軽自動車ジムニーと普通車シエラどちらがおすすめ?両者の違いを徹底比較
ジムニーは、スズキのクロスカントリー車として、広く知られている軽SUVです。しかしジムニーのほかにも、派生モデルであるジムニーシエラがあります。「ジムニーはどんな車?」「ジムニーとジムニーシエラの違いは?」といった疑問を抱えている方も多いでしょう。
そこで今回の記事では、ジムニーの購入を検討している人に向けて、ジムニーとジムニーシエラの違いやそれぞれの特徴を解説します。新車価格や中古車相場についても触れますので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・ジムニーは軽自動車、ジムニーシエラは普通車。エンジン周りの性能に違いがある!
・軽自動車のジムニーや普通車のシエラに似た車は「ダイハツ タフト」「パジェロ ミニ」「スズキ ハスラー」の3つ!
・ジムニーなどの軽自動車をお得に手に入れたいなら中古車を検討してみよう。ネクステージなら幅広い在庫からお気に入りの1台が選べる!
軽自動車ジムニーはどんな車?
ジムニーは、スズキから販売されている軽自動車です。オフロード性能に優れた車として知られており、特にアウトドア志向の層から、高い人気があります。
この記事を読んでいる人のなかには、そもそもジムニーがどのような車なのか、気になっている方も多いでしょう。ここでは、特徴や魅力について詳しく解説します。
ジムニーとは?
ジムニーは、スズキから販売されているオフロード車です。初代は1970年に誕生し、土木や建設などの分野で活躍しました。
コンパクトなボディながら、とても頑丈な作りになっており、アウトドアに最適な車です。すべてのグレードが4WDになっており、全体的に悪路走破性に優れています。
現行モデルは2018年に販売が開始され、一時は納期が1年以上になるなど、抜群の人気を誇りました。2022年10月現在、都市ディーラーであれば10ヶ月~12ヶ月待ちと、多少納期が早まっています。
派生モデルのジムニーシエラは1993年に誕生
ジムニーには、派生モデルであるジムニーシエラがあります。ジムニーシエラは、1993年にデビューし、2022年10月現在でも現行モデルとして販売されている車です。
オーバーフェンダー装備になっているのが特徴で、ジムニーよりも一回り大きなボディサイズとなっています。また走行性能や安定性でも、ジムニーとは大きく異なる車です。ジムニーとジムニーシエラの違いに関しては、後の項目で詳しく解説します。
ジムニーはなぜ人気?5つの魅力
ジムニーには、さまざまな魅力があります。代表的なものは、以下の5つです。
・コンパクトサイズでSUV
・四駆性能で高すぎる悪路走破性
・充実の安全装備
・リーズナブルな価格設定
・カスタムの魅力
ジムニーは、オフロード性能に優れたSUVながら、軽自動車の規格に収まっています。また悪路走破性だけでなく、安全性能にも優れているため、アウトドアでの安全運転をサポートしてくれるでしょう。
また軽自動車として販売されていることもあり、比較的リーズナブルに購入できるのも大きな魅力です。
ジムニーはカスタムベースとしても大人気
先ほどの項目では詳しく触れられませんでしたが、ジムニーは、カスタムベースとしても高い人気を誇ります。例えばジムニーは、純正のカスタムパーツが豊富です。幅広いパーツから選べるため、自分好みの1台にカスタムできます。
カスタムとして人気があるのは、やはりタイヤでしょう。また、エクステリアパーツからインテリアパーツまで充実していますので、オリジナリティを出しやすい車と言えるでしょう。中古車のジムニーを安価で購入し、自分好みにカスタムする人もいます。
ジムニーとジムニーシエラの違い
ジムニーシエラとジムニーにはどのような違いがあるのでしょうか。一番大きな違いは、「ジムニーが軽自動車であるのに対して、ジムニーシエラは普通車である」ことです。そのため、ジムニーの方が安価に購入できますが、エンジンパワーなどの面ではやや劣りがちになります。
こちらの項目では、ジムニーとジムニーシエラそれぞれの特徴や強みを解説します。
ジムニーは軽自動車
ジムニーは、オフロード走行に優れた軽自動車です。ジムニー伝統の骨格である「ラダーフレーム」を受け継いでおり、とても頑強な構造になっています。現行モデルは4代目であり、原点回帰が大きなテーマになっています。
存在感のあるエクステリアはもちろん、シンプルさを追求した機能性あふれるインテリアも魅力的です。スズキの予防安全技術である「スズキ セーフティ サポート」も搭載しており、安全性能にも優れています。
ジムニーシエラは普通車
軽自動車であるジムニーに対して、ジムニーシエラは普通車となっています。ここがジムニーとジムニーシエラの一番大きな違いです。ジムニーと同じくラダーフレーム構造になっており、悪路の走行で高いパフォーマンスを発揮します。
ジムニーシエラはより「走行」を重視しており、トータルバランスにも優れています。ジムニーは軽自動車であるため、どうしても軽自動車ゆえの限界もあります。長距離ドライブの頻度が高ければ、ジムニーシエラの方がおすすめでしょう。
軽自動車のジムニーと普通車のシエラを徹底比較!
ジムニーシエラとジムニーは、エンジン性能で見ると大きな違いがあります。ボディサイズも異なりますが、それ以外の駆動方式や足回り、エクステリアなどには多くの共通点が見られるでしょう。ここでは、走行性能やデザイン、スペックの違いについて解説します。
エンジンの排気量
ジムニーシエラとジムニーで大きく異なるのはエンジンの排気量です。その違いは以下の表の通りです。
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ジムニーシエラ |
ジムニー |
エンジン |
直列4気筒ノンターボ |
直列3気筒インタークーラーターボ |
最高出力 |
75Kw/6,000rpm |
47Kw/6,000rpm |
最大トルク |
130N・m/4,000rpm |
95N・m/3,500rpm |
排気量 |
1,460cc |
658cc |
燃費(WLTCモード) |
13.6km/L(4AT)、15.0km/L(5MT) |
13.2km/L(4AT)、16.2km/L(5MT) |
普通車カテゴリーであるジムニーシエラは直列4気筒ノンターボを搭載しています。排気量は1,460ccと高く、エンジンのパワーも大きくなります。対してジムニーは軽自動車のほぼ上限658ccです。こうした点から走行性能に違いが現れてきます。
また、ジムニーにはターボが搭載されていますが、ジムニーシエラには搭載されていません。低速時の加速ではターボが効かないため、低速域での走行では排気量の差をダイレクトに感じやすく、ジムニーシエラに軍配が上がります。
また、ジムニーシエラはフルモデルチェンジで排気量を1.3Lから1.4Lに引き上げました。そのため走行性能だけで見れば、コンパクトカーでありながら馬力の大きいジムニーシエラに軍配が上がると言えます。
ボディサイズ
ジムニーシエラとジムニーのボディサイズの違いを見ていきましょう。詳しくは以下の表の通りです。
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ジムニーシエラ |
ジムニー |
全長 |
3,550mm |
3,395mm |
全幅 |
1,645mm |
1,475mm |
全高 |
1,730mm |
1,725mm |
ジムニーシエラとジムニーのボディサイズはわずかにジムニーシエラが大きい程度となっています。エンジン排気量の違いに比べるとほとんど差がないといってもよいでしょう。ホイールベースは2,250mmと変わりませんが、トレッドは前後とも130mmジムニーシエラのほうが広くなっています。
駆動方式・シフト・足回り
駆動方式やシフト、足回りのスペックは、ジムニーシエラとジムニーで変わりません。駆動方式がパートタイム4WDで、副変速機付きであることも共通しています。2WDと4WDをレバーで切り替えられるため、オンロード・オフロード問わず快適な運転ができます。
足回りは3リンク式リジッドアクスルサスペンション搭載により、路面からの衝撃を和らげ、オフロードでの走行性を高めています。クロスカントリーを目的とした車の多くで採用されている方式で、車体から地面の距離を取りつつ、タイヤにしっかりと重量をかけられることが特徴です。
エクステリア
ジムニーシエラとジムニーでは、エクステリアの形状に大きな違いはありません。基本的にはジムニーよりもジムニーシエラのほうが、若干サイズ感が大きいという印象です。
見た目の違いとして、ジムニーシエラのバンパーが大型になっていることが挙げられます。サイズアップしたことで車の耐久性が上がり、衝突時の安全性も確保されています。さらに、ワイドなオーバーフェンダーで4WDのタフさが向上していることも特徴です。
外装全体の仕様はほとんど変わりがないものの、バンパーとオーバーフェンダーの違いにより、ジムニーシエラのほうがよりクロスカントリーらしさを感じられるでしょう。
インテリア
ジムニーシエラとジムニーのインテリアにもあまり違いはなく、ほぼ同じと考えてよいでしょう。両者とも機能性を重視したシンプルなデザインです。
操作部分は、汚れが目立ちにくいよう表面加工がされてあります。また、インパネ周りのスイッチが大きめで、操作しやすいように配慮されています。街乗りはもちろん、オフロードでの運転も快適にできます。
軽自動車のジムニーと普通車のシエラの価格・維持費の違い
ジムニーシエラかジムニーかで購入を検討する際には、維持費の違いにも注目しましょう。車両価格ばかりに目がいきがちですが、普通車と軽自動車の場合では維持費が大きく変わります。ここでは、それぞれの維持費について見ていきましょう。
新車価格
ジムニーは軽自動車であるため、基本的にジムニーシエラよりも安価で購入できます。ジムニーのモデルごとの新車価格は以下のようになります。
モデル |
新車価格 |
XG(4WD・5MT) |
155万5,400円 |
XG(4WD・4AT) |
165万4,400円 |
XL(4WD・5MT) |
168万1,900円 |
XL(4WD・4AT) |
178万900円 |
XC(4WD・5MT) |
180万4,000円 |
XC(4WD・4AT) |
190万3,000円 |
ジムニーシエラのモデルごとの新車価格は以下のようになります。
モデル |
新車価格 |
JL(4WD・5MT) |
186万3,400円 |
JL(4WD・4AT) |
196万2,400円 |
JC(4WD・5MT) |
198万5,500円 |
JC(4WD・4AT) |
208万4,500円 |
税金
まず異なるのが税金です。それぞれにかかる税金は以下の表の通りです。
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ジムニーシエラ |
ジムニー |
自動車税(種別割) |
30,500円 |
10,800円 |
自動車重量税 |
12,300円 |
9,900円 |
比較すると、ジムニーシエラのほうが税金面では高額になります。自動車税(種別割)、軽自動車税(種別割)は毎年、自動車重量税は車検の度にかかるものです。長期の維持を想定すると、差は無視できないものになります。
保険料
加入が義務付けられている自賠責保険は、車種・保険期間・地域によって金額が異なります。車種以外の条件が同じ場合、軽自動車のジムニーに比べ、普通車であるジムニーシエラのほうがわずかながら高くなります。
任意保険、いわゆる自動車保険は、保険会社や補償内容によって異なるため一概にいくらとはいえません。また、車種以外の条件が同じ場合でも軽自動車のほうが安くなる場合もあれば、その逆になる場合もあります。そのため、任意保険の違いを大きく意識する必要はないでしょう。
軽自動車のジムニーと普通車のシエラの選び方
ジムニーは、安価で、非日常的なオフロード走行を楽しめる車です。一方ジムニーシエラは、エンジンパワーなどの面で優れており、乗用車として高い完成度を誇っています。両者の特徴を分析することで、「どのような人がジムニー(ジムニーシエラ)に向いているか」が分かります。
こちらの項目では、ジムニーに向いている人とジムニーシエラに向いている人について解説します。
ジムニーがおすすめなのはこんな人
ジムニーが向いている人は、オフロード走行を楽しみたい人です。どちらも悪路走破性に優れた車ではありますが、より本格的なオフロードを走りたい人はジムニーが向いています。
また維持費を安く抑えたい人も、軽自動車であるジムニーが向いているでしょう。自動車税はジムニーシエラの半額以下になりますし、重量税にも大きな差がつきます。維持費の関連で、購入費用を安く抑えたい人も、ジムニーの購入がおすすめです。
シエラがおすすめなのはこんな人
乗用車としての完成度を求めている人は、ジムニーシエラがおすすめです。ジムニーも素晴らしい車ですが、軽自動車という規格上、どうしてもエンジンパワーなどで限界を感じることがあります。
ジムニーシエラは1,500ccの直列4気筒自然吸気エンジンが積まれており、ゆとりのある走行性能を実現しています。長距離ドライブをしても疲れにくく、カーブやレーンチェンジのする際の安定性にも優れています。値段にこだわらず、パワーのある車が欲しい人は、ジムニーシエラがおすすめです。
軽自動車のジムニーと普通車のシエラの中古車相場
車をできるだけ安く購入したい方は、中古車を検討することもおすすめです。中古車販売のネクステージでは、新車に近く、状態の良いジムニーシリーズを多く取り扱っています。ジムニーシエラとジムニーの中古車価格の相場、多い年式、人気の装備などをご紹介します。
ジムニー
ネクステージではジムニーのラインナップも充実しています。年式は2019年以降の新しいモデルが中心です。現行型の価格は109万9,000円~270万9,000円となっており、ジムニーシエラと比べるとやや安く購入できます。
人気のオプション装備としては、ジムニーシエラと同様にクルーズコントロールやレーンアシスト、スマートキーなどがあります。2017年以前のモデルは価格が大幅に下がり、33万9,000円~175万9,000円ほどで購入できます。
(2022年10月時点の情報です)
(参考:『ジムニー(スズキ)の中古車一覧』)
ジムニーシエラ
ネクステージで手に入るジムニーシエラは、2018年~2022年式の比較的新しいモデルが豊富です。このあたりの年式であれば、価格は189万9,000円~339万9,000円となっています。
オプションを搭載しているものが多く、装備例としてはクルーズコントロールやレーンアシストなどがあります。寒冷地であればシートヒーターも人気が高いでしょう。
2017年以前のモデルは109万9,000円~185万3,000円ほどで購入できるため、初期費用を抑えたい方におすすめです。
(2022年10月時点の情報です)
(参考:『ジムニーシエラ(スズキ)の中古車一覧』)
PRジムニーシエラ(普通車)の商品
※価格は支払総額
軽自動車のジムニーと普通車のシエラに似た車種はある?
軽自動車のジムニーと、普通車のシエラに似た車種は、いくつかあります。具体的には、「ダイハツ タフト」「パジェロ ミニ」「スズキ ハスラー」の3つです。
ここでは、それぞれの特徴やスペックを解説します。2022年10月時点の新車価格と、中古車相場についても触れていますので、あわせて確認してください。
ダイハツ タフト
ダイハツ タフトは、アウトドア感の強いスタイルが特徴です。D-CVT・ターボエンジンを搭載しており、なめらかな加速が魅力と言えます。また地上最低高は190mmと高めになっており、未舗装路でも走行可能です。
新車価格は、135万3,000円です。またネクステージでは、タフトの中古車を124万9,000円~211万3,000円で取り揃えています(2022年10月時点)。
(参考:『タフト(ダイハツ)の中古車一覧』)
パジェロ ミニ
パジェロ ミニは、三菱から販売されていた軽自動車です。ジムニーと同じくSUVタイプの車となっています。販売期間は1994年から2013年であり、2022年時点では、新車で購入できません。
660ccの直列4気筒エンジンに、64馬力のターボが付いているなど、パワーの高さが大きな特徴です。ネクステージでは、パジェロ ミニの中古車を29万7,000円~80万8,000円で取り揃えています(2022年10月時点)。
(参考:『パジェロミニ(三菱)の中古車一覧』)
スズキ ハスラー
スズキ ハスラーは、街乗りからアウトドアまで、幅広いシーンで活躍する軽自動車です。カラーバリエーションの豊富さが魅力で、モノトーンからツートーンまで揃っています。
マイルドハイブリッドを全社に搭載しており、燃費は22.6km/L~25.0km/L(WLTCモード)と高水準です。ネクステージでは、スズキ ハスラーの中古車を59万9,000円~214万7,000円で取り揃えています(2022年10月時点)。
(参考:『ハスラー(スズキ)の中古車一覧』)
車探しはネクステージへお任せ!
ジムニーなどの軽自動車をお得に手に入れたい場合は、中古車の購入がおすすめです。どの販売店にするか迷っている場合は、なるべく信頼できる大手業者を選びましょう。
ネクステージは、全国展開しており、ジムニーやジムニーシエラなどの車を多く揃えています。最後にネクステージのサービスを紹介しますので、ぜひチェックしてください。
ジムニーなどの軽自動車のラインアップも豊富
ネクステージは、全国に250店舗以上を展開しており、グループ総在庫3万台を誇ります。軽自動車専門店も構えており、グレードやモデルなどさまざまなこだわり条件で探せるため、お気に入りの1台を探してみてください。
もし他店舗に気になる在庫があった場合は、最寄りの店舗へのお取り寄せも可能です。ネクステージの公式Webサイトからも在庫を検索でき、そのまま見積もり依頼もできます。ぜひお気軽にお問い合わせください。
高品質な車がベストプライスで購入可能
中古車購入でトラブルになりやすいのが、修復歴車などの粗悪な車両です。修復歴車は、骨格部分にダメージを負った履歴のある車であり、購入後に不調に陥りやすいものとして知られています。
ネクステージでは、修復歴車のような、トラブルの多い車両を一切取り扱っておりません。そのため、初めて中古車を購入するお客様でも、車を探しやすい環境が整っています。高品質な車をベストプライスで購入できますので、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
軽自動車のジムニーと普通車のジムニーシエラは、エンジン周りの性能に大きな違いがあります。それによって車両価格や維持費が異なるため、人によって向き・不向きがある点に注意しましょう。
ジムニーやジムニーに似た軽自動車をお得に手に入れたい場合は、中古車がおすすめです。ネクステージは、品質の高い中古車を、リーズナブルな価格で提供しています。
公式Webサイトからの在庫検索・見積もり依頼も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。