車のグレードの調べ方は?初心者でも使える確認テクニック
愛車のグレードを正確に知りたいものの、どのように確認すればよいか分からない人も多いでしょう。車のグレードは、保険や車検の手続き、中古車売買などにおいて欠かせない情報です。
この記事では、グレードを正確に把握していないオーナーに向けて、簡単にグレードを確認する方法を紹介します。愛車の正確なグレードを把握し、各種手続きに生かしましょう。
※目次※
・車のグレードの調べ方には、車台番号や型式指定番号・類別区分番号を確認する方法がある。
・車のグレードを調べるには、メーカー公式サイトでグレード検索か車両検査情報サイトを活用する。
・車のグレードは、自動車保険の手続きで必要になる可能性があったり、車両価値を把握したりするのに役立つ。
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調べ方の前に。車のグレードに関する基本情報
車のグレードは、自動車の性能や価値を左右する大切な要素で、さまざまな場面でグレード情報が必要となります。まずは、グレード情報が必要な具体的な場面や車台番号の意味、型式指定番号・類別区分番号の役割について見ていきましょう。
調べ方が気になる車のグレード情報が必要な場面
車のグレードを知ることは、さまざまな場面で重要な意味を持ちます。例えば、自動車保険に加入する際、型式によって保険料が変わることがあるでしょう。
車の売却や買取を考える場合、グレードは査定額に大きく影響します。上位グレードほど装備が充実し、価格も高くなる傾向にあるためです。パーツやアクセサリーを購入する際にも、適合性を確認するためにグレード情報が欠かせません。
グレードによって、搭載されているエンジンや内装が異なることもあるため、カスタマイズの可能性も変わってきます。
車台番号の意味とは
車台番号とは、自動車を識別するための情報です。各車両に固有の番号が割り当てられており、車検証の「車台番号」欄や車体に刻印されています。
車台番号には、製造年や工場コード、車種情報などが含まれているのが一般的です。新車登録時や車検、自動車保険の手続き、リコールの確認など、さまざまな場面で必要となります。
特に車検時には、車検証と車体の番号が一致していることが求められるのが原則です。また、車両の盗難や不正改造を防ぐ上でも、車台番号は重要な役割を果たしているといえるでしょう。
型式指定番号・類別区分番号の意味とは
型式指定番号とは、国土交通省が新車に対して付与する番号で、車種やエンジンの種類を示します。一方、類別区分番号は、同じ型式内での細かな違いを表す3桁~4桁の数字です。
これらの番号を組み合わせることで、車両のグレードを特定できます。同じ車種でもグレードによって装備・性能が異なるため、部品の適合性確認や自動車税の算定に活用されるのが一般的です。
車検証に記載されているこれらの番号を確認することで、自分の車のグレードを把握できます。ただし、改造や用途変更が行われている場合は、実際の車両と番号が一致しないこともあるので注意が必要です。
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車台番号を使ったグレードの調べ方
ここでは、車台番号の確認場所と読み方、メーカー公式サイトでのグレード検索手順、車両検査情報サイトの活用方法などついて解説します。また、グレード情報の読み方も併せて見ていきましょう。
【車のグレードの調べ方.1】車台番号を確認する
車台番号は、主に3つの箇所で確認可能です。
・車検証
・エンジンルーム内などにあるコーションプレート
・エンジンルームと運転席の間にあるバルクヘッド(ダッシュパネル)
車台番号の確認は、車検証・コーションプレート・バルクヘッドの順で行うのがおすすめです。車検証で確認する場合は、「車体番号」の欄をチェックしましょう。
コーションプレートには、「FRAME No.」や「VIN」といった表記の後に番号が記されています。バルクヘッドには、車台番号が直接打刻されているのが一般的です。
【車のグレードの調べ方.2】メーカー公式サイトでグレード検索をする
メーカー公式サイトでのグレード検索は、車台番号を使って行うのが基本です。多くの自動車メーカーが、公式サイトにグレード検索ページを設けています。
例えば、トヨタなら「グレード情報検索サービス」にアクセスし、注意事項を確認した後に車台番号を入力すると、該当する車のグレードが表示されるでしょう。日産・ホンダ・マツダなど、他のメーカーも同様のサービスを提供しています。
ただし、古い車種や特別仕様車の場合、情報が見つからないこともあるでしょう。その際は、メーカーのカスタマーサービスに問い合わせるのもひとつの方法です。
【車のグレードの調べ方.3】車両検査情報サイトを活用する
車両検査情報サイトは、グレードを確認するのに有効なツールです。多くの場合、車の型式指定番号や類別区分番号を入力することで、車種・グレードの候補を絞り込めます。
車両の諸元情報や新車価格、装備品情報など、詳細なデータも入手できるかもしれません。中には、価格ガイドブックの情報を用意しているサイトもあり、小売・卸売の価格情報も確認可能です。
グレード確認だけでなく、車両の詳細情報を幅広く得られれば、中古車購入や売却時の参考資料としても活用できるでしょう。
車のグレード情報の調べ方だけでなく、意味もチェックしよう
グレード情報を正しく読み解くことは、車の特徴や価値を理解する上で重要です。グレード名には「X」「G」「S」などのアルファベットが使われることが多く、その意味はメーカーにより異なります。
グレードによって、標準装備やオプション、エンジン性能・内外装の質が異なるのが一般的です。例えば、上位グレードでは高性能エンジンや、豪華な内装が標準装備となっていることがあります。
また、選択可能なカラーバリエーションが増えたり、先進的な運転支援機能が搭載されていたりすることもあるでしょう。
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特殊なケースでの車のグレードの調べ方
車のグレードを調べる方法はさまざまですが、特殊なケースでは通常の方法では確認が難しい場合もあるでしょう。ここでは、輸入車のグレード確認手順やグレードが不明な場合の対処法、中古車購入時のグレード確認ポイントについて解説します。
【特殊な車のグレードの調べ方.1】輸入車のグレード確認方法
輸入車のグレード確認は、国産車とは異なる手順が必要です。多くの場合、メーカー公式サイトでの検索は困難でしょう。
そのため、ディーラーやカスタマーサービスセンターへ直接問い合わせるのが有効です。問い合わせの際は、車検証に記載されているVINコード(車両識別番号)の下7桁を伝えます。
一部の輸入車では、海外の非公式サイトでVINコードを入力して調べる方法もありますが、信頼性に欠ける場合があるため注意が必要です。
輸入車のグレード確認は少し手間がかかりますが、正確な情報を得ることで、適切な整備や部品交換、車両の価値評価に役立ちます。
【特殊な車のグレードの調べ方.2】グレードが不明な場合の確認方法
輸入車の他、低年式車や特別仕様車なども、通常の方法では確認できないことがあります。そのようなときは、車両検査情報サイトを活用しましょう。各社が提供する車両検査情報サイトでは、豊富なデータベースを基にグレード検索が可能です。
型式指定番号と類別区分番号、またはメーカー名と車名を入力するだけで、該当するグレード情報が表示されるので、車体番号が不明でも検索できて便利でしょう。
また、車検証に「不明」「フメイ」と記載されている「型式不明車」の場合は、並行輸入車や旧年式車である可能性があります。このような場合は、各メーカーのカスタマーセンターに直接問い合わせるのがおすすめです。
【特殊な車のグレードの調べ方.3】中古車購入時のグレード確認ポイント
中古車購入時のグレード確認は、車選びの重要なポイントです。同じ車種でも、グレードによって装備・性能が大きく異なるため、価格にも影響します。
例えば、人気のコンパクトカー「ヤリス」では、エントリーグレードの「X」から最上級の「Z」まであり、それぞれで装備内容や価格が異なるのが通常です。
また、中古車特有のオプション装備にも注目しましょう。前オーナーが装着したナビやオーディオなどは、追加費用なしで手に入れられるのが魅力です。ただし、中には生産終了したオプションも存在するため、将来の交換・修理の可能性も考慮しましょう。
グレードを正確に把握することで、適正な価格での購入や、自分のニーズに合った車選びが可能になります。
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車のグレードを調べた後の活用例
最後に、確認したグレード情報の具体的な活用方法と、グレードが車両価値に与える影響について解説します。
保険の手続きでグレード情報をどのように使用するか、またグレードの違いが中古車市場での評価にどう反映されるかを、理解するための参考にしましょう。
調べ方が気になる車のグレード情報は、自動車保険の手続きで必要になることも
保険への加入時には、正確なグレード情報が必要となることがあります。グレードによって車両の価値や装備が異なり、適切な保険料の算出に必要なことがあるためです。
グレード情報を活用する際は、まず車検証や車両本体から「車台番号」を確認しましょう。次に、各自動車メーカーの公式サイトにある、グレード検索ページを利用します。車台番号を入力すれば、詳細なグレード情報を得られるでしょう。
この情報を基に、保険会社に正確な車両情報を提供します。適切な保険料の設定のためにも、グレード情報を把握しておくのがおすすめです。
調べ方が気になる車のグレードで、車両価値に違いが生まれる
グレードは、車両の価値を大きく左右する要素です。同じ車種でも、グレードによって装備・性能が異なるため、中古車市場での評価や買取価格に影響を与えます。
例えば、高級グレードの車は、豪華な内装や先進的な安全装備が搭載されているため、高値で取引されるのが一般的です。一方、ベーシックなグレードは、必要最低限の機能のみなので、相対的に低価格になる傾向があります。
しかし、燃費性能に優れたエコカーなど、特定の需要が高いグレードは、装備が少なくても高値が付くこともあるでしょう。将来の売却を考える場合、人気のグレードを選ぶことで、高いリセールバリューを期待できます。
また、グレードは車両の初期投資額だけでなく、維持費にも影響するでしょう。高グレード車は、複雑な装備のメンテナンスコストが高くなる可能性があるかもしれません。
車両の価値を最大限に保つためには、グレードだけでなく、走行距離・車両の状態など総合的な要素を考慮することが重要です。
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まとめ
車のグレードを知るには、車台番号を使用し、各自動車メーカーのグレード検索ページや車両検査情報サイトで調べるのが基本です。
輸入車やグレードが不明な場合は、メーカーに直接問い合わせるなど代替手段を検討します。正確なグレード情報を得ることで、適切な車両管理や手続きが可能になるでしょう。グレード情報の読み方を理解すれば、車を売却する際にも役立ちます。
▼ライタープロフィール
鈴木祐貴
車と音楽、旅と猫を愛するライター。多様なWebメディアの編集・ディレクション経験を重ね、2018年よりフリーランスとなる。
現在もさまざまなジャンルの編集をする傍ら、車関連のオウンドメディアや車の税金に関するコンテンツなどの編集経験を生かし、ライターとして車の魅力・おもしろさも発信中。
バックパックひとつでふらりと旅に出るのが好きだが、いずれはキャンピングカーで気ままに世界中をロードトリップしようと思っている。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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