ミニ クロスオーバーの新型モデルが日本発売!魅力や類似車種をチェック
ミニ クロスオーバーは、ミニにSUVの要素を加えたクロスオーバーモデルです。2011年に初代がデビューし、2024年のフルモデルチェンジで3代目となりました。
欧州では2024年2月から販売が始まっていましたが、日本での発売は1か月遅い2024年3月です。新型からは名称が「カントリーマン」に変わったこともあり、デザインやグレードラインアップの特徴を知りたいという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ミニ クロスオーバーの新型モデルの特徴とグレードラインアップを紹介します。ライバル車種も紹介しますので、より自分に合ったモデルを見つけられるでしょう。
※目次※
4.新型ミニ クロスオーバー(ミニ カントリーマン)のグレードの種類
5.日本で発売されている新型ミニ クロスオーバーに近い車種5選
・新型ミニ クロスオーバーは、2024年のフルモデルチェンジから「カントリーマン」に名称を変えた。
・カントリーマンのボディサイズは、全長・全高・全幅ともにクロスオーバーより大きくなっている。
・カントリーマンには、新世代モデルを感じさせる大型の円形有機ELセンターディスプレーが搭載されている。
ミニ クロスオーバーの新型がついに日本で発売を開始
おしゃれな車として人気の高いミニにはクロスオーバーをはじめ、さまざまなタイプのモデルがラインアップしています。クロスオーバーは、ミニで初めてのクロスオーバーSUVです。
はじめに、ミニ クロスオーバーの歴史と2024年のフルモデルチェンジの概要を紹介します。
ミニ クロスオーバーが日本で発売開始されたのは2011年
ミニ クロスオーバーがドイツで誕生したのは2010年です。当時はSUVブームに火がつき始めたころで、日本国内ではプリウスやフィット、フリードなどのコンパクトカーやミニバンが人気を集めていました。
そのような中、2011年にクロスオーバーは日本デビューを果たします。
クロスオーバーは日本国内での名称で、正式名称は「カントリーマン」です。カントリーマンは、ミニがBMWの傘下に入る前の「BMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)」時代にも存在しており、その歴史は1960年にまでさかのぼります。
ミニの中でも大きなモデルに該当する
ミニには3ドアや5ドア、クラブマンなどさまざまなモデルがあり、輸入車としては比較的コンパクトです。クロスオーバーはSUVモデルという特徴の他に、ミニの中で最も大きいという特徴も持っています。
ボディが大きいことから室内も広く、大人5人が乗車しても快適なドライブが可能です。SUVらしく最低地上高も高く取られているため、未舗装路も安心して走行できます。
現行モデルには存在しませんが、先代モデルにはミニで唯一のPHEVモデルが設定されていました。
2024年のフルモデルチェンジで車名が変更になった
ミニ クロスオーバーは、2024年に7年ぶりとなるフルモデルチェンジが行われました。このフルモデルチェンジを機に、日本販売モデルの名称が諸外国と同じ「カントリーマン」に統一されます。
今回のフルモデルチェンジでは、内外装デザインの刷新に加え、インテリアのデジタル化が行われました。また、先代モデルよりボディサイズも大きくなり、SUVとしての存在感も高めています。
この他、外部給電機能を備えたBEV(電気自動車)も追加されました。
日本で発売開始となった新型ミニ クロスオーバーの特徴
国産車のモデルチェンジは、4年~6年が一般的とされています。輸入車は国産車に比べてモデルチェンジの周期が長いため、新型の発表を心待ちにしていた方も多いでしょう。
新型クロスオーバー(カントリーマン)は、名称の変更だけでなくさまざまな改良が行われています。ここでは、エクステリアを中心に特徴を見てみましょう。
サイズアップとSUVらしさのあるエクステリア
クロスオーバー時代からミニの中では最も大きいサイズでしたが、今回のフルモデルチェンジでさらに大きくなりました。全長は約30mm、全幅は約25mm、全高は65mmのサイズアップです。
ボディフォルムはクロスオーバー時代よりもわずかに角が生まれ、SUVらしいたくましさが増しました。また、八角形のフロントグリルとヘッドライト、プレスラインの入ったボンネットフードも大きな特徴です。
テールランプはこれまで通りユニオンジャック柄ですが、LEDによるドット表示に変わっています。
ドライブをより快適にするモード切り替えに対応
新型クロスオーバー(カントリーマン)には、ドライビングモードに光とサウンドを組み合わせた「MINI エクスペリエンス・モード」が全モデルに標準装備されています。
ドライビングモードは、低燃費を維持する「グリーン・モード」、クラシック・ミニをイメージした「コア・モード」、スポーティーな「ゴーカート・モード」の3種類です。
それぞれのモードに合わせ、異なるグラフィックがセンターディスプレーに表示されます。
新型ミニ クロスオーバーの内装とは?
新型クロスオーバー(カントリーマン)は、外装だけでなく内装も大きく変化しました。クロスオーバー特有の広い空間や使いやすさを継承しながらも、新世代モデルらしいデザインが採用されています。
ここでは、内装の特徴をインテリア全体・居住空間・荷室に分けて見てみましょう。
デジタル化で先進的なインテリア
新型クロスオーバー(カントリーマン)のインテリアでまず目に入るのは、大型の円形有機ELセンターディスプレーです。
世界初の有機ELタッチスクリーンとなり、ナビ設定やエアコン、オーディオ操作が画面上で行えます。このセンターディスプレーはインパネ機能も備えておりヘッドアップディスプレーと併せてメーター表示も可能です。
センターディスプレーの下には、シフトやパーキングブレーキなどのトグルスイッチが集約しています。
たっぷりと荷物を積み込める設計
新型クロスオーバー(カントリーマン)のリアシートは、40:20:40分割可倒式です。通常時でも505Lある荷室は、3シート時で1,140L、リアシートを全て倒すと1,530Lまで容量を増やせます。
先代モデルの荷室容量は450L~1,350Lのため、ボディ拡大に伴い荷室も大きくなりました(欧州仕様値で約25%拡大)。
また、全モデルにルーフレールが標準装備されるため、ルーフボックスを加えればさらに多くの荷物を積載可能です。
リラックスできる室内空間
ボディサイズが拡大されたことにより、全席にゆとりが生まれました。中でも、リアシートは前方・後方に最大13cmのスライドができるため、後方にスライドすることで足元のゆとりをさらに広げられます。
内装のデザインは、標準またはオプションで用意されているトリムによって変わることも特徴です。例えば、クラシック・トリムにはミニで初めて「2Dニット・テキスタイル」が採用されています。
好みのトリムを選択すれば、よりリラックスできる空間にカスタマイズできるでしょう。
新型ミニ クロスオーバー(ミニ カントリーマン)のグレードの種類
新型クロスオーバー(カントリーマン)には、6つのグレードが用意されています。パワートレインは3種類となり、内訳はガソリンエンジンが3グレード、ディーゼルエンジンが1グレード、BEVが2グレードです。
ここでは、グレードごとの特徴をエンジンモデルとBEVモデルに分けて紹介します。
エンジンモデル
エンジンモデルのラインアップは、ガソリン車の「C」「S ALL4」「JCW」の3グレード、ディーゼル車の「D」です。
CとDはベースグレード、S ALL4はCとは異なるエンジンを搭載する4WDモデルに位置します。JCWは、ハイパワーエンジンを搭載したスポーツモデルです。他のグレードとは異なり、専用装備を備えています。
以下は、グレードごとの基本スペックです。
|
C |
D |
S ALL4 |
JCW |
エンジン種類 |
直列4気筒DOHCガソリン |
直列4気筒DOHCディーゼル |
直列4気筒DOHCガソリン |
|
総排気量 (cc) |
1,498 |
1,995 |
1,998 |
|
使用燃料 |
プレミアムガソリン |
軽油 |
プレミアムガソリン |
|
全長×全幅×全高(mm) |
4,445×1,845×1,660 |
4,445×1,845×1,645 |
||
車両重量 (kg) |
1,520 |
1,620 |
1,640 |
1,680 |
最小回転半径(m) |
5.5 |
5.6 |
||
荷室容量 (L) |
505~1,530 |
|||
WLTCモード燃費(km/L) |
14.7 |
17.4 |
13.1 |
- |
BEVモデル
BEVモデルのラインアップは、ベースモデルの「E」、4WDモデルの「SE ALL4」です。SE ALL4は前後にモーターを搭載しているため、Eよりも力強い走りを楽しめます。
以下は、グレードごとの基本スペックです。
|
E |
SE ALL4 |
全長×全幅×全高(mm) |
4,445×1,845×1,640 |
|
車両重量(kg) |
- |
|
最小回転半径(m) |
- |
|
定格出力(kW) |
68 |
前:55/後:55 |
最高出力(kW) |
150 |
前:140/後:140 |
最大トルク(N・m) |
250 |
前:247/後:247 |
荷室容量(L) |
- |
|
一充電走行距離 |
462 |
433 |
日本で発売されている新型ミニ クロスオーバーに近い車種5選
新型クロスオーバー(カントリーマン)は販売開始から間もないため、グレードや店舗によっては納車に時間がかかる可能性もあります。納車待ちを避けたい場合は、似たような特徴を持つSUVを検討してみましょう。
ここでは、新型クロスオーバー(カントリーマン)に近いSUVを5車種紹介します。
BMW「X1」
BMW X1は、BMWの伝統を大切に継承しつつも、アグレッシブで野性味が感じられる独特の雰囲気を放つ車です。BMWは、X1をSUVではなく、スポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)と定義している理由が分かるデザインです。
新車価格は、540万~718万円(税込み)に設定されています。ネクステージにおける中古車相場は、79万4,000円~314万5,000円(税込み)です。(2024年5月時点の情報です)
(参考:『X1(BMW)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
アウディ「Q3」
アウディ Q3は、アウディのSUVラインアップ中で一番サイズが小さいため、コンパクトSUVに分類されています。しかし、国産SUVと比較すると、ミドルサイズクラスで余裕のある室内空間という印象です。実用性が高い車として人気があります。
新車価格は、470万~561万円(税込み)です。ネクステージの中古車価格は、125万6,000円~159万5,000円(税込み)に設定されています。(2024年5月時点の情報です)
(参考:『Q3(アウディ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
フィアット「500X」
フィアット 500Xは、フィアット 500(チンクエチェント)で有名なフィアット初SUVとして2015年にデビューしました。米国のクライスラー社と共同開発されたモデルで、ジープのレネゲードとプラットフォームを共有しています。
2019年のマイナーチェンジを機に、エンジンが新世代オールアルミ製1.3Lターボエンジンに変更されました。新車価格は、412万円~435万円(税込み)です。ネクステージの中古車価格は、99万5,000円~154万5,000円(税込み)に設定されています。
(2024年5月時点の情報です)
(参考:『500X(フィアット)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
日産「エクストレイル」
2000年に登場した日産エクストレイルは、内装をフル防水仕様にするなど、アウトドアでの使い勝手に優れたモデルとして注目を集めました。
現行モデルは、2022年7月にモデルチェンジした4代目です。現行型ではガソリンモデルを廃止し、全車e-POWERモデルとなりました。
新車価格は、360万1,400円~533万2,800円(税込み)です。ネクステージの中古車価格は、44万4,000円~489万6,000円(税込み)に設定されています。(2024年5月時点の情報です)
(参考:『エクストレイル(日産)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ「ハリアー」
トヨタ ハリアーは、エレガントさが際立つクーペのような美しいボディフォルムが特徴のSUVです。インテリアは、自分らしくくつろげる書斎のような雰囲気をイメージして設計されました。
ガソリンモデル・ハイブリッドモデルに加え、プラグインハイブリッドモデルもあります。新車価格は、403万8,000円~620万円(税込み)です。ネクステージの中古車価格は、99万3,000円~499万5,000円(税込み)に設定されています。(2024年5月時点の情報です)
(参考:『ハリアー(トヨタ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
フルモデルチェンジをした新型ミニ クロスオーバーは、車名を世界共通の「カントリーマン」に改め、2024年3月(本国は2024年2月)に日本での発売が始まりました。
内外装のデザインの刷新に加え、BEVモデルが追加されるなど、より魅力的なモデルに進化しています。
国内の納車は始まっていますが、納車待ちが発生するようであれば、似た特徴を持つSUVも視野に入れてみましょう。
▼ライタープロフィール
中村浩紀 なかむらひろき
クルマ記事に特化したライター
現在4台の車を所有(アルファード・プリウス・レクサスUX・コペン)。クルマ系のメディアでさまざまなジャンルの記事を執筆し、2024年1月までに300記事以上の実績をもっている。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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