車のへこみにはドライヤーが効果的?ドアやバンパーのへこみはどう対処すべき?
「車のへこみを直したい」「自分でへこみを直す方法が知りたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。
へこみは修理業者に依頼して直すこともできますが、ドライヤーなどを使って自分で直す方法もあります。
そこでこの記事では、へこみをドライヤーで直す方法や注意点について解説します。
※目次※
・車のへこみはドライヤーやハンマーを使って直せる!軽度なものなら挑戦してみよう。
・へこみを直すときは自己責任で!修復痕が残る可能性や失敗の可能性もある
・修理が難しい場合、修理費用が高額になる場合は買い替えも選択肢!中古車購入はネクステージへ!
意外と目立つ!車のへこみの修理方法とは?
ちょっとしたへこみであっても、車のへこみは目立つものです。そのため、なんとかして直したい人も多いでしょう。ここでは車のへこみをどのように修理するのか、3つの方法を紹介します。
裏側からハンマーで叩き戻す
車のへこみを直す方法としてハンマーで裏側から叩く方法があります。具体的な手順としては、内装部分を解体し、叩けるだけのスペースを確保してから、ハンマーで少しずつ形を整えます。
この方法の難点としては専門工具がないと部品の解体ができないことです。専門工具があっても、外すのに慣れていなければ、部品の紛失や元に戻せなくなるリスクがあります。場所によっては裏側に十分なスペースが確保できず、修理が困難なこともあるでしょう。
ドライヤーで温める
ドライヤーでへこみがあった部品を温める方法も効果的です。樹脂の場合温めることで柔らかくなるため、温めたあとで、裏から押し出すことで、元に戻せます。
ただし、金属の場合はもう一手間必要です。金属の場合はドライヤーで温めてから、冷却スプレーを使い、冷やす方法を試してみましょう。急激に冷やすことで、元に戻ろうとする性質が働くため、何回か繰り返すことで、徐々に元に戻ります。へこみ直し用の吸盤も売っているため、吸盤を試してみるのもおすすめです。
プロの専門家に依頼
車のへこみは自分で直すこともできますが、1番よい方法はプロに依頼することです。作業自体は不可能ではないものの、難易度が高く、道具を揃えるための費用もかかります。
そのため自分で直せると言っても、価格が安くなるわけではありません。修理できたとしても、一般の人が作業するのは時間がかかり、数時間はかかってしまいます。そのため、自分で修理するよりはプロに依頼した方が、スムーズにへこみが直せるでしょう。
ドライヤーを使って車のへこみを自分で直す方法
車のへこみはドライヤーを利用して自分で直すこともできます。しかし、どのように直すのがピンとこない人も多いのではないでしょうか。手順そのものはそれほど難しくありません。ここではドライヤーを使って車のへこみを自分で直す方法を解説します。
車のへこみがドライヤーで元に戻る理由
車のへこみがドライヤーで元に戻る理由がわからない人もいるかもしれません。樹脂製のバンパーなどの部品は温めると柔らかくなる性質があります。そのため、高温にすることで手で触ってもへこみを直せるくらいに柔らかくなるのです。
金属のボディが直るのは形状記憶という性質を利用するからです。金属をしっかりと温めてから急激に冷やすことで、金属が元の状態に戻ろうとします。これは急激な温度変化が必要になるため、冷風では代用できません。
車のへこみ修理に必要な道具
車のへこみ修理に必要な道具は冷却スプレーとドライヤーです。ドライヤーで温め、冷却スプレーを利用することで、へこみを直せます。ドライヤーは温風が出るものであれば、自分が普段使っているもので構いません。
1.車の汚れを落とす
車にドライヤーを当てる前にへこんだ部分周辺の汚れを落としておきましょう。汚れがついていると熱効率が低下し、汚れがこびり付く原因になります。その後の工程をスムーズに進めるためにも、最初の準備はしっかりとしておきましょう。
2.ドライヤーでしっかりと温める
次にへこんだ部分全体に満遍なく、風が当たるようにじっくり温めましょう。内部までしっかりと温める必要があるため、表面だけではなく、中までしっかりと温められるよう時間をかけることが大切です。ただし、バンパーの場合は温めすぎると取り返しがつかないこともあるため、注意しましょう。
3.温めた部分をすぐに冷やす
金属部分のへこみを直す場合は温めた場所を冷却スプレーを使いすぐに冷やしましょう。急速に冷やすことで、金属の形状記憶という性質が利用できます。
「試してみたが、元に戻らない」ということもあるでしょう。元に戻らない場合は何回か温めてから冷やすことを繰り返すことで改善する可能性があります。難しい場合は修理業者に依頼しましょう。
自分で車のへこみを直す際の注意点
自分で車のへこみを直したい場合は、注意したい点がいくつかあります。これらの点を守らなければ、修理に失敗する可能性、自分がけがをすることにも繋がりかねません。そのため、次に紹介する注意点はしっかりと守ってへこみの修理に取り組みましょう。
けが防止のために軍手を使用する
修理作業をするときにはけが防止のため、軍手を使用しましょう。ボディやバンパーを温める場合、表面の温度は非常に高温になるため、素手で触れると火傷してしまいます。火傷しないほどの温度ではへこみが直せません。
そのため、作業のときは厚手の軍手を利用し、けがしないようにしましょう。車のへこみの修理作業は汚れやすいため、汚れ防止にもなります。
バンパーは温めすぎに注意
バンパーは温めすぎないようにしましょう。樹脂製のバンパーは温めすぎで高温になることで、溶けてしまう可能性があります。1度溶けてしまったバンパーはもう元には戻せません。
バンパーが金属製であれば、このような心配はありませんが、樹脂製の物がほとんどですので、こまめに様子を見るようにしましょう。
ドライヤーで直せるのは表面的なへこみのみ
ドライヤーでへこみは直せますが、金属部分のへこみの改善はあくまで表面的なものです。表面のへこみが直っても、内部の部品については直りません。
そのため、ドライヤーでの修理はへこみ以外には効果がないと考えてよいでしょう。へこみが大きい場合は内部のダメージが残っている可能性があります。へこみ以外に問題がないか、修理業者に確認しましょう。
ドライヤーでの修理は自己責任で!
へこみを直すときに、ドライヤーを使う場合は自己責任で行いましょう。修理することで、直せる場合があることは確かですが、必ずしもきれいに直せるわけではありません。場合によっては修理した痕跡が残ってしまう、直しきれないなどの可能性もあるでしょう。
やり方や状況によってはほかのパーツに悪影響を及ぼすこともあります。悪影響が出てしまった場合、内容によっては取り返しがつきません。
キレイに修理したいならプロに依頼がおすすめ!
「へこみの痕跡を残したくない」そのような場合は自分で直すのはおすすめできません。できるだけプロにお願いするようにしましょう。
プロであれば、一般の人が持っていない工具を利用でき、直し方のノウハウも持っているため、きれいにかつスピーディにへこみを直せます。
見積もり依頼から始めよう
プロに依頼するかどうか悩んだ場合は見積もり依頼からしてみましょう。どのくらいの修理費用がかかるかはへこみの大きさや状態によって変わります。軽度な凹みであれば、思ったよりも安く対応してくれる可能性もあるでしょう。逆に軽度なへこみでも修理費用が高額になる可能性もあります。
見積もりの金額次第でそのまま修理を依頼するか、自分で修理を行うか判断するのもおすすめです。
へこみがひどい場合は買い替えも検討しよう
へこみが広範囲にわたる、深いへこみある場合は修理費用が高額になります。状況次第ではありますが、予算を超えてしまう可能性も十分にあるでしょう。
へこみが大きい場合は表面だけではなく、内部までダメージがある可能性もあります。自分で修理してきれいに直すことも現実的ではありません。修理費用が高額の場合は無理に修理しようとするよりは買い替えを検討することも選択肢です。
まとめ
車のへこみは軽度なものであれば個人で修理できる場合があります。しかし、修理がうまくいかない可能性もあるため、自己責任で行いましょう。またへこみの大きさが大きい場合は自分での修理が難しく、修理費用も高額になる場合があります。その場合は車の買い替えも選択肢です。
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