車の傷が買取査定に与える影響や、傷ごとの減点目安をご紹介
傷ありの車は買取でどのくらい減額されるか不安という方も多いでしょう。また、傷ありの車を少しでも高く買い取ってもらえる方法が知りたいという方もいるではないでしょうか。
傷の大きさや状態にもよりますが、車の傷は査定での減額対象です。傷ありの車を高く買い取ってもらうためには、いくつかの要点を押さえることが重要です。
そこでこの記事では、車の傷が査定に与える影響や高く売るためのポイントについて解説します。減額相場や、どのくらいの傷でどの程度減額されるのかを知っておけば、車の買取の際も納得できるでしょう。
※目次※
6.傷ありでも高額買取を目指すならネクステージの無料査定を試そう
・車に傷があると程度に応じて査定額が減額される。修復歴があると大幅に買取額が下がるので注意!
・傷がある車の買取の際は、自力で修復しないことや洗車と清掃をしてキレイにすること、車検を残すことの3つのポイントが重要
・傷がある車に強い、特定の車種に強いなどの業者選びが高価買取のコツ!
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買取業者の査定方法について
傷あり車を少しでも高く買取してもらう方法を知るためには、買取業者の査定方法を知ることが大切です。買取業者の査定方法を知っておくと傷がどのくらい査定に影響を与えているかわかり、査定額を上げるために何をするべきか自己判断できるでしょう。
車の査定基準
車の査定基準は主に「車種・年式・走行距離」の3つで評価されます。査定額は、下記にご紹介する標準状態を満たしている場合に、査定基準をベースにして決めていることがポイントです。減額対象になる傷や要因があれば、内容に応じて相場価値から減額されます。
- ・外装内装が無傷
- ・エンジン、足回りが良好な状態
- ・車検の残月数は残り3か月以内
- ・走行距離が標準走行距離の範囲内
- ・タイヤの残り溝がスリップサイン以上ある
- ・修復歴がない
- ・減額要因がない
- ・改造をしていない
車の減額基準
車の査定時にマイナス要因になるものがある場合は、傷の大きさや故障の程度に応じて点数がつけられ、減点方式で減額されます。基本的には1点あたり約1,000円の減額です。減額の具体的な基準は、一般財団法人日本自動車査定協会による「中古自動車査定基準及び細則〔Ⅰ〕」によって定められています。
傷の内容や大きさによっては減額対象にならないこともあるため、自分でもきちんと確認をしましょう。車を使い続ける以上まったく傷をつけないということは難しいかもしれません。少々の傷であれば、減額にならないこともあります。
(参考; 『中古自動車査定基準及び細則〔Ⅰ〕』)
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車の傷が買取査定に与える影響の目安
傷あり車の減額相場は、傷の大きさや程度に応じて変わります。傷が大きいほど修理にかかる費用が高くなりますが、小さなものであれば査定に影響を与えない場合もあるのがポイントです。こちらでは傷の大きさに対して、どのくらい減額されるのかという相場をお伝えします。
爪が引っかからない程度の傷の場合
爪が引っかからない程度の浅い傷は、ほとんどの場合で減額の対象にはなりません。多少の傷は避けられないものであり、簡単に修復できるためです。
爪が引っかからない程度の傷であっても、車全体に細かくついている場合は減額の対象になる可能性があります。洗車のし過ぎや、細かい傷が付きかねない厳しい環境で使用するなどは避けたほうがよいでしょう。
再塗装で済む程度の傷の場合
再塗装で傷が隠せる程度の場合、その傷の大きさによって買取価格から減額されることがあります。再塗装で傷が隠せる程度とは、「塗装が剥がれたがボディには支障がない」などの場合です。
1cm程度の小さい傷であれば、査定には影響を与えないでしょう。しかし、1cm以上と傷が大きくなると、傷の大きさに応じて減額の相場が高くなります。傷の大きさと減額相場は以下の表のとおりです。
傷の大きさ |
減額相場 |
1cm未満 |
影響なし |
1cm~9cm |
1万円 |
9cm~30cm |
1万円~2万円 |
30cm~ |
2万円~4万円 |
上記にご紹介した減額相場は、あくまでも中古自動車査定協会の「中古自動車査定基準及び細則」に基づくものです。実際の減額相場や査定基準は買取業者によって変わるため、詳しく知りたい方は車の売却を予定している業者へ確認をしましょう。
(参考; 『中古自動車査定基準及び細則〔Ⅰ〕』)
板金と再塗装が必要なへこみがある傷の場合
板金と再塗装が必要なへこみがある傷の場合は、査定額に大きく影響します。専門の知識や技術がなければ修復できないためです。へこみのある傷の場合、傷の大きさに応じて減額相場が変わります。具体的な減額相場は以下の表のとおりです。
傷の大きさ |
減額相場 |
9cm~30cm |
2万円~5万円 |
30cm~ |
2万円~8万円 |
パネル面積の半分以上 |
7万円~20万円 |
上記にご紹介した減額相場は、中古自動車査定協会の「中古自動車査定基準及び細則」に基づくものであるため、実際の減額相場は買取業者ごとに異なります。この減額相場は、板金の補修と再塗装の場合の相場です。パネル面積の半分以上の大きさの傷の場合は部品そのものの交換が必要になり、修理相場が大幅に上がります。
(参考; 『中古自動車査定基準及び細則〔Ⅰ〕』)
状態が悪く廃車扱いになる場合
損傷が大きく廃車にする場合、廃車手続きの費用で出費となる可能性があります。廃車手続きとは、主に抹消登録と解体を指しており、車が自走できない場合はさらに運搬費用が、リサイクル料金を支払っていない場合は改めてリサイクル料金の支払いが必要です。業者に代行してもらう場合は、加えて手数料も発生します。
自動車税・自動車重量税・保険料が払い戻される場合もあり、払い戻しされた費用で出費が相殺されることもあるでしょう。
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車の傷が修復歴扱いの場合の買取は減額対象になる
傷ありの車を売る際には修復歴も重要なポイントです。車に修復歴があると判定されると、目に見える傷がない場合でも大幅な減額対象です。傷やへこみよりも大幅な減額対象となるので、買取において修復歴の有無は重大な要素です。ここでは修復歴とは何か、修復歴がある車の減額の目安について解説します。
修復歴って何?
修復歴がある車とは交通事故や災害によって、修理・またはパーツの交換をした車を指します。これは車の骨格部位にあたる以下8つのパーツを交換、または修復した場合が修復歴の対象です。
- ・フレーム
- ・クロスメンバー
- ・インサイドパネル
- ・ピラー
- ・ダッシュパネル
- ・ルーフパネル
- ・フロア
- ・トランクフロア
上記のパーツは主に溶接されてつながっており、強い衝撃が加わると車全体に影響を与えます。車の耐久性に大きな影響を与えるため、査定額にも影響が出ることがほとんどです。
(参考; 『中古車の査定・修復歴の考え方』)
修復歴ありの車の減額目安
修復歴がある車がどのくらい減額されるかは、修復内容と車のランクによって異なります。大まかなランクと減額の目安は以下の表のとおりです。
ランク |
減額相場 |
車種の例 |
特C |
22万円~53万円 |
GTR(ニッサン) センチュリー(トヨタ) |
特B |
20万円~48万円 |
セルシオ(トヨタ) シーマ(ハイブリッド)(ニッサン) |
特A |
18万円~45万円 |
マジェスタ(トヨタ) シーマ(ニッサン) NSX(ホンダ) |
Ⅰ |
17万円~42万円 |
クラウン(トヨタ) フーガ(ニッサン) MS-9(マツダ) |
Ⅱ |
16万円~39万円 |
マークX(トヨタ) スカイライン(ニッサン) オデッセイ(ホンダ) |
Ⅲ |
15万円~26万円 |
プリウス(トヨタ) リーフ(ニッサン) ロードスター・アテンザ (マツダ) レガシィ(スバル) |
Ⅳ |
13万円~32万円 |
パッソ(トヨタ) ノート・キューブ (ニッサン) フリード・フィット(ホンダ) デミオ(マツダ) |
軽自動車 |
13万円~32万円 |
モコ(ニッサン) ミラ(ダイハツ) |
車のランクごとに点数のつけ方が変わり、ランクが高ければ高いほど減額される金額が大きくなります。
(参考: 『中古自動車査定基準及び細則〔Ⅰ〕』)
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傷ありの車の買取査定で少しでも高い価格を狙うポイント
傷あり車を少しでも高く買い取ってもらうためには、3つのポイントをおさえることが重要です。ポイントをおさえずに下手な対処をすると、大切な車の査定額が下がりかねません。こちらでは、傷あり車を買い取ってもらうためのポイントを3つご紹介します。
自力で傷を修復しない
傷あり車は自力で修復しないことをおすすめします。自分で修復をすると、傷をより目立たせてしまうことがほとんどです。下手に修復をすると、さらに修復が必要になる可能性があるため、査定額を下げる結果につながりかねません。
修理業者に依頼することも避けたほうが無難です。査定額が上がるのは確かですが、修復にかかる費用ほど査定額に影響を与えないため、最終的な差し引きで考えると損になることがほとんどでしょう。
洗車と清掃でキレイにする
車の査定額を上げるのに手軽にしやすいのは洗車と清掃です。洗車や清掃をしっかりとしている車は清潔な印象を与え、買取業者の印象がよくなります。
清掃や洗車ができていないと見た目が悪いため審査を厳しく行われ、査定額に影響を与えかねません。洗車や車内の拭き掃除、フロアマットに掃除機をかける、臭いがある場合は、消臭しておくなどの対処をしておくと買取業者に与える印象がぐっとアップするでしょう。
車検切れ前に手放す
査定額を少しでも上げたい場合は、できるだけ車検を長く残しましょう。車検までの期間が長ければ、審査によい影響を与えます。ただし、車検が近い場合は無理に通す必要はありません。車検が査定に与える減額の影響はそれほど大きくはないため、車検を通すと最終的な査定で車検代を回収できない可能性が高くなります。
車検が切れている場合でも売却は可能ですが、あまりおすすめできません。減額対象ではないものの、そのままでは自走できない状態であるため査定額に影響を与える可能性があります。車の買取を検討しているのであれば、車検が切れる前に早めに売るほうがよいでしょう。
需要の高まる時期を狙う
査定額を最大限上げるには、買取を依頼する時期も考慮しましょう。車の査定額は一定ではなく、同じ車を売る場合でも時期によって査定額が変動します。多くの中古車買取業者は決算期前に買取強化して査定額を上げるため、1月~2月がもっとも高値の付きやすくなる時期です。
4月は新生活が始まる方が多いことから車が売れやすいタイミングでもあり、年間でもっとも需要の高まる時期と言えます。次いで半期決算前の7月~8月が高くなりやすいでしょう。
廃車買取業者の利用を検討する
車が中古車として売れない場合は、廃車買取業者の利用も検討しましょう。フレームに大きな損傷がある車や、修理困難な故障がある車両は、中古車買取では値段が付かないことがあります。
廃車買取業者は車を部品や鉄素材として買取を行っており、部分的にでもリサイクルできるパーツがあれば、中古車として価値がない車でも買取が行われる場合もあります。中古車として売るよりも売却額は安くなるケースがほとんどですが、廃車にするよりも収支はプラスになるでしょう。
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傷が気になる車を売るときは買取業者選びも意識しよう
傷あり車を売る際には、買取業者選びも大事なポイントです。傷あり車は減額される可能性があるため、こちらでご紹介するポイントを踏まえて買取業者を選びましょう。ポイントをおさえて買取業者を選ぶことで、大切な車の査定額を少しでも上げて買い取ってもらえる可能性が高くなります。
ポイント1.専門性の高い業者を選ぶ
傷ありの車を売る場合は、きちんと時間をかけて車を査定してくれる業者を選びましょう。査定には確認すべき項目がいくつかあり、きちんと査定をしようとすればそれなりの時間がかかります。
査定にかかる時間が短い場合は、その車がもっている価値を適切に評価していない可能性があります。そのため査定額が予想より低い場合もあるでしょう。車の評価を適切に判断するためには、ある程度の査定時間を要します。
ポイント2.査定にかかる時間
ネクステージは車を自社の在庫にするための買取を行うため、車がもっている本来の相場価格で買取ができます。ネクステージは販売力に自信があることも特徴です。買い取った車の価値が下がる前に再販売できるため、他社よりも高い買取額を提示できます。
また、「生涯取引」という考え方を大切にしていることも特徴です。お客様と生涯にわたりお付き合いできる関係を目指しており、買取価格だけではなくサービスにも力を入れています。このような理由により、傷ありの車でもネクステージなら高額での買取が可能です。
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傷ありでも中古車買取を目指すならネクステージの無料査定を試そう
傷がある車も高く売れる中古車買取店を探している方には、ネクステージがおすすめです。廃車買取と比較すると、中古車買取のほうが高い査定額を期待できます。「どうせ売れないだろう……」とあきらめずに、まずは中古車の無料査定を試してみてはいかがでしょうか。
無料査定は簡単30秒で申し込みが行える
ネクステージは、Webページからお申込みいただける無料査定サービスを実施しています。フォームにメーカー名・車種名・年式・走行距離などの簡単な情報を入力していただくだけで、概算査定金額をご連絡いたします。30秒ほどですぐにお申込みいただけるので、ぜひお気軽にご利用ください。
買取実績も公開していますので、ご自分の車に近い条件の車がどれくらいで売れたのかもチェックしてみてください。
(参考:『あなたの愛車を簡単買取査定』)
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ネクステージはお客様を第一に考えたサービスと、商品へのこだわりが自慢です。ただ車を買取るだけではなく、お客様のカーライフに寄り添うサービスの提供を目指しており、ご満足いただける査定になるよう努力しております。
今後車のことで困ったときに相談できるお店をお探しの方は、ぜひ1度ネクステージにお越しください。お客様の満足を第一に考え、スタッフ一同誠心誠意サポートいたします。
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よくある質問
Q. 車の傷を直さないとどうなりますか?
A.目立たない傷や走行に支障がない程度の傷は放置しがちですが、修理しないと劣化が進んでしまいます。車は錆や色あせを防ぐコーティング材に覆われていますが、放置した傷によって腐食して穴が開くこともあります。
Q. 車の修復歴があると査定はどのくらい下がりますか?
A. 修復歴のある車を売却する場合、通常の買取価格に比べて大きく査定額が下がり、状況によっては50%以下の査定額になることもあります。ただし、車両の状態によって買取価格に差が出るので、明確な金額の決まりはありません。修復歴車の買取価格が安い理由はリスクの高さです。
最近の車両の多くはモノコック構造になっており、骨組みで全体の強度を保たせています。修復歴車は車全体に衝撃の影響が生じるため、直した後も強度が落ちている可能性が考えられるためです。
Q. 車の査定とはどういう意味ですか?
A. 「車の価値(売却価格)を調べてもらう」という意味です。車を買取または下取りに出す際、中古車販売店やディーラーはいくつかの項目をチェックし車の価値を算出します。この査定結果をもとにユーザーは売却を決める仕組みです。
この手続きを業者側の視点では「査定する」、ユーザー側の視点では「査定される」または、「査定に出す」と呼ばれる傾向があります。
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まとめ
車の査定基準は主に「車種・年式・走行距離」の3つで評価されます。傷ありの車の減額相場は、傷の大きさや程度に応じて変わります。傷が大きいほど修理にかかる費用が高くなりますが、車の本来もっている価値をきちんと査定してくれる買取業者であれば、高く買取してくれます。
ネクステージでは傷がある車であっても、車の状態をきちんと調べた上で査定をします。傷がある車の売却先にお悩みの際は、ぜひネクステージの無料査定サービスで愛車の価値を確認してみましょう。また、お近くのネクステージに足をお運びください。お客様の満足いくカーライフを第一に考え、スタッフ一同サポートいたします。
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