ディーラーに廃車手続きを依頼するとどうなる?流れと必要なものが分かる
「廃車手続きをディーラーに依頼しようとしているけど、どういう流れ?」「手続きにはどれくらいの費用が必要?」「ディーラー以外で廃車にする方法はある?」など、廃車に関して悩んでいる人は多いでしょう。
廃車に関する基礎知識を整理しておけば、廃車のタイミングや業者選びまで、スムーズに決められるようになるでしょう。そこで今回の記事では、ディーラーで廃車をする予定の方に向けて、廃車を依頼する手順やメリット・デメリットを解説します。
ディーラー以外で廃車する方法についても取り扱いますので、ぜひ最後までチェックしてください。
※目次※
・廃車手続きをディーラーに依頼する際は、「ディーラーに問い合わせる」「ディーラーに車を引き取ってもらう」の2ステップを意識すればOK!
・ディーラーに廃車手続きを依頼すると複雑な手続きを代行してもらえる一方、廃車費用が高額になる可能性もある!
・廃車のタイミングで乗り換えを検討してみるのもおすすめ。ネクステージなら高価買取の環境が整っている!
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廃車手続きをディーラーに依頼するとどうなる?
廃車手続きをディーラーに依頼する場合、申し込みをし、引き取りを手続きを済ませる必要があります。「車を自ら持ち込むのか」「車をレッカー車で運んでもらうのか」など、ユーザーが迷ってしまうポイントも多くあるため、どうすればよいか分からない方も多いでしょう。
ここでは、廃車手続きをディーラーに依頼する際の基礎知識を解説します。
廃車手続き申し込み後の流れ
実は、ディーラーに廃車手続きを依頼する流れは、それほど複雑ではありません。大まかなステップに分けるとすれば、「ディーラーに問い合わせをする」「ディーラーに車を引き取ってもらう」の2つになります。
まずはディーラーに問い合わせをし、車の引き取り日を決定します。その際に必要書類を指示されるため、引き取りの日までに書類を用意しなければなりません。引き取り日になったら、実際に車を引き取ってもらい、廃車手続きが完了します。
廃車にする車を引き取ってもらう
廃車にする車を引き取ってもらう際は、車が自走できる状態であれば、ドライバーが自らディーラーに持ち込むことになります。車が自走できないのであれば、レッカー車や積載車を使って、ディーラーまで運ばなければなりません。
自走で持っていけない場合は、ディーラーに運ぶまでの費用が別途かかるため、事前に用意しておきましょう。引き取りが終わった後の手続きは、すべてディーラーがやってくれるため、こちらから何かアクションを起こす必要はありません。
廃車手続き費用の目安
ディーラーで行う廃車費用の相場は1万円~8万円程度です。廃車費用は、車の状態や手続きの種類によって異なります。廃車の手続きには一時抹消登録と永久抹消登録の2つがあります。
一時抹消登録とは、一時的に公道を走れない状態にすることです。車検証とナンバープレートを再登録することで、再び公道を走れます。一方、永久抹消登録とは今後一切公道を走れない状態にすることです。一時抹消登録と違い、車の再登録もできません。
中古市場で価値の付かない車の場合、永久抹消登録されることが一般的です。手続き別の廃車費用相場は以下の通りです。
|
合計費用相場 |
費用内訳相場 |
一時抹消登録 |
1万円~5万円+350円(廃車手続き代金) |
引き取り費用:0円~3万円
書類手続き費用:1万円~2万円
運輸局手続き費用:350円 |
永久抹消登録 |
1万円~8万円 |
引き取り費用:0円~3万円
車体解体費用:0円~3万円
書類手続き費用:1万円~2万円 |
店舗によっては、これらの費用にレッカー代が別途必要となるケースもあります。また、料金は店舗によって異なります。あくまでひとつの目安として参考にしましょう。
廃車手続きで必要となるもの
廃車手続きで必要となるものは、以下の通りです。なお、普通車は永久抹消登録、軽自動車は解体返納となります。
【普通車の場合】
書類 |
説明 |
申請書 |
OCRシート第3号様式の3を使用 |
手数料納付書 |
手続きの当日に運輸支局窓口で入手可能 |
自動車検査証 |
いわゆる「車検証」 |
印鑑 |
印鑑は実印でなければならない |
印鑑証明書 |
発行から3ヶ月以内のもの |
ナンバープレート |
法律上ナンバープレートの返却が義務付けられている |
【軽自動車の場合】
書類 |
説明 |
解体届出書 |
軽第4号様式の3を使用 |
使用済自動車引取証明書 |
ディーラーから受け取る |
自動車検査証 |
車検証のこと |
軽自動車税申告書 |
市区町村役場で入手可能 |
印鑑 |
認印でも可能 |
ナンバープレート |
普通車と同じく返却義務がある |
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ディーラーに廃車手続きを依頼するメリット
ディーラーに廃車手続きを依頼するメリットとしては、大きく分けて「面倒な手続きを代行してもらえる」「新車への乗り換えなら下取り扱いになる可能性がある」の2つです。
メリットについて詳しく理解できていれば、後悔のない選択ができるようになるでしょう。ここでは、ディーラーに廃車手続きを依頼するメリットを解説します。
面倒な手続きを安心して頼むことができる
ディーラーへの依頼には、面倒な手続きを安心して頼むことができるといったメリットがあります。例えば廃車の手続きを自分でする場合、車をわざわざ工場に持って行かなければなりません。自走できない車となれば、なおさら手間がかかります。
また住民票や印鑑証明書等、各種書類に関する手続きも多いため、自分ですべてこなすとなると時間がかかってしまいます。こうした面倒な作業を代行してもらえるのが、ディーラーに依頼するメリットです。
新車への乗り換えなら下取り扱いになる可能性も
新車への乗り換えを前提とした依頼であれば、下取り扱いになる可能性もあります。これもディーラーに廃車手続きを依頼する大きなメリットと言えるでしょう。下取り扱いになれば、新車から値引きしてもらえるため、お得に買い物ができます。
また下取り扱いで車を乗り換える場合、廃車と納車のタイミングを合わせられるので、車を持っていない「空白期間」が発生しないのも大きなポイントです。代車などを借りる必要がないため、不便を感じずに乗り換えができます。
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ディーラーに廃車手続きを依頼した場合のデメリット
ディーラーに廃車手続きを依頼するメリットについて確認しましたが、いくつかのデメリットもあるので注意しましょう。例えばディーラーでの依頼は、廃車手続き費用の目安の項目でも確認したように、廃車費用が高額になる可能性が高くなります。
ここでは、ディーラーに廃車手続きを依頼した場合のデメリットについて、3つのトピックに分けて解説します。
廃車費用が高額になる可能性が高い
これまでディーラー以外に依頼した経験がある方は、ディーラーはやや高額に感じるかもしれません。解体や引き取りの専門業者ではないディーラーは状況に応じてほかの業者に外注することもあり、中間手数料などが余分にかかることがあります。
そのため、廃車手続きや引き取り費用などが、他の業者に比べて高い傾向にあるのです。
また、ディーラーは通常、車を購入した顧客を対象として廃車手続きを請け負っています。「他メーカーの車だが廃車のみ依頼したい」といったケースでは、依頼を断られる可能性があります。
下取り価格はあまり期待できない
車のコンディションが悪く価値が見込めない状態でも、場合によっては下取りが可能です。購入費用が減るため有益な方法に思えますが、お得さを重視するのであれば中古車買取店などに依頼したほうがよいでしょう。
下取りと買取では、買取のほうは売値が高くなりやすい傾向があります。廃車の高価買取をアピールする業者に依頼すれば、想像以上の価値が見いだせるかもしれません。「できるだけ高く売りたい」という方は、中古車買取店の利用も視野に入れましょう。
還付金が戻ってくるかは不明瞭
還付金の扱いにも注意しましょう。車を廃車にする場合、所有者は税金の還付金を受け取れることになっています。例えば永久抹消登録であれば、受け取れる還付金の種類は、自動車税・自動車重量税・自賠責保険の3つです。
しかし業者によっては、廃車費用を割り引くといった理由で、還付金を業者側が受け取るケースもあります。このように、還付金が戻ってくるかは不明瞭であり、ドライバー側が還付金を受け取れない可能性もあるため注意しましょう。
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廃車手続きはディーラー以外でもできる!
ここまで、ディーラーに廃車手続きや下取りを依頼する場合のメリットやデメリットについて見てきました。車を処分する際にはほかにも複数の選択肢があります。ディーラー以外の選択肢も視野に入れることで、廃車同然の車を高値で売却できるかもしれません。どのような選択肢があるか、確認してみましょう。
廃車手続きを自分で行う
廃車手続きは自分でも行えます。自動車税は、4月から翌年3月までを前払いする税金です。戻ってくるのは自動車税を月割した額です。
例えば、12月に廃車手続きを行った場合、過剰に支払っている残り3か月分の自動車税が還付されます。また、個人で廃車手続きを行う場合の相場は以下の通りです。
|
合計費用相場 |
一時抹消登録 |
0円~3万円+350円(廃車手続き代金) |
永久抹消登録 |
0円~8万円 |
個人での廃車手続き費用の内訳には、運搬費・解体費・リサイクル料などが含まれます。ただし、リサイクル料は、車購入時の料金に含まれていることが一般的です。購入時に支払い済みであれば改めて支払う必要はありません。
自動車税の還付金次第では、廃車にかかる費用を差し引いてプラスになるケースもあります。タイミングによっては、自分で手続きを行うことも検討しましょう。
廃車専門業者に依頼する
廃車専門業者では、廃車同然の車を積極的に買い取ってくれます。ディーラーや買取店の査定でどうしても価値が付かないようなら、廃車専門業者を利用してみるのもひとつの方法です。廃車専門業者の多くは、買い取った車の解体を行なっています。
解体した車をパーツとして販売したり、金属資源として販売したりすることで、収益を上げる仕組みです。車としての価値はなくても部品に価値が付くわけです。
廃車専門業者は、手続きを代行してくれるだけでなく、手続き費用もかかりません。お得に車を手放したいと考えているのであれば、廃車専門業者は有効な選択肢の1つになるでしょう。もちろん業者によってサービス内容は異なるため、事前に問い合わせをするのも重要です。
車の買取業者に査定を依頼する
車の買取業者に査定をお願いすることは、廃車同然の車をお金に換える有効な手段です。下取りでは価値が付かない車であっても、車の買取業者では買い取ってくれることがあります。
車の買取業者では、査定の項目が下取りより細かく設定されています。そのため、下取りでは価値の付かなかったパーツや部品にも値段が付くことがあります。
また、海外へ輸出している買取業者もあります。国内市場では価値の付かない車であっても、海外では人気があり高値が付くことも珍しくありません。輸出を行なっている買取業者であれば、廃車同然の車であっても高価買取が期待できます。
中古車販売店に査定を依頼する
使えない車や廃車同然の車を所有している方は、中古車販売店に相談するのもひとつの方法です。買取を専門とする業者だけでなく、販売店が受け付けているケースもあります。依頼の可否は業者により異なるため、Webサイトや店舗で確認しましょう。
スムーズに買い替えたい方は、買取と販売を両方手掛ける業者を選ぶのがおすすめです。購入の手続きも同時進行できるため、時間の節約にもつながります。依頼先の選定に悩む場合は、見積もりや相談で比較しながら候補を挙げてもよいでしょう。
ネクステージには高価買取が期待できる仕組みがある
廃車手続きは自分でもできるとはいえ、面倒に感じる人も多いでしょう。手間を省きながら有益な取引を実現するためには、業者への依頼がおすすめです。廃車手続きを検討している方は、高価買取を強みとするネクステージへお任せください。
ネクステージは全国各地に店舗を展開し、車のメーカーやタイプを問わず買取・販売しています。買い取った中古車を転売するのではなく自社の在庫にすることで中間マージンが不要となり、高価買取を実現しています。買い替えの際には、メンテナンスの整った中古車をご提案します。
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まとめ
ディーラーへの廃車手続き依頼は、多くのメリットがある一方で、注意しなければならない点も多くあります。廃車にする目的や自分のライフスタイルを明確にしたうえで、どの業者に依頼するかを決めるとよいでしょう。
廃車のタイミングでお得に車を手に入れたい場合は、中古車がおすすめです。ネクステージは圧倒的な販売力を活かして、高価買取を実践しています。車に関する相談も受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
よくある質問
Q. 車を廃車にしたいのですが、手続きはどうすればいいですか?
A.車を廃車するには、車の使用を一時的に中止する一時抹消登録と永久に使えなくする永久抹消登録の2種類があるため、前もって選択します。廃車手続きは自分でも可能です。
ただし、手続きには多くの書類を用意しなければなりません。不備があると申請の受付が難しいため、事前準備をしっかりとしておく必要があります。代理人が本人に代わって手続きする場合、通常の書類に加えて委任状が必要です。
Q. 廃車手続きにかかる費用はいくらですか?
A. 車を廃車にする費用の相場は、地域や依頼先によって異なりますが総額1万円~7万円です。車を廃車するには解体費用、運搬費用、リサイクル料金などが発生します。解体費用の相場は1万円~2万円、運搬費用は距離によって1万円~3万円費用がかかります。リサイクル料金は、軽自動車で約8,000円、普通自動車で約1万円、輸入車で約2万円です。
Q. 廃車にするにはどんな書類が必要ですか?
A. 永久抹消手続きで必要となる書類は、印鑑証明書、車検証、前後のナンバープレート、移動報告番号と解体報告記録がなされた日のメモです。業者に依頼する場合には委任状も用意します。
自分で手続きする場合には手数料納付書、永久抹消登録申請書、自動車税(環境種別割・種別割)申告書が必要です。自然災害が理由で永久抹消登録する場合には、移動報告番号と解体報告記録がなされた日のメモの代わりに罹災証明書を用意します。
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