ジープ・レネゲード丸分かりガイド|歴代モデルの特徴や最新売買価格まで
ジープ・レネゲードは、本格SUVの代名詞「ジープ」ブランド初のコンパクトSUVです。「ジープの車には乗りたいけれど、大きな車は避けたい」場合に最適な選択肢となりますが、モデルの特徴を詳しく知らない方もいるのではないでしょうか。
この記事では、ジープ・レネゲードの歴史と現行モデルの魅力を紹介します。グレードごとの特徴と販売価格を把握することで、車選びを成功へと導けるでしょう。
※目次※
・ジープ・レネゲードは2014年にデビューしたジープ初のコンパクトSUV。
・ジープの伝統デザインを受け継ぐ個性的なエクステリア、先進性と機能性を兼ね備えたインテリアが魅力。
・ジープ・レネゲードの購入は、在庫が豊富で効率良く探せるネクステージがおすすめ。
ジープ・レネゲードの歴代モデルをチェック
ジープ・レネゲードは、1940年から続くジープブランドの中でも比較的新しいモデルです。日本の道路にも対応するコンパクトなボディーと、ジープらしいパワフルな走破性から人気を集めています。
はじめに、ジープ・レネゲードの誕生から現在までの歴史を見てみましょう。
2014年:初のスモールモデルとして誕生
ジープ・レネゲードが世界に披露されたのは、2014年開催の「ジュネーブ・モーターショー」です。2008年に「北米国際オートショー」で披露された、2シーターのオープン小型SUV「レネゲード コンセプト」を源流としています。
ジープ初となるBセグメントSUV、ジープ伝統の7スロットグリルと丸型ヘッドライト、さまざまな路面状況に対応する走破性が主な特徴です。
プラットフォームには新開発の「スモール-ワイド4×4アーキテクチャ」が用いられ、提携するフィアットの「フィアット 500L」と共有しています。
2015年秋:日本発売開始
ジープ・レネゲードは2014年から欧州での販売が始まり、2015年9月に日本での販売も始まりました。
グローバルモデル販売に向け用意された16種類のパワートレーンから、1.4L 直列4気筒ターボエンジンと2.4L 直列4気筒エンジンの2種類が導入されています。
グレード展開は3種類となり、最上級グレード「Trailhawk(トレイルホーク)」にはルーフをオープンできる「My Sky」がオプションで装着可能です。
販売が始まる約2か月前には、ジープがオフィシャルサポーターとして協賛した「FUJI ROCK FESTIVAL’15」に展示され、多くの人の注目を集めました。
2019年2月:マイナーチェンジ
2019年2月のマイナーチェンジでは、デザインと装備面の変更が行われました。
エクステリアの変更点はフロントフェイスのデザインとカラー、ヘッドライトとリアコンビネ-ションランプのデザインです。どちらも新型ラングラーの意匠を受け継いだデザインが採用され、たくましさを増しています。
また、TrailhawkにはLEDのヘッドライトとフォグランプ、デイタイムランニングライトを標準装備とし、アルミホイールのデザインも変更されました。
エントリーグレード「Longitude(ロンジチュード)」は、安全装備の充実化、ステアリングホイールの表皮変更などが行われています。
マイナーチェンジモデルはグレードにより発売日が異なり、上級グレードの「Limited(リミテッド)」は2019年2月、TrailhawkとLongitudeは2019年5月です。
2020年11月:初のPHEVが登場
ジープ初となるPHEVレネゲードに設定され、2020年11月より販売が始まりました。グレード展開は「Limited 4xe」と「Trailhawk 4xe」の2種類となり、どちらも4WDのみの設定です。
1.3Lエンジンとプラグインハイブリッドシステムを組み合わせたパワートレーンは、モーターのみで48km走行できます。ハイブリッドシステムはエンジンが前輪を、状況に合わせてモーターが後輪を駆動するため、オフロード走行も可能です。
ジープ・レネゲードの魅力を徹底解剖
「初めてのコンパクトSUV」「初めてのPHEV」の2つから注目を集めるジープ・レネゲートには、どのような魅力があるのでしょうか。
ここでは、ジープ・レネゲードの魅力を5つに分けて紹介します。個性的で実用的なSUVを探している方は、ぜひ参考にしてください。
ひと目でジープと分かるエクステリア
ジープ・レネゲードのエクステリアは、ジープらしさともいえる四角いフォルムと丸いヘッドライト、7スロットグリルが特徴です。
ヘッドライト・テールランプデザインのインスピレーションを受けているラングラーとは違い、四角いながらも丸みを帯びているため、カジュアルな雰囲気も感じられます。
ホイールアーチの形状は、悪路走破性に適したジープ伝統の台形アーチです。テールランプにはジェリ缶(ガソリン携行缶)から着想を得た「X」が刻まれ、レネゲートにしかない個性も表現しています。
遊び心のあるインテリア
ジープ・レネゲードのインテリアには、アウトドアスポーツからインスピレーションを受けた遊び心のあるデザインが採用されています。車内全体はブラックでまとめられ、アクティブながらも高級感のある落ち着いた空間です。
運転席には、ランバーサポートの付いた8ウェイパワーシートが全車に標準装備されます(助手席は4ウェイマニュアル)。フロントシートヒーター、ステアリングヒーターも全車標準装備となるため、冬場のドライブも快適です。
Limitedのみ、オプションで「デュアルペインパノラミックサンルーフ」を装備できます。
(参考:『ジープ・レネゲードの内装特集!魅力的なポイントや装備が分かる|新車・中古車の【ネクステージ】』)
機能的な車内空間
ジープ・レネゲードは、日常生活からレジャーまで対応するシートアレンジも魅力です。
リアシートは全車統一で40:20:40分割可倒式が採用され、積み込む荷物や乗車人数に合わせて調整可能です。また、カーゴフロアには高さ調整機能が付いているため、大きさが異なる荷物の積み込みも楽に行えます。
リアシートを全て倒したときの荷室容量は最大で約1,440Lとなり、カーゴランプは全標準装備です。
スマートフォンを収納できるフロントドリンクホルダー脇のポケット、タブレット端末を収納できるスペースなど、小物を収納するスペースも豊富に用意されています。
充実した安全性能
万が一の事故に備え、ジープ・レネゲードにはさまざまな安全装備が備えられています。
まずは、高張力スチールを約70%使用した強靭(きょうじん)なモノコックボディーです。次世代型フロント エアバッグ、フロント補助サイドカーテンエアバッグをはじめとした7つのエアバッグにより、衝突の衝撃から乗員を守ります。
次に、走行・駐車を支援する運転支援システムです。車線逸脱を防ぐ「LaneSens 車線逸脱警報プラス」、警報と自動ブレーキで衝突を回避する「前面衝突警報クラッシュミティゲーション付き」、バック時の障害物を検知する「ParkSense リアパーク アシスト」などが全車に標準装備されます。
先進的なテクノロジー
ドライブをより快適にする機能として、全車にオーディオナビゲーションシステム「Uconnect」を標準装備しています。
Uconnectは、音声認識システムやナビゲーションなどのさまざまな機能を、8.4インチマルチビューディスプレーで直感的に操作できるシステムです。
Apple CarplayやAndroid Autoとも連携できるため、マップやミュージックなどのスマートフォンアプリを車載ディスプレーで操作できます。
(参考:『小さいジープが欲しいならレネゲードが最適!小さくても走破性は申し分なし|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ジープ・レネゲードのスペック
2024年10月時点のグレード展開は、ガソリン車のLimited、PHEVのLimited 4xe・Trailhawk 4xeの3種類です。ガソリン車とPHEVはパワートレーンが異なるため、スペックに大きな違いが生まれます。
ここでは、ジープ・レネゲードのスペックをグレードごとに見ていきましょう。
Limited
Limitedは、デビュー当時からあるグレードです。デビュー当時は上級グレードの扱いでしたが、グレード編成により現在はモノグレードとなっています。
搭載エンジンは、1.3L 直列4気筒 マルチエア 16バルブ インタークーラー付きターボエンジンです。最高出力151PS、最大トルク270N・mを発揮し、オンロードだけでなくオフロードも快適に走行できます。
他のグレードと装備面での大きな違いはありませんが、2WDのためオフロード装備が備わっていません。
全長×全幅×全高(mm) |
4,255×1,805×1,695 |
ホイールベース(mm) |
2,570 |
最低地上高(mm) |
170 |
車両重量(kg) |
1,440 |
駆動方式 |
前輪駆動 |
トランスミッション |
6速乾式デュアルクラッチオートマチック |
WLTCモード燃費(km/L) |
14.3 |
(参考:『ジープ・レネゲード(クライスラー・ジープ)の燃費情報|新車・中古車の【ネクステージ】』)
Limited 4xe
Limited 4xeは、PHEVのベースグレードです。Trailhawk 4xeと同じ四輪駆動ですが、エンジンのチューニング、オフロード装備が異なります。
パワートレーンは、Limitedと同じ1.3L 直列4気筒 マルチエアターボエンジンと、ハイブリッドシステムの組み合わせです。最高出力131PS、最大トルク270N・mを発揮します。
4WDシステム「アクティブドライブロー」を搭載し、セレクテレインシステムを「AUTO」にすることで駆動システムの自動切り替えが可能です。
全長×全幅×全高(mm) |
4,255×1,805×1,695 |
ホイールベース(mm) |
2,570 |
最低地上高(mm) |
170 |
車両重量(kg) |
1,790 |
駆動方式 |
四輪駆動 |
トランスミッション |
電子制御式6速オートマチック |
WLTCモード燃費(km/L) |
16.0 |
WLTCモード充電電力使用時走行距離(km) |
50 |
WLTCモードEV走行換算距離(km) |
50 |
(参考:『ジープ・レネゲード4xe(クライスラー・ジープ)の燃費情報|新車・中古車の【ネクステージ】』)
Trailhawk 4xe
Trailhawk 4xeは、オフロード性能に特化したPHEVモデルです。
Trailhawkのみ装着できる「TRAIL RATEDバッジ」の他、フロントサスペンション用スキッドプレート、トランスミッション用スキッドプレート などが装備されます。また、最低地上高も全グレードの中で最も高い210mmです。
また、235/55R17のマッド&スノータイヤ、17インチ アルミホイール(ブラックアクセント付き)が標準装備されます。
パワートレーンはLimited 4xeと変わらないものの、専用チューニングによる最高出力179PSのパワフルな走行が可能です。
全長×全幅×全高(mm) |
4,255×1,805×1,725 |
ホイールベース(mm) |
2,570 |
最低地上高(mm) |
210 |
車両重量(kg) |
1,860 |
駆動方式 |
四輪駆動 |
トランスミッション |
電子制御式6速オートマチック |
WLTCモード燃費(km/L) |
14.8 |
WLTCモード充電電力使用時走行距離(km) |
67 |
WLTCモードEV走行換算距離(km) |
52 |
ジープ・レネゲードの売買価格
輸入車のジープ・レネゲードは、同クラスの国産SUVよりも車両価格が高くなります。また、PHEVモデルは充電施設の確保が必要になるため、予算や環境を踏まえながらグレードを選ぶことが大切です。
ここでは、ジープ・レネゲードの新車・中古車価格、買取価格を紹介します。
新車価格
以下は、2024年10月時点の新車価格です。
グレード名 |
新車価格(税込み) |
Limited |
455万円 |
Limited 4xe |
635万円 |
Trailhawk 4xe |
640万円 |
車両価格だけで見ると最も安いのはガソリン車ですが、PHEVは補助金や税制優遇を受けられます。充電施設に問題がないようであれば、PHEVを視野に入れてもよいでしょう。
ガソリン車・PHEVどちらも、無償のボディーカラーと有償のボディーカラーが用意されています。設定されているボディーカラーはグレードにより変わりますが、グレード関係なく「スレートブルー」はパール塗装代として3万3,000円(税込み)が別途必要です。
(参考:『ジープ・レネゲード(クライスラー・ジープ)のモデル・グレードカタログ一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
中古車価格
ネクステージでは、2024年10月現在20台のジープ・レネゲードを取り扱っています。年式は2015年式~2021年式まで幅広くそろっていますが、PHEVの取り扱いはありません。以下は、グレード別の中古車価格です。
グレード名 |
中古車価格(税込み) |
Limited |
199万9,000円~281万9,000円 |
Trailhawk |
175万9,000円~333万9,000円 |
Night Eagle |
281万9,000円~299万9,000円 |
現在ネクステージには在庫はありませんが、Opening editionは、2015年のデビュー時に設定されていたグレードです。1.4Lガソリンエンジンを搭載しています。Night Eagleは、専用装備を備えた特別仕様車です。
(参考:『ジープ・レネゲード(クライスラー・ジープ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
買取相場
2024年10月現在、ネクステージでは112件のジープ・レネゲードの買取実績があります。
最も多く取引されているのは2024年式、次いで2019年式、2017年式・2020年式です。グレード別で見るとLimitedが最も多く、取引の半数を閉めています。以下は、直近の買取実績の一部です。
グレード名 |
年式 |
走行距離 |
買取価格 |
Trailhawk |
2024年式 |
5万7,263km |
135万円 |
Longitude |
2024年式 |
7万810km |
82万円 |
Limited |
2024年式 |
1万870km |
189万6,000円 |
Limited 4xe |
2024年式 |
2万2,391km |
238万2,000円 |
中古車査定では年式やグレードの他に、走行距離もチェックされます。高年式だとしても、走行距離が長い場合は査定額が低くなってしまうでしょう。
(参考:『ジープ・レネゲード(クライスラー・ジープ車)の買取相場・査定実績一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ジープ・レネゲードの購入はネクステージがおすすめ!
現行モデルのジープ・レネゲードは、グレードの半数以上をPHEVが占めています。中古車であれば過去にラインアップしていたガソリン車も選べるため、ガソリン車の選択肢を広げたい方は、中古車からお気に入りの一台を探しましょう。
ネクステージでは、ジープ・レネゲードをはじめとした輸入車を多数取り扱っています。
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ネクステージは、SUV専門店やセダン&スポーツ専門店、プレミアムカー専門店など、カテゴリー別のチャネル店舗展開をしています。ジャンルに特化した仕入れ・販売を行っているため、グレードの選び方や装備の違いなどもお気軽にお尋ねください。
まとめ
ジープ・レネゲードは、ジープ初のコンパクトSUVとして2014年にデビューしました。日本国内では2015年に販売が始まり、2020年にはジープ初のPHEVモデルが追加されています。
現行モデルはガソリン車がモノグレードとなったため、ガソリン車を希望するのであればLimitedしか選べません。グレード選びの選択肢を増やしたいという方は、SUV専門店も展開するネクステージでお探しください。