安全・安心がさらに進化したと高く評価されています。
トヨタの安全装備にはどのような特徴があるのでしょうか。この記事では、ヤリスクロス搭載の安全装備に焦点を合わせて詳しく解説します。車選びのポイントとして押さえておきましょう。
※目次※
1.安全装備「Toyota Safety Sense」が搭載されたヤリスクロス
・2020年登場のヤリスクロスにはトヨタの先進予防安全装備「Toyota Safety Sense」が搭載されている
・ヤリスクロスの代表的な安全装備には、視界面/予防面/駐車支援面での機能がある
・優れた燃費性能や大容量の荷室スペースが魅力のヤリスクロスをネクステージでお得に購入しよう
安全装備「Toyota Safety Sense」が搭載されたヤリスクロス
2020年8月にヤリスシリーズに仲間入りしたヤリスクロスは、個性を大切にしたい人を魅了している都市型コンパクトSUVです。利便性・快適性が魅力のヤリスクロスには、安心して走りを楽しめる安全装備が搭載されています。
ヤリスクロスの安全装備は、どのような内容でしょうか。ヤリスクロスの特徴とともに解説します。
2020年に発売されたヤリスシリーズのコンパクトSUV
ヤリスクロスは、コンパクトSUVの既成概念を一新すべく、トヨタが満を持して開発したモデルです。2020年8月デビュー以来、ドライバーの個性やライフスタイルを彩る都会的で洗練されたSUVとして注目されています。
ヤリスシリーズの軽快な走りや燃費性能の良さを受け継ぎつつ、SUVならではの力強いイメージを表現したモデルです。TNGAプラットフォームを採用し、荷室空間の広さやユーティリティー性能の高さを追求しています。
日常使いで活躍するコンパクトサイズのヤリスクロスは、アクティブライフをサポートするトヨタのこだわりが詰まった車です。
安心と便利を目指した先進機能が備わっている
ヤリスクロスには、他のトヨタ車同様、トヨタの最新予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」をはじめとする先進安全装備が多数搭載されています。
「Toyota Safety Sense」とは、ドライバーのミスをカバーして事故を未然に防ぐのに役立つ機能です。運転が得意な方・苦手な方にかかわらず、ドライブを楽しめるような快適かつ便利な先進安全装備となっているため、運転ストレスの軽減が期待できます。
ただし、2020年8月~2022年8月まで発売されていたX”Bパッケージ”には「Toyota Safety Sense」が搭載されていません。中古車を購入する際は注意しましょう。
ヤリスクロスに搭載された安全装備とは
ヤリスクロスの先進安全装備は、ヤリスシリーズの良さをオマージュし、さらに進化した便利な機能が特徴です。では、具体的にはどのような装備内容なのでしょうか。
ヤリスクロスに搭載している安全装備は、大きく分けて視界面・予防安全・駐車支援の3つに分けられます。ひとつずつ詳しく調べてみましょう。
視界の安全装備
ヤリスクロスは、視界性の向上に役立つ安全装備が豊富です。例えば、防眩インナーミラー・UVカット機能付ウインドシールドグリーンガラス・フロントドアグリーンガラスなどが全グレードに標準装備されています。
GRスポーツおよびZグレードには、フルLEDヘッドランプやLEDクリアランスランプ、LEDデイタイムランニングランプなどが標準装備されています。一方、XおよびGグレードではメーカーオプションです。
LEDランプにより、消費電力の低減に寄与する他、周囲の車両からの視認性が向上します。また、乗降時には、おむかえ照明とヘッドランプが一時点灯するため安全です。
予防安全装備
ヤリスクロスに搭載されている「Toyota Safety Sense」に含まれている機能には、プリクラッシュセーフティ・レーントレーシングアシスト・レーダークルーズコントロール・オートマチックハイビーム・ロードサインアシストがあります。
事故を未然に防ぐのに役立つ安全装備です。例えば、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)は、先行車に追従して走行する際に車速に応じて支援してくれます。その際、同一車線内の中央を走行するよう操舵支援を行うのがレーントレーシングアシストです。
アダプティブハイビームシステム(AHS)は、Zグレードのみメーカーオプション設定できます。
駐車支援の安全装備
ヤリス同様、ヤリスクロスにも駐車支援に役立つ安全装備を設定しています。バックガイドモニターは、Xグレード以外標準装備です。
トヨタチームメイト(アドバンストパーク/パノラミックビューモニター付)をトヨタSUV初としてメーカーオプション設定しています。ステアリング・アクセル・ブレーキを制御してくれる高度運転支援装備です。
カメラと超音波センサーにより周辺を監視して障害物などを検知した場合、警報とブレーキ制御でぶつかるのを防いでくれます。案内に従ったシフト操作のみで駐車してくれる他、事前に駐車位置を登録しておけば白線のない駐車場でも使用可能です。
安全装備が充実したヤリスクロスはアクティブに使える
ヤリスクロスの魅力は、安全装備だけではありません。SUVらしいパワフルでアクティブな動きができるように設計されています。車に乗るのが楽しみになる要素が満載です。
代表的な3つのポイントを解説します。生活環境・用途・希望条件と照らし合わせてチェックしてみましょう。
4WDのハイブリッドモデルがある
ヤリスクロスは、ガソリン・ハイブリッドの両モデルに4WDシステムを採用しています。路面状況に左右されずに、アクティブな走りを楽しむことが可能です。
ハイブリッドモデルに搭載しているE-Four(電気式4WD)は、雪道でも安心して走れます。トヨタのコンパクトSUVで初めて設定されました。SUVのハイブリッドモデルに4WD設定があるのは全体的に少ない傾向のため、さまざまな路面状況を楽しみたい人におすすめです。
燃費性能が高い
優れた燃費性能もヤリスクロスの魅力です。ガソリンモデルは、低回転域からの軽快で力強い走りと低燃費を両立しており、WLTCモードの燃費は17.4km/L~20.2km/Lとなっています。
ハイブリッドモデルは、コンパクトSUVクラスでは世界トップレベルの低燃費を実現しており、X/2WDグレードの燃費はWLTCモードで30.8km/Lです。走りに特化したGRスポーツでも25.0km/Lを記録しています。
荷室容量が大きい
ヤリスクロスは、コンパクトサイズながらも収納力に優れています。荷室容量は390Lで、クラストップレベルです。荷物の出し入れをしやすいよう開口幅にゆとりを持たせて設計されています。
荷室幅1,400mm・荷室長820mm・荷室高732mm~850mmで、アイデア次第でさまざまな荷物を積載可能です。アウトドアやキャンプだけでなく、ショッピングや旅行時にも重宝します。
ヤリスクロスの新車価格と中古車価格相場は?
充実した安全装備をはじめ、魅力あふれるコンパクトSUVのヤリスクロスは、デビュー以来幅広い層の人から支持されています。どのくらいの予算で購入できるのでしょうか。
新車価格と中古車相場価格を調べてみましょう。中古車相場は、ネクステージにおける価格です。
ヤリスクロスの新車価格
ヤリスクロスの新車価格は、動力性能や安全装備内容などを考慮するとコストパフォーマンスに優れているという意見が聞かれます。一番高い価格のハイブリッド4WDでも300万円を切る価格設定です。
パワートレイン |
駆動方式 |
新車価格 |
ガソリンモデル |
2WD |
189万6,000円~236万7,000円 |
4WD |
212万7,000円~256万2,000円 |
|
ハイブリッドモデル |
2WD |
228万4,000円~275万円 |
4WD |
251万5,000円~293万6,000円 |
(2023年8月時点の情報です)
ヤリスクロスの中古車価格相場
デビューからさほど年月が経っていないものの、中古車市場への流通台数が豊富な点がヤリスクロスの特徴です。また、下記表でお気づきのように新車価格とさほど大きな差がありません。搭載オプション内容をチェックしてみましょう。
パワートレイン |
駆動方式 |
中古車相場 |
ガソリンモデル |
2WD |
174万9,000円~279万9,000円 |
4WD |
199万8,000円~249万9,000円 |
|
ハイブリッドモデル |
2WD |
224万9,000円~309万9,000円 |
4WD |
258万9,000円~299万9,000円 |
(2023年8月時点の情報です)
(参考:『ヤリスクロス(トヨタ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ネクステージでヤリスクロスの中古車を探してみよう
リーズナブルな価格設定のヤリスクロスですが、希望するオプションを追加していくと購入費用の合計が高額になる可能性があります。予算内に抑えるためにオプション追加を諦めざるを得ないと感じている人も少なくありません。
中古車であれば予算内で希望オプション搭載モデルが見つかる場合がありますので、全国展開しているネクステージの在庫から探してみましょう。
価格調査によるプライス設定
ネクステージでは、専任の熟練バイヤーが毎日他社の価格を徹底調査しています。どこにも負けないプライス設定を目指した、職人技ともいえるこだわり仕入れです。
販売されている車両は品質にこだわりながら取りそろえられているため、購入時にできれば避けたい修復歴車や水害車などのトラブルリスクが高い車両は事前に排除が行われています。
満足度を高めるサービスの実施
中古車購入の不安点は、車両状態がどのようなものか分からないことではないでしょうか。ネクステージでは、後から残念な思いをせずにすむように車両のキズひとつまで丁寧に説明しています。
全車で車両状態票を開示しており、誰でも購入前に車両状態がよく分かるようにしているため、気になるところまで確認しながら購入するかを検討できる仕組みです。
まとめ
日常使いにちょうどいいサイズかつアクティブで力強い印象のヤリスクロスは、洗練されたスタイリングが魅力です。優れた燃費性能や高い収納力だけでなく、充実した安全装備を搭載していることも高い人気の理由となっています。
登場後まだ年月が経過していないため、新車価格と中古車相場の価格差は大きくありません。ただし、中古車では搭載オプション内容が充実しているケースが多くあります。在庫が豊富なネクステージで比較検討してみてください。
【この記事の執筆者】
田村陽子
自動車ライター
熊本県在住。これまで、国産車・輸入車・軽自動車・普通車など、20種類以上の車に乗った経験を活かしてクルマ系メディアでの執筆活動を行っている。車両整備士や車好きの友達が多く、情報交換により日々知識を向上している。