車の防犯ブザーの止め方!誤作動対処法や設定変更時の代替策も紹介
突然車の防犯ブザーが鳴り、近隣への迷惑や不要な注目を集めてしまう事態に、焦りを感じたことはありませんか。防犯ブザーは、車両を守る重要な機能ですが、誤作動や緊急時の対応に困ることもあるものです。
この記事では、防犯ブザーの即時停止方法から誤作動の防止策、専門家へ相談すべき状況まで解説します。車の防犯ブザーに関する疑問・不安を解消し、適切な対処法を身に付けましょう。
※目次※
5.止め方が気になる車の防犯ブザーによる近隣トラブルと専門家への相談
・車の防犯ブザーは、スマートキーを使用したりエンジンを始動したりなどの止め方がある。
・車の防犯ブザーの誤作動は、主にセンサーやバッテリーの不具合、半ドアなどが原因で発生する。
・近隣トラブル回避には車の防犯ブザーを無効化するのも手だが、防犯のために代替策を取り入れることが必要である。
防犯ブザーを即座に止める方法
まずは、車の防犯ブザーが突然鳴り出した際に即効性のある対処法を紹介します。基本的には、スマートキーを使用した停止方法と、エンジン始動による停止方法が効果的です。車種によって若干の違いはありますが、基本的な原理は共通しています。
スマートキーを使用した車の防犯ブザーの止め方
車の防犯ブザーが突然鳴り出した場合、スマートキーを使用して停止する方法が挙げられます。まず、スマートキーのロック解除ボタンを押しましょう。これにより、車のセキュリティシステムが正規の所有者によるアクセスと認識し、警報音が止まります。
もし、ロック解除ボタンを押しても警報音が止まらない場合は、車に近づいてドアを開けてみましょう。多くの車種では、スマートキーを携帯していれば、ドアノブに触れるだけで解錠可能です。
なお、スマートキーの電池切れが原因で警報音が止まらない場合もあります。その際は、スマートキーをプッシュスタートボタンに近づけるか、キー本体を使用して解錠を試みてみましょう。
エンジン始動による車の防犯ブザーの止め方
エンジン始動による防犯ブザーの停止は、スマートキーでの解錠が効果がない場合に有効な手段です。多くの車種では、エンジンをかけることで警報音が自動的に止まるよう設計されています。
プッシュスタート式の車両では、ブレーキを踏みながらスタートボタンを押すだけでエンジンが始動し、警報音が停止するでしょう。
キーを差し込むタイプの車では、イグニッションをONの位置まで回すことで同様の効果が得られます。スマートキーの電池切れの場合でも、キーをスタートボタン付近にかざすことでエンジン始動が可能です。
ただし、車種によってエンジン始動の方法や警報音停止の仕組みが異なる場合があります。そのため、事前に取扱説明書で確認しておくのがおすすめです。
止め方が気になる車の防犯ブザーの基本知識
車の防犯ブザーには、「クラクションタイプ」「センサー一体型」「センサー分離型」の3種類があります。これらは振動や傾き、音などを感知するセンサーを使用し、不正なアクセスを検知すると作動する仕組みです。
防犯ブザーが鳴る原因には、不正解錠や車内からの操作、外部衝撃、電気系統の問題などがあります。以下で、各種類の特徴や作動の仕組み、一般的な鳴動原因について見ていきましょう。
止め方が気になる車の防犯ブザーの種類と特徴
車の防犯ブザーには、主に3つの種類があります。
・クラクションタイプ
・センサー一体型
・センサー分離型
クラクションタイプは、車のクラクションをそのまま利用するものです。分かりやすい半面、配線を切断されると機能しなくなる欠点があります。
センサー一体型は、異常を感知するセンサーとアラームが一体化しており、設置が簡単です。しかし、装置ごと盗難される可能性があります。
センサー分離型は、センサーとアラームを別々に設置するタイプです。より確実に異常を感知できる一方で、少々値が張ります。
止め方が気になる車の防犯ブザーが作動する仕組み
防犯ブザーは、振動や傾き、音などを感知するセンサーを使用しているのが特徴です。
・振動センサー:車体への衝撃を検知する
・チルトセンサー:車体の傾きを検知する
・フィールドセンサー:車外の状況を検知する
・音感センサー:ガラス破損音などを検知する
選ぶ際は、電源のタイプ・ブザーの音量・サイズ・外観などを考慮することがポイントです。
止め方が気になる車の防犯ブザーが鳴る原因
防犯ブザーは、車両への不正なアクセスを検知すると作動します。例えば、ドア・トランクの開閉や窓ガラスの破損、車体の傾きなどです。
また、正規の方法以外でドアを開けようとした際にも、センサーが異常を検知しアラームが鳴ります。具体的には、鍵穴を使って開錠しようとした場合や、スマートエントリーで施錠した後に内側からカギを開けようとした場合などが該当するでしょう。
その他、外部からの衝撃・揺れも誤作動の原因となります。台風や地震などで車が大きく揺れると、振動センサーが反応してしまうこともあるでしょう。
バッテリーの電圧不足や、ボンネット開閉用スイッチの接触不良なども、誤作動を引き起こす可能性があります。
止め方が気になる車の防犯ブザーの誤作動を防ぐ対策
車の防犯ブザーが誤作動すると、近隣住民に迷惑がかかったり、車両に何か不具合があるのではないかと不安になったりするでしょう。ここでは、誤作動を防ぐための具体的な対策を紹介します。防犯ブザーの不要な作動を減らし、車両のセキュリティ機能を適切に維持しましょう。
センサーの故障確認や感度調整をする
防犯ブザーのセンサーに問題がある場合、誤作動の原因となります。まずは、センサーが正常に機能しているか確認しましょう。
車両の取扱説明書を参照し、センサーの位置を確かめます。センサー周辺に、異物や汚れがないか点検しましょう。
異常がなければ、感度調整を行います。感度調整ダイヤルは、ダッシュボード下やセンターコンソール付近にあるのが一般的です。
感度を下げすぎると防犯機能が低下するため、少しずつ調整し、適切なレベルを見つけましょう。調整後は、実際に車を揺らすなどしてテストを行い、誤作動が改善されたか確認します。
これらの対策で改善されない場合は、センサーの故障の可能性があるため、専門店での点検を検討しましょう。
バッテリー関連の対策をする
バッテリーの状態も、防犯ブザーの誤作動を引き起こす一因です。電圧が低下するとセキュリティシステムが不安定になり、誤って作動することがあります。そのため、定期的にバッテリーチェックを行い、必要に応じて交換しましょう。
バッテリーの寿命は、通常3年~5年程度です。長期間使用していない車や、短距離走行が多い車は特に注意する必要があります。バッテリー液量の確認や、端子の清掃も重要です。
また、車載電装品の使用状況も考慮しましょう。エアコンやカーナビなどの過度な使用は、バッテリーへの負担を増やします。これらの対策を講じることで、バッテリー関連の防犯ブザー誤作動を効果的に予防できるでしょう。
半ドア状態にしないようしっかりドアを閉める
半ドア状態も、車の防犯ブザー誤作動の原因のひとつです。ドアが完全に閉まっていないと、セキュリティシステムのセンサーが誤って反応し、ブザーが鳴る可能性があります。
これは、センサーがドアの開閉状態を常に監視しているためです。半ドアは、ドアが「開いている」と誤認識される原因となります。防犯ブザーの誤作動は、約40%が半ドアに起因するといわれているので、車を駐車する際にはドアをしっかりと閉めることが重要です。
また、ロックする前に各ドアの状態を確認する習慣をつけましょう。特に雨天時や荷物の積み下ろし後は、ドアが完全に閉まっているか注意が必要です。
止め方が気になる車の防犯ブザーの設定変更と代替策
ここでは、防犯ブザーの設定変更の方法と、それに代わる効果的な盗難対策について見ていきましょう。一時的に防犯ブザーを無効化する方法や、ハンドルロックなどの物理的な防犯対策など、さまざまな選択肢があります。
これらの対策を適切に組み合わせることで、車両のセキュリティを高められるでしょう。
車の防犯ブザーの一時的に無効化する止め方
防犯ブザーを一時的に無効化する方法は、車種によって異なります。多くの車では、車内のタッチパネルやボタン操作で設定変更が可能です。
設定画面から「セキュリティ」や「アラーム」などの項目を探し、一時停止モードを選択します。中には、停止時間を指定できる車種もあるでしょう。
ただし、パスワードが必要な場合もあるため、事前に確認しておくことが大切です。設定変更ができない場合は、スマートキーのボタンを長押しするなど、車種特有の方法がある可能性もあります。
ただし、防犯ブザーの無効化は便利ですが、セキュリティ面でのリスクも考慮しましょう。長期間無効化する場合は、別の防犯対策を併用することをおすすめします。
止め方が気になる車の防犯ブザー以外の効果的な盗難対策
防犯ブザー以外にも、車両盗難を防ぐ効果的な対策があります。代表的な物理的対策は、ハンドル固定装置やタイヤロックの使用などです。これらは、不正解錠が困難なディンプルキー付きのものが推奨されます。
また、イモビライザーの活用もおすすめです。イモビライザーとは、電子キーの照合でエンジンを作動させる装置で、標準装備されている車種もあります。
GPS機能付き位置探査装置を取り付ければ、万が一盗難に遭った場合でも車両の位置を特定できるのでおすすめです。自宅駐車場への防犯カメラやセンサーライトの設置も、犯罪抑止効果があります。外出時には、防犯対策が講じられている駐車場を利用しましょう。
その他、近年増加しているスマートキーの電波を悪用した「リレーアタック」への対策も重要です。電波遮断ケースの使用や、金属缶・アルミホイルでスマートキーを包んで保管する方法が有効といえます。
日頃の行動から気を付ける
車の盗難や車上荒らしの防止には、日頃の行動が重要です。被害に遭う確率は、少しの心がけで下げられます。特に、駐車する場所や鍵の取り扱いに注意しましょう。
駐車場は、人目の多い場所を選ぶのがおすすめです。周囲の目があるだけで、窃盗犯は行動を起こしにくくなります。ただし、人通りが多い場所でも路上駐車は避けましょう。レッカーを使用して、強引に盗まれる可能性があるためです。
また、鍵の置きっぱなしもやめましょう。少しの用事でもエンジンをかけたまま車から離れると、盗まれやすい状況をつくってしまいます。加えて、車内が荒らされる可能性もあるでしょう。
止め方が気になる車の防犯ブザーによる近隣トラブルと専門家への相談
車の防犯ブザー誤作動による近隣トラブルには、適切に対処する必要があります。また、専門家へ相談すべき状況も確認しましょう。防犯ブザーに関する問題をスムーズに解決し、車両のセキュリティを適切に維持することが大切です。
止め方が気になる車の防犯ブザーによる近隣トラブルへの対処法
車の防犯ブザーが頻繁に誤作動すると、近隣住民とのトラブルに発展する可能性があります。自分の車の防犯ブザーが鳴っているのに気付かず、警察に通報されてしまうこともあるかもしれません。
近隣住民と直接話す場合や警察に説明するケースでは、まず謝罪をし、状況を整理して説明を行い理解を求めましょう。また、防犯ブザーが誤作動しないよう適切に対処することも重要です。
万が一トラブルが深刻化し、自分の身に危険を感じた場合は、警察や近隣トラブルに関する窓口へ相談しましょう。
止め方が気になる車の防犯ブザーの専門家に相談すべき状況と準備
防犯ブザーの問題が深刻化した場合、専門家への相談が不可欠です。特に、頻繁な誤作動や長時間の鳴動が続く場合は、早急に対応する必要があります。
専門家に相談する前に、問題の発生頻度や状況を詳細に記録しておくと、より的確なアドバイスを受けられるでしょう。車両の年式や過去の修復歴など、関連する情報も準備しておくのがおすすめです。
専門家は、センサーの不具合や電気系統のトラブルなど、複雑な問題も診断できます。専門家の助言を受けることで、防犯ブザーの問題を効果的に解決し、車両のセキュリティを適切に維持できるでしょう。
適正価格で修理するには、修理費用の見積もりを複数の業者から取ることが大切です。
まとめ
車の防犯ブザーは、クラクションタイプやセンサー型など種類が異なり、作動する仕組みを理解することが大切です。誤作動を起こしたら、スマートキーでの開錠やエンジン始動で即座に停止できます。
また、防犯ブザーを無効化して鳴らないようにすることも可能です。車種によって特徴や止め方が異なるため、取扱説明書を確認しましょう。
定期的なメンテナンスや具体的な誤作動防止策を実施し、問題が解決しない場合は専門家に相談するのがおすすめです。防犯ブザー以外の盗難対策も併せて検討することで、より安全な車の管理が可能となります。
▼ライタープロフィール
鈴木祐貴
車と音楽、旅と猫を愛するライター。多様なWebメディアの編集・ディレクション経験を重ね、2018年よりフリーランスとなる。
現在もさまざまなジャンルの編集をする傍ら、車関連のオウンドメディアや車の税金に関するコンテンツなどの編集経験を生かし、ライターとして車の魅力・おもしろさも発信中。
バックパックひとつでふらりと旅に出るのが好きだが、いずれはキャンピングカーで気ままに世界中をロードトリップしようと思っている。
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