車の引き渡しにおける注意点とは?査定額アップを狙うためのコツを紹介
車の引き渡しでは、書類の準備や車両の確認などが必要です。初めて車を売却する場合、引き渡し時の手続きに不安や戸惑いを感じる方もいるのではないでしょうか。
適切な準備と知識があれば、スムーズな車の引き渡しは可能です。そこでこの記事では、車の引き渡し時に押さえておきたいポイントを紹介します。
査定額のアップを実現させるためのポイントや、トラブルを回避する方法なども解説していますので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・車の引き渡しの目安は即日~1週間程度。スムーズに進めるには、早い段階での必要書類の準備が大切。
・査定額のアップを狙うには、メンテナンス記録や純正オプションの用意が大切。需要期での売却を意識すると、査定額のアップが期待できる。
・スムーズに取引を進めるには信頼の置ける中古車販売店での売却がおすすめ。トラブルが発生したときは、専門機関へ連絡すると良い。
\納得価格を一発提示!!/
車の引き渡しの目安はどのくらい?
引き渡しは売買契約の成立後に行います。即日から1週間程度が目安ですが、個々の状況に応じて決定されます。
スムーズな引き渡しを目指すには、あらかじめ希望日を伝えておくことや、引き渡しを遅らせないことが重要です。査定額に影響を与えないためにも、早めの引き渡しを心がけましょう。ここでは、車の引き渡し期間について詳しく解説します。
即日から1週間が引き渡しの目安
査定から引き渡しまでは1週間程度が目安です。早い段階で書類を準備しておくと、即日でも引き渡し可能です。
引き渡し日についての希望がある場合、早めに伝えておくのがよいでしょう。1週間を基準に、事前に相談しておくと配慮してもらえることが多いでしょう。
引き渡しの期間は空けすぎない
車の引き渡し日を必要以上に先延ばしにするのは、できる限り避けたほうが無難です。長期間空けてしまうと再査定が必要となり、査定額が下がるリスクが高まります。
中古車買取店には、車を売りたいタイミングがあります。引き渡し日が遅れると、タイミングを逃してしまう可能性もあります。
再査定による減額は、買取店にとっても売り手にとってもメリットがありません。適切な期間内での引き渡しを心がけることで、双方にとって有利な取引を期待できるでしょう。
\納得価格を一発提示!!/
車を引き渡す際の基本的な流れ
マイカーを手放す最終的なスケジュールは中古車買取店とのやりとりによって決まりますが、車の売却にはさまざまなステップがあり、慣れていない方にとっては理解しづらい点があります。
ここで、中古車を売るための大まかな流れを把握しておきましょう。売却の全体像は大きく分けて、以下の5つのステップで構成されています。
1.中古車買い取り店選び
まず、中古車を買取をしてくれる中古車買取店を選びます。インターネット上の簡易的な一括査定や日ごろから懇意にしている店舗など店舗選びの基準はさまざまですが、それぞれにメリットとデメリットがあります。
とにかく高く売りたいと考えるのであれば、一括査定で多くの中古車買取店とやりとりが必要です。早く売りたいと考える方は、ある程度査定額には妥協が必要になるかもしれません。
ディーラーとの取引の場合は新車の購入が前提になってしまうなど、お店選びには自分の目標金額やスケジュールの設定が肝心といえます。
2.車の査定
自分の求める条件に合いそうな中古車買取店を見つけたら、次は正式な査定を受けます。査定の受け方は大きく分けて2つあり、ひとつは中古車買取店へマイカーを持ち込む方法、もうひとつは出張や訪問での査定です。
査定しただけで売却が正式に決まるわけではないため、査定額に納得がいかなければ店を選び直すことも問題ありません。
書類の準備
車の売却先が決まったら、必要書類の準備です。スムーズな取引を実現するためには、必要書類をそろえる必要があります。
提出書類の中には、役所での発行が必要な書類もあるため、注意が必要です。また、車種によって必要な書類が異なります。中古車買取店では、一部の書類を事前に用意してもらえることもあるでしょう。
手続きと引き渡し日の決定
そろえた必要書類は中古車買取店へ一式渡しましょう。内容に誤りがなければ売却に関する契約書を提示されます。契約書を結ばない限り売却のキャンセルは可能なので、契約書を丁寧にチェックしてから押印やサインをしましょう。
契約内容を確認して問題がなければ売却する車の引き渡し日を両者の間で取り決め、定めた日程に中古車買取店へ車を持っていきます。
車の引き渡し
売買契約書に基づいて代金の受け取りを確認しましょう。通常、振込による支払いが一般的ですが、即日現金での支払いを選択できる買取店もあります。支払い方法と時期を事前に確認しておくとし、安心して手続きを進められます。
\納得価格を一発提示!!/
車の引き渡しで必要となる書類
車を引き渡すには、必要書類の準備が必要です。主な書類として、自動車検査証、自賠責保険証明書、自動車納税証明書、印鑑登録証明書と実印、リサイクル券などがあります。
あらかじめ書類の役割や注意点を確かめておくと、引き渡し時におけるトラブルを回避できるでしょう。ここでは、それぞれの書類について詳しく解説します。
自動車検査証
自動車検査証(車検証)は、車が安全基準を満たしていることを証明する書類です。所有者や使用者の氏名、住所、車の型式などの詳細情報が記載されています。
運転時には常時携帯が義務付けられており、車のダッシュボードなどで保管されている可能性が高いでしょう。
車検証を紛失した場合、再発行の手続きが必要です。管轄の運輸支局で必要書類の提出と手数料の納付を済ませると、再交付を受けられます。
再発行の際には、申請書、理由書、本人確認書類などが必要です。使用者本人以外が手続きを行う場合、委任状を用意します。
自賠責保険証明書
自賠責保険証明書は、自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)に加入していることを示す重要な書類です。
自賠責保険証明書は車検時に更新されるため、多くの場合、自動車検査証と一緒に保管されています。
紛失してしまった場合は再発行が可能ですが、手続きは契約者本人しか行えません。中古車買取店に依頼できないため、売却を考えている場合は、早めに手続きを済ませておきましょう。
再発行には、本人確認書類と印鑑が必要です。その後、加入していた保険会社に連絡して、必要書類を提出します。保険会社の名称が分からない場合は、車を購入した店舗に聞くとよいでしょう。
自動車納税証明書
自動車納税証明書は、自動車税や軽自動車税を支払ったことを証明する書類のことです。再発行の方法は車種によって異なります。
普通自動車の場合は、都道府県の自動車税管理事務所や税事務所での手続きが必要です。軽自動車の場合は、住んでいる地域の市区町村役場(税制課)で軽自動車税の再発行の手続きを行います。手続きで必要な書類は、車検証、納税の証明となる書類、本人確認書類、印鑑などです。なお、郵送での再発行に対応している自治体もあります。
印鑑登録証明書と実印
印鑑登録証明書は、市区町村に登録した印鑑であることを証明する公文書のことです。主に名義変更や自動車税の権利譲渡の際に使用されます。普通自動車を売却する場合、2枚の印鑑証明書が必要です。
印鑑証明書の取得や再発行には、実印を使用します。シャチハタやゴム印は認められないため、注意しましょう。
基本的に軽自動車の売却時は印鑑登録証明書と実印は必要ありませんが、買取業者によっては手続きの際に必要になる場合もあるため、実印を用意しておくとよいでしょう。
リサイクル券
リサイクル券は、新車購入時に支払ったリサイクル料金の預託を証明する書類のことです。この料金は、将来の廃車時に発生する費用を事前に負担していることを証明します。
他の書類とは異なり、リサイクル券は再発行が不可能です。リサイクル券をなくしたときは、自動車リサイクルシステムのWebサイトで「自動車リサイクル料金の預託状況」を印刷すると、代替としての利用できます。
預託状況を確認するには、車両区分、車体番号、登録番号、車両番号、リサイクル券番号、リサイクル券の利用目的などの情報が必要です。これらの情報は車検証から確認できるので、手元に準備しておきましょう。
\納得価格を一発提示!!/
車の引き渡しを行う際の注意点
車の引き渡し時には、幾つかの重要な注意点があります。スムーズな取引と適正な査定額の維持のために、前もって注意点を確かめておきましょう。
主な注意点として、車の使用を控える、洗車や給油を避けるなどがあります。また、引き渡し前に車の状態を記録しておくことも重要です。ここでは、それぞれのポイントについて詳しく解説します。
車の使用は控える
査定を済ませた後は、できる限り使用を控えましょう。新しい傷を付けてしまうと、買取額が下がることもあります。さらに、衝突事故や物損事故で新たな損傷が生じた場合、査定額が大幅に下がるだけでなく、違約金が発生する可能性もあります。
車を使用する必要がある場合、中古車買取店に代車の有無を確認しましょう。代車が利用できないときは、必要な用事を済ませてから引き渡すように日程を調整しましょう。
洗車や掃除は行わない
車を売却する前に洗車や掃除を行いたくなるかもしれません。しかし、多くの中古車買取店は車を引き取った後、自社でメンテナンスと洗車を行います。売主が洗車をする必要はありません。
また、洗車や掃除の過程で意図せず新たな傷を付けた場合、査定額に影響が出ることもあります。査定を済ませた後は、車の状態を維持するように心がけましょう。
給油は行わない
車を引き渡し時において、ガソリンを満タンにする必要はありません。ガソリンが多く残っていると、保管時の火災リスクが高まります。
一方で、タンクを完全に空にするのも避けましょう。車の故障につながる可能性が高いためです。引き渡し日が近づいたら、必要最小限だけ給油しましょう。
外装や内装を撮影しておく
車の引き渡し時には、車の撮影をおすすめします。これは単なる記念写真ではなく、自己防衛の手段として有効です。
例えば、引き取り後に新たな傷やへこみを主張し、査定額を減額しようとするケースがあります。引き渡し時の車の状態を示す写真を残しておくと、不要なトラブルを回避できるでしょう。
撮影は、あらゆる角度から行うのが理想です。外装だけではなく、内装も忘れずに記録しておきましょう。
\納得価格を一発提示!!/
査定額のアップを実現させるためのポイント
車を売るならできるだけ高く売りたいと考えるのが一般的です。ここからは、査定する前にやっておくことで査定額アップが期待できるかもしれない5つのポイントを紹介します。事前にチェックし実行しておくことで、査定時のマイナス要素を削れるでしょう。
査定前に車を掃除する
定期的な洗車やコーティングで美しい車体を保つことは査定士への印象アップにつながります。査定前は洗車を行っておくとよいでしょう。
車内は埃やシミなどの汚れだけでなく、エアコンフィルターのカビやタバコの臭いなどもチェックポイントです。売却前に一度にまとめてしまうと大変な作業となるので、日ごろから小まめに掃除し、消臭剤なども活用しましょう。
需要期の売却を狙う
中古車の価格は相場により変動しますが、各店舗によっても価格設定が異なります。中でも決算月前といった需要が見込まれる時期は、高値で査定をしてもらえることがあり、車を高く売るタイミングとして適した時期のひとつです。
一般的に自動車業界の決算は3月や9月が多い傾向です。決算月に近づくと、多くの買取業者で「大決算セール」を行っています。この期間は買取を強化することも多く、査定額も上がりやすいのでおすすめです。
整備記録簿を準備する
定期点検を受けている車を売る際は、整備記録簿も用意しておきましょう。中古車買取店側にとって整備記録簿はこれまでの車両状態を把握する目安となり、消耗品の交換履歴なども確認できる便利な帳票のひとつです。整備記録簿に特筆すべき問題がなければ、大切に扱われてきた車と査定士も判断するでしょう。
また、メーカー保証があれば正式な整備がされている証拠といえるので、車の品質を保証する重要な要素でもあります。整備記録簿がない場合、査定額が下がってしまうので、しっかりと管理しておくことが大切です。
純正オプションを用意する
オプションパーツは純正と非純正に大きく分けることができますが、純正オプションが付いている車は査定額のアップが見込めます。
純正オプションは新車で購入するときのみ装着可能なものもあるので、社外品へ交換済みの場合は査定を受ける前に純正へ戻しておきましょう。
複数の買取業者の査定依頼をする
複数の買取業者に査定を依頼するのも査定額アップを狙うには効果的です。一括査定する場合は、インターネットの査定サービスがポピュラーな手法です。
相場である程度の価格は決まっているものの、ビジネスとして中古車の買い取りを行っている買取業者間では、売主にとってより良い条件を提示することを競い合っています。また、お店によって得意分野や在庫状況が異なる点も、査定額が増減する要因のひとつなので、自分の車に合った買取業者で比較するのがよいでしょう。
\納得価格を一発提示!!/
車の売却におけるトラブルを回避するには?
車の売却では、予期せぬトラブルに巻き込まれるリスクがあります。しかし、適切な知識と対策があれば、事前の回避は可能です。
大切な車を売却する場合、個人間での取引はできる限り避けましょう。また、万が一問題が発生した場合の対処法を知っておくことで、スムーズに取引を進められます。ここでは、安全な車の売却を実現するためのポイントをまとめました。
個人間による売買を避ける
車の売却方法として、個人間取引は一見魅力的に見えるかもしれません。仲介手数料がかからず、条件を自由に設定できるといったメリットがあるからです。しかし、大きなリスクが伴うため、注意する必要があります。
最も懸念されるリスクは、代金回収の不確実性です。購入者側にとっても車両の不具合に対する保証がないことが多く、大きな問題となる可能性があります。さらに、修復歴の有無や故障リスクを正確に判断するのが難しいという問題もあるでしょう。
個人間取引では、トラブルが発生した際の対処も自己責任です。リスクを考慮した場合、中古車買取店を利用するほうが安全でしょう。専門知識を持つ中古車買取店を介することで、不要なトラブルを回避できます。
トラブルが発生した場合は専門機関に相談する
十分な注意を払っていても、予期せぬトラブルが発生することもあるでしょう。例えば、査定時に提示された金額から不当と思われる理由で減額されるケースなどがあります。
売却時でのトラブルが発生した場合、当事者間での話し合いによる解決を試みるのが基本です。しかし、解決に至らない場合は、専門機関への相談を検討するのがおすすめです。
中古車売買に関するトラブルの相談窓口として、国民生活センターや日本中古自動車販売協会連合会があります。これらの機関は、豊富な経験と専門知識を持っており、適切なアドバイスを提供してもらえるでしょう。
\納得価格を一発提示!!/
まとめ
車の引き渡しは、売買取引における最終段階です。スムーズな取引を実現するには、適切な準備が求められます。
不要なトラブルを防ぐために、引き渡しの時期を1週間程度に設定すること、必要書類を事前に準備すること、車の使用や洗車を控えることなどを意識しましょう。また、外装や内装の写真を撮影しておくことで、潜在的なトラブルを回避できます。
査定額アップを目指すなら、日ごろのメンテナンスや需要期での売却などのポイントも押さえましょう。個人間取引は避け、信頼できる中古車買取店への売却がおすすめです。
▼ライタープロフィール
兒島裕和
2018年よりフリーランスのWebライターとして活動。車関係の記事を中心に、これまでに2,000本以上の記事を執筆。日本の普通自動車免許に加えて、EU圏内の自動車免許を2020年に取得。国内に加えて海外の自動車事情にも精通。
豊富なラインアップのネクステージ中古車情報をチェック!
いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
ネクステージでは、他店に負けない数多くの中古車をラインアップしていますので、中古車の購入を検討されている方は、ネクステージの公式Webサイト上で最新の在庫状況をチェックしてみてください。また中古車購入に際して、ネクステージ独自の保証もご準備しております。お気軽にお問い合わせください。
\納得価格を一発提示!!/