マツダ CX-8の2022年のマイナーチェンジ内容や中古車相場をチェックしよう
2017年に登場したCX-8は、マツダの魂動デザインをまとったスタイリッシュなクロスオーバーSUVです。3列シート仕様で最大乗車人数は7名、余裕を感じられる快適な走りや快適性が主な魅力です。
2022年11月には大幅な商品改良が実施され、多方面で進化しました。具体的な内容とはどのようなものでしょうか。主な改良点を詳しく解説します。また、中古車相場もチェックしてみましょう。
※目次※
・マツダは年次改良に力を入れており、多様化しているニーズに応えている
・2022年11月にマイナーチェンジが実施されたCX-8は、デザイン、走行性能、安全性能など多方面で進化を遂げた
・CX-8は2023年12月に生産台数に達した時点で販売終了が予定されている
マツダが行う車のマイナーチェンジとは?
車は、発売された後でも改良を繰り返しています。フルモデルチェンジやマイナーチェンジは耳にする機会はあっても、年次改良という言葉に聞きなじみがない方もいるのではないでしょうか。マイナーチェンジや年次改良の概要を押さえておきましょう。
自動車メーカーで行われるマイナーチェンジとは?
一般的に、自動車メーカーでは一定期間ごとにデザインやシステムを見直します。大きな変更が行われるフルモデルチェンジ以外にも、小規模な仕様変更を行うマイナーチェンジや一部改良を施すことが一般的です。
マイナーチェンジや一部改良を行う期間や義務は、明確に定められているわけではありません。各自動車メーカーが必要に応じて実施し、車種によっては、1年に1回部分的な改良を施す年次改良も実施されています。
マツダは改良を毎年実施している
マツダは特に年次改良に力を入れており、毎年主要7車種の改良を行っています。現在マツダが扱っている車種の数は少なく、OEM車を除外すると7車種しかありません。車種の少なさを補うために1車種ごとのクオリティーを高めることに注力し、商品価値を高く維持することで大手に対抗するのがマツダの戦略です。
近年の車の進歩は目覚ましく、新技術が日進月歩で開発・投入されています。大規模なアップデートを待たずに新技術が反映されるのは、ユーザーにとってもうれしいことではないでしょうか。
CX-8は2023年で生産終了
マツダの年次改良は、主力商品のひとつであるCX-8でも行われています。2020年12月に、大規模な改良が実施されました。2020年の改良内容は下記の通りです。
●2020年の年次改良の内容
・新世代の「マツダコネクト」を採用
・エンジンの出力がアップ
・上級グレードの外観を変更
・パワーリフトゲートにハンズフリー機能を追加
・特別仕様車を追加
・センターディスプレイのサイズを10.25インチに拡大
その後、2022年11月にさらなる進化を目指し、大幅な商品改良が行われています。幅広い層のニーズを見据えたSUVとなりましたが、残念ながら2023年12月をもって生産終了する予定です。後継車の登場が期待されています。
2022年に行われたCX-8のマイナーチェンジ内容
年次改良の内容や時期は事前に発表されないため、随時チェックしていなければ情報は入ってきません。年次改良は、予想していない時期に実施されたり、思わぬ部分が改良されたりします。
2022年の年次改良では、どのような変化があったのでしょうか。2022年11月に実施されたマイナーチェンジの内容を紹介します。
上位グレードの追加
主な改良点のひとつは、「Sport Appearance」が追加設定されたことです。ボディ全体を光沢のあるブラック基調でまとめたスポーティーデザインのエクステリアは、上質感が漂い、大人のスポーツマインドを刺激します。
インテリアでは、レッドまたはブラックのスムースレザー仕様に、ライトグレーのステッチが施されたシートが印象的です。ハニカムシルバー・サテンクロームメッキ加飾のインパネも上質な雰囲気を醸し出しています。
特別仕様車の追加
他とはひと味異なる個性を表現したい人のニーズに応えるべく、特別仕様車「Grand Journey」が追加されました。専用のエクステリアデザインを身にまとい、AWDの駆動方式やオフロードモード設定があるMi-DRIVE機能など、家族でアウトドアに出かけたくなるモデルです。
さらに、特別仕様車「Exclusive Mode」は、上品さや美しさを求め、特別感を感じたい人のニーズに応えています。インテリアでは、キルティング模様のシートステッチや専用のヘアラインシルバー加飾のインパネなどの内装は、上品でラグジュアリー感満載です。
デザインの変更
2022年11月のマイナーチェンジの大きな変更点は、デザインの一新です。前後ランプ類、フロントおよびリアバンパー、フロントグリルなどが変更され、マツダがこだわる最新デザインとなりました。SUVの力強さに優雅なな美しさを合わせた、洗練された都会的なデザインです。
ボディカラーラインアップには、ロジウムホワイトプレミアムメタリックが追加されています。CX-60から導入した、独自の塗装技術である匠塗第3弾です。
乗り心地や走行性能の向上
マツダが掲げる「人馬一体」のコンセプトに基づき、ダイナミクス性能も進化しました。例えば「Mi-DRIVE」と呼ばれる走行モードをスイッチ操作ひとつで切り替えられる機能や、サスペンションチューニングなどです。
マツダ独自の車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」の考え方を採用し、車の揺れを軽減して運転疲労を感じさせない運動性能を目指しています。アクセルペダルの操作力やシートクッションやバネなど、細部に至るまでこだわった仕様です。
安全性能や利便性の向上
安全性能面では、衝突安全性能の確保だけでなく、事故を未然に防ぐ機能を装備しています。例えば、20分割防眩ハイビームのアダプティブLEDヘッドライトや、クルージング&トラフィックサポートなどです。
また、スマートフォンやタブレットの充電に活用できるUSB Type-C端子搭載のため、ロングドライブ時でもバッテリー切れの心配がありません。快適性・利便性が高まり、より安心してドライブを楽しめるようになりました。
マツダ CX-8ってどんな車?中古車価格もチェック
現在マツダはクロスオーバーSUVシリーズを幅広く展開していますが、その中でフラッグシップモデルとして君臨しているのがCX-8です。
マツダのSUVシリーズを支えるCX-8は、年次改良を重ねる度に乗りやすく、魅力的な車に進化してきました。ここでは、CX-8の特徴を4項目に分けて紹介します。
CX-9の国内向けモデルとして登場
CX-8は、北米向けに展開されているSUV「CX-9」の日本国内向けモデルとして登場しました。CX-9は全長5,000mmオーバーの大型モデルのため、コンパクトさや燃費性能を重視して日本向けに開発したのがCX-8です。
CX-9よりも小型化しているものの全長は4,900mmあり、広い車内空間を確保したラグジュアリーな車として人気を博しています。3列目シートを備えているのも特徴です。
大きくても優れた操縦性
大型車は扱いにくさが気になるという方もいるかもしれませんが、CX-8は操縦性も優れています。細い路地や山道でも取り回しが容易なため、道が狭く入り組んでいる日本の道路でも運転しやすい仕様です。
マツダはハンドリング性能にこだわっていることから、車体が大きくてもデメリットを感じさせません。大型車の運転が苦手という方でもスムーズに操縦できる、一体感のある走りが魅力です。
グレード展開が豊富
現行モデルCX-8は、NAガソリン、ターボガソリン、ディーゼル3種類のエンジンタイプがあり、グレード展開は特別仕様車を含め全14種類です。
ベースグレードは25SとXDで、7人乗り、ベンチタイプのセカンドシート仕様、17インチアルミホイールなどの特徴があります。25SとXDの共通グレードは、安全装備が充実しているSmart Edition、スポーティーな雰囲気に仕上げたSports Appearanceと特別仕様車Grand Journeyです。
特別仕様車Grand Journeyは、ガンメタリック仕様のフロントマスクや3つの走行モード搭載など、アウトドア志向の心をくすぐる仕様です。
全エンジンタイプの共通グレードは、ブラック基調のBlack Tone Editionと最上級グレードで高級感漂うExclusive Modeです。CX-8の基本スペックは下記表を参照してください。
全長×全幅×全高 |
4,295 mm×1,845 mm×1,730 mm |
エンジンタイプ |
・SKYACTIV-G 2.5(NAガソリン) ・SKYACTIV-G 2.5T(ターボガソリン) ・SKYACTIV-D 2.2(ディーゼル) |
車両重量 |
1,730 kg ~1,930 kg |
乗車人数 |
6名~7名 |
燃費(WLTCモード) |
11.6 km/L ~15.8 km/L |
CX8の中古車相場
新車にこだわらないのであれば、お得に購入できる中古車も検討しましょう。しかし、マツダ CX-8に限らず人気が高い車は中古車でも価格が高騰する傾向にあります。購入の際に慌てずに済むよう、中古車の価格相場は小まめにチェックしましょう。
下記表は、2023年10月現在のネクステージにおける税込み価格の相場です。
|
価格相場(税込み) |
ガソリン車 |
201万2,000円~328万9,000円 |
ディーゼル車 |
210万1,000円~411万円 |
CX-8は、ディーゼルエンジン車の人気が高く新車販売台数が多いため、中古車市場でもディーゼルモデルの方が豊富に流通しています。お得に購入したい場合は検討してみましょう。
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※価格は支払総額
まとめ
マツダは、毎年商品を見直し改良する年次改良に力を入れています。主力商品であるCX-8も、年に1度ニーズに合わせた部分改良が施されてきました。加えて2022年11月には、大幅なマイナーチェンジが実施され、さらなる進化を遂げています。
しかし、残念ながら2023年12月で生産終了する予定です。豊富なグレードラインアップで魅力溢れるCX-8が気になる場合は、中古車市場をチェックしてみましょう。
▼ライタープロフィール
田村陽子
自動車ライター
熊本県在住。これまで、国産車・輸入車・軽自動車・普通車など、20種類以上の車に乗った経験を活かしてクルマ系メディアでの執筆活動を行っている。車両整備士や車好きの友達が多く、情報交換により日々知識を向上している。
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