都市型SUV「レネゲード」の 燃費を解説!ライバル車との比較も
歴代のジープ車の中でも最小のジープとして登場したのが、「レネゲード」です。レネゲードの魅力はコンパクトなボディサイズを活かした都市部走行の快適性とオフロード走破性、そして個性的で魅力的なエクステリアデザインです。そんな新世代ジープのレネゲードですが、「コンパクトボディとはいえSUVモデルとなると燃費はあまり良くないのでは?」と思う方も多いでしょう。
この記事ではレネゲードの燃費について解説し、「ジムニー」や「ジューク」といったライバル格の国産車との徹底比較を行います。さらに、車の燃費が悪くなってしまう要因についてもご紹介します。
※目次※
・レネゲードのカタログ燃費は12.1km/L~14.3km/L
・燃費が悪くなる要因は大きく2つ、「経年劣化」と「故障などのトラブル」
・燃費・走り・価格、全てにおいて満足した中古車探しは品揃え豊富なネクステージへ
レネゲードの燃費の特徴
早速レネゲードの燃費とその特徴について見ていきましょう。レネゲードのカタログ燃費は以下の通りです。
モード |
Longitude/Limited |
Trailhawk |
WLTCモード |
14.3km/L |
12.1km/L |
市街地モード |
10.8km/L |
8.8km/L |
郊外モード |
14.8km/L |
12.5km/L |
高速道路モード |
16.3km/L |
14.2km/L |
レネゲードに搭載される1.3Lマルチエア直列4気筒ターボエンジンは、グレードによって最高出力が異なるため、燃費にも差が生じています。「Longitude」「Limited」の最高出力151PSモデルで14.3km/L、「Trailhawk」の最高出力179PSモデルで12.1km/Lとなっています。ちなみに、最大トルクは全てのモデルで270N・mで同一です。
ジープなどのいわゆる「アメ車」、SUVは燃費の悪い車の代名詞として扱われていた時代が長くありましたが、それはもう昔の話です。レネゲードはSUVでありながらも燃費性能の向上に力を注いだモデルです。実燃費平均値でもLongitude、Limitedグレードで「9.71km/L」という結果が出ています。
このように、高出力・低燃費エンジンの性能と、歴代モデルと比べて軽量・コンパクト化したボディが、アメ車・SUVの燃費が悪いというイメージの払拭に貢献しています。
ライバル車との燃費性能の比較
ここからは、レネゲードとエンジン排気量・ボディサイズが近い2台の国産車の燃費について比較を行います。以下、レネゲードの燃費は2WDモデルのLongitude、LimitedグレードのWLTCモード14.3km/を基準とします。
スズキ ジムニーシエラ
まずはスズキの「ジムニーシエラ」と比較を行います。ジムニーシエラはレネゲードと同格の本格クロスカントリー車です。エンジンは自然吸気1.5Lエンジンで、車重は1,090kgです。
ジムニーシエラ(AT)のカタログ燃費はWLTCモードで13.6km/Lです。車重1,685~1,715kgのレネゲードよりも遥かに軽い車重のジムニーシエラの方が、燃費性能が低い結果になっています。この原因は、ジムニーシエラの駆動方式がパートタイム4WDである点が大きでしょう。したがって、2WDのレネゲードの方が燃費面では優位性があると言えます。
日産 ジューク
次に日産「ジューク」と燃費の比較を行います。比較対象とするジュークのグレードは、レネゲードと1番近いスペックの「15RX(2WD・1.5L)」とし、車重は1,200kgです。
ジューク 15RXのカタログ燃費はJC08モードで18.0km/Lで、実燃費はおよそ13.61km/Lとなっています。ジュークはトルクフルでダウンサイジングに成功したエンジン搭載し、アイドリングストップといった機構を採用することによって燃費性能を向上させ、レネゲードよりも高い燃費性能を発揮しています。
燃費が悪くなる要因
車の燃費が悪くなる要因にはさまざまなものがあります。今回は燃費が悪くなる要因の代表的なものである「車の劣化」と「車のトラブル」についてご紹介します。
車の劣化
車の経年劣化や過走行によって燃費が悪くなる場合があります。しかし、この場合は燃費だけでなく車の故障を伴っている場合がほとんどなので、故障を解消すれば燃費が改善できる可能性があります。
ただし、燃費に悪影響を与えるほどの故障は大掛かりな修理になる傾向にあり、修理費が高くなってしまいます。こうした事態を回避するためには、定期的なメンテナンスによって燃費を維持することを心掛けましょう。また、修理費用が割高になってしまった時は思い切って車を売却して、新しい車を購入することも選択肢のひとつです。
車のトラブルによる燃費の悪化
車の部品に予期せぬトラブルが発生して燃費を悪化させてしまうことがあります。エンジン内で燃焼させる燃料の量は、ECUと呼ばれるコンピュータによって調節されています。ECUは、エンジン各所に取り付けられたセンサーの情報を基にして、適切な量の燃料を燃焼させます。このECUやセンサーにトラブルが生じている場合、適切な量の燃料がエンジンに供給されずに燃費を悪くする原因となってしまうのです。
ECUやセンサーのトラブルのやっかいな点は、ユーザーが故障に気づきにくいという点です。それは、ECUはセンサーの数値が多少ずれていても車が正常に走行できるように燃料の量を補正してしまうからです。
明らかにECU・センサー関係にトラブルが発生している場合は、メーター内のエンジンチェックランプが点灯しますのですぐに整備工場でメンテナンスを受けましょう。見えないトラブルが発生している場合でも、整備工場でECUを診断してもらうことでトラブルの有無を探ることができます。
レネゲードの1年間かかるガソリン代
先述の通り、レネゲードのカタログ燃費は14.3km/L、実燃費9.71km/Lとなっています。一般的には通勤目的で市街地を走行した場合、1年間で約1万km走行すると言われています。今回は、ガソリン代1Lを139円(ハイオク)と仮定して、レネゲードの年間1万km走行した際のガソリン代と1ヶ月のガソリン代を計算してみます。計算式は「走行距離÷燃費×ガソリン価格=金額」でガソリン代金を算出しています。
燃費性能 |
期間 |
ガソリン代 |
14.3km/L |
1年(1万km) |
97,202円 |
9.71km/L |
1年(1万km) |
143,151円 |
上記のように年間1万km走行したケースで計算すると年間で必要となるガソリン台は、約10万円~14万円となります。次に一月当たりのガソリン代を計算すると以下の通りです。
燃費性能 |
期間 |
ガソリン代 |
14.3km/L |
1ヶ月(800km) |
7,776円 |
9.71km/L |
1ヶ月(800km) |
11,452円 |
以上から、レネゲードの一月当たりのガソリン代は約8,000円から11,000円ほどかかることが分かります。
また、都市部での使用が想定されているレネゲードにおいては、月間の走行距離は800kmよりも短くなることが想定できます。例として、買い物や送り迎えを主な使用用途とした際の月間の走行距離は、400kmほどです。この場合の一月当たりのガソリン代は、約4,000円~5,500円となります。
レネゲードの特徴
オフロード車の元祖ともいえるジープブランドでのレネゲードの立ち位置は、本格SUV「ラングラー」の弟分的なポジションです。都市型SUVとして生まれたレネゲードですが、ジープらしいオフロード走破性もしっかりと備わっています。
走行性能
モノコック構造のボディに横置きエンジンで広い室内空間を確保しているレネゲードは、典型的な都市型SUVと評価されています。また、パワフルな新世代ターボエンジンとコンパクトなボディがキビキビとした走行性能を発揮しますので、SUVらしく170mmの最低地上高があり、オフロード走破性も十分です。
さらに、4WDモデルのTrailhawkはさらに40mmも最低地上高が高くなっていて、アグレッシブなアウトドアユースに持ち出すことも可能になっています。
内観・外観
兄弟車「500X」譲りのポップな印象を残しつつ、ジープらしい堅牢なイメージをまとったエクステリアデザインがレネゲードの特徴です。ジープ伝統の丸目ヘッドライトを継承しつつ、内部はラングラーのような造形で精悍さを演出しています。4WDモデルのTrailhawkでは、ボディの各所に赤いシンボルマークが散りばめられている点も特徴です。
内装は黒をメインカラーにして、赤いステッチやパネルが目を引くデザインです。インテリアの各所には、ジープ伝統の「7スロットグリル」が散りばめられています。シートは体重を適切に支えるために独自設計されたものが採用され、都市部や高速道路、そしてオフロード走行でも快適性を失いません。
ラゲージスペースにも工夫されていて、リアシートを倒すことでスペースを広げることができるだけでなく、高さも調節可能にすることでラゲッジスペースへのアクセス性を良くしています。
高額買取が期待できるレネゲード
レネゲードのデビューは2014年と新しい車なので、中古市場に出回るのは古くても約5年落ちの個体です。したがって、総じて高額買取されている傾向にあります。また、世界的に需要が高いコンパクトSUVの中でもジープブランドのレネゲードの人気は、今後ますます高くなることが予想されます。
ここでレネゲードの高額買取のポイントをいくつかご紹介しましよう。まずは「ボディカラー」です。定番のモノトーンの他、オマハオレンジやコロラドレッドといったカラーも人気がありますが、定番のブラック・アルパインホワイトは高値で買取される傾向です。
次に、「グレード」です。ラインナップされている3グレードの中で最も高値で買取されているのが、4WDモデルのTrailhawkです。最上位グレードかつ、レネゲード唯一の4WDなので人気が集まっています。
レゲネードの買取・購入はネクステージがおすすめ!
「チェロキー」といった歴代ジープのモデルから今回ご紹介したレネゲードまで、幅広く中古車売買を行っているのが全国で数多くの中古車買取・販売実績がある「ネクステージ」です。ネクステージではレネゲードの買取・購入の相談を随時受け付けております。
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まとめ
歴代ジープブランドの中で最もコンパクトなモデル、レネゲードの燃費についてご紹介しました。レネゲードはまだ販売開始から間もない車ですが、今回ご紹介したようなトラブルによって燃費の悪化が起こらないとも限りません。レネゲードに限らず、車の燃費性能を維持するためにはプロのメンテナンスを定期的に受けるようにすることが重要です。
そして、レネゲードの購入・買取はぜひネクステージにご相談ください。全国に広がる販売ネットワークの在庫から、低走行車や整備が行き届いた車など、コストパフォーマンスの高い中古車探しをサポートすることをお約束します。
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