車の買い替えに悩むなら!判断のポイントを徹底解説
車を継続的に乗っている人は、次の車に乗り換えるタイミングが必ずあります。買い替えるには、良い時期があるだろうかと疑問に感じている人もいるかもしれません。車の乗り換えは、いろいろな条件から総合的に判断したうえで決めることが大切です。
そこで今回は、車を買い替える判断のポイントについてご紹介します。この記事を最後まで読めば、いつどのタイミングで買い替えを検討すれば良いのか分かるようになるでしょう。
※目次※
・車の買い替えを検討するタイミングはいくつかあるので、軸を持って判断しよう!
・新しい車に買い替えることで、ライフスタイルに合った車を選ぶことができる!
・車を乗り続けることで税金やメンテナンス費用が高額になるため、注意が必要!
車の買い替えを考えるべきタイミングはいつ?
いつ乗り換えようかと悩んでいるという人もいるのではないでしょうか。せっかく買い替えるなら、お得なタイミングで乗り換えて上手な買い物をしたいものです。車には買い替えを示すサインがいくつか存在します。どのタイミングで買い替えを検討すれば良いのか、判断するポイントについてご紹介します。
新車を購入してから5年経過したとき
車検の時期が来たので新しい車にしようかと検討する人も少なくありません。新車で購入した場合、最初の車検が訪れるのは3年目です。また、国産車に付けられている一般保証も3年を目途に切れるため、最初に買い替えを検討するタイミングともいえます。
とはいっても、新車購入から3年が経過しても、中古車としての価値はそれほど下がりません。つまり、国産車に付けられている特別保証が切れる5年目までは、売却時に大きく値が下がらないことが多いと考えてよいでしょう。
また、ローンを組んでいる人であれば5年を目安に完済できるように設定している人もいるのではないでしょうか。新車購入から5年目のタイミングであれば、2回目の車検が訪れる時期とも重なり、本格的に買い替えを検討する時期となるでしょう。
走行距離が増えたとき
少しでも高く売却するためには、走行距離についても考えてみましょう。中古車の売買において、ひとつの指標とされているのが「5万キロ」です。実際に、買取価格でも5万キロに達しているかどうかで金額が大きく変動することも見受けられます。
そのため、ある程度の走行距離に達した時点で、買い替えを検討してみるのも考え方のひとつです。また、軽自動車の場合は5万キロを超えてしまうとマイナス査定になりやすく、目安としては4万キロ前後がベストなタイミングといえるでしょう。
ただし、走行距離が少ないからといって、必ずしも質の高い車とはいえません。なぜなら、ずっと車庫で放置されていた可能性があるからです。中古車を購入する際には、年数と走行距離を照らし合わせて考える必要があります。
車の故障やキズが目立つようになったとき
せっかく購入したのだから、少しでも長く乗り続けたいと考えるかもしれません。そのため、車が故障したり、ぶつけて大きな修復が必要になったりしても、多少のお金をかけてでも修理対応をしている人もいるのではないでしょうか。
査定してもらうことを前提に考えれば、修理した方が売却額は高くなる可能性はあります。しかし、査定額のアップ分が修理代を上回ることはほとんどないため、直前で修理すると、逆に損をしてしまうかもしれません。
たとえば、大きく凹んだドアを10万円で修理したとします。しかし、査定額が10万円以上アップすることは、まずないでしょう。車の故障やキズが目立つようになり、修理を考えるようになったときも買い替えを検討するタイミングといえます。
燃費性能が悪くなったとき
車を所有していくためには、維持費についても考える必要があります。その中でも、比較対象として差別化を図りやすいのが燃費性能です。では、燃費性能が違う(5km/Lと20km/Lを比較)だけで、燃料費にどれくらいの差が生まれるのでしょうか。
走行距離 |
5km/L |
20km/L |
差額 |
1,000キロ |
26,000円 |
6,500円 |
19,500円 |
1万キロ |
260,000円 |
65,000円 |
195,000円 |
5万キロ |
1,300,000円 |
325,000円 |
975,000円 |
(レギュラーガソリン130円/L)で換算
一般的に、年間の走行距離が1万キロといわれていますが、燃費性能が良い・悪いで比較をすると、20万円近くの差が生じることがわかります。極端に燃費が悪くなってきたら、車の買い替えを検討した方が賢明かもしれません。
車検が近づいたとき
維持費から考えると、やはり車検は大きな出費となります。
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軽自動車 |
小型車 |
中型車 |
大型車 |
法定費用 |
自動車重量税 |
6,600円 |
16,400円 |
24,600円 |
32,800円 |
自賠責保険料 |
21,140円 |
21,550円 |
21,550円 |
21,550円 |
|
印紙代 |
1,100円 |
1,200円 |
1,200円 |
1,200円 |
|
点検費用 |
車検料 |
35,000円 ~ 40,000円 |
40,000円 ~ 45,000円 |
45,000円 ~ 50,000円 |
50,000円 ~ 55,000円 |
支払合計 |
63,840円 ~ 68,840円 |
79,150円 ~ 84,150円 |
92,350円 ~ 97,350円 |
105,550円 ~ 110,550円 |
上の図は、ディーラーで車検を依頼したときの相場を表したものです。車検を依頼する業者によっても費用は大きく異なりますが、最低でも数万円の出費となります。そのため、車検のタイミングで車の買い替えを検討する人も少なくありません。
また、車検の残り期間は査定額にそれほど大きな影響を与えないため、ギリギリで買い替えを行っても問題ないでしょう。仮に車検が切れてしまった場合は、新たに車検を通すよりも、そのまま売却した方がお得です。
修理やメンテナンス費用が高額になったとき
車は消耗品ですので、使用すればするほど、部品は劣化していきます。定期的なメンテナンスをしていても、故障するリスクは高くなっていく一方です。また、劣化が進んでいけば、修理費やメンテナンス費用は高額になっていくでしょう。
愛着があれば、そのまま乗り続けるという選択もできますが、維持費を最小限するなら買い替えを検討した方が賢明だといえます。また、一度故障してしまえば、再発するリスクが高まることでもあるため、早めの段階で手放す判断をすることも大切です。
中古車としての価値が高くなったとき
誰でも自分の車を買取に出すときは、少しでも高く査定して欲しいと思うものです。しかし、中古車の価値は、売却するタイミングによっても大きく変わってきます。再販価値高い車であれば、査定額も高額となるでしょう。
では、どのような車が「再販価値が高い」といえるでしょうか。たとえば、人気の高いハイブリッド車やファミリーカーとして支持を集めるミニバン、小回りが利いて使い勝手に優れたコンパクトカーが、価値が高いといえるでしょう。
逆に、再販価値の低い車は、趣味性の高いスポーツカーやピンクや緑といったボディカラーが派手な色、新車でもあまり人気の少ないモデルなどが挙げられます。購入時にどの車が高く売却できるのかも考えておくことが大切です。
ライフスタイルが変わったとき
結婚や出産、引越しなど、ライフスタイルの変化によって車の買い替えを検討する人は少なくありません。たとえば、独身のときならスポーツカーのように趣味性の高い車でも問題ありません。しかし、結婚して子どもが生まれると、乗り降りが楽で車内が広いファミリーカーを検討する人が多いのではないでしょうか。
また、ひと口にファミリーカーといっても、サイズや使い勝手の良さはさまざまです。将来的には子どもを2人、3人と希望しているなら、ホンダ・フリードのようなコンパクトミニバンよりも、トヨタ・アルファードクラスを検討した方が良いでしょう。
子育て世代で買い物をメインに利用するのであれば、軽自動車で十分です。ただし、スズキ・アルトのような小型タイプよりも、ホンダ・N-BOXやダイハツ・タントのようなスライドドア付きのスーパーハイトワゴンがおすすめです。
> 車の買い替えタイミングについてさらに知りたい方はこちら!
車を買い替えるメリットとデメリット
現在の車がまだ走行できる状態ならば、車の買い替えはあくまで選択肢のひとつです。では、いままでの車を売却して新しく乗り換えることで、どのようなメリットやデメリットが生じるのでしょうか。この両方の側面を知ったうえで判断することが大切です。車を買い替えることで起きるメリットとデメリットについて、それぞれご紹介します。
車を買い替えるメリット
車を買い替えるメリットは、何といっても新しい車に乗れることです。いままで欲しいと思っていた車に乗り換えることで、気分を変えることができます。また、最新技術が搭載されているなど、よりドライブが楽しめるでしょう。
また、車の価値は年月が経過すればするほど下がっていきます。そのため、早めに売却することで高額査定が期待できます。売却額が多くなれば、その分を新しい車の購入資金に充てられるため、お得な買い替えが可能です。
さらに、車検のタイミングで買い替えれば、車検費用を支払わずに売却することができます。もちろん、新しい車の購入費用は必要になるものの、いま乗っているお金をかけたくないと考えているのであれば、車検に通す前に買い替えを検討した方が良いかもしれません。
車を買い替えるデメリット
当たり前ですが、新しい車を購入するための資金が必要になってきます。ローンを組んだとしても、身の丈に合わない金額の車であれば負担に感じてしまうこともあるでしょう。少しでも安く購入するためにも新車だけではなく、中古車も検討してはいかがでしょうか。
また、新しい車を購入するには、各種手続きをゼロから進める必要があります。中古車販売店のネクステージでは、お客さまの負担を少しでも減らせるようにサポートしていきます。ご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。
> 車の買い替えに関するメリット・デメリットについて関連する記事はこちら!
車に乗り続けるメリットとデメリット
同じ車に長く乗り続けたいと考えている人もいるかもしれません。で何年も同じ車に乗り続けることで、どのようなメリット・デメリットが生じるのでしょうか。良いことばかりではなく、悪いことにも目を向けることが大切です。車に乗り続けるメリットとデメリットについてご紹介します。
車に乗り続けるメリット
車に乗り続けると、買い替えほどの費用はかかりません。しかし、13年以上の経過で税金が重税されることもあるため、注意が必要です。
排気量 |
通常税額 |
13年以上経過 |
~1.0L以下 |
29,500円 |
33,900円 |
~1.5L以下 |
34,500円 |
39,600円 |
~2.0L以下 |
39,500円 |
45,400円 |
~2.5L以下 |
45,000円 |
51,700円 |
~3.0L以下 |
51,000円 |
58,600円 |
~3.5L以下 |
58,000円 |
66,700円 |
~4.0L以下 |
66,500円 |
76,400円 |
上の表は、乗用車における自動車税の変化を表しています。他にも、ディーゼル車は11年以上でおおむね15%、軽自動車は13年以上で20%と、それぞれのタイミングで自動車税が課税されることになります。
また、自動車重量税は13年以上、18年以上の経過で以下のように重税されます。
車両重量 |
通常税額 |
13年以上経過 |
18年以上経過 |
軽自動車 |
6,600円 |
8,200円 |
8,800円 |
~500kg以下 |
8,200円 |
11,400円 |
12,600円 |
~1,000kg以下 |
16,400円 |
22,800円 |
25,200円 |
~1,500kg以下 |
24,600円 |
34,200円 |
37,800円 |
~2,000kg以下 |
32,800円 |
45,600円 |
50,400円 |
~2,500kg以下 |
41,000円 |
57,000円 |
63,000円 |
~3,000kg以下 |
49,200円 |
68,400円 |
75,600円 |
車に乗り続けるデメリット
基本的に車は消耗品であるため、使い続けることで部品などは劣化していきます。故障すれば修理することで何度も乗り続けることはできますが、修理費用は高額になっていくでしょう。車の経年劣化は乗り続けるうえで大きなデメリットとなります。
また、中古車の価値は乗り続けるほど下がっていくのが一般的です。そのため、いざ売却しようと思ったら、査定額が大幅に下がっているかもしれません。少しでも高く売却するためにも、早めのタイミングで買い替えを検討した方が賢明といえます。
> 乗り続けることに関するメリット・デメリットについてさらに知りたい方はこちら!
車を買い替えるのと乗り続けるのではどちらが良い?
維持費のことなどを考えたら、車を買い替えるのと乗り続けるので迷っている人もいるのではないでしょうか。その人のライフスタイルによっても違ってくるため、一概にどちらが良いと決めることはできません。
しかし、どこかのタイミングで買い替えを検討しているのであれば、早めの段階で新しい車へと目を向けることをおすすめします。また、少しでも高く売却して、お得に購入したいのであれば、信頼のおける業者を見つけましょう。
ネクステージでは、中古車販売だけでなく買取にも力を入れています。また、購入後のメンテンナンスや保証といったアフターサービスも充実しているのが強みです。中古車の購入なら、安心安全のネクステージにお任せください。
まとめ
車を買い替えるべきかで悩んでいる方も多いかもしれませんが、少しでも高く売却するなら早めの段階で買い替えの検討をおすすめします。買い替えのタイミングはいくつか存在し、しっかりと軸を持ちながら考えることが大切です。
中古車販売店のネクステージでは、お客さま一人ひとりに満足いただけるように、経験豊富なスタッフが全力でサポートさせていただきます。少しでも不安なことがあれば、いつでもお気軽に近隣の店舗までお問い合わせください。
よくある質問
Q.車は何年で買い換えるのがいいですか?
A.一般的に、新車購入から7年目がもっともお得な買い換えのタイミングとされています。この時期は、車の査定額が極端に下がり過ぎておらず、かつ維持費の上昇も抑えられている絶妙な時期だからです。 特に7年目は3回目の車検を控えており、この車検を受ける前に買い換えることで、高額な車検費用を節約できます。また、メーカー保証は通常5年で終了するため、その後の重要部品の故障リスクも考慮すると、7年目での買い換えは合理的な選択といえるでしょう。
Q.車は乗り潰した方が得ですか?
A.一般的に、維持費と買い替え費用を比較すると、車は乗り潰した方が経済的といえます。ただし、これは単純な計算上の話であり、実際の判断にはさまざまな要素を考慮する必要があります。 例えば、使用年数や走行距離が増えるにつれて維持費は上昇する傾向にあるでしょう。修理費用が高額になってきた場合は、乗り潰すよりも買い替えた方が賢明な選択となることもあります。
Q.車を13年乗ったらどんなデメリットがありますか?
A.車を13年以上乗り続けると、最も大きなデメリットは自動車税の増額です。これは「重課」と呼ばれ、環境負荷の高い古い車両の利用を抑制する目的で導入されています。 ただし、この増税はすべての車両に適用されるわけではありません。電気自動車やハイブリッドカーなど、環境に配慮したエコカーは重課の対象外となっています。これは、これらの車両が比較的環境への負荷が少ないとされているためです。
Q.車は20年乗れますか?
A.適切なメンテナンスを行えば、20年以上乗り続けることは可能です。しかし、法定耐用年数は普通車で6年、軽自動車で4年と定められており、それを大幅に超えて使用する場合はさまざまな注意が必要でしょう。長期間使用するには、定期的な点検や必要な部品交換が不可欠です。
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