ハイラックスに待望のGR SPORTが誕生!Zグレードとの比較まとめ
2021年10月、GRシリーズにハイラックスが仲間入りしたことで注目を集めました。2025年2月現在、新車は生産休止されていますが、中古車の購入を検討している方も多いのではないでしょうか。
レーシングの印象が強かったGR SPORTですが、300系ランドクルーザーに続きハイラックスも仲間入りしたことで、オフロードイメージも定着しつつあります。
本記事では、ハイラックスのGRグレードをZグレードとの比較を交えて解説しますので、ぜひチェックしてみてください。
※目次※
2.ハイラックスのGR SPORTとZグレードの違い【外装】
3.ハイラックスのGR SPORTとZグレードの違い【内装】
・ハイラックスは大容量のデッキスペースを備えたトヨタのピックアップトラック。
・2021年10月、ハイラックスはGRシリーズのラインアップに加わった。
・ハイラックスのGR SPORTとZグレードは外装・内装ともに違いがある。
GRシリーズのラインアップに加わったハイラックスとは
GRシリーズのラインアップに加わったハイラックスは、1968年の発売以来、世界で累計1,730万台以上を販売する小型ピックアップトラックです。2004年には国内販売が終了したものの、2017年に復活を遂げています。
ここでは、GRのラインアップに加わったハイラックスの特徴についてまとめました。
ハイラックスとは
ハイラックスは大容量のデッキスペースを備えた、トヨタのピックアップトラックです。海外では絶大な人気を誇るピックアップトラックですが、日本では国内ディーラーで購入できる唯一の一台です。
ハイラックスは、海外のピックアップトラックと比べるとスタイリッシュボディでありながら、SUVらしく力強さやワイルドさも感じさせます。
販売当時の新車価格は、X 352万7,000円、Z 407万2,000円、Z“GR SPORT”431万2,000円、特別仕様車 Z“Revo ROCCO Edition”477万2,000円です。
2025年2月時点におけるネクステージの中古車価格は、約370万円~515万円です。なお、前述の価格帯はハイラックス全体のものです。
(参考:『ハイラックス(トヨタ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
(参考:『ハイラックス Z“GR SPORT”(トヨタ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】)
ハイラックスの魅力
ピックアップトラックは、大容量のデッキスペースが魅力です。ハイラックスは最大500kgもの荷物を積載できます。また、デッキ部分には錆や腐食に強い亜鉛メッキ合板を使用しているため、濡れた荷物も気兼ねなく積み込めます。
また、居住空間をフレキシブルに活用できるため、乗車人数や荷物の量に合わせたアレンジが可能です。室内に置きたい荷物がある時や家族を乗せて移動する際にも役立ちます。
ハイラックスの走行性能
ハイラックスのパワートレインは、ハイエースやランドクルーザー250でも高い評価を集めているディーゼルターボのGDエンジンを搭載しています。なお、ハイラックスには2.8L 1GD-FTVエンジンではなく、2.4L 2GD-FTVエンジンが搭載されました。
このエンジンは燃料噴射が最適制御されたことで、さまざまな条件化で安定した燃焼を実現しています。
パートタイム4WDシステムを採用しているため、駆動方式はダイヤル操作で切り替え可能です。オンロード走行は静粛性や燃費性能に優れた2WDモード、オフロードや滑りやすい路面では4WDモードを選択することで、快適性と走破性が両立されています。
本格的なラダーフレームの採用による高い強度に加え、振動減衰を高めるサスペンションが採用されたことで、ヘビーデューティーにもしっかり対応できるでしょう。
ハイラックスの安全性能
ハイラックスは、安全装備も充実しています。
例えば、ミリ波レーダーと単眼カメラ方式のプリクラッシュセーフティを搭載し、前方の車両や歩行者(昼・夜)や自転車運転者(昼)を検知し、衝突の可能性があると判断するとブザーで警告します。
なお、ブレーキを踏めなかった場合はプリクラッシュブレーキが作動して、衝突回避または被害軽減をサポートする仕組みです。
この他にも、先行車を認識・追従可能なレーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付き)が搭載されました。先行車がいないときは設定した車速で走行し、先行車を検知すると適切な車間距離を保てる速度に調整して追従するため、運転の疲れを軽減できます。
ハイラックスのGR SPORTとZグレードの違い【外装】
ハイラックス Z“GR SPORT”は、外装がZグレードと異なります。大きな違いは外観ですが、ボディサイズやタイヤ・ホイールのサイズが異なるため、確認しておきましょう。
ここでは、GR SPORTとZグレードの外装の違いについて詳しく解説します。
GR専用装備:フロントバンパー・グリル
ハイラックス Z“GR SPORT”は、一目で見て分かるGR専用のフロントバンパーとグリルを装備しています。Zグレードがトヨタマークのエンブレムであるのに対して、GRモデルはTOYOTAロゴがエンブレムです。また、サイド・リアも専用エンブレムとなっています。
Zグレードではフロントグリル周りのフードモールがメッキ加飾であるのに対して、Z“GR SPORT”はボディと同色です。
GR専用装備:オーバーフェンダー
ハイラックスのGRグレードは、GR専用のオーバーフェンダーを装着していることで、Zグレードよりもワイドなボディです。Z“GR SPORT”は車幅が45mmプラスされたことで、1,900㎜の大台に乗り迫力が増しました。
モデル |
全長 |
全幅 |
全高 |
Z |
5,340mm |
1,855mm |
1,800mm |
Z“GR SPORT” |
5,320mm |
1,900mm |
1,840mm |
(2023年12月発売モデルの情報です。)
GR専用装備:大径アルミホイール・ショックアブソーバー
ハイラックス Z“GR SPORT”は、大径で洗練されたデザインが特徴です。Zグレードにはダークグレーメタリック塗装の17インチアルミホイール、Z“GR SPORT”にはブラック塗装+切削光輝の18インチアルミホイールが採用されました。
GRロゴ付きのフロントブレーキキャリパーは赤く塗装され、レーシングカーの雰囲気があります。この他、ステアリング応答性を大きく向上させるモノチューブショックアブソーバーが採用されたことで、操作性が高められています。
|
タイヤ |
ホイール |
Z |
265 / 65 R17 |
17インチ 7.5J |
Z“GR SPORT” |
265 / 60 R18 |
18インチ 7.5J |
ハイラックスのGR SPORTとZグレードの違い【内装】
ハイラックス Z“GR SPORT”は、インテリアもZグレードと異なります。主な違いはデザインですが、機能面も多少相違点があるため確認しておきましょう。ここでは、GR SPORTとZグレードの内装の違いについて詳しく解説します。
GR専用装備:インテリア
まずは、ステアリングホイールとシフトノブです。どちらも同じ本革巻きですが、Zグレードはシルバー加飾、Z“GR SPORT”はスモークシルバー加飾となっています。これにGRエンブレムとパドルシフトが加わったことで、より運転を楽しめるでしょう。
この他にも、合成皮革のドアトリム、センタークラスターやサイドレジスターにはブラックメタリックカラーを採用したことでより引き締まった印象です。
GR専用装備:シート
ハイラックス Z“GR SPORT”には、Zグレードよりもワンランク上のシートが採用されました。
Zグレードは上級ファブリックであるのに対し、Z“GR SPORT”はパーフォレーション付きブランノーブ+合成皮革シートです。GRロゴの刺繍やレッドステッチが施され、よりスポーティーさを演出しています。
なお、機能面でもZグレードは運転席6ウェイ、Z“GR SPORT”は運転席8ウェイ形式での調整ができ、前後スライド・リクライニング・ シート上下に加えて座面前端の上下も可能です。
GR専用装備:メーター・アンテナ
運転席のオプティトロンメーターは、どちらもメーター照度コントロールが付いており、視認性に優れています。Z“GR SPORT”には専用オープニング画面が表示される他、針が赤いのが特徴です。
ディスプレイオーディオは共通ですが、Zグレードはショートポールアンテナ、Z“GR SPORT”にはシャークフィンアンテナが採用されています。
まとめ
ハイラックスのGR SPORTは、2021年10月にGRシリーズのラインアップに加わりました。レーシングの印象が強かったGR SPORTですが、300系ランドクルーザーに続きハイラックスも仲間入りしたことで、オフロードイメージも定着しつつあります。
Z“GR SPORT”にはZグレードにはない専用装備が豊富に搭載されているのが魅力です。ワイルドかつスポーティーな車をお探しの方は、ハイラックスのGR SPORTを検討してみてはいかがでしょうか。
【この記事の執筆者】
松田 莉乃
過去の愛車は32GT-R、180SX、33Z。車の構造に興味を持ち「自分の車は自分で作りたい」という気持ちから自動車整備工場に勤務した経験を持つ。中古車買取査定員やタウン情報誌の編集部として仕事をした経験を活かし、主に車・タイヤ関係のメディアを対象に2020年からフリーランスのライター兼エディターとして活動中。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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