即決による車買取は避けたほうがよい?メリットやデメリットを紹介
車の買取査定は多くの方にとってなじみが薄いため、即決による買取を販売店から求められたとき、戸惑って正常な判断が難しくなるという方もいるのではないでしょうか。即決による車買取にはメリットとデメリットがあるため、それぞれを比較しながら決めるのが重要です。
そこでこの記事では、車の買取査定で即決する際の判断ポイントについてご紹介します。即決で車を手放す際に押さえておきたいポイントも解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
※目次※
・即決買取では減額やキャンセル料の条件確認が大切。契約書の細部まで注意深く読み、不明点があれば尋ねておくのが重要。
・即決による車買取には迅速な現金化というメリットがある一方で、他社との買取価格の比較が難しいというデメリットがある。
・車の査定方法として、持ち込み、出張、ネット一括がある。各方法の特徴を把握しながら、自分の状況に合わせて選ぶのが重要。
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即決による車買取は避けたほうがよい?
一般的に中古車買取店は迅速な契約を望みますが、売却側はより良い条件を求めたいと思うでしょう。車買取の即決をすすめられたときは、慎重な判断をおすすめします。
査定に関する知識を持っており、減額やキャンセル料などの条件について把握しているなら、高額買取を狙えるでしょう。ここでは、即決による車買取で押さえておきたいポイントをご紹介します。
査定に関する知識を持っていると高価買取が可能
車の買取相場や査定に関する知識を持っていると、即決でも高額買取が可能です。中古車買取店では、将来の中古車相場を予測しながら査定額を決定します。
市場価値の下落リスクを考慮して、査定額を控えめに設定するケースもあるでしょう。売却側が車両の価値や市場動向を理解していれば、提示された査定額の妥当性を判断できるため、適切な価格で車を手放せます。
即決の場合は減額やキャンセル料の確認が重要
即決での車買取を検討する際、契約条件の詳細な確認が重要です。減額条項とキャンセル料の有無については、早めに確かめておきましょう。
査定後に予期せぬ欠陥が発見された場合、買取価格が大幅に下がる可能性があります。また、何らかの理由で買取をキャンセルせざるを得なくなった際に、予想外の費用が発生することもあるでしょう。
あらかじめ把握しておくと、不測の事態が生じたときでも回避できます。即決で売却する際にも、契約書は細部まで注意深く読んでおきましょう。
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即決で車買取するメリット
即決での車買取を検討する際には、メリットとデメリットを比較するとよいでしょう。即決による車買取のメリットは、迅速な手続きと高価売却の2つです。
長年使用していた車をお得に手放したい方や、短期間で売却の手続きを完了させたい方におすすめです。ここでは、それぞれのメリットについて詳しくまとめました。
売却までの期間の短縮が見込める
車の即決買取のメリットは、手続きの大幅な短縮です。通常の買取手続きでは、複数の業者による査定や比較検討に時間を要しますが、即決ではこれらのステップを省略できます。
査定から現金受け取りまでの期間が大幅に短縮され、急な資金需要にも迅速に対応できるでしょう。また、一店舗での即決は、複数の買取店を巡る必要がないため、時間と労力の節約にもつながります。
速やかな現金化を希望する方や、売却手続きにかける時間を最小限に抑えたい方の場合、即決での車買取が便利でしょう。
高額な買取価格で手放せる可能性がある
即決による車買取には、高額で売却できる可能性があります。一般的に、車の価値は時間とともに低下する傾向にあり、一定の期間が経過すると買取価格が大幅に下がることもあるでしょう。即決は現在の最高値で売却できるかもしれません。
ただし、希少性の高い車や人気のモデルについては、時間経過後も価値が維持されたり上昇したりするため、前もって自車の市場価値を確かめておきましょう。
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即決で車買取するデメリット
即決による車買取には確かにメリットがありますが、同時に見過ごせないデメリットも存在します。新車購入の資金調達や急な出費への対応で車を手放す場合、損をしてしまう恐れもあるため、十分な注意が必要になるでしょう。
即決による車買取のデメリットは、大きく分けると2つです。ここでは、それぞれのデメリットについて詳しく解説します。
買取価格の比較ができない
即決での車買取のデメリットのひとつは、他社の買取価格との比較機会を失うことです。車の査定価格は買取業者によって大きく異なる可能性があり、一社のみで即決すると、潜在的により高い査定額を見逃す恐れがあります。
買取価格に納得できない場合、複数の中古車買取店から査定を受けるのがよいでしょう。手間や時間がかかりますが、状況によっては買取額のアップにつながることもあります。
適切な判断が難しくなる
即決での車買取における別のデメリットは、適切な判断を下すのが難しくなることです。緊急の資金需要がある場合、即座に現金化したいという焦りから、判断力が低下してしまうかもしれません。
状況によっては、相場よりも大幅に安い金額での売却を受け入れてしまう恐れがあります。リスクを軽減するには、自身の状況を冷静に見極めるのが重要です。
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車の買取査定で即決する際の判断ポイント
車の買取査定の際に行う必要がある事前準備とは、売却したい車のおおよその相場価格を把握することです。また、中古車が高値で取引される時期についても、ある程度知っておくことは助けになります。
売却する際は、以下の判断ポイントをきちんと押さえていれば、即決しても問題はありません。
複数社の比較が済んでいる
車の査定は、1社のみの買取査定ではその金額が妥当かどうか分かりません。買取業者の得手不得手分野の問題や、地域ごとのニーズも異なるためです。最高値と最低値を把握するためにも、できれば3社以上の複数社に査定見積もりを依頼しましょう。
ネット無料査定を利用する方法もあります。事前に中古車相場を下調べして、複数見積もりを比較検討した上で提示価格に納得した場合は即決できるでしょう。
査定見積もりが面倒な場合は、販売手数料なども含まれていることが多いため一概にはいえませんが、中古車市場での車体販売価格も参考にできます。
即決を条件にした高額査定の提示
業者から買取の保留はしないという条件で高額査定が提示された場合は、即決するほうが良いケースがあります。業者側としても、即決であればこれ以上車が古くなるリスクが減るだけでなく、顧客を獲得できるため高額提示が可能です。
ただし、複数社での見積もりを比較して、所有している車の概算相場価格を把握していることが前提です。即決するためには、自分できちんと比較材料を持っておくことが大切です。
高額買取になる時期の査定
中古車相場は消費者のニーズに左右されるため、高額買取の可能性が高くなる時期があります。中古車販売店は、需要が高まる時期に合わせて在庫を確保しておこう、という動きが高まることがその理由といえます。
全体的に中古車相場価格が上がる時期に合わせて買取査定を行う場合は、提示された金額が最高買取価格の可能性が高いと考えてよいでしょう。この場合も、通常時期の相場価格や複数社による見積価格を把握していることが前提です。
せっかく最高買取価格に近い金額を提示されたとしても、保留にしたまま年を越した場合は査定額が下がる可能性が高くなります。年が新しくなると、車の年式が1年古くなるためです。高額買取時期に査定してもらう場合は、状況によっては即決でも良い場合もあります。
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買取価格はどうやって決まる?
車の買取価格は、単純に車種や年式だけでは決まりません。実際には、複数の要因に基づいて最終的な査定額が決まります。
買取価格に影響を与える要素は、車両のコンディション、売却のタイミング、買取店の専門性です。高価買取を狙うためにも、前もって確かめておきましょう。ここでは、それぞれのポイントについて詳しく紹介します。
車両のコンディション
車の買取価格を決定する要素のひとつは、車両のコンディションです。中古車買取店では、日本自動車査定協会(JAAI)が定める「中古車査定基準」を基に評価を行います。主な判断基準は、車の外観の状態、エンジンなどの機能性、年式、走行距離などです。
ただし、車の買取価格は車種によっても左右されるでしょう。人気の高いモデルやカラーは、需要が高いため査定額が上昇する傾向にあります。
売却のタイミング
車の買取価格を決定する別の要素は、売却のタイミングです。中古車市場の需要が高まる時期には、買取相場も上昇する傾向にあります。特に年度の変わり目は、新車を購入したり、生活環境が変化したりするため、中古車の需要が高まるでしょう。
また、3月や9月は多くの企業の決算月になるため、業績向上を目指して買取を増やそうとする中古車買取店が増える傾向にあります。3月と9月の前後は、比較的高値で売却できる可能性が高いでしょう。
買取店の専門性
各店舗には得意とする分野があり、それに応じて査定額が変動することもあります。例えば事故車や故障車を手放す場合、買取を断られるかもしれません。一方で、不動車を専門に取り扱う買取店に依頼すると、高額査定を提示してもらえる可能性があるのです。
また、特定のブランドや車種に特化した店舗では、他の中古車買取店よりも高い価格で買取してもらえるでしょう。買取を検討する際には、車の特徴や状態を考慮して店舗を選ぶのが重要です。
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車の買取査定の方法は3通り
車を買取査定してもらう方法は、主に3通りあります。基本的に、査定見積もりは無料の場合が多いでしょう。しかし、買取業者によっては経費を請求する規定もありますので注意が必要です。無料査定であれば、複数社から査定見積もりを取るとよいでしょう。
以下で、主な3通りの査定方法について、それぞれの特徴、メリット、デメリットを解説しますので、自分に合う方法を選びましょう。どの査定においても一定の同じ査定基準が適用されます。
現車持ち込み査定
査定方法のひとつは、自分で現車を店舗に持ち込んで査定してもらう持ち込み査定です。実際に現車を見てもらえるため、きちんと査定してもらえます。車の状態や装備しているオプションをアピールできることは、査定額アップにつながるでしょう。
提示された査定額に納得するのであれば、当日に即決可能です。繁忙期には予約することをおすすめしますが、店舗によっては当日予約なしで査定してもらえます。仕事の休みや自分の都合の良いタイミングで行動できるのはメリットです。
持ち込み査定は多少時間がかかるため、当日訪問できる店舗数には限界があります。自分で相場を把握していない場合、提示された金額が妥当かどうかが分からないことはデメリットです。当日に即決したいと思っている場合は、相場価格を事前に調査しておきましょう。
出張買取査定
買取業者と自分が指定した日時・場所で待ち合わせをして、買取査定してもらう方法です。基本的に、電話やネットで申し込めます。仕事などで忙しく店舗に行く時間が取れなかったり、車検が切れていて公道を走れなかったりする車の場合は、便利な査定方法です。
無料で出張査定を行っている業者が多くありますが、交通費など諸経費が発生するケースもあるため、事前に確認しておきましょう。査定してもらった当日の即決が可能なため、早く結論を出せます。
デメリットとして挙げられるのは、わざわざ指定した場所まで来てくれたという気持ちゆえに断りづらいということです。しかし、必ずしも即決する必要はありません。査定額に納得がいった場合のみ契約しましょう。
ネットの一括査定
ネットでの一括査定を利用する方法もあります。一括査定とは、中古車の買取業者をまとめているサイトです。基本的な車両情報と個人情報を一度入力するだけで、複数業者の査定見積もりを取れます。
手間や時間をさほどかけることなく、所有している車の相場査定価格を把握できるのは大きなメリットです。一括査定のシステム上、自動的に業者間での競争状態となるため、高額査定を期待できます。
ただし、一括査定サイトに登録している複数業者に個人情報が流れるため、多数の連絡がきて対応に追われる可能性が高いことを覚えておきましょう。電話連絡に煩わされるというデメリットがあるため、電話が苦手な場合は、メールのみでの対応などの指定をしておきましょう。
提示されるのは概算査定額ですが、納得できる業者に連絡して話を進められます。実際に実車確認してもらった場合は、当日の即決も可能です。その場合でも引き渡しや手続きは後日となります。
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車の即決買取で当日の手続きは可能?
できるだけ早く車を処分する必要がある方もいるでしょう。その場合、査定当日に即決・手続きは可能なのでしょうか。即決するリスクや売却にかかる一般的な目安と合わせて以下で解説します。
当日買取は可能
一般的に、中古車買取は査定見積もりから契約まで、1週間~3週間程かかります。書類上の手続きなど、踏まなければならないステップがあるためです。
しかし、業者によっては短時間の対応が可能であることを掲げており、最も早い場合は当日の買取完了が可能です。特に、現車を持ち込み査定する場合は、話を早く進められます。
持ち込み査定できる店舗が全て当日買取に対応しているわけではありません。急いでいる場合は、対応可能な業者かどうかを事前に確認しましょう。
即日買取でお得に手放す方法
愛車を即日買取で高く売却するには、定期的なメンテナンスが重要です。オイル交換や点検を欠かさず行い、タイヤの状態にも注意を払うことで、車の価値を維持できます。
また、社外パーツの扱いに注意しましょう。純正パーツに戻すことで査定額が上がる傾向にありますが、メーカー純正オプションや人気ブランドのパーツは例外となることもあります。
さらに、自分の車のセールスポイントを十分に理解しておくことも大切です。年式やメーカーオプションの有無など、車の特徴を把握し、査定時に的確にアピールすることで、より有利な条件を引き出せる可能性が高まります。
買取査定で即決するリスク
査定当日に即決して買取手続きまで行うことに対応している業者は、さほど多くないことが現状です。相場価格を調べる時間もなく相見積もりが取れないため、買取金額が自分の望む金額ではない可能性があります。
当日買取に対応している業者の場合、相場価格より低くなることがあるので注意しましょう。できるだけ早く車を処分したいのか、少し時間をかけてでも、できるだけ高値で売却したいのか、自分が希望する条件を明確にしておくことが必要です。
売却にかかる日数
車の売却は、査定見積もり後に正式に売買契約を結び、車を引き渡し入金を確認するという流れです。
査定から売却完了までにかかる日数は、約3日~7日が一般的な目安とされています。これは、査定額に納得でき、必要書類に不備のないスムーズな手続きの場合です。
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車の買取査定で即決する場合に備えて準備をしよう
提示された査定額次第では、即決できます。車の売却に関することに時間を割けられない方は、なるべく早く手続きを終わらせたいでしょう。
即決した際にスムーズに手続きできるよう、査定依頼を行う前に事前にできる準備があります。ここでは、どのような準備が可能かを解説しますので、即決する場合に備えておきましょう。
必要書類は用意しておこう
どの買取業者に売却するとしても、必要書類はほぼ同じです。中古車の買取で必要となる書類は下記の通りです。
・車検証 |
・自動車納税証明書 |
・自賠責保険証明書 |
・印鑑登録証明書(実印も持参) |
・自動車リサイクル券の預託証明書 |
・住民票(車検証と現住所が異なる場合) |
・戸籍謄本(苗字に変更があった場合) |
・委任状(業者が用意又はダウンロードも可) |
・譲渡証明書(業者が用意又はダウンロードも可) |
印鑑登録証明書などは、居住地域の役所に取りに行く必要があります。マイナンバーカードを利用してコンビニで発行することも可能なため、市区町村ホームページで確認してみましょう。
通常、車検証や自動車納税証明書などは、コピーでも受付可能です。万が一紛失している場合は、再発行してもらう必要があります。
取扱説明書や整備記録簿も忘れずに
査定を受ける際には、少しでも有利な材料を用意しましょう。例えば、オーディオやナビなどの取扱説明書、メーカー保証書、整備記録簿があれば、車をしっかりと管理し大切に乗ってきたという証拠になります。これは、査定士に良い印象を与える有利な材料です。
オプション装備やスペアキーも持参
売却したい車に、どのようなメーカーオプション、ディーラーオプションが装備されているかを再度確認しておくことは、査定時にアピールするのに役立ちます。
スペアキーがある場合は持参しましょう。特にスマートキーのスペアキーは、査定に多少の影響を与える場合があります。
可能であれば、新車で購入した状態に戻しましょう。純正パーツを外して社外品パーツを付けているのであれば、元に戻しておきます。純正品が手元にないときは、そのままでも構いません。
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まとめ
車の即決買取には、迅速な手続きや高額売却の可能性といったメリットがある一方で、比較機会の喪失や冷静な判断が難しくなるというデメリットも存在します。
適切な判断のためには、事前の相場確認が重要です。また、早急な判断が難しいときは、複数の中古車買取店から査定を受けるのがよいでしょう。
即決を選択する場合、減額やキャンセル料の条件の確認が重要です。状況に応じて慎重に判断し、自分に最適な売却方法を選択しましょう。
▼ライタープロフィール
兒島裕和
2018年よりフリーランスのWebライターとして活動。車関係の記事を中心に、これまでに2,000本以上の記事を執筆。日本の普通自動車免許に加えて、EU圏内の自動車免許を2020年に取得。国内に加えて海外の自動車事情にも精通。
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