車のレンタル・リースで買い取りは可能?注意点・それぞれの仕組みの違い
近年、車の利用方法はさまざまです。レンタルやリースというサービスを利用したことがある方は多いのではないでしょうか。レンタルとリースは、それぞれ特徴や違いがあります。
車をよく利用する方であれば、レンタルやリースの利用よりも車を購入して自分のものにするという選択肢が一般的です。気に入ったレンタル車やリース車は買い取りができるのでしょうか。その点について解説します。買い取りに関する注意点もありますので、参考にしてください。
※目次※
・基本的にレンタル車は一定期間後中古車販売され、リース車はプランにより買い取りが可能
・レンタル・リース車はメンテナンスの良さや乗り心地の良さを確かめた上で購入できる
・買い取りの際には名義変更や買い取り費用が必要であることを覚えておこう
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車のレンタル・リースで買い取りは可能?
昨今における車の乗り方として、レンタルやリースというサービス利用が浸透してきました。頻繁に乗らない方などにとっては便利なサービスです。カーリースとは、車を一定期間借りて月々の定額料金を支払う契約となっています。
一方、レンタルは常にきれいな状態の車を必要な短期間のみ借りる契約です。いずれにしても、ある程度車の性能や乗り心地の良さを知ることができます。気に入ったレンタル・リース車は買い取りが可能なのでしょうか。
レンタル車は中古車として販売される
サービスの性質上、利用者が気に入ったレンタカーを買い取るというサービスは基本的にありません。通常、レンタカーは一定期間使用された後、中古車市場に流通します。
「レンタアップ」または「レンタカー落ち(上がり)」車として表示されているため、中古車検索サイトなどで見たことがある方も多いのではないでしょうか。中古車市場で「レンタアップ」車を探して購入するという方法を活用できます。
買い取りを目的にレンタルしている会社がある
レンタカーの買い取りサービスは通常ないものの、一部特殊な車を買い取り目的で試乗レンタルしているサービスがあります。「1日試乗キャンペーン」などを行って、通常の試乗より長い時間乗ってもらって買い取りしてもらうサービスは一例です。
そのほか、中古車選びの新たな形として旧車・スポーツカーのレンタルサービスを行っている会社もあります。気になる旧車スポーツモデルやスーパースポーツモデルをレンタルして思う存分試乗した後、気に入ったら購入できるシステムです。
買い取りプランがあるリース会社を選ぶ
自動車リース会社の中には、契約期間満了時に買い取りを選択できるプランを用意しているところがあります。例えば、7年または9年の契約期間一定額を毎月払い続けることにより、最終的に契約満了時には自分の車になるという仕組みです。
従来は、返却を原則としているリース会社が基本でした。近年、契約時の条件やプラン内容により、返却と買い取りを選択できる業者が増えてきています。自動車リースを選ぶ際には、買い取りプランがあるかどうかを最初にきちんと確認するようにしましょう。
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車のレンタル・リースにおける特徴や違い
車のレンタルとリースは、どちらも車を借りるという点では同じです。しかし、それぞれに特徴や違いがあります。レンタルとリースのサービスについて、特徴や違いを把握しておきましょう。違いを踏まえた上で、どのようなサービスが自分に合っているのかを考慮できます。
使用期間・利用者
自動車リースは各業者が定めているプランにもよりますが、どんなに短くても1か月からの契約となります。一般的なのは、5年・7年・9年といった年単位の長期契約です。契約期間中は自宅で保管でき、自分の好きなタイミングで乗ることができます。自分や家族など、特定の人のみが利用者です。
一方レンタルの場合は、数時間から1週間など短期間の契約が主流となっています。長くても1か月~2か月ほどまでが基本となり、不特定多数の人が利用します。使いたい日時に、乗りたい車がないという場合が多いことがデメリットです。
利用者の立場
リースの場合、車検証上の所有者はカーリース会社であり、使用者名義は契約者本人です。レンタルの場合は、所有者・使用者どちらの名義もレンタル会社となる点がリースと異なります。不特定多数の人が短時間ずつ借りるというサービスのためです。
ナンバープレート区分
車のナンバープレートには、ひらがなが記載されていることはご存じかと思います。普通車・軽自動車ともに、どのような用途の車かがすぐに分かるようにするための区分です。現在、自家用、貸渡(レンタカー)用、事業用、駐留軍人軍属私有車両用等の4区分に分けられています。
レンタカーは「れ」「わ」ナンバーです。一方リース車の場合は、自家用車と同じナンバー区分となります。そのため、ナンバープレートを見てもリース車であることは分かりません。
(参考:『自動車登録番号標(ナンバープレート)の見方|一般財団法人 自動車検査登録情報協会』)
料金・プラン
料金設定やプラン内容も、レンタルとリースでは異なります。レンタルの場合、時間単位での料金設定です。料金に含まれているのは車両レンタル代のみが基本で、保険加入を選択した場合は保険代が含まれます。
通常レンタルの場合は、返却時にガソリン満タン返しが基本です。メンテナンスや各種税金含む維持費用はレンタル会社負担のため、契約者が支払う必要はありません。
リースの場合、契約期間に応じて月単位の定額料金が決まっています。内訳は車両本体価格、各種税金、自賠責保険料などです。契約プラン内容により、車検やオイル交換などのメンテナンス費用が含まれることもあります。基本的に、車を購入した時と同じ経費を支払うことが必要です。
好みの車を選べる自由度
自分好みの車を選べる自由度の観点で比較すると、リースの方がおすすめです。リースの場合は一部例外を除き、基本的に国産メーカー全車種対応となっています。ボディカラーやオプションなども、自由に自分好みの物を選べることは魅力です。
一方レンタルの場合は、予約時点または借りる時点でレンタカー会社指定の車種から選ぶことが原則となっています。そのため、乗れる車種やメーカーが限定されてしまうことを覚えておきましょう。
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車のレンタル・リース車を買い取りするメリット
車のレンタルとリースには、それぞれメリット・デメリットがあります。短期間車を使用する場合や年間走行距離がそこまで多くない場合は、レンタルまたはリースでも良いかもしれません。しかし、頻繁に車を使用する方は自分で購入することを選ぶのではないでしょうか。
前述のように、レンタル・リース車は状況により買い取りが可能です。レンタル・リース車を買い取るメリットについて解説します。
リースで愛着が湧いた車を買える
リース車であれば、多少走行距離制限などがあるものの、ほぼ自分の車のように利用できることが特徴です。長期間乗っていたり、毎日自宅にある車を見ていたりすると愛着が湧いてくるのではないでしょうか。そのため、契約期間満了時に手放したくなくなるかもしれません。
乗り慣れて使い勝手や快適性が分かっている車であれば、安心して乗り続けられます。このようなメリットは、多くの方がリース車を買い取る理由のひとつです。
探していた希少車もレンタルで試乗してから買える
探している車が旧車や名車のスポーツカーなどの希少車である場合は、レンタルで試乗してから購入できるのは安心につながります。通常の中古車販売店では、実車を見に行った場合でも車検が無いため公道を走れない状態だったり、販売店周りを短時間走行したりする程度が一般的です。
レンタル期間中に走りたい道を実際に走行して、乗り心地を確かめられることはメリットではないでしょうか。大きな金額の買い物となるため、後悔しない車選びをしましょう。
すべての車にメンテナンスが行き届いている
リース車の契約プランにはメンテナンス費用が含まれているプランがあり、車を良い状態で維持することが容易です。
レンタルの場合は、お客様がいつでも安心して乗れるように常時しっかりメンテナンスされています。道路運送法ではレンタカーは「事業車」扱いとなり、定期点検整備に関する基準が自家用車よりも厳しく規定されていることが特徴です。そのため、レンタアップの中古車は安心して買い取ることができます。
(参考:『点検整備の種類(自動車)|国土交通省』)
購入した後は売却も可能
基本的に、レンタル車はもちろん、リース車であっても自分の都合で勝手に売却できません。車検証の所有者名義が自分ではないためです。しかし、リース車を買い取った後に所有者名義が自分に変更されれば、自分の都合でいつでも売却できます。
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車のレンタル・リース車を買い取りする際の注意点
レンタル・リース車を買い取るメリットはいくつかありますが、気を付けるべきこともあります。注意点をきちんと把握しておかなければ、あとから手間、時間、お金が余分にかかることになりかねません。主な注意点を解説しますので参考にしてください。
契約期間が途中の場合は違約金がかかる
リースの場合、契約期間途中で解約する際に違約金が発生することが一般的です。最初に決めた契約期間をもとに毎月の定額料金を設定しているため、途中解約ではリース会社が損失を被ることになりかねません。
違約金はリース会社、契約プラン内容、利用期間など、さまざまな条件で異なります。契約書の内容をよく確認しましょう。
名義変更の手続きを行う必要がある
リース契約期間中は車の所有権はリース会社にありますが、買い取り後は自分のものにすることができます。ただし、自動的に変更されるわけではありません。運輸支局または軽自動車検査協会に出向いて名義変更(移転登録)手続きを行う必要があります。
大抵の場合は買い取りの際に業者が代行で行ってくれますが、自分で手続きすると代行手数料を節約できることがメリットです。買い取った後は、速やかに名義変更手続きを行うようにしましょう。
(参考:『自動車検査・登録ガイド(移転登録)|国土交通省』)
(参考:『名義変更(売買・譲渡・その他)|軽自動車検査協会』)
買い取りに必要な費用を確認しておく
リース契約満了時に買い取りを行う場合には、費用が必要であることを覚えておきましょう。リースの毎月定額料金は、最初に契約満了時の車両残価を引いた金額を基に設定されています。そのため、契約満了時に車両残価を支払うことが必要です。
加えて、リサイクル料、自動車税、自賠責保険料の支払いが発生します。状況により名義変更登録料などが加算され、全ての合計額に消費税を足した金額が買い取り時に必要な総額です。ある程度まとまった金額が必要なことを念頭に置きましょう。
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車のレンタル・リースと中古車購入はどちらがお得?
車の利用方法について、レンタル・リース・購入のどれが良いのだろうかと迷うことがあるかもしれません。どれが良いかは自分の使い方や用途次第で異なります。
定期的に乗らない、短いスパンで乗り換えたいという方は、短期間契約できるレンタルやリースの方がお得です。一方、長距離ドライブが好きまたは必要に迫られて長距離移動が多い方や、定期的な車の利用がある方は購入する方がメリットが大きいと言えます。
支払総額を抑えるためには、レンタル落ちの車を含め中古車購入を検討してみましょう。
レンタアップ・中古車をお探しならネクステージへ!
リース車を買い取るためには、契約内容の確認や残価の支払いなど条件が様々あります。手続きが思ったよりも煩雑に感じることがあるかもしれません。また、旅行先や出張先で借りたレンタカーが気に入ったという方もおられるのではないでしょうか。
その場合は、気に入った車種を中古車で探すという選択も検討してみましょう。ネクステージでは、メンテナンスが行き届いているレンタアップ車を多数取り揃えています。ネクステージ公式サイトの検索ページでは、フリーワード検索が可能です。「レンタカー」と入力し、取扱車をご覧ください。
ネクステージを利用しての中古車購入であれば、複雑な手続きを省くことができます。満足いく車選びのお手伝いをしておりますので、ぜひお気軽にお問合せください。
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まとめ
生活環境によって車の使用頻度や用途が異なるため、利用方法を見直すことが必要です。レンタルやリースがお得な場合もあれば、購入する方が良い場合もあります。乗り心地やメンテナンスの良さが分かっている、レンタルやリースで乗り慣れた車を買い取りたいと思う方も多いことでしょう。
自分の状況をよく考慮して、どれが自分に合うのかを見極めることが大切です。車に関しては分からないこともたくさんあるかと思います。車選びにお悩みの際は、ぜひ「お客様ファースト」のネクステージにご相談ください。
よくある質問
Q.レンタカーは買い取れますか?
A.レンタカーを直接買い取るというサービスはありません。レンタカー会社のビジネスモデルは、車両を短期間貸し出すことで収益を上げることを基本としているからです。 ただし、レンタカー会社は定期的に車両を更新しており、使用済みの車を中古車市場に流通させています。「レンタアップ」や「レンタカー落ち」という名称で売られていることがあります。
Q.レンタカーを返却しないとどうなる?
A.レンタカーの不返却は、単なる契約違反にとどまらず、深刻な法的問題を引き起こす可能性があります。ケースによっては、横領罪や詐欺罪に問われる恐れがあるでしょう。
返却時間を過ぎた場合でも、即座に犯罪とはなりませんが、延長料金が発生します。しかし、営業時間内に返却できない場合は、早めにレンタカー会社に連絡しましょう。
Q.レンタカーはどうやって返却するのですか?
A.レンタカーの返却手続きは、基本的に借りた店舗で行いますが、大手レンタカー会社の場合「乗り捨てサービス」などを利用して別の店舗で返却できる場合もあります。
返却する際は、予定時間までに指定の店舗に到着しましょう。返却後は、店舗スタッフと一緒に車両の状態を確認します。燃料は満タンにして返却するのが一般的です。満タンでない場合、追加料金が発生することがあります。
Q.レンタカーの乗り捨てとは何ですか?
A.乗り捨てとは、借りた店舗とは別の店舗にレンタカーを返却するサービスのことです。目的地までの移動に車が必要だが、到着後は不要という場合でも気軽に利用できます。
主に全国展開している大手レンタカー会社が提供しているサービスですが、全ての店舗間で乗り捨てが可能というわけではありません。各社の営業所の事情により、乗り捨て可能な店舗や車種が限定されることがあります。
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